ジョージ・キューカー
(1899.7.7-1983.1.23)
(アメリカ、ニューヨーク生まれ)-George
Cukor-
〜プロフィール〜
温厚な人柄のキューカーは女性を上手く演出する事にかけては右に出る者なしと言われていた。
確かに『マ
イ・フェア・レディ』(1964)のオードリー・ヘプバーン、『ガス燈』(1944)のイ
ングリッド・バーグマン、『椿姫』(1936)のグ
レタ・ガルボ、『ベ
ストフレンズ』(1981)のジャ
クリーン・ビセットとどの作品の女優も魅力的だ。
誠実な姿勢で格調高い作品を創り出すキューカーに、女優たちは信頼を寄せていたのだろう。
『風と共に去りぬ』でク
ラー ク・ゲーブルが女優たちのように上手く演出してもらえないと不満を洩らし、キューカーでクラ
ンクインしたのを交 代させたことがあった。だが、交代後もヴィ
ヴィアン・リーやオリビア・デ・ハビランドはキューカー邸を訪れ演技指導を受けていたという。(詳
細は『風と共に去りぬ』公開前後へ)
また、舞台の影響を受けている監督でもある。
そのためか、キューカーの作品は締め台詞が心地よい。
※『若
草物語』(1932)『フィ
ラデルフィア物語』(1940)『二
重生活』(1947)『ボーン・イエスタディ』(1950)『マ
イ・フェア・レディ』(1964)と5回
アカデミー監督賞にノミネートされ、 『マ
イ・フェア・レディ』(1964)でア
カデミー賞監督賞を受賞する。
[追加]
2023.1.23はジョー
ジ・キューカー監督の40回忌です。
温厚な人柄で女性を上手く演出する事にかけては右に出る者なしと言われていた監督の『ガ
ス燈』を観て偲ぼうと思います。
更新2023.1.23
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〜独自の作品
解釈〜
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〜年譜〜
[1899][1929][1930 戦争と貞操 名門芸術 おやぢ][1931 心を汚されし女 街のをんな][1932 愛の鳴咽 栄光のハリウッド]
[1933 若草物語 晩餐八時][1935 ロミオとジュリエット 孤児ダビド物語 男装][1937 椿姫][1938 素晴らしき休日][1939 舞姫ザザ]
[1940 フィラデルフィア物語][1941 女の顔 奥様は顔が二つ][1942 火の女][1944 ガス燈][1947 二重生活][1949 アダム氏とマダム]
[1950 ボーン・イエスタディ][1954 スタア誕生][1956 ボワニー分岐点][1957 野性の息吹き 魅惑の巴里]
[1960 西部に賭ける女 恋をしましょう わが恋は終
りぬ][1962 チャップマン報告][1964 マイ・フェア・レディ][1969 アレキサンドリア物語]
[1976 青い鳥][1981 ベストフレンズ][1983]
1899
…7月7日 、アメリカ、ニューヨーク生まれ。
…21才の時、俳優としてブロードウェイの舞台に立つが、その後、舞台演出家に転じて才
能をあらわす。(1999.11.1長谷川正『映画監督名
鑑』共同通信社 参考)
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1929
…トーキー時代に入ったハリウッドに招かれ、台詞の喋り方の指導にあたるダイアローグ・
ディレクターをつとめる。
『西
部戦線異状なし』(1930)での仕事ぶりが
評価されて、さっそく監督に進出。(1999.11.1長
谷川正『映画監督名鑑』共同通信社 参考)
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1930
『戦争と貞操』-The Virtuous
Sin-(米)
-監督:ジョージ・キューカー/
ルイ・ガスニエ
-原作戯曲:ラヨス・ジラーイ
-脚色:マーティン・ブラウン
-撮影:デイヴィッド・エーベル
-出演:ウォルター・ヒュースト
ン/ケイ・フランシス/ケネス・マッケンナ/ポール・カヴァナー
『名門芸術』-The Royal Family of
Groadsay-(米)
-監督:ジョージ・キューカー/
シリル・ガードナー
-原作:エドナ・ファーバー/
ジョージ・S・カウフマン
