デボラ・カー
   (1921.12.30-2007.10.16) (イギリス、スコットランド、ヘレンズバーグ生まれ)-Deborah Kerr-
プロフィール 独自の作品解釈 年譜

〜プロフィール〜

  品の良い女優で、しっとりとした色気も供えている
 『め ぐり逢い』(1957)は、ケー リー・グラント大人の会話の妙を十分に楽しませてくれた
 『お茶と同情』(1956)『地 上より永遠に』(1953)やミュー ジカル『王 様と私』(1956)の彼女も良かっ た。

※アカデミー主演女優賞に『わ が息子エドワード』(1949)『地 上より永遠に』(1953)『王様と私』(1956)『白い砂』(1957)『旅 路』(1958)『サンダウナーズ』(1960)で6度ノミネートされるが受賞できず、1993年度に名 誉賞を贈られ 感涙にむせんでいた。

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〜独自の作品 解釈〜

1953
『地 上より永遠に』-From Here to Eternity-
1956
『王 様と私』-The King and I-
1957 『め ぐり逢い』-An Affair to Remember-
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご 了承下さい。
1957
悲しみよこんにちは-Bonjour Tristesse-(米.コロムビア)
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご 了承下さい。

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〜年譜〜
[1921][1943 老兵は死なず][1946 黒水仙][1947 自信売ります][1949 わが息子エドワード][1950 キング・ソロモン][1951 クオ・ヴァディス][1952 ゼンダ城の虜][1953 悲恋の王女エリザベス 東方の雷鳴 
ジュリア ス・シーザー 地上より永遠に
][1954 情事の終り]
[1956 誇りと冒涜 お茶と同情 王様と私][1957 めぐり逢い 白い砂 悲しみよこんにちは][1958 旅路 旅][1959 愛ふたたび 悲愁][1960 サンダウナーズ]
[1961
 芝生は緑 六年目の疑惑 回転][1963 ドー ヴァーの青い花][1964 イグアナの夜][1965 結婚専科]
[1967 007/カジノ・ロワイヤル][1968 天使のいたずら][1969 さすらいの大空 アレンジメント/愛の旋律]
[1982 検察側の証人(TVM)][1986 炎のエマ][1990 キラー・クロコダイル/怒りの逆襲][1993][2007][写真]

1921

12月30日、イギリス、スコットランド、ヘレンズバーグ生まれ。

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1943

『老兵は死なず』-Colonel Blimp-(英)
-監督・製作・脚本:マイケル・ パウエル/エメリック・プレスバーガー(二人がチームでプロダク ション「アーチャーズ」を設立した第1回作品)
-撮影:ジョルジュ・ペリナール
-作曲:アラン・グレイ
-指揮:チャールズ・ウィリアム ズ
-編曲:アラン・グレイ
-美術:アルフレッド・ジュネ
-出演:ロジャー・リヴシー(クライヴ・キャンディ中尉)/ローランド・カルヴァ/デボラ・カー(英人家庭教師/エディス)(従軍看護婦 /バーバラ)(婦人部隊員/ジョニイ・キャノン)3役/アントン・ウォルブルック(独軍将校/テオドル・クレッチマア・シュ ルドルフ大尉)/ジョン・ロー リー/フェリックス・エイルマー/アースラ・ジーンズ

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1946

『黒水仙』-Black Narcissus-(英)(カラー)
-監督・製作・脚色:マイケル・ パウエル/エメリック・プレスバーガー
-原作:ルーマー・ゴッデン
-撮影:ジャック・カーディフ(ア カデミー撮影賞(カラー))
-美術:アルフレッド・ジュネ(ア カデミー美術賞(カラー))
-音楽:ブライアン・イースデル
-出演:デボラ・カー(尼僧/クローダー)/フローラ・ロブソン(年長の尼僧/フィリッパ)/ジェニー・レアード(尼僧/ハニ)/ジュディス・ファース(尼僧/プライオニー)/キャスリーン・バイロン(尼僧/ルース)/シャウン・ノーブル/デイヴィッド・ファラー(ディーン)/ジーン・シモンズ/サブウ/エズモンド・ナイト/ジェニー・レアード/ナン シー・ロバーツ/メイ・ホーラット


