新・
ヒッチコック劇場
-Alfred Hitchcock
Presents-
父親暗殺計画
-A
Very Happy Ending-
ヒッチコックがデザインしたという似顔絵
※ストーリーを載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さ
い。
☆ → 〜空港〜〜機内〜〜誕
生日パーティー〜〜ペ
イジーの部屋〜〜階段〜〜補聴器〜 ←
記号[☆:スタッフ・キャスト →:
始めに ←:終わりに]
(1980年代)(米)(TV映画)-A
Very Happy Ending-
演出…トム・リックマン
制作…レビュー・スタジオ(米)
脚本…トム・リックマン
出演…ロバート・ロジア(殺し屋)/リーフ・フェニックス(後のホアキン・フェ
ニックス/リバー・フェニックスの弟、女優・歌手レイン・フェニックスの弟、女優サマー・フェニックスは妹)(ペイジー)
ストーリーテラー…ア
ルフレッド・ヒッチコック
翻訳…鈴木導
Top
忙しくて父親らしい愛情を注いでいない父親
に憎しみを抱いている少年ペイジー(リーフ・フェニックス)は、
聴覚障害者で読唇でのみ人の話を推測することができた。
Top
〜
空港〜
そんなペイジーが父親が企画する誕生日パーティーへ向かう途中の空港で、物騒な会話を
している二人の男チャーリーとカレムに釘付けになった。
『父親暗殺計画』リーフ・フェニックス
チャーリー…「ペッツ
さんとサシで話合いができるのも お前のお蔭さ」
カ
レム…「俺はお前の言い分も 聞
いてやったらどうかって言っただけだ
ボスは降りるような奴じゃない 分かってる」
チャー
リー…「誰かに 嵌められたんだ
俺がペッツさんを 裏切るわけねぇだろ
どうやら何かで 恨まれたようだな」
カ
レム…「ロスを発つとき 電話し
ろって言われてるんだ
チャーリー 疑いが晴れたら
何処のどいつが 妙な噂を振り撒いていたのか
二人で突き詰めて やろうじゃないか
昔と同じようにだ アハハハハ
バズイ・カレムに アイリッシュ・チャーリー
二人で何人消してきた あ!〜」
首
を捻るチャーリー。
公
衆電話ボックスの受話器を取り、
カ
レム…「そうだ お前ペッツさん
の電話番号 知ってるか」
カレムの言葉に疑問を抱くチャーリー。
チャー
リー…「いやぁ 知らんな
その必要もねぇ」
チャーリーがナイフでカレムを刺す。
カ
レム…「アッ」
驚くペイジー。
カ
レム…「アッ ウ…」
チャー
リーを見ながら公衆電話ボックスの中に倒れこむカレム。
そ
れを体で隠すチャーリー。
驚
いてチャーリーの動きを見ているペイジー。
カ
レムを公衆電話ボックスで電話をしているように細工し、周りを見渡し立ち去るチャーリー。
殺人現場を目撃したペイジーは、彼がプロの殺し屋だと分かった。
Top
〜
機内〜
機内でチャーリーが熟睡しているところに近寄り、殺人の証拠品となるナイフと運転免許
証を盗むペイジー。
サイフを戻そうとしている時に、気づかれる。
『父親暗殺計画』ロバート・ロジア、リーフ・フェニックス
チャーリー…「お お
い
おい 何をしてる」
ペ
イジーの腕を掴み問い詰めるチャーリー。
懐
を見て、
「サイフを掏ろうとしたな
親は何処だ
手癖の悪いガキだ どうしようもねぇな〜
ほら あっちへ行って ろ」と
ペイジーを突き飛ばす。
ジー
とチャーリーを見ているペイジーに、
チャー
リー…「俺は眠てえんだ
行けよ」と
追い払う。
チャー
リーを見ているペイジー。
ペ
イジー…「後どのくらいしたら あの人見付
かると思う」
何
を言っているのだろうとペイジーを見るチャーリー。
チャー
リー…「何の話だ?」
ペ
イジー…「鮮やかだね 映画とソックリ
殺し屋を何年やってる の」
懐
