ヴィットリオ・デ・シーカ
(1901.7.7-1974.11.13)
(イタリア、ソーラ生まれ)-Vittorio
De Sica-
〜プロフィール〜
舞台俳優から、映画俳優となったヴィットリオ・デ・シーカはハンサムな容姿から女性観客から圧倒的な人気を集め“イタリアのケーリー・グラント”と呼ばれるスターとなった。
1940年に映画監督としてデビューすると、脚本家チェザーレ・ザヴァッティーニとコンビを組んだ『靴み
がき』(1946)や『自
転車泥棒』(1948)などで戦後の
貧困や矛盾を描き“イタリアのネオリアリズム(新しい写実主義)の巨匠”と言われるようになった。(ロッ
セッリーニ、デ・シーカ、ヴィスコンティはネオリアリズムの3本柱と称されている)
俳
優でもあるデ・シーカは自ら演技をして見せ演出していった。その代表的な作品が、汚れのない子供の目を通して社
会の現実を描く『靴みがき』(1946)や『自転車泥棒』(1948)で、また、僅かの恩給で細々と暮らしながらも尊厳を持ち続けている老退職官史に突きつけら
れる厳しい社会を描く『ウ
ンベルト・D』(1951)(実父をモデルとして描かれたという)だ。
これらの作品では素人を主役に抜擢し、撮影のすべてに実景を用いて、貧しい人々の生活をリアルに活写した。
生身の生活観がスクリーンに映し出され胸を締め付けられた。いや、突きつけられる衝撃に言葉を失ったというほう
がいいだろう。
あの少年は、あの父息は、あの老人と小犬は…思い浮かべるだけで涙が止まらない。
それが、デ・シーカの演出なのだ。
また、愛と苦悩が心に染みる切ない名作『終
着駅』(1953)や『ひ
まわ り』(1970)も同様の思い
を持たせた。
そして、自分が作りたい映画の資金のためだと続けた俳優業でも『武器よさら
ば』(1957)や『ロベレ将軍』(1959)などで名演を遺している。(俳優としても100本以上の作品に出演)
喜劇役者としてのユーモアを持つデ・シーカは、悲しい現実を突きつける作品にも肌の
温もりを残していた。
デ・シーカ作品が人々に愛され続けるのは、この温もりと力強いメッセージが心を揺り動かすからだろう。
※『靴みがき』(1946)『自
転車泥棒』(1948でア
カデミー特別賞(現在の外国映画賞)受
賞。
『昨日・今日・明日』(1963)『悲しみの青春』(1971)でア
カデミー外国映画賞受賞。
『ミラノの奇蹟』(1951)でカ
ンヌ国際映画祭グランプリ。
『悲しみの青春』(1971)でベルリン国際映
画祭金熊賞。
『自
転車泥棒』(1948でキ
ネマ旬報ベストテン1位。
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〜独自の作品
解釈〜
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〜年譜〜
[1901][1922愛の夢(V)][1923][1927][1928 La Compagniaedi Matti][1931 La Vecchia Signora][1932 殿 方は嘘吐き][1937
ナポリのそよ風]
[1939][1940 紅バラ(監) Maddalena, zero in Condotta(監)][1941 金曜日のテレーザ(監)][1942 Un Garibaldino
al Convento(監)]
[1943 子供たちは見ている(監)] [1945 La Porta del Cielo(監)][1946 靴みがき(監)][1948 Cuore(監) 自転車泥棒(監)][1950 明日では遅すぎる(監)]
[1951 ミラノの奇蹟(監) ウンベルト・D(監)] [1952 懐かしの日々][1953
たそがれの女心 パンと恋と夢 Villa Borghese(監) 終着駅(監)]
[1954 ナポリの黄金(監) 寝台の秘密 パンと恋と嫉妬] [1955 殿方ごろし バストで勝負][1956 屋根(監)]
[1957 カジノ・ド・パリ モンテカルロ物語 武器よさらば][1959 ロベレ将軍 恋はすばやく]
[1960 ふたりの女(監) 求むハズ 潜行突撃隊 夜と昼の間 ナポリ湾 戦火地帯(監)][1961 Il Giudizio Universale(監) アラジンと女盗賊 ローマの恋]
[1962 ボッカチオ’70(監)][1963 アルトナ(監) 昨日・今日・明日(監)][1964 あゝ結婚(監)][1965 モール・フランダースの愛の冒険]
[1966 恋人たちの世界(監) 紳士泥棒/大ゴールデン作戦(監)][1967 華やかな魔女たち(監) 女と女と女たち(監)]
[1968 栄光の座 大泥棒 恋人たちの場所(監)] [1969 火曜日ならベルギーよ(監)][1970 ひまわり(監) Le Coppie(監)][1971 白銀の冒険 悲しみの青春(監)]
[1972 Lo Chiameremo Andrea(監)] [1973 Una Breve Vacanza(監)][1974 あんなに愛しあったのに(監) 処女の生血 旅路(監)]
1901
…7月7日、イタリア、フロジノーネで生まれる。
下
級銀行員である父の任地を転々とする。
…11才の時にローマに移る。
…第1次世界大戦中から戦後にかけてアルバイトをしながら高等商業学校を卒業し、会計士
の免許を得る。
だ
が子供の頃から好きだった演劇(教会での催しなどで舞台に上がっていたという)への夢を捨てきれなかった。
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1922
…友人の紹介でタチアナ・パヴロヴァの劇団に入団。
『愛の夢』(V)(喜劇)
- 出演:
/ヴィットリオ・デ・シーカ(台詞のない召使という端役)
- 初舞台。
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1923
…兵役につくが、軍隊内でもアマチュア劇団を組織する。
…除隊後、無声史劇映画のスター女優、イタリア・アルミランテ・マンツィーニ
の主宰する劇団に参加。
そ
の後、いくつかの劇団に籍をおく。
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1927
…女優ジュディッタ・リッソーネと組んだ『ザ・プム・ショー』で大人気を
