シモーヌ・シニョレ
(1921.3.25-1985.9.30)
(ドイツ、ヴィスバーデン生まれ)-Simone
Signoret-
〜プロフィール〜
『嘆きのテレーズ』(1953)が一番美しい頃で魅力がある。
晩年は貫禄が付いてきて姉御肌の役作りをしていた。
『年上の女』(1959)は 演技とは思えない生身のものを感じ感動した。
シモーヌは、この作品で女の悲しさを見事に演じカンヌ映画祭・ア
カデミー賞で主演女優賞を獲得した。
納得。
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〜独自の作品
解釈〜
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〜年譜〜
[1921][1944 天井桟敷の人々][1947][1949][1951 肉体の冠][1952][1953 嘆きのテレーズ][1955 悪魔のような女][1959 年上の女][1965 愚か者の船][1966 パリは燃えているか][1985][写真]
1921
…ドイツ、ヴィスバーデン生まれ。
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1944
『天
井桟敷の人々』-Les Enfants du Paradis-(仏)☆
-監督:マルセル・カル
ネ
-製作:レイモン・ボルドリー/
フレッド・オラン
-脚本:ジャック・プレベール(シャンソン「枯葉」の詩人で知られる脚本家)
-出演:アルレッティ(ガランス)/ジャン=ルイ・バロー(バチスト)/マリア・カザレス(ナタリー)/ピエール・ブラッスール(ルメートル)/ピエール・ルノアール(ジェリコ) /シモーヌ・シニョレ
-第1部(犯罪大通り)と第2部(白い男)で構成されている愛憎絵
巻の芸術作品である。[全
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1947
…イヴ・アレグレ監督と結婚し子供ももうける。
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1949
…イヴ・アレグレ監督と離婚。
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1951
『肉体の冠』
-出演:シモーヌ・シニョレ
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1952
…イヴ・モンタンと再婚。
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1953
『嘆
きのテレーズ』-Therese Raquin-(仏)☆
-監督:マルセル・カルネ
-原作:エミール・ゾラ
-脚色:シャルル・スパーク/マルセル・カルネ
-出演:シモーヌ・シニョレ(テ
レーズ・ラカン)/ラフ・ヴァローネ(ローラン)/ジャック・デュビー(カミーユ・ ラカン)/マリア・ピア・カジリオ(ジョルジェット/女中)/ローラン・ルザッフル(リトン/復員水兵)/シ ルヴィー(ラカン夫人)
-ゾラの「テレーズ・ラカン」の現在風映画化をシモーヌ・シニョレが好演。
シモーヌ・シニョレが一番美しかった頃で魅力がある。
『嘆
きのテレーズ』シモーヌ・シニョレetc
『嘆
きのテレーズ』シモーヌ・シニョレetc
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1955
『悪
魔のような女』-Les
Deaboliques-(仏)☆
-監督:ア
ンリ=ジョルジュ・クルーゾー
-原作:ピエール・ボワロー/
トーマス・ナルスジャック
-脚本:ア
ンリ=ジョルジュ・クルーゾー/ジェローム・ジェロミニ
-撮影:アルマン・ティラール/
ロベール・ジュイヤール
-音楽:ジョルジュ・ヴァン・パ
リス
-出演:シモーヌ・シニョレ/
ヴェラ・クルーゾー/ポール・ムーリス/シャルル・ヴァネル/ジャン・ブロシャール
-妻クリスティナ(ヴェラ・クルー
ゾー)の
財産で寄宿学校の校長の地位に就いているミシェル(ポー
ル・ムーリス)だが、乱暴で利己的であった。
そ
の乱暴ぶりにクリスティナは心労が重り弱っていた。
ミ
シェルの愛人である女教師ニコル(シモーヌ・シニョレ)は 彼女に同情した。
二
人でミシェル殺害を企み、睡眠薬入りの酒を飲ませ、寝込んだところを浴槽につけて窒息死させた。
そ
して、二人は死体を学校のプールの底に沈めて隠したが…
サ
スペンスの面白さを十分に味わせてくれる傑作だ。[全文へ]
※『悪魔のような女』は、96年にもジェレマイア・チェチェック監督、シャロン・ストーン、イザ
ベル・アジャーニでリメイクされた。
※クリスティナ役のヴェラ・ク
ルーゾーはアンリ・ジョルジュ・クルーゾー夫人である。
『悪魔のような女』シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー
『悪
魔のような女』ヴェラ・クルーゾー、シモー
ヌ・シニョレ
『悪
魔のような女』ヴェラ・クルーゾー、シモー
ヌ・シニョレ
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1959
『年上の女』-Room at the Top-(英)☆
-出演:シモーヌ・シニョレ(カ
ンヌ映画祭主演女優)(ア
カデミー主演女優賞)
-シモーヌは、女の悲しさを演技とは思えない生身の表情で見せた。名演に感動した。
『年上の女』シモーヌ・シニョレetc
『年上の女』シモーヌ・シニョレetc
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1965
『愚か者の船』-Ship of
Fools-(米)
-監督・製作:スタンリー・クレーマー
-原作:キャサリン・アン・ポーター(長
編小説『愚者の船』)
-脚色:アビー・マン
-撮影:アーネスト・ラズロ(ア
カデミー賞撮影賞)
-音楽:アーネスト・ゴールド
-出演:ヴィ
ヴィアン・リー(メアリー・トレドウェル)(フィルム・デーリー紙の助演女優賞受賞)/シモーヌ・シニョレ(伯爵夫人)/ホセ・フェラー(ジーグフリート・リーバー)/リー・マーヴィン(ビル・テニー)/ハインツ・リューマン(ジュリアス・ローウェンタール)/マイケル・ダン(ナレーション/小人/カール・グ
ロッケン)/オス
カー・ヴェルナー(船医/ウィルヘルム・シューマン)/エリザベス・アシュレー(ジェニィ・ブラウン)/ジョージ・シーガル(画家/デヴィッド)/ホセ・グレコ/チャールズ・コービン
※ア
カデミー賞撮影賞・美術監督賞(モノクロ部 門)を
受賞
-ドイ
ツでヒットラーが政権をとった1933年にメキシコのベラクルスから、ドイツのブレーメルハーフェ
ンに向って出航した客船ヴェラ号に乗り合わせた人々の赤裸々な人間ドラマが描かれている。
ヴィヴィアン・リーは
欲求不満がたまっている気高い未亡人を見事に演じている。ヴィヴィアン・リーの
最後の出演映画。[詳細はヴィ
ヴィアン・リーバイオグラフィーへ]
『愚か
者の船』ヴィヴィアン・リー
『愚
か者の船』シネマトーク〜公開前後のヴィヴィアン〜
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1966
『パリは燃えているか』
-出演:/シモーヌ・シニョレ
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1985
…癌により永眠。
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〜写真〜
シモーヌ・シニョレ
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※
記号[☆:面白い作品]
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参
考文献
『天
井桟敷の人々』
『悪
魔のような女』
ヴィ
ヴィアン・リー
ア
ンリ=ジョルジュ・クルーゾー
女
優
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