を見ようとするチャーリー。
ペ
イジー…「ナイフ探してるんだったら 僕が
預かってるよ」
チャー
リー…「おい」
拙
いところを見られたことに気づいたチャーリーがペイジーを捕まえるようとする。
が、
ペイジーはファーストクラスに逃げる。
再び、チャーリーの座席に近づいてきたペイジーに、
チャー
リー…「なぁ 坊や
面白いお遊びだな〜 アハハハ
楽しいよ
退屈を紛らわせるには この上なしだが
もう止めにしようぜぇ〜
殺しなんてものは なかった
見間違いだ ヘッヘヘヘヘ…」と
無理して笑って誤魔化そうとしているチャーリー。
冷
静にチャーリーを見ていたペイジーが、
ペ
イジー…「今まで 何してたか分かる
おじさんのあの葉巻に見せかけたナイフと免許書を 袋に入れて
“この人がバズイ・カ レムを殺した”って書いたの
ツヅリは違うかも知れないけど 調べりゃ直ぐ判るだろ」と
言う。
驚
いてペイジーを見るチャーリー。
ペ
イジー…「警察に届けろってことも」
ファー
ストクラスの方へ行こうとするチャーリーに、
ペ
イジー…「ファーストクラスには入れないよ
捜しても直ぐには 見付からないしね」
チャー
リー…「ツゥ ウ〜」
舌
打ちを顰めっ面をして席を立ちお手洗いにゆくチャーリー。
顔
を洗い、
チャー
リー…「ドジを踏んだよ あんなガキに尻 尾をつかまれたぁ〜」
席
に戻ろうとすると、少年が機内で流されている映画を観ている。
少
年の後ろから話しかける。
チャー
リー…「何が目当てか 知らねぇけど
なめた真似しやがって ただで済むと思ってるのか
こっちは命が係ってるんだ
おい 聞いてるのか」
反
応がないペイジーの背中を小突くチャーリー。
驚
いて振り向くペイジー。
チャー
リー…「本気だ 脅しじゃねえぞ」
ペ
イジー…「何だって?」
チャー
リー…「何考えてる 狙いは何だ」
ペ
イジー…「おじさんにやってもらいたいこと
があるの
僕のお父さんを消して
分かるだろ 殺すの」
チャー
リー…「親父を殺せ?」
ペイジー…「そうすりゃ
警察には黙ってるし お礼もするよ
お金はあるの」
“ポ
ロン”ペイジーの後ろで何かを落す音がする。
乗
客…「どうもすみません」
全
然、反応しないペイジーを見て驚くチャーリー。
チャー
リー…「聞こえねぇのか あの音」
懐
からチラシを取り出し、
ペ
イジー…「名前はフィッシャー
住所はここにあるよ
もし3時までに来なかったら ナイフを警察に送るからね
じゃ明日ね アイリッシュ・チャーリー」と
手を振り自分の席にゆくペイジー。
チャー
リー…「おい 待て」
大
変なことになったという表情を浮かべてペイジーが渡していったチラシを見るチャーリー。
Top
〜誕生日パーティー〜
大勢の子供たちが集い誕生日パーティーが賑やかに行われている。
つ
まらなそうにしているペイジー。
世
話係のマーサーに、
ペ
イジー…「何時になる マーサー?」と
聞く。
マー
サー…「お父様が少し遅れるって 言った
でしょ
でも素敵なプレゼントを 持って来てくださるそうよ
それまでお友達と 遊んでらっしゃい」
ペ
イジー…「友達じゃないよ
どっかから集めてきた 子供たちだ」
マー
サー…「あたしにどうしろって言うの」
チャー
リーが敷地にきているのを目にするペイジー。
ガー
ドマンがチャーリーに近づいているところに行き、
ペ
イジー…「その人はいいの」と
ガードマンに言いチャーリーを招き入れる。
ペ
イジー…「来ないかと思ったよ」
チャー
リー…「パーティーに招待されたんじゃ
来るしかないさ〜」
マー
サーが近づいてきて、
マー
サー…「ベイジー この人は?」
ペ
イジー…「僕が招待したの 名前はジム
行こうジム プレゼント見せるよ」と
言いチャーリーの手を引き屋敷に近づく。