呼ぶ。
後
にジュディッタ・リッソーネと結婚し、自分たちの劇団を作る。
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1928
『La
Compagniaedi Matti』(伊)
-監督:マリオ・アルミランテ
-出演:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
-映画デビュー。
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1931
『La Vecchia
Signora』(伊)
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-主演し、歌う二枚目喜劇俳優としてイタリアで最も人気のあるスターの一人となる。
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1932
『殿方は嘘吐き』-Gli Uomini...che
Mascalzoni!-(伊)
-監督:マリオ・カメリーニ
-原作:アルド・デ・ベネデッ
ティ/マリオ・カメリーニ
-脚色:マリオ・ソルダーティ
-撮影:マッシモ・テルツァーノ
/ドメニコ・スカラ
-出演:リア・フランカ/ヴィッ
トリオ・デ・シーカ/チェサーレ・ゾペッティ/アルド・モスキーノ
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1937
『ナポリのそよ風』-Il Signor Max-(伊)
-監督:マリオ・カメリーニ
-原作:アムレート・パレルミ
-脚色:マリオ・ソルダーティ/
マリオ・カメリーニ
-撮影:アンキーゼ・ブリッツィ
-音楽:レンツォ・ロッセリーニ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ/アッシア・ノリス/ルービ・ダルマ/ウンベルト・メルナティ
Top
1939
…ジュディッタ・リッソーネとの離婚が二人の合意の上でもイタリアでは法律上認められ
ず。
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1940
『紅バラ』-Rose scarlatte-
-監督:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-監督デビュー。
『Maddalena,
zero in condotta』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1941
『金曜日のテレーザ』-Teresa Venerdi-
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1942
『Un
Garibaldino al convento』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1943
『子供たちは見ている』-I Bambini ci
Guardano-(伊)☆
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:フランコ・マグリ
-原作:チェーザレ・G・ヴィオ
ラ
-脚色:チェーザレ・G・ヴィオ
ラ/マルゲリータ・マリオーネ/チェザーレ・ザヴァッティーニ/アドルフォ・フランチ/ゲラルド・ゲラルディ
/ヴィットリオ・デ・ シーカ
-撮影:マリオ・ベノッティ
-音楽:レンツォ・ロッセリーニ
-出演:エミリオ・チゴーリ(アンドレア)/ルチアーノ・デ・アンブロジオ(プリコ)/
イザ・ポーラ(ニーナ)/アンドリアーノ・リモルディ/ジョ
ヴァンナ・チゴーリ
-子供の眼を通して大人の世界を批判した作品。
新
進脚本家だったチェザーレ・ザヴァッティーニと運命的な出会いをはたしたデ・シーカは、この作品でイタリア
ン・ネオリアリズムの先駆け的作品といわれ、監督としても一流と認められた。
『子供たちは見ている』
Top
1945
『La Porta
del Cielo』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1946
『靴みがき』-Sciuscia-(伊)(ア
カデミー特別賞(現在の外国映画賞))(キ
ネマ旬報ベストテン7位)★
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-出演:フランコ・インテルレン
ギ(パスクアー
レ)/リナルド・スモルドーニ(ジュゼッペ)/アニエロ・メレ
-汚れのない子供の目を通して社会の現実を描く。
第
2次大戦後のローマの街頭で靴みがきをする2人の少年は、馬を飼うことを夢見ていた。そのた
めに彼らは占領軍の闇取引を手伝い、念願の馬を手に入れるが警官に見つかり補導される。二人は
取調べされても口を割らないようにしようと約束する。警察の
トリックであったのだが、二人を引き離し隣の取調べ室に連れて行ったジュゼッペを拷問している様に見せかけ
た。鞭打つ音と悲鳴(実は別の子
供が演技をしていた)が隣の部屋で待機しているパスクアーレに響きわたってき
た。ジュゼッペが拷問を受けていると思い込んで
いるパスクアーレは堪らなくなって供述してしまう。実情を
知らないジュゼッペは約束を破ったパスクアーレに怒り、二人の間にひびが入ってしまう…
混乱期に生きる子供たちにカメラを据えたネオレアリズムの傑作。
『靴みがき』リナルド・スモルドーニ、フランコ・インテルレンギ
『靴みがき』フランコ・インテルレンギ、リナルド・スモルドーニら
Top
1948
『Cuore』(伊)
-監督:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ
『自
転車泥棒』-Ladri di Biciclette-(伊)(ア
カデミー特別賞(現在の外国映画賞))(キ
ネマ旬報ベストテン1位)★
-監督・製作:ヴィットリオ・デ・シーカ
-原作:ルイジ・バルトリーニ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ/ヴィットリオ・デ・シーカ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/オレステ・ビアンコオリ/アドルフォ・フラ