『黒水仙』デボラ・カー

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1947

『自信売ります』-The Hucksters-
-監督:ジャック・コンウェイ
-製作:アーサー・ホーンブロ ウ・ジュニア
-原作:フレデリック・ウェイク マン
-脚本:ルーサー・デイヴィス
-撮影:ハロルド・ロッソン
-音楽:レニー・ヘイトン
-出演:ク ラーク・ゲーブル/デボラ・カー/シドニー・グリーンストリート/アドルフ・マンジュー/エ ヴァ・ガードナー/キーナン・ウィン/エドワード・アーノルド/オーブリイ・メイサー

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1949

『わが息子エドワード』
-出演:デボラ・カー

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1950

『キング・ソロモン』-King Solomon's Mines-(米.MGM)
-監督:コンプトン・ベネット/ アンドリュー・マルトン
-製作:サム・ジンバリスト
-原作:ヘンリー・ライダー・ハ ガード
-脚色:ヘレン・ドイッチェ
-撮影:ロバート・サーティース
-美術:セドリック・ギボンズ/ ポール・グロッシー
-編集:ラルフ・E・ウィンター ス/コンラッド・A・ネルヴィッヒ
-録音:ダグラス・シアラー
-スクリプター:ヘンリー・ ジャッファ/ジェームズ・グーチ
-出演:デボラ・カー(エリザベス・カーティス)/スチュワート・グレンジャー(アフリカ一の名案内人/アラン・クォー ターメイン)/リチャード・ カールソン(エ リザベスの兄/ジョン)/ ヒューゴー・ハース/ローウェル・ギルモア

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1951

『クォ・ヴァディス』-Quo Vadis-(米.MGM)(カラー)
-監督:マーヴィン・ルロ イ 
-製作:サム・ジンバリスト
-原作:ヘンリック・シェンキー ウィッチ
-脚本:ジョン・リー・メイン /S・N・ベールマン/ソニア・レヴィーン
-撮影:ロバート・サーティース /ウィリアム・V・スコール
-音楽:ミクロス・ローザ
-美術:ウィリアム・A・ホーニ ング/セドリック・ギボンズ/エドワード・C・カーファグノ
-編集:ラルフ・E・ウィンター ス
-録音:ダグラス・シアラー
-スクリプター:ヘンリー・ ジャッファ
-出演:ロ バート・テイラー(マーカス・ヴィニシウス)/デボラ・カー(王女/リジア)/レオ・ゲン/パトリシア・ラファン(ネロの新しい妃/ポッペア)/ピーター・ユスティノフ(皇帝/ネロ)/バディ・ベア(護衛/ウルスス)



『クォ・ ヴァディス』デボラ・カー、ロ バート・テイラー


『クォ・ヴァディス』ロバート・テイラー、 デボラ・カー

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1952

『ゼンダ城の虜』-The Prisoner of Zenda-(米.MGM)(カラー)
-監督:リチャード・ソープ
-製作:パンドロ・S・バーマン
-原作:アンソニー・ホープ
-原作戯曲:エドワード・ローズ
-脚色:ジョン・L・ボルダース トン/ノエル・ラングリー/ウェルズ・ルート
-撮影:ジョセフ・ルッテンバー グ
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン/ダグラス・シアラー
-美術:ヘンリー・ジャッファ/ ロバート・ブロウアー/セドリック・ギボンズ/ハンス・ペーターズ
-編集:ジョージ・ベームラー
-出演:デボラ・カー(フレイヴィア姫)/スチュワート・グレンジャー(国王ルドルフ5世)(英国の青年/ルドルフ・ラッセンダイル)2役/ルイス・カルハーン/ジェーン・グリア(マイケルの情婦/アントアネット)/ジェームズ・メイスン(マイケルの腹臣/ルパート)/ロバート・ダグラス/ロバート・クート