-脚色:ハーマン・J・マンキー
ウィッツ/ガートルード・パーセル
-撮影:ジョージ・J・フォル
シー
-出演:アイナ・クレア/フレド
リック・マーチ/メアリー・ブライアン/ヘンリエッタ・クロスマン/チャールズ・スターレット
『おやぢ』-Grumpy-(米)
-監督:ジョージ・キューカー/
シリル・ガードナー
-原作戯曲:ホレース・ホッジス
/トーマス・ウィグニー・パーシヴァル
-脚色:ドリス・アンダーソン
-撮影:デイヴィッド・エーベル
-出演:シリル・モード/フィ
リップス・ホームス/フランセス・デード/ポール・ルーカス/ハリウェル・ホッブス
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1931
『心を汚されし女』-Tarnished Lady-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-原作・脚色:ドナルド・オグデン・スチュワート
-撮影:ラリー・ウィリアムス
-出演:タルラー・バンクヘッド
/クライヴ・ブルック/フィービー・フォスター/アレクサンダー・カークランド/オスグッド・パーキンス
『街のをんな』-Girls About
Town-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-脚色:レイモンド・グリフィス
/ブライアン・マーロウ
-撮影:アーネスト・ホーラー
-出演:ケイ・フランシス/ジョ
エル・マクリー/リリアン・タッシュマン/ユージン・ポーレット/アラン・ダインハート
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1932
『愛の鳴咽』-A Bill of
Divorcement-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作総指揮:デイヴィッド・
O・セルズニック
-原作:クレメンス・ディーン
-脚色:ハワード・エスタブルッ
ク/ハリー・ワグスタフ・グリブル
-撮影:シド・ヒコックス
-美術:キャロル・クラーク
-編集:アーサー・ロバーツ
-出演:ジョン・バリモア/ビ
リー・バーク/キャ
サリン・ヘップバーン/デイヴィッド・マナース/ポール・カヴァナー
『栄光のハリウッド』-What Price
Hollywood-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-原作:アデラ・ロジャース・セ
ント・ジョン
-脚色:ジェーン・マーフィン/
ベン・マークソン
-撮影:チャールズ・ロシャー
-出演:コンスタンス・ベネット
/ローウェル・シャーマン/ニール・ハミルトン/グレゴリー・ラトフ/ブルックス・ベネディクト
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1933
『若草物語』-Little Women-☆
-監督:ジョージ・キューカー
-原作:ルイザ・メイ・オルコッ
ト
-脚色:サラ・Y・メイソン/
ヴィクター・ヒアマン
-撮影:ヘンリー・ジェラード
-作曲:マックス・スタイナー
-衣装(デザイン):ウォルター・プランケット
-出演:キャ
サリン・ヘプバーン/ジョーン・ベネット/ポール・ルーカス/エドナ・メイ・オリヴァー/ジーン・
パーカー
『晩餐八時』-Dinner at Eight-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:デイヴィッド・O・セル
ズニック
-原作:ジョージ・S・カウフマ
ン/エドナ・ファーバー
-脚色:フランシス・マリオン/
ハーマン・J・マンキーウィッツ
-撮影:ウィリアム・ダニエルズ
-美術:ホーブ・アーウィン/フ
レッド・ホープ
-出演:マリー・ドレッスラー/
ジョン・バリモア/ウォーレス・ビアリー/ジーン・ハーロウ/ライオネル・バリモア
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1935
『ロミオとジュリエッ
ト』-Romeo
And
Juliet-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:アーヴィング・G・タル