ンチ/ゲラル ド・ゲラルディ/ジェラルド・グェリエリ
-撮影:カルロ・モンテュオリ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ランベルト・マッジォ
ラーニ(アント
ニオ)/エンツォ・スタヨーラ(息子/ブルーノ)/リアネーラ・カレル/ジーノ・サルタマレンダ
-第2次世界大戦で敗戦したイタリアの戦後の窮乏(日本も同じような状況
であったであろう)を、アントニオ(ランベルト・マジョラー
ニ)一家に焦点を当てドキュメンタリータッチで描いた不朽の名作、ネオレアリ
ズムの代表的傑作である。
長
い失業から、ようやく職に就ける。だが、それには“自転車”が必要だった…[全文へ]
※アントニオを演じたランベル
ト・マッジォラーニは演技経験の全くない電気工であり、ブルーノを演じたエンツォ・スタヨーラもデ・シーカが街
で探しだした素人の子役であったという。
『自転車泥棒』エンツォ・スタヨーラ、ランベルト・マッジォラーニ
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1950
『明日では遅すぎる』-Domani e Troppo
Tardi-(伊)
-監督:レオニード・モギー
-製作:ジュゼッペ・アマート
-脚本:アルフレッド・マシャー
ル/レオニード・モギー
-脚色:パオラ・オジェッテイ/
オレステ・ビアンコリ/ジュゼッペ・ベルト
-撮影:マリオ・クラヴェーリ/
レナート・デル・フラーテ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ/ロイス・マックスウェル/ガブリエル・ドルジア/ピア・アンジェリ(ミ
レッラ)/ジノ・レウリイニ(フ ランコ)
-思春期映画。
Top
1951
『ミラノの奇蹟』-Miracolo a
Milano-(伊)(カ
ンヌ国際映画祭グランプリ)(キ
ネマ旬報ベストテン5位)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-原作:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/ヴィットリオ・デ・シーカ/マリオ・キアーリ/アドルフォ・フランチ
-撮影:G・R・アルド
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:フランチェスコ・ゴリ
ザーノ(青年/
トト)/パオロ・ストッパ(天邪鬼/ラッピ)/ エンマ・グラマティカ(ロロッタ婆さん)/グリエルモ・バルナーボ(資本家/モッ
ビ)/ブルネラ・ボーヴォ(エドウィジェ)
『ミラノの奇蹟』フランチェスコ・ゴリザーノら
『ウ
ンベルト・D』-Umberto D.-(伊)(キ
ネマ旬報ベストテン7位)★
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:G・R・アルド
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:カロル・バッティスティ(ウンベルト・ドメニコ・フェルラーリ)/マリア・ピア・カジリオ(マリア)/リナ・ジェンナーリ(女管理人)
-僅
かの恩給で細々と暮らしながらも尊厳を持ち続けている老退職官史に突きつけられる厳しい社会を描いたこ
の作品は、デ・
シーカの父親に捧げた映画である。デ・
シーカが一番好きな作品であったという。
尊厳を持ち僅かの恩給で愛犬の
フライクと細々と暮らしている老退職官史ウンベルト。彼は下
宿している建物の17才のお人よしの女中マリアの相談相手として日々を送っていた。そのマ
リアは2人の兵隊と関係していた。妊娠しているが、どちら
の子供かも分からないような無知な娘であった。女管理
人は部屋代のたまったウンベルトを追い出そうと、ウンベルトの部屋をマタ貸しにしてチャンスを待ち構えてい
た。そんなときにウンベ
ルトは高熱を出して慈善病院にはいることになっ
た。完治したウンベ
ルトが下宿に戻ってくると…[全
文へ]
※チェザーレ・ザヴァッティーニ
がデ・シーカの父親をモデルとして書いたものと言われている。
大部分が素人で、主演のウンベル
トにフィレンツェ大学教授のカロル・バッティスティが請われて出演、マリアには同じく町で発見したマリア・ピ
ア・カジリオが出演している。
『ウンベルト・D』カロル・バッティスティ、マリア・ピア・カジリオ
『ウンベルト・D』カロル・バッティスティ
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1952
『懐かしの日々』-Altri Tempi-(伊)
-監督:アレッサンドロ・ブラ
ゼッティ
-製作:カルロ・チヴァッレロ
-脚本:オレステ・ビアンコリ/
アレッサンドロ・ブラゼッティ/ヴィタリアーノ・ブランカーティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/アレッサンド
ロ・コンティネンツァ/ブルネロ・ロンディ
-撮影:カルロ・モントゥオーリ
/ガボール・ポガニー
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:〔第一話:
バレー・エクセルシオル〕アルド・ファブリッツィ(古本屋の親爺)/ピナ・レンツィ/エンツォ・スタヨーラ/アルバ・アルノーヴァ/〔第二話:
あいびき〕アンドレア・ケッキ(カミロ)/ アルバ・アルノーヴァ(恋人/人妻マティルデ)/リナ・モレリ/パオロ・ストッパ/マウリツィオ・ディ・ナルド(九才の少年/グイド)/〔第三話: 初恋〕ジェラルディーナ・パリネロ(美少女/フィリ)/〔第四話: 愛と死〕アメディオ・ナザーリ/エリザ・チェガーニ(人妻/ジュリア)/ロルダーノ・ルピ(弁護士/セルラ)/〔第五話:
歌のしおり〕エリオ・パンドルフィ/バルバラ・フロリアン/〔第六話: 美の天国〕ジーナ・ロロブリジーダ(マリアントニア)/ヴィットリオ・デ・シーカ(官選弁護人/ピエトロ)
-19世紀末葉から今世紀初頭のイタリア風俗を、当時の作家の短篇その他で描くオムニバ
ス的エピソード映画。
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1953
