ローレンス・オリヴィエ、マール・オベロン 監督…ウィ リアム・ワイラー 製作…サミュエル・ゴールドウィン 原作…エミリー・ブロンテ 脚本…ベン・ヘクト/チャールズ・ マッカーサー 撮影…グレッグ・トーランド(ア カデミー賞白黒撮影賞) 音楽…アルフレッド・ニューマン 出演…ローレンス・オリヴィエ(ヒースクリフ) ………マール・オベロン(キャシー) ………デヴィッド・ニーヴン(エドガー) ………ジェラルディン・フィッツジェ ラルド(エドガーの 妹/イザベラ) ………フローラ・ロブソン ………レオ・G・キャロル ………ドナルド・クリスプ ………ヒュー・ウィリアムズ(ヒンドリー) ローレンス・オリヴィエがエミリー・ ブロ ンテ原作の壮絶な情熱で一途に一人の女性を愛し抜く青年ヒースクリフ役で本格的なハリウッド・デビューを飾 る。 その当時、オリヴィエはヴィ ヴィアン・リーと熱烈に惹かれあっていて結婚したいと思っていた。 が、どちらも離婚に同意してもらえないで家庭を捨てて一緒に暮らしていた。 そんな時に『嵐が丘』の仕事がオリヴィエたちにきたが、ヴィ ヴィアンの役はキャシーではなくイザベラだった。 オリヴィエは、この作品のヒロインにヴィ ヴィアンを推したが、既にマール・オベロンが決まっていたために叶わず、イザベラ役には興 味を 示さなかったために、オリヴィエだけがアメリカに向かい離れ離れになっていた。 そのオリヴィエを追ってハリウッドに来たヴィ ヴィアンが『風 と共に去りぬ』のスカーレット役に大抜擢されるのは有名な話だ。 ※『嵐が丘』は、
ワイラー作品の後、ブニュエル監督作や、1970年のティモシー・ダルトン主演作と3度映画化された。また、舞
台を日本に移した1988年の日本版まである。
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