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1953

『悲恋の王女エリザベ ス』-Young Bess-(米.MGM)
-監督:ジョージ・シドニー
-製作:シドニー・A・フランク リン
-原作:マーガレット・アーウィ ン
-脚色:ジャン・ラスティグ/ アーサー・ウィンペリス
-撮影:チャールズ・ロシャー
-音楽:ミクロス・ローザ
-美術:セドリック・ギボンズ/ ウーリー・マックリアリー
-編集:ラルフ・E・ウィンター ス
-録音:ダグラス・シアラー
-スクリプター:ヘンリー・ ジャッファ
-出演:ジーン・シモンズ(ベス)/スチュワート・グレンジャー(トマス・シーマー堤督)/デボラ・カー(キャサリーン妃)/チャールズ・ロートン(英国王/ヘンリー八世)/ケイ・ウォルシュ

『東方の雷鳴』-Thunder in the East-(米.パラマウント)
-監督:チャールズ・ヴィダー
-製作:エヴェレット・リスキン
-脚本:ジョージ・タボリ/フレ デリック・ハズリット・ブレナン
-脚色:ジョー・スワーリング
-撮影:リー・ガームス
-作曲:ヒューゴー・フリード ホーファー
-編集:エヴェレット・ダグラス
-出演:アラン・ラッド(ア メリカ人/スティーヴ・ギブス)/ デボラ・カー(盲 目の伝道師/ジョーン・ウィロビー)/シャルル・ボワイエ(シン)/コリンヌ・カルヴェ(リゼット・シモン)/セシル・ケラウェイ

『ジュリアス・シー ザー』-Julius Caesar-(米.MGM)
-監督:ジョセフ・L・マンキー ウィッツ
-製作:ジョン・ハウスマン
-原作戯曲:ウィリアム・シェー クスピア
-撮影:ジョセフ・ルッテンバー グ
-音楽:ミクロス・ローザ
-美術:セドリック・ギボンズ/ エドワード・C・カーファグノ
-編集:ジョン・ダニング
-録音:ダグラス・シアラー
-出演:マーロン・ブランド(隊長マーク・アントニー)/ジェームズ・メイソン(ブルータス)/ジョン・ギールグッド(カシアス)/ルイス・カルハーン(ジュリアス・シーザー)/エドモンド・オブライエン(カスカ)/グ リア・ガースン(シーザーの妻/カルプルニア)/デボラ・カー(ブルータスの妻/ポーシャ)/ジョージ・マクレディ/リチャード・ヘイル/アラン・ナビア/マイケル・ペ イト

『地 上より永遠に』-From Here to Eternity-(米.コロムビア)(白黒)(ア カデミー作品賞)
-監督:フレッド・ジンネマン(ア カデミー監督賞)
-製作:バディ・アドラー
-原作:ジェームズ・ジョーンズ
-脚色:ダニエル・タラダッシュ
-撮影:バーネット・ガフィ
-美術:ケーリー・オデール
-編集:ウィリアム・ライオン
-音楽:モリス・W・ストロフ/ ジョージ・ダニング
-歌:ジェームズ・ジョーンズ/ フレッド・カーガー/ロバート・ウェルズ
-出演:モンゴメリー・クリフト(ロバート・E・プルウィット/プルウ)/デボラ・カー(ホルムズ大尉の妻/カレン)/ド ナ・リード(アルマ)(ア カデミー助演女優賞)/バート・ランカスター(ウォーデン軍曹)/フランク・シナトラ(一等兵/アンジェロ・マギオ)(ア カデミー助演男優賞)/アー ネスト・ボーグナイン(営倉主任/ファツォー)/フィリップ・オーバー(中隊長/ダナ・ホルムズ大尉)/
ア カデミー作品・脚色・監督・助演男優賞・助演女優賞など8部門受賞
-デボラ・カーは、この作品でしっとりとした色気を漂わせている。バート・ランカスター とのツーショットは、刺激的である。
そ れに、モンゴメリー・クリフトとフランク・シナトラの友情。クリフトの吹くラッパが悲しく響く処が圧巻だ。 それと、営倉主任のアー ネスト・ボーグナインの悪役ぶりも見事である。[『地 上より永遠に』へ]