『たそがれの女心』-Madame de...-(仏)
-監督:マックス・オフュルス
-原作:ルイズ・ド・ヴィルモラ
ン
-脚色:マルセル・アシャール/
マックス・オフュルス/アネット・ワドマン
-撮影:クリスチャン・マトラ
-音楽:ジョルジュ・ヴァン・パ
リス/オスカー・ストラウス
-出演:シャルル・ボワイエ(将軍)/ダニエル・ダリュー(貴婦人)/ヴィットリオ・デ・シーカ(大使/ドナティ男爵)/ジャン・ドビュクール(宝石商)/リア・ディ・レオ
『パンと恋と夢』-Pane, Amore e
Fantasia-(伊)
-監督:ルイジ・コメンチーニ
-製作総指揮:マルセロ・ジロー
ジ
-原作:エットーレ・マリア・マ
ルガドンナ
-脚色:エットーレ・マリア・マ
ルガドンナ/ルイジ・コメンチーニ/ヴィットリオ・デ・シーカ
-撮影:アルトゥロ・ガルレア
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ(警察署長/
アントニオ・カロテヌート)/
ジーナ・ロロブリジーダ(“山猫"/娘/マリア)/マリサ・メルリーニ/ロベルト・リッソ(巡査/ステッルティ)/マリア・ピア・カジリオ
『Villa
Borghese』
- 監督:
/ヴィットリオ・デ・シーカ
『終
着駅』-Terminal Station-(米/伊)(白黒)(キ
ネマ旬報ベストテン5位)☆
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:デビッド・O・セルズ
ニック/ヴィットリオ・デ・シーカ
-原案:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ/トルーマン・カポーティ
-脚色:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ/ルイジ・キャリーニ/ジョルジョ・プロスペリ
-台詞:トルーマン・カポーティ
-撮影:G・R・アルド
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-挿入曲:♪ローマ の秋(作曲: アレッサンドロ・チコニーニ)
-出演:ジェ
ニファー・ジョーンズ(米国人の若い人妻/メァリー・フォーブス)/モ
ンゴメリー・クリフト(米伊混血の英語教師/ジョヴァンニ・ドナーティ)/リチャード・ベイマー(メァリーの甥/ポール)/ディック・デイマー/ジーノ・チェルヴィ(署長)/パオロ・ストッパ
-男と女の出会いと別れが“終着駅”を舞台に繰り広げられ
る。二人の心情を時刻とリアムタイムで描くデ・
シーカの手腕が見事だ。[全
文へ]
『終着駅』モンゴメリー・クリフト、ジェニファー・ジョーンズ
『終着駅』ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト
Top
1954
『ナポリの黄金』-L'oro di
Napoli-(オムニバス)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-出演:ソフィア・ローレン
『寝台の秘密』-Secrets
d'Alcove-(仏)(オムニバス)
-監督:アンリ・ドコアン/ジャ
ンニ・フランチョリーニ/ラルフ・アビブ/ジャン・ドラノワ
-脚本:モーリス・オーベルジュ
/ジャック・ファノ/ニッコロ・テオドリ/ジャック・ファノ/ローラン・ローダンバック/ジャン・ドラノワ/カ
ルロ・リム
-撮影:クリスチャン・マトラ/
エンツォ・セラフィン/アンリ・ビュレル
-音楽:ジョルジュ・ヴァン・パ
リス
-出演:[宿泊許可書〕ジャン
ヌ・モロー(ジャ
ンヌ)/リチャード・トッド(英軍/デイヴィドスン大尉)/〔離婚〕ヴィットリオ・デ・シーカ(ロベルト)/ドーン・アダムス(ジャネット)/〔リヴィエラ急行トラック〕マルセル・ムールージ(リケ)/フランソワーズ・アルヌール(金持の娘/マルティヌ)/〔ポンパドゥルの寝台〕ベルナール・ブリエ(総理大臣)/マルティーヌ・キャロル(娼婦/アニェス)/フランソワ・ペリエ(騎兵大尉/ラトゥル)
-寝台にまつわる四つのエピソードを集めたオムニバス映画。
『パンと恋と嫉妬』-Pane, amore e
gelosia-(伊)
-監督:ルイジ・コメンチーニ
-製作総指揮:ニーノ・ミディ
アーノ
-製作:マルチェロ・ジロージ
-原作:ルイジ・コメンチーニ/
エットーレ・マリア・マルガドンナ
-脚本:ルイジ・コメンチーニ/
エットーレ・マリア・マルガドンナ/エドゥアルド・デ・フィリッポ/ヴィンセンツォ・タラリコ
-撮影:カルロ・モントゥオーリ
-美術:ガストーネ・メディン
-装置:ウーゴ・ペリコーリ
-編集:マリオ・セランドレイ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ/ジーナ・ロロブリジーダ/マリーザ・メルリーニ/ロベルト・リッソマリア・ピア・カシリオ
-『パンと恋と夢』(1953)のシリーズ2作目。
Top
1955
『殿方ごろし』-pane, amore
e...-(伊)
-監督:ディーノ・リージ
-製作:マルセロ・ジロージ
-原案:ディーノ・リージ/マル
セロ・ジロージ/エットーレ・マリア・マルガドンナ/ヴィンセンツォ・タラリコ
-脚本:エットーレ・マリア・マ
ルガドンナ
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ソフィア・ローレン(若い未亡人/ソフィア)/ヴィットリオ・デ・シーカ(カルテヌート)/レア・パドヴァーニ(ビオランテ)/アントニオ・チファリエロ(ニコリーノ)/ティーナ・ピカ
-『パンと恋と夢』(1953)『パンと恋と嫉妬』(1954)のシリーズ3作目。
『バストで勝負』-La Bella
Mugnaia-(伊)(セクシー・コメディ)
-監督:マリオ・カメリーニ
-製作:ディノ・デ・ラウレン
ティス/カルロ・ポンティ
-脚本:マリオ・カメリーニ/
イーヴォ・ペリッリ/サンドロ・コンティネンツァ/エンニオ・デ・コンチーニ
-撮影:エンツォ・セラフィン
-音楽:フランチェスコ・ラヴァ
ニーノ
-出演:ソフィア・ローレン(カルメラ)/マルチェロ・マストロヤンニ(ルカ)/ヴィットリオ・デ・シーカ(総督)/イヴォンヌ・サンソン/パオロ・ストッパ