チャー
リー…「いいか聞けよ 馬鹿なこと考え
てねぇで
あのナイフ返してくれよ
俺には急ぎの用事があるんだよ」
ペ
イジー…「仕事が終わったら 返すよ
銃を持ってきた」
チャー
リー…「銃?」
ペ
イジー…「何時もナイフでやるの」
チャー
リー…「お前正気か」
“バーン”
手
品師が風船から鳩を出す芸を見せる。
ペ
イジー…「そんなの どっか他でやりなよ」
驚
いたペイジーが叱り飛ばす。
敷
地に置かれた玩具を見て驚いているチャーリーに父親に対する怒りを打ちまける。
ペ
イジー…「お父さんからだ」
チャー
リー…「ああ〜っ 玩具屋を買い切った のか
商売は何だ 偽札でも作ってるのか
何処にいる」
ペ
イジー…「遅れるの 何時でも遅れるんだ」
チャー
リー…「なるほど」
ペ
イジー…「見て 家の地図書いといた
ここが僕の部屋だから 中に入って待ってて」
チャー
リー…「ガードマンがいる」
ペ
イジー…「何とかするよ」と
言い、ガードマンたちを自分に引き付けさせるような事をして、チャーリーを屋敷に入れる。
Top
〜ペイジーの部屋〜
屋敷の中に入り約束どおりにペイジーの部屋で銃を片手に持ち、暗くなるまで寝て待って
いるチャーリー。
ペ
イジーが入ってくる。
チャー
リーの話が聞こえないでいるペイジーに、
チャー
リー…「耳が悪いのは 何時からだ」
ペ
イジー…「7つの時 高い熱が出て」
チャー
リー…「何で親父さんを殺したがる」
ペ
イジー…「だって自分で言ったことを やろ
うとしないからだ
何時も約束を破ってるんだ」
チャー
リー…「約束を破るのは遺憾が だから
と言って殺すことはないぞ」
ペ
イジー…「耳が聞こえなくなったんで 期待
を裏切られた感じがして
我慢できないんだよ きっと
僕に会うの避けてるみたい
スイスにいる耳の医者に見せに行った時にも
もう一度聞こえるようになるって言っていたのに
聞こえたのは 酷い音 だけだ!
煩い音で 頭が痛く なった!」
チャー
リー…「気をつけろ 声が大きい」
ペ
イジー…「ママが死んだのも お父さんのせ
いだ!
ママは車の中で焼け死んだのに 自分だけ逃げ出して助かった!
あんな奴死ねばいいんだ!」
チャー
リー…「声を出すなって言ってるんだ
落ち着けよ
俺も親父なんか死ねばいいと思ってた」
『父親暗殺計画』リーフ・フェニックス、ロバート・ロジア
「家の親父は酷い飲んだくれで
俺をぶん殴るんだ
だから 毎晩寝る前には
神様にお祈りしてた
“神様 どうか俺の願いを叶えて 親父を殺してください”
フッ エッヘヘヘ」
ペ
イジー…「どうなったの?」
チャー
リー…「願いが叶って おっ沈だよ
おらぁ 3日泣き腫らした」
ペ
イジー…「泣いたの」
チャー
リー…「ああ 泣いた」
ペ
イジー…「悲しくて」
チャー
リー…「ああ 飲んだくれのろくでなし でも
親父は親父だ
悲しかった」
涙を浮かべるチャーリー。
チャーリー…「誰か来
たぞ」
車
の音がする。
窓
の方へ行くチャーリー。
部
屋の電気を消すペイジー。
窓
から外を見るチャーリーとペイジー。
父
親が車から降りている。
ペ
イジー…「地図出して
いいかい 部屋はここだからね
終わったら戻ってきて 僕が逃がしてやる
さあ 戸棚に隠れるんだ
ちゃんと寝てるかどうか 見に来ることがあるからね」
布
団をかぶって寝ているふりをするペイジー。
戸
棚に隠れて様子を見ているチャーリー。
父
親がドアを開ける。
ペ
イジーが寝ていると思ってドアを閉める。
父
親が閉めたドアを少し開け、様子を見ているペイジー。
戸
棚に隠れていたチャーリーが紙袋に入っていた自分のナイフと免許書を見つける。
チャー
リー…「これが手に入りゃぁ もう用は
ない」
ド
アから後退りしてくるペイジー。