バーグ
-脚色:タルボット・ジェニング
ス
-撮影:ウィリアム・ダニエルズ
-音楽:ハーバート・ストサート
-美術:セドリック・ギボンズ
-編集:マーガレット・ブース
-衣装(デザイン):オリヴァー・メッセル
-出演:ノーマ・シアラー/レス
リー・ハワード/ジョン・バリモア/エドナ・メイ・オリヴァー/ベイジル・ラスボーン
『孤児ダビド物語』-David
Copperfield-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:デイヴィッド・O・セル
ズニック
-原作:チャールズ・ディケンズ
-脚本:ハワード・エスタブルッ
ク
-撮影:オリヴァー・T・マー
シュ
-出演:W・C・フィールズ/ラ
イオネル・バリモア/モーリン・オサリヴァン/マッジ・エヴァンス/エドナ・メイ・オリヴァー
『男装』-Sylvia Scarlett-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:パンドロ・S・バーマン
-原作:コンプトン・マッケン
ジー
-脚色:グラディス・アンガー/
ジョン・コリア/モーティマー・オフナー
-撮影:ジョセフ・オーガス
ト
-出演:キャ
サリン・ヘプバーン/エドモンド・グウェン/ケー
リー・グラント/ブライアン・エイハーン/ナタリー・ペイリー
Top
1937
『椿姫』-Camille-(米、MGM)(12
巻)★
-監督:ジョージ・キューカー
-原作:アレクサンドル・デュ
マ・フィス
-脚色:ゾー・エイキンス/フラ
ンシス・マリオン/ジェームズ・ヒルトン
-撮影:ウィリアム・ダニエルズ
/カール・フロイント
-作曲:ハーバート・ストサート
-出演:グ
レタ・ガルボ(“椿姫”と呼ばれるパリの名花/マルグリット・ゴーチェ)(NY映画批評家協会賞女優賞)/ロ
バート・テイラー(美青年/アルマン・デュヴァル)/ライオネル・バリモア/エリザベス・アラン/ジェシー・ラルフ/イーリー・
マリヨン
-スターシステムをとるMGMが1915年のサイレント時代から何度となく映画化されて
いるデュマ原作に、ドル箱スター、ガルボとテ
イラーという美男美女を共演させ話題を集めた。
『椿姫』グレタ・ガルボ、ロバート・テイラーら
『椿姫』イーリー・マリヨン、グレタ・ガルボ、ロバート・テイラー
『椿姫』グレタ・ガルボ、ロバート・テイラー
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1938
『素晴らしき休日』-Holiday-(米)★
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:エヴェレット・リスキン
-原作:フィリップ・バリー
-脚色:ドナルド・オグデン・ス
チュワート/シドニー・バックマン
-撮影:フランツ・プラナー
-美術:ステファン・グーソン
-編集:オットー・メイヤー/ア
ル・クラーク
-出演:キャ
サリン・ヘプバーン/ケー
リー・グラント/ドリス・ノーラン/ルー・エイヤース/エドワード・エヴァレット・ホートン
Top
1939
『舞姫ザザ』-Zaza-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:アルバート・リュイン
-原作戯曲:ピエール・ベルトン
/チャールズ・サイモン
-脚色:ゾー・エイキンス
-撮影:チャールズ・ラング
-出演:ク
ローデット・コルベール/ハーバート・マーシャル/バート・ラー/ヘレン・ウェストリー/コンスタ
ンス・コリアー
Top
1940
『フィ
ラデルフィア物語』-The Philadelphia Story-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ジョセフ・L・マンキーウィッツ
-原作戯曲:フィリップ・バリー
-脚本:ドナルド・オグデン・スチュワート(ア
カデミー脚本賞)
-撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
-作曲:フランツ・ワックスマン
-出演:キャ
サリン・ヘプバーン/ケー
リー・グラント/ジェー
ムズ・スチュワート(ア