Top
1956
『屋根』-Il Tetto-(伊)(キ
ネマ旬報ベストテン10位)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:カルロ・モントゥオーリ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ
-出演:ガブリエラ・パロッタ(ルイザ)/ジョルジョ・リストッツィ(煉瓦工/ナターレ)
『屋根』ガブリエラ・パロッタ、ジョルジョ・リストッツィ
Top
1957
『カジノ・ド・パリ』-Casino de
Paris-(仏/西独/伊)(ミュージカル)
-監督:アンドレ・ユヌベル
-脚本:ジャン・アラン/ハン
ス・ウィルヘルム
-撮影:ブルーノ・モンディ/
アーウィン・ヒリアー
-美術:ルネ・ムーラエール
-音楽:ポール・デュラン
-出演:カテリーナ・ヴァレンテ(人気スター/カトリーヌ)/グレーテ・ヴァイザー/ルドルフ・フォーゲル/ジルベール・ベコー(ゴルディの秘書/ジャック)/ヴィットリオ・デ・シーカ(劇作家/アレクサンドル・ゴルディ)
『モンテカルロ物語』-The Montecarlo
Story-(伊)(コメディ)
-監督・脚本:サミュエル・A・
テイラー
-製作:マルセロ・ジロージ
-原作:マルセロ・ジロージ/
ディーノ・リージ
-撮影:ロバート・モレッティ
-編曲・指揮:レンツォ・ロッセリーニ
-挿入歌:♪賭はなされた♪帰りなんインディアナへ(歌:
マレーネ・ディートリッヒ)
-出演:マ
レーネ・ディートリッヒ(侯爵夫人/マリア)/ヴィットリオ・デ・シーカ(ディノ伯爵)/アーサー・オコンネル(アメリカ人/ヒンクリー氏)/ナタリー・トランディ(ジェーン)/ジェーン・ローズ
-ロマンチック・コメディ。
『武器よさらば』-A Farewell to
Arms-(米、20世紀フォックス)☆
-監督:チャールズ・ヴィダー
-製作:デイヴィッド・O・セル
ズニック
-原作:アーネスト・ヘミング
ウェイ
-脚色:ベン・ヘクト
-撮影:ピエロ・ポルタルーピ/
オズワルド・モリス
-美術:アルフレッド・ジュネ
-音楽:マリオ・ナシンベーネ
-指揮:フランコ・フェルラーラ
-出演:ロック・ハドソン(アメリカ人でありながらイタリア軍に志願
入隊している/フレデリック・ヘンリー中尉)/ジェ
ニファー・ジョーンズ(イギリス赤十字の看護婦/キャサリン・バークレイ)/ヴィットリオ・デ・シーカ(リナルディ軍医少佐)/アルバート・ソルディ/カート・カズナー
-フランク・ボザーギ監督『戦場よさらば』のリメイク。
『武器よさらば』ロック・ハドソン、ジェニファー・ジョーンズ
Top
1959
『ロベレ将軍』-Il Generale Della
Rovere-(伊)
-監督:ロベルト・ロッセリーニ
-製作:モリス・エルガス
-原作:インドロ・モンタネリ
-脚色:セルジオ・アミディ/
ディエゴ・ファブリ/インドロ・モンタネリ
-撮影:カルロ・カルリーニ
-音楽:レンツォ・ロッセリーニ
-出演:ヴィットリオ・デ・シー
カ(グリマル
ディ大佐と自称する中年男/ジョバンニ・ベルトーニ)/ハンネス・メッセマー(ナチ司令官/ミューラー大佐)/サンドラ・ミーロ/ジョヴァンナ・ラリ/アンヌ・ヴェルノン
-大戦中に将軍と偽って英雄的に死ぬ詐欺師を熱演する。
『ロベレ将軍』ヴィットリオ・デ・シーカら
『恋はすばやく』-Anna of
Brooklyn-(伊)
-監督:レジナルド・デンハム
-監修:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:ミルコ・スコフィック
-原作:エットーレ・マリア・マ
ルガドンナ/ディーノ・リージ
-脚色:エットーレ・マリア・マ
ルガドンナ/ルチアーナ・コルダ/ジョゼフ・ステファノ
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ/ヴィットリオ・デ・シーカ
-出演:ジーナ・ロロブリジーダ(アンナ)/ ヴィットリオ・デ・シーカ(神父)/ デイル・ロバートソン(ラファエル)/アメディオ・ナザーリ/ペッピノ・デ・フィリッポ
Top
1960
『ふたりの女』-La Ciociara-(伊)(キ
ネマ旬報ベストテン6位)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ
-原作:アルベルト・モラヴィア
-脚色:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:ガボール・ポガニー
-作曲:アルマンド・トロヴァ
ヨーリ
-編集:アドリアーナ・ノヴェッ
リ
-出演:ソフィア・ローレン(チェジラ)(アカデミー主演女優賞)(カンヌ映画祭最優秀女優演技賞)(イタリア・
銀リボン女優賞)/ジャン・
ポール・ベルモンド(ミケーレ)/ラフ・ヴァローネ(ジョヴァンニ)/エレオノーラ・ブラウン(娘/ロゼッタ)/レナート・サルヴァトーリ(運転手)
-第2次大戦中に兵士たちにレイプされた母娘の不幸を描く。
『ふたりの女』エレオノーラ・ブラウン、ソフィア・ローレン
『求むハズ』-The
Millionairess-(米、20世紀フォックス)
-監督:アンソニー・アスキス
-原作:ジョージ・バーナード・
ショウ
-脚色:ウォルフ・マンコウィッ
ツ/リカルド・アラグノ
-撮影:ジャック・ヒルドヤード
-美術:ハリー・ホワイト
-編集:アンソニー・ハーヴェイ
-音楽:ジョルジュ・ヴァン・パ
リス
-出演:ソフィア・ローレン(エピファニア・パレルガ)/ピーター・セラーズ(インドの医師/カビール)/アラステア・シム/ヴィットリオ・デ・シーカ(スパゲッティ製造会社のジョー)/デニス・プライス
『潜行突撃隊』-La Donna che Venne
dal Mare-(伊)
-監督・原案:フランチェスコ・デ・ロベルティス
-脚色:マッシモ・フランシオー
サ/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/フランチェスコ・デ・ロベルティス
-撮影:エンツォ・セラフィン/
カルロ・カルリーニ
-音楽:ピエロ・モルガン
-出演:サンドラ・ミーロ(女諜報部員/ダナエ)/ヴィットリオ・デ・シーカ(イタリア領事/ボルディジン)/ピーター・リン/ペドロ・ヒメネス