チャー
リー…「可哀相だが」
ペ
イジーの首を絞めようとするチャーリー。
振
り向いたペイジーが、
ペ
イジー…「僕になんか言った 暗いから見え
ないんだ
チャーリー この仕事が終わっても
また会いに来てくれない 話を聞きたいの」と
言う。
首
を絞めるのを思い止まり、
チャー
リー…「よ〜し 来るよ」と
言い抱きしめるチャーリー。
抱
きしめ続けながら、
「きっと来る」
『父親暗殺計画』リーフ・フェニックス、ロバート・ロジア
「俺もお人好しだなぁ 危なくなるのは分かっているのに」と
呟く。
ペ
イジー…「気をつけてよ いいねぇ」
小
さく頷き、
チャー
リー…「ここで待ってろ」と
言い部屋を出てゆくチャーリー。
Top
〜
階段〜
チャーリー…「そうさ
ひょっとしたら黙っててくれるだろうよ」と
言いながら階段を降りて行こうとするチャーリー。
ペ
イジーが追っかけてくる。
ペ
イジー…「ねぇ 部屋は下じゃないから」と
チャーリーの手を引っ張る。
チャー
リー…「いい加減にしろ!」
ペ
イジーを叱るチャーリー。
ペ
イジー…「こっちだよ」
チャー
リーの手を引っ張りあげるペイジー。
チャー
リー…「必ず後悔することになるんだ
親父にほっとかれて 面白くねぇのは分かるが」
ペ
イジー…「何て言ったの」
ペ
イジーの両腕を掴み、体を揺すり、
チャー
リー…「いいかよく聞けよ
親父が死ねばいいと 思っているのは今だけで
直ぐに考えは変わるん だ」
ペ
イジー…「約束したじゃない!」
チャー
リー…「一度殺したら もう元には戻ら
ねぇんだぞ」
ペ
イジー…「じゃいいよ あのナイフを警察に
送るから」
上
着のポケットからナイフを取り出して見せようとするチャーリー。
チャー
リー…「ああ ナイフか ナイフならこ
こにあるさ」
ナ
イフをペイジーに見せるチャーリー。
チャー
リー…「見ろよ なっ
お前が親父を殺したいと 思っているのは…」
ド
アが開きペイジーの父親が現れる。
照
明の影になって顔が見えないペイジーの父親を見ながら、
チャー
リー…「アッハハハ」
『父親暗殺計画』ロバート・ロジア、リーフ・フェニックス
「やぁ やぁどうも
ハッハハハ」と
決まり悪そうにナイフを仕舞う。
チャー
リー…「いくら説明しても 俺がなぜこ
こにいるか分からねぇと思うけど
あんたの息子は 本当にいい子
素晴らしい子供だが ちょっと…
うあ…」
ペ
イジーの父親の顔が見えて驚くチャーリー。
チャー
リー…「ペッチさん」
ペッ
チ…「フィッシャー この家では私は
フィッシャー」
チャー
リー…「ああ」
ペッ
チの部下たちが駆け寄ってくる。
手
をあげるチャーリー。
部
下たちがチャーリーの武器を探っている。
駆
けつけたマーサーに抱きついているペイジーに、
ペッ
チ…「怪我はないか」と
声掛ける父親フィッシャーことペッチ。
ペッ
チを睨みつけるペイジー。
ペ
イジーが怖い思いをしたのだと思い込んだペッチが、
ペッ
チ…「なんて野郎だ 貴様っ!」と
部下に取り押さえられているチャーリーを殴る。
『父親暗殺計画』ロバート・ロジア、リーフ・フェニックスら
チャーリー…「あっ
う〜」
ペッ
チ…「この家で私を殺す気だったのか
子供の前でだぁ」
首
を横に振るチャーリー。
ペッ
チ…「どうやってここを見つけた」
チャー
リー…「これには訳があるだ 話を聞い
てください」
ペッ
チ…「うるせぇ
バズイが色々言ってたが あれは本当だったのか」
チャー
リー…「でたらめですよ あんたに会っ
て説明しようと思ってたんです」
ペッ
チ…「外へ連れて行って ぶっ殺せぇ!」
『父親暗殺計画』ロバート・ロジアら
部下に連れて行かれそうになりペイジーに、
チャー
リー…「なあ 坊や 話してやってく れ」と
