スーザン・ヘイワード
    (1918.6.30-1975.3.14) (アメリカ、ニューヨーク州ブルックリン生まれ)-Susan Hayward-
プロフィール 独自の 作品解釈 年譜

〜プロフィール〜

  スカーレット・オハラ役の候補にあがりながら最終的に逃した不運の女優だ。

 『愚かなり我が心』(1950)戦争で悲運を背負い込む女性を切なく、そして、『キ リマンジャロの雪』(1953)で献身的な女性を魅力的に演じ、『私は死にたくない』(1958)では刑執行が2度、3度 と延期される死刑囚の複雑な心情を演じてア カデミー主演女優賞を受賞した。

 悲しげな表情が印象に残る女優だ。

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〜独自の作品解釈〜

1952
『キ リマンジャロの雪』-The Snows of Kilimanjaro-
ストー リーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
1958
『私 は死にたくない』-I Want to Live!-
ストー リーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。

〜年譜〜
[1918][1937 聖林(ハリウッド)ホテル][1938 黄昏][1939 ボー・ジェスト][1941 四人の息子 地下室の狂人][1942 森林警備隊 奥様は魔女 絶海の嵐][1943 俳優志願][1944 愛のあけぼの 血戦奇襲部隊]
[1946
 インディアン渓谷 タイムリミット25時][1947 スマッシュ・アップ 私は殺さない][1948 愛と血の大地]
[1949 他人の家 タルサ][1950 愚かなり我が心][1951 愛欲の十字路 栄光の彼方に 狙われた駅馬車]
[1952
 キリマンジャロの雪 わ が心に歌えば]
[1953 真紅の女 蛮地の太陽][1954 ディミトリアスと闘士 悪の花園][1955 明日泣く 一攫千金を夢見る男 野性の女][1956 征服者][1957 将軍ベッドに死す]
[1958 私は死にたくない][1959 バスク決死隊 愛は憎しみの彼方に][1961 裏街][1963 愛の勝利][1964 愛よいずこへ][1966 三人の女性への招待状][1967 哀愁の花びら]
[1971
 女弁護士ジェシー 逆転の最終弁論(TVM)][1972 復讐の荒野 さよならコール先生][1974][1975]
[写真]

1918

6月30日、アメリカ、ニューヨーク州ブルックリン生まれ。
モデルを経て女優になる。

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1937

『聖林(ハリウッド)ホテル』-Hollywood Hotel-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1938

『黄昏』
-出演:スーザン・ヘイワード

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1939

『ボー・ジェスト』-Beau Geste-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1941

『四人の息子』-Adam Had Four Son's-(米)
-監督:グレゴリー・ラトフ
-出演:イ ングリッド・バーグマン(家庭教師/エミリー)/ワーナー・バクスター(株式仲買人/アダム)/スーザン・ヘイワード(アダムの次男デービッドの妻/へすたー)/フェイ・レイ(アダムの妻)


『四人の息子』

『地下室の狂人』-Among the Living-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1942

『森林警備隊』-The Forest Rangers-
-出演:スーザン・ヘイワード

『奥様は魔女』-I Married a Witch-
-出演:スーザン・ヘイワード

『絶海の嵐』-Reap the Wild Wind-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1943

『俳優志願』
-出演:スーザン・ヘイワード

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1944

『愛のあけぼの』-And Now Tomorrow-
-出演:スーザン・ヘイワード

『血戦奇襲部隊』-The Fighting Seabees-
-出演:スーザン・ヘイワード

ジェス・バーカーと結婚。双子を出産するも53年調停の後に離婚。57年に再婚した。

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1946

『インディアン渓谷』-Canyon Passage-
-出演:スーザン・ヘイワード

『タイムリミット25 時』-Deadline at Dawn-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1947

『スマッシュ・アップ』
-出演:スーザン・ヘイワード

『私は殺さない』-They Won't Believe Me-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1948

『愛と血の大地』-Tap Roots-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1949

『他人の家』-House of Strangers-
-出演:スーザン・ヘイワード

『タルサ』-Tulsa-
-監督:スチュアート・ヘイス ラー 
-出演:スーザン・ヘイワード

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1950

『愚かなり我が心』-My Foolish Heart-
-監督:マーク・ロブソン
-製作:サミュエル・ゴールド ウィン
-脚本:ジュリアス・J・エプス タイン/フィリップ・G・エプスタイン
-撮影:リー・ガームス
-作詞:ネッド・ワシントン
-音楽:ヴィクター・ヤング
-音楽監督:エミール・ニューマ ン
-出演:スーザン・ヘイワード/ダ ナ・アンドリュース/ ケント・スミス/ロバート・キース/ロイス・フィーラー
-戦争によって愛する人を失ったヘイワードが、子を宿していることを伏せて他の男と結婚 し出産するという複雑な関係の作品。
戦争で悲運を背負い込む女性を 切なく演じたヘイ ワードが心に残る。名曲と共に。