『夜と昼の間』-The Angel wore
Red-(米)
-監督・脚本:ナナリー・ジョンソン
-製作:ゴッフレード・ロンバル
ド
-原作:ブルース・マーシャル
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:ブロニスロー・ケイパー
-出演:エ
ヴァ・ガードナー(ナイト・クラブ歌手/ソレダード)/ダーク・ボガード(ドン・アルチュロ神父)/ジョゼフ・コットン(アメリカ人新聞記者/ホーソン)/ヴィットリオ・デ・シーカ(クレイヴ将軍)/エンリコ・M・サレルノ(情報部長/ボタ
ルガス)
『ナポリ湾』-It Started in
Naples-(米、パラマウント)
-監督:メルヴィル・シェイヴェ
ルソン
-製作:ジャック・ローズ
-原作:マイケル・パートウィー
/ジャック・デイヴィス
-脚本:メルヴィル・シェイヴェ
ルソン/ジャック・ローズ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ
-撮影:ロバート・サーティース
-美術:ハル・ペレイラ/ローラ
ンド・アンダーソン
-編集:フランク・ブラクト
-音楽:アレッサンドロ・チコ
ニーニ/カルロ・サヴィーナ
-出演:ク
ラーク・ゲーブル(フィラデルフィアの弁護士/マイク・ハミルトン)/ソフィア・ローレン(ルシア)/ヴィットリオ・デ・シーカ(イタリア人弁護士/マリオ・ビターレ)/マリエット/パオロ・カルリーニ
『戦火地帯』
-出演:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
Top
1961
『Il
Giudizio Universale』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
『アラジンと女盗賊』-The Wonders of
Aladdin-(米、MGM)
-監督:ヘンリー・レビン
-製作:ジョゼフ・E・レヴィン
-脚本:ルーサー・デイヴィス
-撮影:トニーノ・デリ・コリ
-音楽:アンジェロ・フランチェ
スコ・ラヴァニーノ
-出演:ドナルド・オコナー(アラジン)/ノエル・アダム(ドヤルマ)/ヴィットリオ・デ・シーカ(ランプの精)/アルド・ファブリッツィ/ミシェル・メルシェ
『ローマの恋』-Un Amore a Roma-(伊)
-監督:ディーノ・リージ
-製作:マリオ・チェッキ・ゴー
リ
-原作:エルコレ・パッティ
-脚本:エルコレ・パッティ/エ
ンニオ・フライアーノ
-撮影:マリオ・モントゥオーリ
-音楽:カルロ・ルスティケリ
-出演:ミレーヌ・ドモンジョ(女優志願の少女/アンナ)/エルザ・マルティネッリ(フルヴィア)/ピーター・ボールドウィン(マルチェロ)/クラウディオ・ゴーラ/ヴィットリオ・デ・シーカ/ジャック・セルナス
-現代男女の愛情を描いたもの。
Top
1962
『ボッカチオ’70』-Boccaccio
'70-(伊/仏)(オムニバス)
-監督:[第1話:くじ引き]
ヴィットリオ・デ・シーカ/[第2話:アントニオ博士の誘惑]フェデリコ・フェリーニ/[第3話:レンツォとル
チャーナ]マリオ・モニチェッリ/[第4話:仕事中]ルキノ・ヴィスコンティ
-製作:[第1話:くじ引き]カ
ルロ・ポンティ/アントニオ・チェルヴィ/チェザーレ・ザヴァッティーニ
-脚本:[第1話]チェザーレ・
ザヴァッティーニ/[第2話:アントニオ博士の誘惑]フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ/トゥリ
オ・ピネリ/[第4話:仕事中]スーゾ・チェッキ・ダミーコ/ルキノ・ヴィスコンティ
-撮影:[第1話:くじ引き]
[第2話]オテロ・マルテリ/[第4話:仕事中]ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:[第2話:アントニオ博
士の誘惑][第4話:仕事中]ニーノ・ロータ
-編曲:[第1話:くじ引き]ア
ルマンド・トロヴァヨーリ
-出演:[第1話:くじ引き]ソ
フィア・ローレン/ルイジ・ジュリアーニ/アルフィオ・ヴィータ/[第2話:アントニオ博士の誘惑]アニタ・エ
クバーグ/ペッピノ・デ・フィリッポ/[第3話:レンツォとルチャーナ]マリサ・ソリナス/[第4話:仕事中]ロ ミー・シュナイダー/
トマス・ミリアン/ロモロ・ヴァッリ
『ボッカチオ’70
くじ引き』-La Riffa-(伊/仏)
-監督・脚本:ヴィットリオ・デ・シーカ
-製作:カルロ・ポンティ/アン
トニオ・チェルヴィ
-原案:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:オテロ・マルテリ
-音楽:アルマンド・トロヴァ
ヨーリ
-出演:ソフィア・ローレン/ル
イジ・ジュリアーニ
Top
1963
『アルトナ』-I Sequestrati di
Altona-(米、20世紀フォックス)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ
-原作戯曲:ジャン・ポール・サ
ルトル「アルトナの幽閉者」
-脚色:アビー・マン
-撮影:ロベルト・ジェラルディ
-音楽:ディミトリ・ショスタコ
ヴィッチ
-出演:ソフィア・ローレン(女優/ヨハンナ)/マクシミリアン・シェル(フランツ)/フレドリック・マーチ(ゲルラック)/ロバート・ワグナー(弁護士/ベルナー)/フランソワーズ・プレヴォー(レニー)
-極限まで人間性を追求したサルトナの原作に広がりを持たせる演出した。
『アルトナ』
『昨日・今日・明日』-Ieri, Oggi,
Domani/Yesterday, Today and
Tomorrow-(米)(オムニバス)(諷刺コミカルドラマ)(ア
カデミー外国映画賞)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ(ソフィア・ローレンの夫)
-原作:アルベルト・モラヴィア
-脚本:[第1話]エドゥアル
ド・デ・フィリッポ/[第2話][第3話]チェザーレ・ザヴァッティーニ/[第2話]ヴィラ・ヴィラ
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:アルマンド・トロヴァ
ヨーリ
-出演:[第1話:アドリーナ]
