チャールズ・チャップリン 監督…チャー ルズ・チャップリン 製作…チャー ルズ・チャップリン 脚本…チャー ルズ・チャップリン 撮影…R・トザロー 装置…D・ホール 作曲…チャー ルズ・チャップリン 挿入曲…♪ラ・ビオレテラ(当時流行していたメロディーをチャー ルズ・チャップリンが生かす) 出演…チャー ルズ・チャップリン(浮浪者/チャーリー) ………バージニア・チェリル(盲目の娘) ………フローレンス・リー ………ハリー・マイヤーズ ………アラン・ガルシア ………ハンク・マン 何度も観ている作品だから展開は分かって いるのに 同じシーンで胸が締め付けられ涙が流れ落ちる。 そもそも私は、チャップリン作品を敬遠していた。それが1977・8年頃にこの 作品 を観てから一転してチャップリンに興味を持ち、他の作品も観るようになった。 あのラストシーンを観た時の感銘は鮮烈だ。この作品を観た人は一様に頷いている ので はないだろうか。 そのラストシーンをチャップリンは当初は『ステラダラス』(1925)(キネマ旬報第3位)の ラストシーンのようにしようと思っていたそうだ。だが、ヘンリー・キング監督に先を越されたので変えたそう だ。 私は変更されて良かったと思う。あのラストシーンだから、肌の温もりにより、驚き、喜び、戸惑い、困惑を瞬時に感じさせる効果があったと思う。私がハッとし、涙したのも一緒に肌の温もりを感じたからだと思う。他のラストシーンは思い浮かべたくない。このラストシーンにしてくれてあ りが とうと言いたい。 パントマイムによる豊かな表現力が素晴らしいこの作品は大好き だ。 『街の灯』チャールズ・チャップリン、バージニア・チェリル
※バージニア・チェリルはまっ
たくの新人。同じシーンを50回も撮りなおし、作曲に3ヶ月を費し、150万ドルの巨費をつぎこんで3年の歳月
をかけてチャップリンは完成した。 1997 2007 Top
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