悪魔のような女
  
   シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー

 

記号[☆:スタッフ・キャスト : 始めに] web拍手 by FC2
(1955)-Les Deaboliques-
監督…ア ンリ=ジョルジュ・クルーゾー
原作…ピエール・ボワロー/トーマ ス・ナルスジャック(『その女の正体』の映画化)
脚本…ア ンリ=ジョルジュ・クルーゾー/ジェローム・ジェロミニ
撮影…アルマン・ティラール/ロベー ル・ジュイヤール
音楽…ジョルジュ・ヴァン・パリス
出演…シ モーヌ・シニョレ(愛人/ニコル)
………ヴェラ・クルーゾー(妻/クリスティーナ)
………ポール・ムーリス(校長/ミシェル)
………シャルル・ヴァネル
………ジャン・ブロシャール

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妻クリスティーナ(ヴェ ラ・クルーゾー)の財産で寄宿学校の校長の地位に就いているミ シェル(ポー ル・ムーリス)だが、乱暴で利己的であった。

その乱暴 ぶりにクリスティーナは心労が重り弱っていた。

ミシェル の愛人である女教師ニコルシ モーヌ・シニョレは彼女に同情した。

二人でミ シェル殺害を企み、睡眠薬入りの酒を飲ませ、寝込んだところを浴槽につけて 窒息死させた。そして、二人は死体を学校のプールの底に沈めて隠した。が…

  ジワジワと恐怖を煽る演出で、サスペンスの面白さを十分に味わせてくれる傑作だ。

 シ モーヌ・シニョレが 演じるニコルの冷静さが凄く印象に残る。

  オープニングシーンで水溜りに浮かんでいる紙の船が、車が通り過ぎるときに跳ね飛ば されるのが、終盤のプールのシーンを暗示しているようだ。

 また、ク ルーゾーは、元警察本部長フィッシュが用務員やクリスティナから聞き出そうとするところで 声が 聞こえないようにしている。視聴者も画面の役者と同じように聞き耳を立てたくなるのを計算した演出だ。心憎 いほど巧みだ。

『悪魔のような女』は、 96年にもジェレマイア・チェチェック監督、シャロン・ストーン、イザベル・アジャーニでリメイクされた。
※クリスティナ役のヴェラ・クルーゾーはア ンリ・ジョルジュ・クルーゾー夫人である。


『悪魔のような女』ヴェラ・クルーゾー、シモーヌ・シニョレ


『悪魔のような女』ヴェラ・クルーゾー、シ モーヌ・シニョレ

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参 考文献
ア ンリ=ジョルジュ・クルーゾ
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