ソフィア・ローレン(アドリーナ)/マルチェロ・マストロヤンニ(アドリーナの夫/カルミーネ)/[第2話:アンナ]ソフィア・ローレン(アンナ)/マルチェロ・マストロヤンニ(レンゾ)/[第3話:マーラ]ソフィア・ローレン(マーラ)/マルチェロ・マストロヤンニ(神学生/ウンベルト)
アルド・ジュフレ/アゴスティー
ノ・サルヴィエッティ/リノ・マッテラ
-ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニというコンビを主役に3話からなるオ
ムニバスで、諷刺コミカルドラマが世界的なヒットとなる。
『昨日・今日・明日』ソフィア・ローレン
Top
1964
『あゝ結婚』-Martimonia
all'Italiana/Marriage Italian Style-(米)(人情喜劇)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ
-原作戯曲:エドゥアルド・デ・
フィリッポ
-脚本:レナート・カステラーニ
/ピエロ・デ・ベルナルディ/トニーノ・グエッラ/レオ・ベンヴェヌーティ
-撮影:ロベルト・ジェラルディ
-音楽:アルマンド・トロヴァ
ヨーリ
-出演:ソフィア・ローレン(フィルメーナ)/マルチェロ・マストロヤンニ(ドメニコ)/アルド・プリージ/マリル・トロ
-ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニのコンビの人情喜劇。
『あゝ結婚』マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン
Top
1965
『モール・フランダース
の愛の冒険』-The Amorous Adventures of Moll
Flanders-(英)
-監督:テレンス・ヤング
-製作:マーセル・ヘルマン
-原作:ダニエル・デフォー
-脚色:デニス・キャナン/ロー
ランド・カイビー
-撮影:テッド・ムーア
-音楽:ジョン・アディソン
-出演:キム・ノヴァク(モール)/クレール・アップランド/リチャード・ジョンソン(ジェミー)/アンジェラ・ランズベリー/ヴィットリオ・デ・シーカ(レディ・ブライストーンの夫/伯爵)
-封建社会に翻弄される女の物語。
…ジュディッタ・リッソーネとの離婚を成立させるためにフランスに定住する。
Top
1966
『恋人たちの世界』-Il Mondo
Nuoro-(仏/伊)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作総指揮:ハリー・サルツマ
ン
-製作:ラモン・フロマン
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:ジャン・ボフティ
-音楽:ミシェル・コロンビエ
-出演:クリスティーヌ・ドラ
ローシュ(アン
ヌ)/
ニーノ・カステルヌオーボ(カルロ)/
マドレーヌ・ロバンソン/ジョルジュ・ウィルソン/ピエール・ブラッスール
『紳士泥棒/大ゴールデン作戦』-Caccia alla
volpe/After the Fox-(米)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:ジョン・ブライアン
-脚本:ニール・サイモン
-撮影:レオニダ・バルボーニ
-音楽:バート・バカラック
-出演:ピーター・セラーズ(サギ師/アルドー)/ヴィクター・マチュア(トニー)/ブリット・エクランド/マーティン・バルサム/エイキム・タミロフ
Top
1967
『華やかな魔女たち』-Le
Streghe-(伊)(オムニバス)
-監督:ルキノ・ヴィスコンティ
/マウロ・ボロニーニ/ピエル・パオロ・パゾリーニ/フランコ・ロッシ/ヴィットリオ・デ・シーカ
-製作:ディノ・デ・ラウレン
ティス
-脚本:ジュゼッペ・パトロー
ニ・グリッフィ/チェザーレ・ザヴァッティーニ/アージェ・スカルペッリ/ベルナルディーノ・ザッポーニ/ピエ
ル・パオロ・パゾリー
ニ/アージェ・スカルペッリ/ベルナルディーノ・ザッポーニ/ファビオ・カルピ/エンツィオ・ムッツィ
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-音楽:エンニオ・モリコーネ/
ピエロ・ピッチオーニ
-出演:[第一話:疲れきった魔
女][第二話:市民気質][第三話:月から見た地球][第四話:シシリア娘][第五話:またもやいつもの通りの
夜]シルヴァーナ・マンガーノ(グローリア)(美しい婦人)(口の不自由
な娘/アッスルダ)(ナンツイア)(妻/ジョバンナ)/[第一話:疲れきった魔女]アニー・ジラルド(バレリア)/フランシスコ・ラバル/[第二話:市民気質]アルベル
ト・ソルディ(運転手)/[第五話:またもやいつもの通りの
夜]C・イーストウッド(夫/カルロ)
『女と女と女たち』-Sette Volte
Donne/Woman Times Seven-(米、20世紀フォックス)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:アーサー・コーン
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ
-撮影:クリスチャン・マトラ
-音楽:リズ・オルトラーニ
-出演:シャーリー・マクレーン
/ピーター・セラーズ/ロッサノ・ブラッツィ/ヴィットリオ・ガスマン/レックス・バーカー
Top
1968
『栄光の座』-The Shoes of the
Fisherman-(米、MGM)
-監督:マイケル・アンダーソン
-製作:ジョージ・イングランド
-原作:モーリス・L・ウェスト
-脚本:ジョン・パトリック/
ジェームズ・ケナウェイ
-撮影:アーウィン・ヒリヤー
-音楽:アレックス・ノース
-出演:アンソニー・クイン(キリル)/ローレンス・オリヴィエ()ソ連首相/カメネフ/オスカー・ヴェルナー(テルモンド)/デイヴィッド・ジャンセン/ヴィットリオ・デ・シーカ(バチカンの国務長官/リナルディ枢機卿)
-ローマ法王を主人公にした物語。
『大泥棒』-The Biggest Bundle
of them All-(米、MGM)
-監督:ケン・アナキン
-製作・原作:ジョセフ・シャフテル
-脚色:サイ・サルコウィツ