『愚かなり我が心』ダナ・ アンドリュース、スーザン・ヘイワード

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1951

『愛欲の十字路』-David and Bathsheba-
-監督:ヘンリー・キング
-製作:ダリル・F・ザナック
-脚本:フィリップ・ダン
-撮影:レオン・シャムロイ
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン 
-出演:グ レゴリー・ペック(ダビデ王)/スーザン・ヘイワード/レイモンド・マッセイ/キーロン・ムーア/ジェーム ズ・ロバートソン・ジャスティス

『栄光の彼方に』-I'd Climb the Highest Mountain-
-出演:スーザン・ヘイワード

『狙われた駅馬車』
-出演:スーザン・ヘイワード

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1952

『キ リマンジャロの雪』-The Snows of Kilimanjaro-
-監督:ヘンリー・キング
-製作:ダリル・F・ザナック
-原作:アーネスト・ヘミング ウェイ
-脚本:ケイシー・ロビンソン
-撮影:レオン・シャムロイ
-音楽:バーナード・ハーマン
-出演:グ レゴリー・ペック(作家ハリー)/エ ヴァ・ガードナー(シンシア)/スーザン・ヘイワード(未亡人ヘレン)/ヒルデガルド・ネフ(伯爵夫人リズ)/レオ・G・キャロル/トリン・サッチャー/エヴァ・ノリング/ヘレン・スタ ンリー/マルセル・ダリオ
-負 傷したところが壊疽になり死にかかっている作家ハリー(グ レゴリー・ペック)「僕は人生の好機を逃した」と言いヘレン(スーザン・ヘイワード)に語りだし、波乱 の人生を回想してゆく。
ハ リーはパリで知り合ったシンシアエ ヴァ・ガードナーと熱烈な恋愛をするが、結 婚に対する考えの相 違で衝突しシンシアが去ってゆく。
シ ンシアのことを思い続けて本を書いて売れっ子作家になる。彼女の居所がやっと分かりスペインへ行くが内戦で あった。[全 文へ]
ハ リーとシンシアがそれぞれの煙草を近づけ火をつけるラブシーンの美しさが圧巻だ。


『キ リマンジャロの雪』エ ヴァ・ガードナー、グレゴリー・ペック


『キリマンジャロの雪』グレゴリー・ペック、スーザン・ヘイワード

『わが心に歌えば』-With a Song in My Heart-
-監督:ウォルター・ラング
-製作脚本:ラマー・トロッティ
-撮影:レオン・シャムロイ
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン(ア カデミー賞ミュージカル映画音楽賞)
-出演:スーザン・ヘイワード(ジェーン・フローマン)(ゴー ルデン・グローブ女優賞(ミュージカル /コメディ))/デヴィッド・ウェイン/ロリー・カルホーン/セルマ・リッター/ロバート・ ワグナー/リーフ・エリクソン
-挿入曲:♪わが心に歌え ば♪ブルー・ムーン♪二人でお茶を
-第二次大戦中、兵士たちの慰問に献身的な活動をみせた女性歌手ジェーン・フローマンの 伝記映画。
※主題歌は♪我が心に歌えば(リチャード・ロジャースの名曲で 1529年のミュージカル『春はここに』で歌われた曲。歌はジェーン・フローマンの吹替え)

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1953

『真紅の女』-The President's Lady-
-出演:スーザン・ヘイワード

『蛮地の太陽』-White Witch Doctor-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1954

『ディミトリアスと闘 士』-Demetrius and the Gladiators-
-出演:スーザン・ヘイワード

『悪の花園』-Garden of Evil-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1955

『明日泣く』-I'll Cry Tomorrow-
-監督:ダニエル・マン
-製作:ローレンス・ウェイン ガーテン
-原作:マイク・コノリー/リリ アン・ロス/ジェロルド・フランク
-脚本:ヘレン・ドイッチュ/ ジェイ・リチャード・ケネディ 
-撮影:アーサー・E・アーリン グ
-音楽:アレックス・ノース   
-出演:スーザン・ヘイワード(カ ンヌ国際映画祭最優秀演技賞)/ ジョー・ヴァン・フリート/レイ・ダントン/ドン・テイラー/リチャード・コンテ/エディ・アルバート/パ ティ・デューク
-実在のスター、リリアン・ロスの半生を描いた伝記的映画。