『地上より永遠に』デボラ・カー、バート・ランカスター


『地上より永遠に』バート・ランカスター、デボラ・カー

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1954

『情事の終り』-The End of the Affair-(米.コロムビア)
-監督:エドワード・ドミトリク
-製作:デイヴィッド・ルイス
-原作:グラハム・グリーン
-脚色:レノア・コフィー
-撮影:ウィルキー・クーパー
-作曲指揮:ベンジャミン・フランケル
-録音:ジョン・コックス/ボ ブ・ジョーンズ/レッド・ロウ
-出演:デボラ・カー(ヘンリイの妻/セラ)/ヴァン・ジョンスン(小説家/モーリス・ベンドリックス)/ジョン・ミルズ(パーキス)/ピーター・カッシング(官吏/ヘンリイ・マイルズ)/スティーブン・マレイ/マイケル・グッドリーフ(スマイス)

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1956

『誇りと冒涜』-The Proud and Profane-(米.パラマウント)
-監督:ジョージ・シートン
-製作:ウィリアム・パールバー グ
-原作:ルシー・ハーンドン・ク ロケット
-脚本:ジョージ・シートン
-撮影:ジョン・F・ウォレン
-音楽:ヴィクター・ヤング
-出演:ウィ リアム・ホールデン(コリン・ブラック大佐)/デボラ・カー(リー・アシュリー)/セルマ・リッター/デューイ・マーティン/ウィリアム・レッドフィールド

『お茶と同情』-Tea and Sympathy-(米.MGM)
-監督:ヴィンセント・ミネリ
-製作:パンドロ・S・バーマン
-原作戯曲脚本:ロバート・アンダーソン
-撮影:ジョン・アルトン
-音楽:アドルフ・ドイッチェ
-出演:デボラ・カー(舎監ビルの妻/ローラ)/ジョン・カー(トム・リー)/リーフ・エリクソン/エドワード・アンドリュース/ダリル・ヒックマン
-ブロードウェーでヒットしたロバート・アンダーソンのオリジナル戯曲の映画化。
母 のいない感受性の強いもの静かな大学生(ジョン・カー)と 舎監の妻(デボラ・カー)の間に通う心情を描いた傑作。


『お茶と同情』デボラ・カー

『王 様と私』-The King and I-(米.20世紀フォックス)(ゴー ルデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門))
-監督:ウォルター・ラング
-製作:チャールズ・ブラケット
-原作:マーガレット・ランドン(ベストセラー伝記「アンナとシャム王」(Anna and the King of Siam))
-脚本:アーネスト・リーマン
-撮影:レオン・シャムロイ
-美術:ライル・R・ウィラー/ ジョン・デ・キュアら(ア カデミー美術賞)
-音楽:リチャード・ロジャース /オスカー・ハマースタイン2世/アルフレッド・ニューマン(ア カデミーミュージカル音楽賞)
-挿入曲:♪シャ ル・ウィ・ダンス?(Shall we dance?)♪ ゲッティング・トゥ・ノウ・ユー(Getting to Know You)「アンクル・ト ムの小屋」を翻案したシャムの舞踊劇アンクル・トマスの小屋(Uncle Tom's Cabin)
-衣装:アイリーン・シャラフ(ア カデミー衣装デザイン賞)
ア カデミー賞主 演男優美 術・衣 装デザイン・ミュー ジカル映画音楽・録 音など5部門受賞。
ゴー ルデングローブ賞の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・ 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受 賞。
-出演:ユル・ブリンナー(シャム王)(ア カデミー主演男優賞)/デボラ・カー(アンナ夫人)(ゴー ルデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門))/リ タ・モレノ(美 姫タプティム)/マーティン・ ベンソン(首相 /クララホーム)/レックス・ トンプソン(ア ンナの息子/ルイズ)
-マーガレット・ランドンが1944年に発表した小説「アンナとシャム王」を原作とし て、映画化された『アンナとシャム王』(1946)のリメイク。(1999年にジョディ・フォスター(アンナ)とチョウ・ユンファ(王)に よるリメイク『アンナと王様』もある)
1951 年にミュージカル作品として初演され、1952年のトニー賞(ミュージカル部門 作品賞)を受賞しているロジャース&ハマー スタインのミュージカルで、ミュージカル映 画としても名高い。[全 文へ]
※デボラ・カーの歌唱吹き替えはマーニ・ニクソン。