-撮影:ピエロ・ポルタルーピ
-音楽:リズ・オルトラーニ
-出演:ロバート・ワグナー(ハリー)/ラクウェル・ウェルチ/ゴッドフリー・ケンブリッジ/ヴィットリオ・デ・
シーカ(チェー
ザレ・チェリ)/エドワード・
G・ロビンソン
『恋人たちの場所』-Amanti-(米、MGM)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ/アー
サー・コーン
-原作:ブルネロ・ロンディ
-脚色:ジュリアン・ヘルヴィ/
ピーター・ボールドウィン/エンニオ・デ・コンチーニ/トニーノ・グエッラ/チェザーレ・ザヴァッティーニ
-撮影:パスクァリーノ・デ・サ
ンティス
-音楽:マヌエル・デ・シーカ(デ・シーカの息子)
-出演:フェイ・ダナウェイ(ジュリア)/マルチェロ・マストロヤンニ(バレリオ)
『恋人たちの場所』フェイ・ダナウェイ、マルチェロ・マストロヤンニ
…永年を夫婦のように暮らしてきたスペイン人女優マリア・メルカデルと晴れて結婚式を挙
げる。(このとき二人の間には大人になっている娘エミーと息子マヌエルがいた)
Top
1969
『火曜日ならベルギー
よ』-If
It's
Tuesday, This Must Be Belgium-
-出演:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
Top
1970
『ひ
まわり』-I Girasoli-(伊)☆
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作総指揮:ジョゼフ・E・レ
ヴィン
-製作:カルロ・ポンティ/アー
サー・コーン
-脚本:チェザーレ・ザヴァッ
ティーニ/アントニオ・グエラ/ゲオルギ・ムディバニ
-撮影:ジャンカルロ・フェラン
ドら
-音楽:ヘンリー・マンシーニ
-編集:アドリアーナ・ノヴェッ
リ
-出演:ソフィア・ローレン(お針子/ジョバンナ)/マルチェロ・マストロヤンニ(電気技師/アントニオ・ガルギアティ)/リュドミラ・サベーリエワ(ソ連娘/マーシャ)/アンナ・カレーナ(アントニオの母)/ジェルマーノ・ロンゴ(エトレ)
-戦争という運命に翻弄されるジョバンナとアントニオ、そしてマーシャ。それぞ
れの愛と苦悩が心に染みる切ない名作だ。ヘン
リー・マンシーニの胸を締め付ける名曲と、デ・シーカのひまわり畑に思いを託した叙情的な映像、ソフィア・
ローレンの名演が脳裏に焼きつく。
『ひまわり』マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン
『ひまわり』ソフィア・ローレン
『ひまわり』ソフィア・ローレンら
『ひまわり』リュドミラ・サベーリエワ、ソフィア・ローレン
『Le Coppie』(オムニバス)
-監督:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
Top
1971
『白銀の冒険』-The Ski
Raiders-(米、ワーナー)
-監督:ジョージ・イングランド
-製作:エドワード・リシェン
-脚本:ケン・コルブ/ジェフ
リー・ブルーム
-撮影:ガボール・ポガニー
-編集:ゲイリー・グリッファン
-音楽:ジャック・ルーシェ
-出演:ジャン・クロード・キ
リー(スキー・
コーチ/クリスチャン・ビトン)/
ダニエル・ゴーベール(モニカ・スコッティ)/クリフ・ポッツ(ボブ)/
ヴィットリオ・デ・シーカ(エンリコ・ドルフィ)/レリオ・ルタツィ(シモネリ)
『悲しみの青春』-Il Giardino dei
Finzi Contini-(伊)(ア
カデミー外国映画賞)(ベ
ルリン国際映画祭金熊賞)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-原作:ジョルジョ・バッサーニ
-脚色:ヴィットリオ・ボニチェ
リ/ウーゴ・ピッロ
-撮影:エンニオ・グァルニエリ
-音楽:マヌエル・デ・シーカ
-出演:ドミニク・サンダ(娘/ミコル)/リノ・カポリッキオ(ジョルジョ)/ヘルムート・バーガー(アルベルト)/ファビオ・テスティ(マルナーテ)/ロモロ・ヴァッリ(ジョルジョの父)
-戦争の黒い影がしのびよる古都フェルラーラに生きる若者の愛と哀しみを描く。
Top
1972
『Lo
Chiameremo Andrea』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1973
『Una Breve
Vacanza』
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
Top
1974
『あんなに愛しあったの
に』-C'eravamo tanto amati-
-出演:/ヴィットリオ・デ・
シーカ
『処女の生血』-Blood for
Dracula-(米)
-監督・脚本:ポール・モリセイ
-製作:カルロ・ポンティ/アン
ドリュー・ブローンズバーグ
-撮影:ルイジ・クヴェイレル
-音楽:クラウディ・ジッツィ
-出演:ジョー・ダレッサンドロ(下男/マリオ)/ウド・キアー(ドラキュラ伯爵)/アルノ・ジュエギング(執事アントン)/ロマン・ポランスキー(村人)/マキシム・マッケンドリー/ステファニア・カルシーニ/ドミニク・ダレル
/ミレナ・ヴコティッチ/シルヴィア・ディオニシオ/ヴィットリオ・デ・シーカ(ディ・フィオリ侯爵)
-処女の生血を吸わなければ生き永らえぬドラキュラ伯爵の苦悶を描く。
『旅路』-Il Viaggio-(伊)
-監督:ヴィットリオ・デ・シー
カ
-製作:カルロ・ポンティ
-原作:ルイジ・ピランデルロ
-脚色:ディエゴ・ファブリ/
マッシモ・フランシオーサ/ルイザ・モンタニャーナ
-撮影:エンニオ・グァルニエリ
-編集:キム・アルカッリ
-音楽:マヌエル・デ・シーカ
-出演:ソフィア・ローレン(アドリアーナ)/リチャード・バートン(チェザーレ・ブラッジ)/イアン・バネン(アントニオ)/バーバラ・ピラビン(デ・マウロ)/アナベラ・インコントレラ
-シシリー島の旧家の古い因習に縛られた男女の愛を描く。この作
品の完成後、間も無く死去。
『旅路』ソフィア・ローレン
…11月13日、永眠。
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