必死に言うチャーリー。
だが、失望しているペイジーはマーサーに抱きついたままでチャーリーを見ていな
い。
チャーリーの声は届かない。
「親父さんに訳を話す んだ 頼む」
部
下に連れて行かれながら階段でも、
チャー
リー…「こっちを見てくれ」と
ペイジーに必死に頼む。
マー
サーに抱きついたままのペイジー。
チャー
リー…「お前から言えば 分かってもら
えるだ
なあ こっちを見てくれ
頼むよ
俺は殺されちまう 頼む
助けてくれ〜〜」
玄
関のドアが閉まる。
Top
〜
補聴器〜
チャーリーが連れ出されるのを確認したペッチはペイジーを自分の方に向かせ腰を下ろ
す。
ペッ
チ…「ペイジー すまない怖かったろ
お母さんの時と違って 今度は無事だったが
私の責任だ 許してくれ」と
言う。
マフィアのボスの身内も危険に曝されることを言っているが、裏の顔はペイジーに知らせていな
い。
ペッ
チを見ているペイジー。
ペ
イジーに、
ペッ
チ…「いいものがあるぞ」と
言い懐から小物を取り出し、
「何時もの くだらん玩具じゃない
前にも一度やったろ スイスで
今度は違うぞ〜」
補
聴器をペイジーに付けてやるペッチ。
補
聴器を付けられたペイジーが驚き耳を澄ます。
“バーン バーン”
銃
声が聞こえる。
ペ
イジー…「聞こえたよ 今なんか聞こえた」
喜
びペッチに抱きつくペイジー。
ペッ
チ…「ああ」
抱
き締めるペッチ。
チャーリーが銃を構えてペッチたち親子の前に現れる。
銃
を奪い返しペッチの部下を殺してきたのだろう。
チャー
リーがハンマー(撃鉄)を指で引き起こす。
そ
の音に気がついたペイジーが振り向き、
ペ
イジー…「チャーリー」
『父親暗殺計画』リーフ・フェニックスら
「お父さんが凄いプレゼントくれたんだ〜」と
言う。
ペッ
チを睨んで近づくチャーリー。
チャー
リーを見ているペッチ。
チャー
リーの傍へ行き、
ペ
イジー…「何か言ってよチャーリー 耳が聞こえるんだ!」と
喜ぶ。
そ
して、
「黙っててくれる」と
小声で言うペイジー。
ペッ
チを睨んでいたチャーリーが、首を振り、
チャー
リー…「言わないよ〜」
チャー
リーに抱きついて泣き出すペイジー。
銃
をおろし、
ペ
イジー…「ペッチ いやフィッシャーさん
あんた いい親父だぁ〜」
銃
を納めたのを見て、フゥと息をつくペッチ。
笑
いを浮かべてペッチを見ていたチャーリーがペイジーを見る。
嬉
しそうにペッチを見ていたペイジーが、チャーリーの胸に顔を寄せる。
優しくペイジーの頭を撫でるチャーリー。
“よかったな”と。
『父親暗殺計画』ロバート・ロジア、リーフ・フェニックス
Top
補聴器を付けて貰ったペイジーが最初に耳にするの
が銃声とは…
マフィアのボスの息子だということを象徴させていて怖い。
が、チャーリーとペイジー、それにペッチはいい関係を続けていくのだろう。
自分の父親ペッチを殺してほしいとチャーリーに依頼したペイジーに、ペイジーを殺そうとしたチャーリー、そ
れにチャーリーを殺そうとしたペッチというようなことがありながら、“命”を
奪わなくてよかったという思いをしたのだから。
※飛行機で上映されていた映画は、アーノルド・シュワルツェネッガー
主演『コナン・ザ・グレート』(1982)。
更新2007.8.23
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参考文献
ヒッ
チコック劇場
新・
ヒッチコック劇場
ア
ルフレッド・ヒッチコック
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き
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