シャルル・ボワイエ、イングリッド・バーグマンら ※ストーリーを載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 監督…ジョー ジ・キューカー 製作…アーサー・ホーンブロウ・Jr 原作…パトリック・ハミルトンの舞台 劇を映画化。 脚本…ジョン・ヴァン・ドルーテン/ ウォルター・ライシュ/ジョン・L・ボルダーストン 撮影…ジョセフ・ルッテンバーグ 音楽…ブロニスラウ・ケイパー 出演…シャルル・ボワイエ(作曲家セルギウス・バウアー/グレゴリー・ア ントン) ………イ ングリッド・バーグマン(ポーラ)(ア カデミー主演女優賞) ………ジョゼフ・コットン(探偵/ブライアン・キャメロン) ………メイ・ウィッティ(ベッシー老夫人) ………アンジェラ・ランズベリー(メード/ナンシー) ………テリー・ムーア 19世紀のロンドン(ソーン
トン広場)を舞台にした心理サスペンスの傑作。
アリスの遺産が相続されたポーラに事件を忘れさせようという後見人の配慮でイタリア
の生活が用意される。 そのグレゴリーが愛する叔母を殺害し、プラハに妻がいる男とは知る由もなかった。
叔母の屋敷で生活するように上手く話を持っていったバウアー(シャルル・ボワイ
エ)は、叔 母の荷物を屋根裏部屋に運ばせる。
叔母が殺された屋敷で暮らすことに怯えるポーラ(イ
ングリッド・バーグマン)。
グレゴリー(シャルル・ボワイ
エ)は不信 感を抱いてきたポーラ(イ
ングリッド・バーグマン)を、性格異常者のように追い込んでゆく。
叔母の熱烈なファンだった探偵キャメロン(ジョゼフ・コットン)がポーラとグ レゴリーの様子を疑問に思い捜査する。 バウアーは屋根裏部屋でついに宝石を捜し出すが、その時、屋敷に押し込んできていた キャメロンがポーラから話を聞き出し謎を解明していた。
宝石を見つけ胸躍らせ帰って来たバウ
アー(シャルル・ボワイエ)は、
キャメロン(ジョゼフ・コットン)と
格闘の末、捕らえられる。
バウアー…「僕らの間に
あったのは あの宝石だ 好奇心旺盛なベッシー老夫人(メイ・ ウィッティ)が、地獄の淵から救い出してくれたキャメロン(ジョゼフ・コット ン)にお礼 を言うポーラ(イ ングリッド・バーグマン)を見てポイントとなっていた「おや まあ」と言い終わる。 締めを「おや まあ」で終わるところがキューカー監督らしい。
ストリーは、いたって単純だが
シャル ル・ボワイエとイ
ングリッド・バーグマンの演技が観るものをグイグイ引き込ませてゆく。
ボワイエが冷淡にバーグマンを見る目や、宝石に取りつかれた目。 そして、困惑するバーグマンの目に、怯えるバーグマンの目だ。
これぞ名優の目だ。
それから、ドアが開かれるシーンが印象的な作品でもある。
※『ガス燈』は1940年の英 版があり、ソロルド・ディキンソン監督、ダイアナ・ウィンヤードとアントン・ウォルブルックが主演だった。 Top
|