『王様と私』デボラ・カー、ユル・ブリンナー


『王様と私』デボラ・カー


『王様と私』デボラ・カー、ユル・ブリンナーら

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1957

『め ぐり逢い』-An Affair to Remember-(米.20世紀フォックス)
-監督:レオ・マッケリー
-製作:ジェリー・ウォルド
-原作:レオ・マッケリー/ミル ドレッド・クラム
-脚本:デルマー・デイヴィス/ レオ・マッケリー
-撮影:ミルトン・クラスナー
-音楽:ヒューゴ・フリードホー ファー
-作曲:ハリー・ウォーレン
-作詞:ハロルド・アダムソン/レオ・マッケリー
-指揮:ライオネル・ ニューマン
-
主題歌:♪過ぎし日の恋(歌:ヴィック・ダモン)
-出演:ケー リー・グラント(ニッキー・フェランテ/ニコラ)/デボラ・カー(テリー・マッケイ)/リチャード・デニング/ネバ・バターソン/キャスリーン・ネスビット/ロ バート・O・ルイス/チャールズ・ワッツ/フォーチュニオ・ボナノバ
-『邂逅』のリメイクで、ケー リー・グラントとデボラ・カーの大人の会話の妙が楽しめる
そ れに、ケーリー・グラントとデボラ・カーの絶妙の間合いがいい。
シ ガレットケースを拾うシーンといい、甲板でのキスシーンといい、どのシーンも素敵だ。
そ して、ピアノを弾く祖母とグラントとデボラがそれぞれを見詰めるシーンは、最高だ。
今 も、ピアノの音色が聴こえてくる。
躓 く音も。
そ して、ラストシーンは、涙、涙だ。
ケーリー・グラントとデボラ・ カーの魅力が名作にしたと思う。
お 薦めの作品だ。[全 文へ]


『めぐり逢い』ケーリー・グラント、デボラ・カー


『めぐり逢い』ケーリー・グラント、デボラ・カー

『白い砂』-Heaven Knows Mr. Alison-(米)
-監督:ジョン・ヒューストン
-製作:バディ・アドラー/ユー ジン・フレンク
-原作:チャールズ・ショウ
-脚色:ジョン・ヒューストン/ ジョン・リー・メイン
-撮影:オズワルド・モリス
-音楽:ジョルジュ・オーリック
-美術:スティーブン・グライム ス
-編集:ラッセル・ロイド
-出演:デボラ・カー(修道女/アンジェラ)/ロバート・ミッチャム(アリソン伍長)

『悲 しみよこんにちは』-Bonjour Tristesse-(米.コロムビア)
-監督製作:オットー・プレミンジャー
-原作:フランソワーズ・サガン
-脚色:アーサー・ローレンツ
-撮影:ジョルジュ・ペリナール
-音楽:ジョルジュ・オーリック
-主題歌:♪ボン ジュール・トリステス(Bonjour Tristesse)(歌:ジュリエット・グレコ)
-スクリプター:菅井汲
-タイトル・デザイン:ソウル・ バス
-出演:デボラ・カー(デザイナー/アンヌ・ラルサン)/デイヴィッド・ニーヴン(レイモン)/ジーン・セバーグ(セシール)/ミレーヌ・ドモンジョ(レイモンの愛人/エルザ)/ジェフリー・ホーン(若い法科の学生/フィリップ)
-18才の新人作家フランソワーズ・サガンが南仏の避暑地を舞台に純粋さと残忍さを併せ 持つ少女の心理を描いて、センセーションを巻き起こした小説の映画化。
17 才のブルジョワ嬢セシールを演じたジーン・セバーグ(当時 19才)のボーイッシュな魅力は世界中を魅了し“セ シール・カット”が大流行し た。(この ショート・ヘアは同監督の前作『聖女ジャンヌ・ダーク』(1957)(主演デビュー作)で丸 坊主にした髪が伸びきっていない状 態での出演だったらしい)[全 文へ]

