高峰秀子 監督…成 瀬巳喜男 製作…藤本真澄/成 瀬巳喜男 脚本…松山善三(第11回アジア映画祭脚本賞) 撮影…安本淳 音楽…斎藤一郎 美術…中古智 編集…大井英史 録音…藤好昌生 出演…高 峰秀子(未 亡人/礼子)(第17回ロカルノ映画祭最優 秀主演 女優賞) ………三益愛子(礼子の義母/しず) ………加山雄三(礼子の義弟/幸司) ………草笛光子(礼子の義妹) ………白川由美(礼子の義妹) 森田屋酒店へ嫁いで来て間
も無く夫に先立たれ、店を切り盛りしている礼子(高
峰秀子)。 礼子は義 母しず(三益愛子)の心情 などを思い好きな人がいるといって家を出る。 実家に向かう夜汽車に乗った礼子が後を追って乗り込んでいる幸司を目にする。
幸司の座席が時間の経過と共に変わってゆく。
高 峰秀子は、礼子が幸司のラブレターに答えるようにいう「降りましょう」までの心情を実に見事に演じ、成 瀬巳喜男監督の演出に答えている。 年下の男、義弟から愛されて、困惑しながらも色香がにじみ出てくる礼子にゾ
クゾ クし惹きこまれる。 1995
1995年の[日本 映画オールタイム・ベストテン]映画100年特別企画は、映画100年を総括する特別企画として、評論家・作家・ジャーナリストなど104人の選考委員の 全体点数(各個人選出ベストテンの第1位を10点、第2位を9点、以下第10位を 1点)を集計、合計数の多い作品 から抽出するという方法で、映画史を通 じての日本映画ベストテンを発表した。 2000
映画誌『キネマ旬報』が、映画評論家 や俳優、脚本家ら74人に回答を求めて「20世紀の映画スター」を選出し、ランキングを発表した。 Top |