河 村黎吉、青木放屁、笠智衆 監督…小津安二 郎 製作…久保光三 脚本…小津安二郎/池田忠雄 撮影…厚田雄春 録音…妹尾芳三郎 照明…磯野春雄 美術…浜田辰雄 編集…杉原よ志 現像…林龍次 音楽…斎藤一郎 衣裳…斎藤耐三 出演…飯田蝶子(おたね) ………青木放屁(幸平) ………小澤榮太郎(父親) ………吉川満子(きく女) ………河村黎吉(為吉) ………三村秀子(ゆき子) ………笠智衆(田代) ………坂本武(喜八) ………高松栄子(とめ) ………長船フジヨ(しげ子) ………河賀祐一(平ちゃん) ………谷よしの(おかみさん) ………殿山泰司(写真師) ………西村青兒(柏屋) 小津監督が抑留生活を終えて、シンガ ポー ルから帰還して最初に撮った作品で、長屋の人情話“喜八もの”の最後の作品である。 焼け野原で迷っていた子を孤児と思い連れてきた田代(笠 智衆)に、文句を言いつつも引き取って面倒を見てやっていたおたね(飯 田蝶子)がラストシーンで「嬉しくって泣いているのよ」に泣けた。 迷子を、自分の子として育てることにしたおたねが上野動物園に連れて行った帰り に、 一緒に記念写真を撮ってもらっているシーンなどおたね(飯田蝶子)の表情がいい。 ※青木放屁は突貫小僧(青木富夫)の異父弟。 1995
1995年の[日本 映画オールタイム・ベストテン]映画100年特別企画は、映画100年を総括する特別企画として、評論家・作家・ジャーナリストなど104人の選考委員の 全体点数(各個人選出ベストテンの第1位を10点、第2位を9点、以下第10位を 1点)を集計、合計数の多い作品 から抽出するという方法で、映画史を通 じての日本映画ベストテンを発表した。 2000
映画誌『キネマ旬報』が、映画評論家 や俳優、脚本家ら74人に回答を求めて「20世紀の映画スター」を選出し、ランキングを発表した。 Top |