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1958

『旅路』-Separate Tables-(米)(白黒)
-監督:デルバート・マン
-製作:ハロルド・ヘクト
-原作戯曲:テレンス・ラティガ ン
-脚本:テレンス・ラティガン/ ジョン・ゲイ
-撮影:チャールズ・ラング
-音楽:デイヴィッド・ラクシン
-歌:ハリー・ウォーレン/ハロ ルド・アダムソン
-美術:エドワード・キャレア
-編集:マージョリー・ファウ ラーら
-出演:リ タ・ヘイワース(アン)/ デボラ・カー(シ ビル)/デイヴィッド・ニーヴ ン(ボロック少 佐)/ウェンディ・ヒラー(ホテルの経営者/クーパー嬢)/バート・ランカスター(アメリカ人の作家/マルカム)/グラディス・クーパー(ベル夫人)/フェリックス・エイルマー/キャスリーン・ネスビット

『旅』-The Journey-(米.MGM)
-監督製作:アナトール・リトヴァク
-脚本:ジョージ・タボリ
-撮影:ジャック・ヒルドヤード
-出演:デボラ・カー(アシュモア夫人)/ユル・ブリンナー(スーロフ少佐)/ロバート・モーリー(英人の報道記者/ヒュー)/デイヴィッド・コソフ/マリーデームス/アヌーク・エーメ/カート・カズ ナー/アン・ジャクソン/ジェイソン・ロバーズ

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1959

『愛ふたたび』-Count Your Blessing-(米)
-監督:ジーン・ネグレスコ
-出演:デボラ・カー/ロッサ ノ・ブラッツィ/モーリス・シュヴァリエ

『悲愁』-Beloved Infidel-(米.20世紀フォックス)
-監督:ヘンリー・キング
-製作:ジェリー・ウォルド
-原作:シーラ・グレアム/ジェ ロルド・フランク
-脚本:サイ・バートレット
-撮影:レオン・シャムロイ
-音楽:フランツ・ワックスマン
-美術:ライル・R・ウィラーら
-編集:ウィリアム・レイノルズ
-出演:グ レゴリー・ペック(作家/スコット・フィッツジェラルド)/デボラ・カー(シーラ)/ エディ・アルバート(名評論家/カーター)/フィリップ・オーバー/ハーバート・ラッドリー/ジョン・サットン

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1960

『サンダウナーズ』-The Sundowners-(米.ワーナー・ブラザース)
-監督製作:フレッド・ジンネマン
-原作:ジョン・クリアリー
-脚本:イソベル・レナート
-撮影:ジャック・ヒルドヤード
-音楽:ディミトリ・ティオムキ ン
-美術:マイケル・ストリン ジャー
-編集:ジャック・H・ハリス
-出演:デボラ・カー(バディの妻/アイダ)/ロバート・ミッチャム(アイルランド系オーストラリア人/バ ディ・カーモディ)/ピー ター・ユスティノフ(イギリス人/ベネカー)/グリニス・ジョンズ/ダイナ・メリル

『芝生は緑』-The Grass Is Greener-(米.ユニヴァーサル)
-監督製作:スタンリー・ ドーネン
-脚本:ヒュー・ウィリアムズ/マーガレット・ウィリアムズ
-撮影:クリスト ファー・チャリス
-音楽:ノエル・カ ワード
-美術:ポール・シェリフ
-出演:ケー リー・グラント(リオール伯爵/ビクター)/デボラ・カー(ビクターの妻/ヒラリー)/ロバート・ミッチャム(アメリカの石油王/チャールズ)/ジーン・シモンズ(ヒラリーの友/ハティ)

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1961

『六年目の疑惑』-The Naked Edge-(米/英)
-監督:マイケル・アン ダーソン
-製作:ウォルター・ セルツァー/ジョージ・グラス
-原作:マックス・ エーリッヒ
-脚色:ジョゼフ・ス テファノ
-撮影:アーウィン・ ヒリヤー
-音楽:ウィリアム・ オルウィン
-美術:カーメン・ ディラン
-スクリプター:ゴードン・ピルキントン
-出演:ゲー リー・クーパー(アッメリカ人の社員/ラドクリフ)/デボラ・カー(ロンドン生まれの ラドクリフの妻/マーサ)/エリック・ポートマン(ジェレミー・クレイ)/ダイアン・シレント(被告ヒースの妻)/ハーミオン・ジンゴールド