カデミー主演男優賞)/ルース・ハッセイ/ルース・ハッシー/ジョン・ハワード
※ア
カデミー賞の脚本(脚色)・主演男優賞を
受賞
-この作品は興業成績を上げようとスタッフ、キャストに力を注いでいただけ、個々
の魅力が遺憾無く発揮され見応えがあったと思う。
例
えば、図書館からス
チュワートとキャ
サリン・ヘプバーンが出てくるのを、美容室で爪の手入れをして貰ってい
るルース・ハッセイが不安げに見詰めているシーンだ。美容師は爪の手入れの仕方が悪かったのかと思い「痛かった?」と聞く。ハッセイは「平気、慣れてるの」と言いながらス
チュワートに視線を送ってい る。心の
痛みを爪の痛みにダブらせた表現。何時も思
いを寄せていながら、遠くから見守る母性愛みたいな愛を見事に演じたシーンである。
女
性を上手く演出する事にかけては右に出る者なしと言われていた監督、ジョー
ジ・キューカーの手腕の一端に触れた思いだった。
ス
チュワートはヘ
プバーンに思いを寄せる雑誌記者の複雑な心情を見事に演じア
カデミー主演男優賞を受賞した。[『フィ
ラデルフィア物語』へ]
『フィラデルフィア物語』キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラント、ジェーム
ズ・スチュアートら
※〜『フィ
ラデルフィア物語』と『上流社会』〜 シネマトーク
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1941
『女の顔』-A Woman's Face-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ヴィクター・サヴィル
-原作戯曲:フランシス・ドゥ・
クロアッセ
-脚色:ドナルド・オグデン・ス
チュワート/エリオット・ポール
-撮影:ロバート・プランク
-作曲:ブロニスロー・ケイパー
-出演:ジョーン・クロフォード
/メルヴィン・ダグラス/コンラート・ファイト/オザ・マッセン/レジナルド・オーウェン
『奥様は顔が二つ』-Two Faced
Woman-(米、MGM)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ゴットフリード・ライン
ハルト
-原案:ルドヴィグ・ブルダ
-脚本:S・N・ベールマン/ザ
ルカ・フィアテル/ジョージ・オッペンハイマー
-撮影:ジョセフ・ルッテンバー
グ
-作曲:ブロニスロー・ケイパー
-出演:グ
レタ・ガルボ(スキー場の指導員/カリン)/メルヴィン・ダグラス(ニューヨークの雑誌社の社長/ラリー・ブ
レーク)/コンスタンス・ベ
ネット(情婦/
グリセルダ)/ローランド・ヤ
ング/ロバート・スーリング
-スキー場でラリー(メルヴィン・ダグ
ラス)にみそめられて結婚したカリン(グ
レタ・ガルボ)が、ニューヨークへ来てみると
前情婦グリセルダ(コンスタンス・ベネッ ト)がラリーをひきとめて放さないでいた。ラリーを取り戻すためにカリンの双
生児カスリンに化けて説得に行くが、ラリーは化けたカスリンにも惚れてしまうというコメディ。
※グ
レタ・ガルボはこの作品に出演後36才で潔く引退して余生を送った。
『奥様は顔が二つ』グレタ・ガルボら
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1942
『火の女』-Keeper of the
Flame-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ヴィクター・サヴィル
-原作:I・A・R・ワイリー
-脚色:ドナルド・オグデン・ス
チュワート
-撮影:ウィリアム・ダニエルズ
-音楽:ブロニスロー・ケイパー
-出演:スペンサー・トレイシー
/キャ
サリン・ヘップバーン/リチャード・ウォーフ/マーガレット・ウィチャリー/フォレスト・タッカー
Top
1944
『ガ
ス燈』-Gaslight-(米)(白黒)★
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:アーサー・ホーンブロ
ウ・Jr
-原作:パトリック・ハミルトン
の舞台劇を映画化。
-脚本:ジョン・ヴァン・ドルー
テン/ウォルター・ライシュ/ジョン・L・ボルダーストン
-撮影:ジョセフ・ルッテンバー
グ
