NEWSトーク(高校野球)
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早実のエース斎藤佑樹 選手
-Koshien 2006-
<2006 年8月20・21日　全国高校野球選手権大会(夏)決勝戦>

更新　2006/8 /22 16:00

◆春・夏の高校野球で15回を投げ抜いた早実のエース斎藤佑樹選手と夏3連覇を目指 す駒大苫小牧のエース田中将大選手。

　春 選抜２回戦の関西（岡 山）-早実（東京）で延長15回（大会規定延長回数）まで231球投げ、翌日の再試合でも投げたいと言っていた早実のエース斎藤佑樹選 手は、夏の甲子園でも延長15回を投げ抜いた。
　それも、決勝戦で。
　今回は3連覇を目指している強豪相手にだ。

　 その決勝戦、駒大苫小牧(北海道)-早実は 20日に行われた。
　息詰まる熱戦だった。特に両エースの投げ合いに興奮した。
　力強い投球で打者を打ち取ってゆく駒大苫小牧田中将大投手と、配球を駆使した上 手い投球の早実の斎藤佑樹投手、両エースはそれぞれの持ち味を活かして要所を抑えてゆく。
　特に延長の大会規定の最後の15回にその日の最速を出し、自らを奮い立たせる早 実のエース斎藤佑樹選手の姿に心打たれた。
　そして、次の日も投げきった。実に7試合に先発し、6試合で完投。1回戦で打者 2人だけマウンドを譲っただけで、948球投げたそうで、4連投となった決勝の2日間では296球だっ たという。（2006.8.22朝日新聞朝刊　参考）
　その再試合も最終回に、その日の最速を出して気迫の投球を見せた。
　何という精神力なのだろう。
　いや、若い力。
　そう、このエースはそれを思い出させてくれる。
　ただ、残念なのは再試合で駒大苫小牧のエース田中将大選手が体調が十分でなかっ たことだ。
　前日の延長戦の影響だったのだろう。
　3連覇が掛かっていた駒大苫小牧と初優勝を掛けた早実の壮絶な戦いに決着がつい た。
　初優勝おめでとう早実。
　2日間に亘って素晴らしい戦いをした両校、お疲れ様。そして、感動をありがと う。