『回転』-The Innocents-(米.20世紀フォックス)
-監督製作:ジャッ ク・クレイトン
-原作:ヘンリー・ ジェームズ
-脚本:ウィリアム・ アーチボルド/トルーマン・カポーティ
-撮影:フレディ・フ ランシス
-音楽:ジョルジュ・ オーリック
-美術:ウィルフレッド・シング ルトン
-出演:デボラ・カー(ミス・ギデンス)/マイケル・レッドグレーヴ/メグス・ジェンキンズ(グロース夫人)/パメラ・フランクリン(フロラ)/マーティン・スティーブンス(マイルス)

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1963

『ドーヴァーの青い花』-The Chalk Garden-(米.ユニヴァーサル)
-監督:ロナルド・ニーム
-製作:ロス・ハン ター
-原作戯曲:エニッド・バ グノルド
-脚色:ジョン・マイ ケル・ヘイズ
-撮影:アーサー・イ ベットソン
-音楽:マルコム・アーノルド
-出演:デボラ・カー(マドリガル)/ヘイリー・ミルズ(モーム夫人の孫娘 /ローレル)/ジョン・ミルズ(召使/メイトランド)/エディス・エヴァンス(モーム老夫人)/エリザベス・セラーズ/フェリックス・エイルマー

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1964

『イグアナの夜』-The Night of the Iguana-(米.MGM)
-監督:ジョン・ヒューストン
-製作:レイ・スターク
-原作戯曲:テネシー・ウィリア ムズ
-脚色:アンソニー・ヴェイラー /ジョン・ヒューストン
-撮影:ガブリエル・フィゲロア
-音楽:ベンジャミン・フランケ ル
-出演:リチャード・バートン(元牧師の旅行社のガイド/シャノン)/エ ヴァ・ガードナー(女主人/マキシン)/デボラ・カー(画家/ハンナ)/スー・リオン(18歳の爆弾娘/シャーロット)/ジェームズ・ウォード(バスの運転手/ハンク)

1965

『結婚専科』-Marriage on the Rocks-(米.ワーナー・ブラザース)
-監督:ジャック・ドノヒュー
-製作:ウィリアム・ダニエルズ
-脚本:サイ・ハワード
-撮影:ウィリアム・ダニエルズ
-音楽:ネルソン・リドル
-出演:フランク・シナトラ(一流宣伝会社の社長/ダン)/デボラ・カー(ダンの妻バレリー)/ディーン・マーティン(副社長/アーニー)/セザール・ロメロ/ハーミオン・バッデリー

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1967

『007/カジノ・ロワイヤル-Casino Royale-(英)
-監督:ジョン・ヒューストン/ ケネス・ヒューズ/ヴァル・ゲスト/ロバート・パリッシュ/ジョゼフ・マクグラス
-製作:チャールズ・K・フェル ドマン/ジェリー・ブレスラー
-原案:イアン・フレミング
-脚色:ウォルフ・マンコウィッ ツ/ジョン・ロウ/マイケル・セイヤーズ
-撮影:ジャック・ヒルドヤード
-音楽:バート・バカラック
-音楽演奏:ハーブ・アルパート とティファナ・ブラス
-出演:ピーター・セラーズ/ウ ルスラ・アンドレス/ウルスラ・アンドレス/オーソン・ウェルズ/ジョアナ・ペテット/ダリア・ラヴィ/ウ ディ・アレン/デボラ・ カー/ウィリアム・ホールデン/シャルル・ボワイエ/ジョン・ヒューストン

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1968

『天使のいたずら』-Prudence and the Pill-(英)
-監督:フィールダー・クック
-製作:ケネス・ハーパー/ロナ ルド・カーン
-原作脚色:ヒュー・ミルズ(セクシー・ユーモア小説「プルーデンスとピル」の映画化)
-撮影:テッド・ムーア
-音楽:バーナード・エビン
-出演:デボラ・カー(ジェラルドの妻/プルーデンス)/デイヴィッド・ニーヴン(大銀行の頭取/ジェラルド)/ロバート・クート/イリーナ・デミック(エリザベス)/ジョイス・レッドマン