『明日泣く』


『明日泣く』ドン・テイラー、スーザン・ヘイワード

『一攫千金を夢見る男』-Soldier of  Fortune-
-出演:クラーク・ゲーブル/ スーザン・ヘイワード


『一 攫千金を夢見る男』クラーク・ゲーブル、スーザン・ヘイワード
『野性の女』-Untamed-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1956

『征服者』-The Conqueror-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1957

『将軍ベッドに死す』-Top Secret Affair-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1958

『私 は死にたくない』-I Want to Live!-
-監督:ロバート・ワイズ
-製作:ウォルター・ウェン ジャー
-原作:バーバラ・グレアム/エ ドワード・モンゴメリー
-脚本:ネルソン・ギディング/ ドン・マンキウィッツ
-撮影:ライオネル・リンドン
-音楽:ジョニー・マンデル
-出演:スーザン・ヘイワード(バーバラ・グレアム)(ア カデミー主演女優賞)(NY批評家協会賞女優賞)(ゴールデン・グ ローブ女優賞ド ラマ)/サイ モン・オークラン ド(エド・モンゴメリー)/ヴァージニア・ ヴィンセント(ペグ)/セオドア・バイケル(カー ル)/ウェズリー・ラウ(ヘ ンリー・グレアム)/ ルー・クラグマン(ジャック)/ フィリップ・クーリッジ(エメット)/ジェリー・マリガン /バートレット・ロビンソン
- 老婦人が殺され、前科者のエメット(フィリップ・クーリッジ)とジャック(ルー・クラグマン)が逮 捕される。一緒にいたバーバラ・グレアム(スーザン・ヘイワード)にも共犯の疑いがかかり連行される。

バーバラには仲間を助ける為にかぶってきた偽証罪などの前科があったことから警察は バーバラも共犯と決めてかかる。

事件の夜のアリバイを証明したいが、その日、大喧嘩して家を飛び出した夫は行方知れず だった。

このままでは重罪で裁かれてしまうと焦ったバーバラは検察側の罠にもはまってしまう。

そして、判決は死刑。

見出しを面白くして売れる記事だけを考えていた記者が事件に疑問を持つようになる。
死 刑が求刑されてからも再審を訴えかける働きをする。

死刑執行の日。

執行の時間が記者の働きかけのため、再三延期される。
電 話のベルが鳴るのか、鳴らないのかと緊迫した時が流れるガス室前でのスーザン・ヘイワードの演技は圧巻だ。

そして、ついに…
無 実を訴えながらガス室送りとなった実在の女性死刑囚バーバラ・グレアムの手記を映画化。

バーバラに扮したヘイワードは抵抗したり、怯えたりして、死刑囚の心理を熱演してア カデミー主演女優賞を 受賞した。


『私は死にたくない』スーザン・ヘイワード

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1959

『バスク決死隊』-Thunder in the Sun-
-出演:スーザン・ヘイワード

『愛は憎しみの彼方に』-Woman Obsessed-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1961

『裏街』-Back Street-
-出演:スーザン・ヘイワード


『裏街』スー ザン・ヘイワードetc

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1963

『愛の勝利』-The Stolen Hours-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1964

『愛よいずこへ』-Where Love Has Gone-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1966

『三人の女性への招待 状』
-監督・製作脚本:ジョセフ・L・マンキーウィッ ツ 
-原作:トマス・スターリン グ 
-原作戯曲:フレデリック・ノッ ト
-撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナ ンツォ
-音楽:ジョン・アディソン
-出演:レックス・ハリソン/ スーザン・ヘイワード/クリフ・ロバートソン

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1967

『哀愁の花びら』-Valley of the Dolls-
-出演:スーザン・ヘイワード

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1971

『女弁護士ジェシー 逆転の最終弁論(TVM)
-出演:スーザン・ヘイワード

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1972

『復讐の荒野』-The Revengers-
-出演:スーザン・ヘイワード

[さよならコール先生](TVM)
-出演:スーザン・ヘイワード

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1974

脳腫瘍の手術を受けた。

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1975

3月14日、永眠。

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〜写真〜


スー ザン・ヘイワード

※記号[
:特に好きな作品 :面白い作 品]
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参考文献
エ ヴァ・ガードナー
グ レゴリー・ペック
ダ ナ・アンドリュース
女 優
サ イトマップ
映 画ありき2

映画あり き

〜クラシック映画に魅 せら れて〜

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