高 峰秀子、司葉子 ※ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さ い。 監督…成 瀬巳喜男 製作…藤本真澄 脚本…松山善三 美術…中古智 出演…高 峰秀子(伴 内の妻/国子) ………司葉子(柿沼の妻/絹子) ………小沢栄太郎(山野モーターズ重役/柿沼久七郎) ………加東大介(川島友敬) ………賀原夏子(女中/ふみ江) ………中山仁(絹子の不倫相手) ………平田郁人(柿沼の長男/健一) ………小川安三(伴内隆一) 未亡人の 国子(高 峰秀子)は息子を生きがいに中華料理店で働いてい たが、その息子 がひき逃げされ死ぬ。 山野 モーターズの運転手が自首するが、目撃者から国子が聞いたのは女だった。 国子は柿 沼家へ家政婦 として入り込み、ひき逃げしたのが絹子(司葉 子)だと嗅ぎ 付け、絹子にも国子と同じ悲しみを味あわせようと計画するが、絹子の息子に懐かれ実行できないでいる。 今日こそはと、部屋へ忍び込むと、追い込まれた絹子が息子を道連れに自殺してい た。 腰を抜かしそうに驚く国子。 容疑を掛けられた国子は無実を訴え続ける。 やっと、容疑が晴れた時、国子は気がふれていた。 交通安全の旗を持って子供たちを誘導する国子の姿を脳裏に焼き付けさせながら終
わる。 ※成 瀬巳喜男監督と高 峰秀子の最後のコンビとなる作品。(高 峰秀子が成瀬作品出演は17本) 1995
1995年の[日本 映画オールタイム・ベストテン]映画100年特別企画は、映画100年を総括する特別企画として、評論家・作家・ジャーナリストなど104人の選考委員の 全体点数(各個人選出ベストテンの第1位を10点、第2位を9点、以下第10位を 1点)を集計、合計数の多い作品 から抽出するという方法で、映画史を通 じての日本映画ベストテンを発表した。 2000
映画誌『キネマ旬報』が、映画評論家 や俳優、脚本家ら74人に回答を求めて「20世紀の映画スター」を選出し、ランキングを発表した。 Top |