-美術:セドリック・ギボンズ
-音楽:ブロニスラウ・ケイパー
-出演:シャルル・ボワイエ(作曲家セルギウス・バウアー/グレゴ
リー・アントン)/イ
ングリッド・バーグマン(ポーラ)(ア
カデミー主演女優賞)/ジョゼフ・コットン(探偵/ブライアン・キャメロン)/メイ・ウィッティ(ベッシー老夫人)/アンジェラ・ランズベリー(メード/ナンシー)/テリー・ムーア
-19世紀のロンドン(ソーントン広
場)を 舞台にした心理サスペンスの傑作。
少
女ポーラ(イ
ングリッド・バーグマン)の叔母、人気歌手ア
リス・アルクイストがソーントン広場の自宅で絞殺される。
当
時、母親代わりのアリス叔母と暮らしていたポーラが、目を覚ましてくると肖像画の下の暖炉の前で叔母が首を
絞められ殺されていたのだ。
高
級住宅地で起きた動機が不明の不可解な事件として人々の関心を引くが未解決のままだ。[全
文へ]
『ガス燈』シャルル・ボワイエとイングリッド・バーグマン
Top
1947
『二重生活』-A Double Life-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:マイケル・カニン
-脚本:ルース・ゴードン/ガー
ソン・カニン
-撮影:ミルトン・クラスナー
-音楽:ミクロス・ローザ
-出演:ロナルド・コールマン(ア
カデミー主演男優賞)/シグニ・ハッソ/エドモンド・オブライエン/シェリー・ウィンタース/レ
イ・コリンズ
『二重生活』ロナルド・コールマ
ンら
Top
1949
『アダム氏とマダム』-Adam's Rib-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ローレンス・ウェイン
ガーテン
-脚本:ルース・ゴードン/ガー
ソン・カニン
-撮影:ジョージ・J・フォル
シー
-編集:ジョージ・ベームラー
-衣装(デザイン):ウォルター・プランケット
-音楽:ミクロス・ローザ
-出演:スペンサー・トレイシー
/キャ
サリン・ヘップバーン/デイヴィッド・ウェイン/トム・イーウェル/ジュディ・ホリディ
Top
1950
『ボーン・イエスタ
ディ』-Born Yesterday-(米)☆
-監督:ジョージ・キューカー
-原作:ガーソン・ケニン
-脚本:アルバート・マンハイ
マー
-撮影:ジョセフ・ウォーカー
-製作:コロムビア・ピクチャー
ズ
-美術:ハリー・ホーナー
-編集:チャールズ・ネルソン
-音楽:フレデリック・ホラン
ダー/モリス・W・ストロフ
-衣装:ジャン・ルイ
-出演:ジュディ・ホリデイ(ア
カデミー主演女優賞)/ウィ
リアム・ホールデン/ハワード・セント・ジョン/ブロデリック・クロフォード/フランク・オットー
/ ラリー・オリヴァー
Top
1954
『スタア誕生』-A Star is Born-(米)★
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:シドニー・ラフト
-原作:ウィリアム・A・ウェル
マン/ロバート・カースン
-原作戯曲:ドロシー・パーカー
/アラン・キャンベル/ロバート・カースン
-脚色:モス・ハート
-撮影:サム・リーヴィット
-編集:フォーマー・ブラングス
テッド
-音楽監督:レイ・ハインドーフ
-歌:ハロルド・アーレン/アイ
ラ・ガーシュウィン/レオナード・ガーシュ
-出演:ジュディ・ガーランド/
ジェームズ・メイソン/ジャック・カーソン/チャールス・ビックフォード/トミー・ヌーナン
Top
1956
『ボワニー分岐点』-Bhowani
Junction-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:パンドロ・S・バーマン
-原作:ジョン・マスタース
-脚色:ソニア・レヴィーン/ア
イヴァン・モファット
-撮影:フレディ・ヤング
-音楽監修:ミクロス・ローザ
-出演:エ
ヴァ・ガードナー/スチュワート・グレンジャー/ビル・トラヴァース/エイブラハム・ソフィア/フ
ランシス・マシューズ
Top
1957
『野性の息吹き』-Wild is the
Winds-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ハル・B・ウォリス
-原作:ヴィットリオ・ニーノ・
