NEWSトーク(WBC)(ワールドベー スボールクラ シック)
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WBC 侍ジャパン
-World Baseball Classic-
<2023年3月21 日>

更新 2023/3/21 19:35

WBC侍ジャパン　執念の勝利

◆チームの祈りが逆転サヨナラ打に

サヨナラ適 時二塁打を放った村上を中心に歓喜の輪をつくるナイン　日刊スポーツ 2023.3.21より

　日本-メキシコの準決勝9回裏に、それまでの打席で凡退していた村上選手に回ってきた。

　昨年、これまで中々、記録を 塗り替えることが出来なかった 日本人最多ホームラン(56 本)を打ち、最年少で三冠王も獲得した 村上選手は神がかりな活躍をしていたことから、”村神様”と言われていた。
　WBC日本の4番は村上選手 だと期待を込めて 送り出されていたが、数試合は結果がでず5番に下げられていた。
　若い選手にありがちな重圧に 押しつぶされていたのか、期待 が大きかっただけに本 人は苦しんだことだろう。

　試合はメキシコの4回表の攻撃で3ランを打たれ先制された。
　日本は、 再三チャンスをつくるものの得点できず、重 苦しい空気が流れていた。
　7回裏に、こ れを吹き飛ばす同点3ランを、 こ の日も4番に入った吉田選手が 打った。
　一気に盛り上がり、この流れ で行くかと思われたが、8回表 に2点を入れられ、再び3対5 とリードされた。
　8回裏に1点を返し4対5で 試合は9回へ。

　メキシコの攻撃を0で抑え、4対5で日本の9回裏の攻撃だ。
　この回、先頭打者、大谷選手 が初 球を右中間に飛ばし、ヘルメッ トを投げ捨て2塁へ激走。
　二塁打を打った大谷選手が塁 上で 両手を大きく振り上げ、仲間へ 続けとばかりに鼓舞する。
　次打者、吉田選手が四球で2 塁・1塁となる。1塁の吉田選 手に代走周東選手、足 のスペシャリストだ。
　舞台は揃った。
　そこで、あの村上選手だ。
　皆の願いが村上選手に注がれ る。
　”打て村上””打ってくださ い村神様”と。
　3球目を捉えた！
　鋭い打球がセンターフェンス を 直撃し二塁打だ。
　大谷、周東と2者が生還し逆 転サヨナラ。
　村上選手に仲間が駆け寄り、 祝福。逆転サヨナラ勝利に酔い しれ、歓喜の輪が出来た。
　キャンプから、チームに合流 し、ムードを盛り上げてきたダ ルビッシュ選手が、一番見た かった光景だっただろう。
　こんな試合が観られて嬉しく て胸が一杯になった。
　ありがとう　侍ジャパン！

　明日のドリームチームアメリカとの決勝も、今からワクワクだ。

※MLBが日本-メキシコ戦を歴代1位に。「WBCの歴史でトップの試合」となった。