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1969

『さすらいの大空』-The Gypsy Moths-(米)
-監督:ジョン・フランケンハイ マー
-製作:ホール・ランダース/ボ ビー・ロバーツ
-製作総指揮:エドワード・ルイ ス
-原作:ジェームズ・ドラウト
-脚色:ウィリアム・ハンリー
-撮影:フィリップ・ラスロップ
-音楽:エルマー・バーンスタイ ン
-出演:バート・ランカスター(レティッグ)/デボラ・カー(マルカムの伯母/エリザベス)/ジーン・ハックマン(ブラウディ)/スコット・ウィルソン(マルカム)

『アレンジメント/愛 の旋律』-The Arrangement-(米)(カラー)
-監督・製作・原作脚本:エリア・カザン
-撮影:ロバート・サーティース
-美術:マルコム・バート
-音楽:デイヴィッド・アムラム
-編集:ステファン・アーンステ ン
-プロダクション・デザイン: ジーン・キャラハン
-出演:カーク・ダグラス(エディ・アンダーソン)/フェイ・ダナウェイ(グエン)/デボラ・カー(エディの妻/フローレンス)/リチャード・ブーン/ヒューム・クローニン/ダイアン・ハル(エディの娘/エレン)

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1982

[検察側の証人]-Witness for the Prosecution-(TV映画)(アガサ・クリスティ・シリーズ)
-監督:アラン・ギブソン
-製作:ノーマン・ローズモント
-原作:アガサ・クリスティ
-脚本:ジョン・ゲイ
-撮影:アーサー・イベットソン
-音楽:ジョン・キャメロン
-出演:ラルフ・リチャードソン /ボー・ブリッジス/デボラ・カー/ドナルド・プレザンス/ウェンディ・ヒラー/ダイアナ・リグ/ピーター・サ リス

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1986

[炎のエマ]-A Woman of Substance/Hold the Dream-(TV映画)(全3話)
-監督:ドン・シャープ
-製作:ダイアン・ベイカー
-製作総指揮:イアン・ウォーレ ン
-原作:バーバラ・テイラー・ブ ラッドフォード
-脚本:リー・ラングリー
-撮影:アーネスト・ヴィンツ
-音楽:ナイジェル・ヘス
-出演:デボラ・カー/ジェ ニー・シーグローヴ/バリー・ボストウィック/ダイアン・ベイカー
-女性実業家エマ・ハートの生涯を描く大作ドラマ。

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1990

『キラー・クロコダイル/怒りの逆襲-Killer Crocodile 2-(伊)
-監督:ジャネット・デ・ロッシ
-製作総指揮:ロジャー・ハック
-脚本:ジャネット・デ・ロッシ /デイヴィッド・パーカー・ジュニア/ラリー・ラドマン
-撮影:ジョヴァンニ・ベルガ ミーニ
-音楽:リズ・オルトラーニ
-編集:ヴィンセント・P・トー マス
-出演:アンソニー・クレンナ(ケヴィン)/デボラ・カー(ジャーナリスト/リザ)/トーマス・ムーア(ジョー)
-パニック映画『キラー・クロコダイル』の続編。

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1993

ア カデミー名誉賞受賞

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2007

10月16日、イギリス東部サフォークで永眠。(享年86才)

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〜写真〜


デボラ・カー


デボラ・カー

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※ 記号[:特に好きな作品 :面白い作 品]
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参 考文献
『地 上より永遠に』
『王 様と私』
『め ぐり逢い』
『悲 しみよこんにちは』
エ ヴァ・ガードナー
グ リア・ガースン
ド ナ・リード
リ タ・ヘイワース
アー ネスト・ボーグナイン
ウィ リアム・ホールデン
ク ラーク・ゲーブル
グ レゴリー・ペック
ケー リー・グラント
ゲー リー・クーパー
ロ バート・テイラー
女 優
サ イトマップ
映 画ありき2

映画ありき

〜クラシック映画に魅せら れて〜
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