ノバレス
-脚色:アーノルド・シュルマン
-撮影:チャールズ・ラング
-美術:ハル・ペレイラ/タン
ビ・ラーセン
-編集:ウォーレン・ロウ
-音楽:ディミトリ・ティオムキ
ン
-出演:アンナ・マニャーニ/ア
ンソニー・クイン/アンソニー・フランシオーサ/ドロレス・ハート/ジョゼフ・キャレイア
『魅惑の巴里』-Les Girls-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ソル・C・シーゲル
-原作:ヴェラ・キャスパリー
-脚色:ジョン・パトリック
-撮影:ロバート・サーティース
-音楽・作詞:コール・ポーター
-指揮・編曲:アドルフ・ドイッ
チェ
-出演:ジーン・ケリー/ミッ
チー・ゲイナー/ケイ・ケンドール/タイナ・エルグ/ジャック・ベルジュラック
Top
1960
『西部に賭ける女』-Heller in Pink
Tights-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:カルロ・ポンティ/マル
セロ・ジロージ
-原作:ルイス・ラムーア
-脚本:ダドリー・ニコルズ/
ウォルター・バーンスタイン
-撮影:ハロルド・リップステイ
ン
-音楽:ダニエル・アンフィシア
トロフ
-出演:ソフィア・ローレン/ア
ンソニー・クイン/マーガレット・オブライエン/スティーヴ・フォレスト/アイリーン・ヘッカート
『恋をしましょう』-Let's Make Love-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ジェリー・ウォルド
-脚本:ノーマン・クラスナ
-撮影:ダニエル・L・ファップ
-編集:デイヴィッド・ブレザー
トン
-音楽:ライオネル・ニューマン
/サミー・カーン/ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン/コール・ポーター
-音楽演奏:ジャック・コール
-衣装(デザイン):ドロシー・ジーキンズ
-出演:マ
リリン・モンロー/イヴ・モンタン/デビッド・バーンズ/トニー・ランドール/フランキー・ヴァー
ン/ウィルフリッド・ハイド・ホワイト
『わが恋は終りぬ』-Song without
End-(米)
-監督:チャールズ・ヴィダー/
ジョージ・キューカー
-製作:ウィリアム・ゲーツ
-脚本:オスカー・ミラード
-撮影:ジェームズ・ウォン・ホ
ウ
-出演:ダーク・ボガード/キャ
プシーヌ/ジュヌヴィエーヴ・パージュ/イヴァン・デニ/マーティタ・ハント
Top
1962
『チャップマン報告』-The Chapman
Report-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:リチャード・D・ザナッ
ク
-原作:アーヴィング・ウォーレ
ス
-脚本:ドン・M・マンキー
ウィッツ/ワイト・クーパー
-撮影:ハロルド・リップステイ
ン
-編集:ロバート・シンプソン
-音楽:レナード・ローゼンマン
-出演:エフレム・ジンバリス
ト・ジュニア/シェリー・ウィンタース/ジェー
ン・フォンダ/クレア・ブルーム/グリニス・ジョンズ
Top
1964
『マ
イ・フェア・レディ』-My Fair Lady-(ミュージカル)(米)★
-監督:ジョージ・キューカー(ア
カデミー賞監督賞)
-製作:ジャック・L・ワーナー
-原作戯曲:ジョージ・バーナー
ド・ショウ『ビグマリオン』
-脚本:アラン・ジェイ・ラー
ナー
-撮影:ハリー・ストラドリング
-音楽:アンドレ・プレヴィン/
フレデリック・ロー
-挿入曲:♪君住む 街角(君住む街で)♪証拠を見せて♪すてき
じゃないの♪時間通りに教会へ♪あなたなしでも♪運がよけりゃ♪スペインの雨♪踊り明かそう
-出演:オー
ドリー・ヘプバーン(イライザ・ドゥーリトル)/レックス・ハリスン(ヒギンズ教授)(ア
カ デミー主演男優賞)/スタンリー・ホロウェイ/ウィルフリッド・ハイド・ホワイト/ジェレミー・
ブレット
-言語学者(ヒギンズ)に、訛りを指摘
された花売り娘イライザは、上品な話し方を習いたいと思い、ヒギンズの元を尋ねる。
ヒ
ギンズは「貧しい下町娘が1シリ
ングを払って習いたいとは、凄いことだ」と友人に言う。
そ
して、「ひどい訛りのこの娘を半
