バーバラ・スタンウィック
   (1907.7.16-1990.1.20) (アメリカ、ニューヨーク州ブルックリン生まれ)-Barbara Stanwyck-
プロフィール 年譜

〜プロフィール〜

  彼女の作品ではフ ランク・キャプラ監督『群衆』(1941)が好きだ。
  新聞社の商策のため失業中の野球選手ゲー リー・クーパーを利用しようとする新聞記者の役だ。
  他に、キャ プラ作品で『奇跡の処女』(1931)『袁将軍の苦いお茶』(1933)にも主演している。
  この当時(1930年頃)キャ プラとの恋仲だったスタンウィックは彼にスターにして貰ったそうだ。
  『深夜の告白』での邪悪なヒロイン。
  『タイタニックの最期』の見識が違うためにこじれていた夫との関係が、別れを前に真実の愛に気が付 くという妻の役。
  母性愛も良かった。
  この母性愛というとオリーブ・ヒギンズ・プローティ原作の代表的な作品『ステラ・ダラス』があ る。
  この作品は3度映画化されていて、スタンウィックは1937年にリメイクされた作品に出演している。
  他、オリジナルの1925年のベル・ベネット主演と1990年ベット・ミドラー主演がある。
  私はベット・ミドラーの『ステラ』を先に観た。


1990.10.6『ステラ』パンフレット 松竹株式会社 表紙 トリニ・アルバ ラード、ベッド・ミドラー

 無教養で不作法の母親が一人で育てた一人娘の将来の幸せを考え、エリートの父親の所 へ…
  ラストシーンで娘の結婚式を、気付かれないように窓辺で見つめる母親。
  これ以上ないであろうと思われる母性愛
  声を上げて泣いてしまった。
  ミドラーの表情が見事だった。
  その作品の後にスタンウィックの『ステラ・ダラス』を観たことも災いしたのかも知れないが、 馬鹿ねえーと思わせるミドラーの軽薄な演技に比べると、スタンウィックの演技は、それほど、無教養とは思い にくいところがあった。
  一時は、ベティ・ディヴィス、 ジョーン・クロフォードとともに三大悪女女優とうたわれていたそのイメージがあったかもしれないが。
  ちなみに、『ステラ・ダラス』作品そのものを評価すると、1925年のベル・ベネット主演、 キング・ヴィダー監督のが一番、情景が合っていたと思う。

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〜年譜〜
[1931 奇跡の処女][1933 袁将軍の苦いお茶][1937 ステラ・ダラス][1941 群衆][1944 深夜の告白][1950 スピード王][1953 タイタニックの最期][写真]

1931

『奇跡の処女』-The Miracle Woman-
-監督:フ ランク・キャプラ
-原作:ジョン・ミーハン/ロ バート・リスキン
-出演:バーバラ・スタンウィッ ク/デヴィッド・マナーズ/サム・ハーディ/ベリル・マーサー

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1933

『袁将軍の苦いお茶』-The Bitter Tea of General Yen-
-監督:フ ランク・キャプラ
-製作:ウォルター・ウェン ジャー
-原案:グレイス・ザリング・ス トーン
-脚本:エドワード・E・パラモ ア
-撮影:ジョセフ・ウォーカー
-音楽:W・フランク・ハーリン グ
-出演:レックス・ハリスン/ バーバラ・スタンウィック/ニルス・アスター/ウォルター・コノリー/ギャヴィン・ゴードン/ルシアン・リトル フィールド/リチャー ド・ルー/ヘレン・ジェローム・エディ

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1937

『ステラ・ダラス』-Stella Dallas-
-出演:バーバラ・スタンウィッ ク

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1941

『群衆』-Meet John Doe-
-監督製作:フ ランク・キャプラ
-原作:リチャード・コネル/ロ バート・プレスネル
-脚本:ロバート・リスキン
-撮影:ジョージ・バーンズ
-音楽:ディミトリ・ティオムキ ン
-音楽監督:レオ・F・フォーブ ステイン
-出演:ゲー リー・クーパー/バーバラ・スタンウィック/ウォルター・ブレナン/エドワード・アーノルド/スプ リング・バイイントン/ジェームズ・グリーソン/ジーン・ロックハート
-新聞社の商策のため失業中の野球選手ゲー リー・クーパーを利用しようとする新聞記者の役。


『群衆』ゲーリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック

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1944

『深夜の告白』-Double Indemnity-
-監督:ビ リー・ワイルダー
-製作総指揮:バディ・G・デシ ルヴァ
-原作:ジェームズ・M・ケイン
-脚本:ビ リー・ワイルダー/レイモンド・チャンドラー
-撮影:ジョン・サイツ
-音楽:ミクロス・ローザ
-出演:フレッド・マクマレイ/ バーバラ・スタンウィック/エドワード・G・ロビンソン
-不倫の果ての保険金殺人を描く。
邪 悪なヒロインを熱演。


『深夜の告白』フレッド・マクマレイ/ バーバラ・スタンウィック


『深夜の告白』フレッド・マクマレイ/ バーバラ・スタンウィック

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1950

『スピード王』-To Please a Lady-(米、セントラル)
-監督製作:クラレンス・ブラウン
-脚本:バリー・リンドン/マー ジ・デッカー
-撮影:ハロルド・ロッソン
-音楽:ブロニスロー・ケイパー
-出演:ク ラーク・ゲーブル(自動車競争のヴェテラン選手/マイク・ブラナン)/バーバラ・スタンウィック(米国一流の女評論家/レジィナ・フォブ ス)/アドルフ・マンジュウ /ウィル・ギア/ローランド・ウィンタース

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1953

『タイタニックの最期』-Titanic-
-出演:ク リフトン・ウェッブ/バーバラ・スタンウィック
-見識が違うためにこじれていた夫との関係が、別れを前に真実の愛に気が付くという妻の 役。
母 性愛も良かった。


『タイタニックの最期』バーバ ラ・スタンウィック、ク リフトン・ウェッブ

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〜写真〜


バーバラ・スタンウィック


バーバラ・スタンウィック

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※ 記号[:特に好きな作品 :面白い作 品]
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参考文献
ク リフトン・ウェッブ
ク ラーク・ゲーブル
ゲー リー・クーパー
ビ リー・ワイルダー
フ ランク・キャプラ
女 優
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