《シネマトーク》 〜『ア ンナ・カレニナ』神秘的なガ ルボと情熱的なヴィ ヴィアン〜 -Anna Karenina Garbo and Vivien- ヴィ ヴィアンは病気中のブランクを取り戻そうと、焦っていて、事前にガルボのアンナ を見た時から、異常な興奮をあらわにしていたそうです。 ガルボ は、1927年と1935年に『アンナ・ カレニナ』に出演してい ますね。貴方も、ご存知の通り1935年の『アンナ・カレニナ』は、特に評価 が高いですよね。私も、ガルボの作品の方がよく纏まってい て、神秘的なガ ルボの魅力がでていたと思います。 ただ1948
年の、ヴィ
ヴィアンのは、生々しいですね。情熱的で悲劇性がより増していました。
その意味でいうとアンナに近かったのは、ヴィヴィアンの演技だと思いますね。 更新2005.5.9
※『アンナ・カレニナ』はドストイェフス
キーが「この作品の中には世界の最大秘密が、悪の秘密が、恐ろしい深さや
力、今日までのわが国になかった程の芸術的完成の現実主義と共に表現されている」と言っていますように、奥の深い作品なのでしょう。 イタリアで1917年、ドイツ で1919年、ハンガリーで1920年、イギリスで1948年(ヴィヴィア ン・リー主演)、 アルゼンチンで1956年、そ
れぞれ一度、という映画歴になっています。(1966年飯島正著 参考) 1998年にソフィー・マル ソー主演が映画化されています。 私はグ
レタ・ガルボの2作品と、ヴィ
ヴィアン・リー、それに、タチアナ・サモイロワとソフィー・マルソーのアンナを観ています。 ※1877年にレフ・トルスト
イが発表した「アンナ・カレーニナ」の映画化作品は、その後も作られ続けました。 <前 へ-グレタ・ガルボ-次 へ> <前 へ-ヴィヴィアン・リー-次 へ> 参 考文献 ヴィ ヴィアン・リー ヴィ ヴィアン・リーバイオグラフィー 『風 と共に去りぬ』 シ ネマトーク『風と共に去りぬ』公開前後 シ ネマトーク『風と共に去りぬ』コスチューム シ ネマトーク『風と共に去りぬ』出版前後 シ ネマトーク『風と共に去りぬ』ミュージック 『哀 愁』 『美 女ありき』 『欲 望という名の電車』 シ ネマトーク『愚か者の船』 〜公開前後のヴィヴィアン〜 グ レタ・ガルボ 洋 画 シ ネマトーク 映画ありき 映 画ありき2 〜クラシック映画に魅せら れて〜 |