年で淑女にする」と
友人と賭ける。
彼
の厳しい指導を乗り越えたイライザは、目もさめる美しい淑女になる。
昔
から女性に対し嫌悪感を抱いてきたヒギンズは、イライザに惹かれながらもレディとして扱えないでいる。
対
応に傷ついたイライザはヒギンズの屋敷を後にする…
挿
入曲がどれもいい。ヒギンズの元を尋ねる前に下町の仲間に祝福されて♪すてきじゃないのを歌
い踊る処など一緒に口ずさんでしまう。この曲は、イライザが再びこの地を訪れた時にも流れ、哀愁をそそる曲
となる。[『マ
イ・フェア・レディ』へ]
『マイ・フェア・レディ』オードリー・ヘプバーン
Top
1969
『アレキサンドリア物
語』-Justine-
(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:パンドロ・S・バーマン
/ジョージ・キューカー
-原作:ローレンス・ダレル
-脚本:ローレンス・B・マーカ
ス
-撮影:レオン・シャムロイ
-音楽:ジェリー・ゴールドスミ
ス
-衣装(デザイン):アイリーン・シャラフ
-出演:アヌーク・エーメ/ダー
ク・ボガード/ロバート・フォスター/アンナ・カリーナ/フィリップ・ノワレ
Top
1976
『青い鳥』-The Blue Bird-(米)
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ポール・マスランスキー
/アレクサンドル・アルシャンスキー
-製作総指揮:エドワード・ルイ
ス
-原作:モーリス・メーテルリン
ク
-脚本:アレクセイ・カプレル/
ヒュー・ホワイトモア
-撮影:ヨナス・グリツィウス/
フレデリック・A・ヤング
-美術:ワレリー・ユルケビッチ
-作曲:アンドレイ・ペトロフ/
アーウィン・コスタル
-作詞:トニー・ハリソン
-衣装(デザイン):マリナ・アジジャン/エディス・ヘッド
-出演:トッド・ルッキンランド
/パッツィ・ケンシット/エ
リザベス・テーラー/ジェー
ン・フォンダ/シスリー・タイソン/エ
ヴァ・ガードナー
Top
1981
『ベ
ストフレンズ』-Rich and Famous-(米)★
-監督:ジョージ・キューカー
-製作:ウィリアム・アリン
-原作:ジョン・ヴァン・ドルー
テン
-脚本:ジェラルド・エアーズ
-撮影:ドン・ピーターマン
-音楽:ジョルジュ・ドルリュー
-美術:フレッド・ハープマン
-編集:ジョン・F・バーネット
-衣装(デザイン):セオニ・V・アルドリッジ
-出演:ジャ
クリーン・ビセット(純文学の新進作家/リズ・ハミルトン)/キャンディス・バーゲン(メリー・ブレイク)/デイヴィッド・セルビー(ダグ)/ハート・ボックナー(ローリングストーン誌の記者クリス/クリ
ストファー・アダムス)/メ
グ・ライアン(メ
リーの娘/デビー)/スティー
ヴン・ヒル
-“女性を上手く演出する事にか
けては右に出る者なし”といわれていたジョージ・キューカー監督が人肌のぬくもり
を随所に感じさせた作品で、彼の遺作になる。
ス
ミス大学の学生リズ(ジャ
クリーン・ビセット)のルームメ
イトのメリー(キャンディス・バーゲン)が、カレッジを こっそり抜け出して恋人ダグ(デイヴィッド・セルビー)と
カリフォルニアに向かう。
そ
のメリーたちをプラット・ホームで複雑な心境で見詰めるリズ。
実
はダグはリズの元彼でプロポーズされたのを拒んでいた経緯があった。
そ
れでも、親友の幸せを願い快く見送るリズに、メリーは部屋から持ち出した二人の友情の証である熊の縫ぐるみ
を「私の代りよ」と渡して去って行った。[全
文へ]
Top
1983
…1月23日、永眠。
Top
※記号[★:特に好きな作品 ☆:面白い
作品]
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考文献
『フィ
ラデルフィア物語』
『フィ
ラデルフィア物語』と『上流社会』シネマトーク
『ガ
ス燈』
『マ
イ・フェア・レディ』
『ベ
ストフレンズ』
イ
ングリッド・バーグマン
エ
ヴァ・ガードナー
エ
リザベス・テーラー
オー
ドリー・ヘプバーン
ク
ローデット・コルベール
グ
レタ・ガルボ
ジェー
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