映 画に愛をこめて ア
メリカの夜
ジャ ン・ピエール・レオーモン、ジャクリーン・ビ セット、フランソワ・トリュフォー
☆ →
記号[☆:スタッフ・キャスト →: 始めに]
(1973)(仏/伊)(ア
カデミー外国語映画賞)--Day
for Night La nuit americaine-
監督…フランソワ・トリュフォー
製作総指揮…マ
ルセル・ベルベール
脚本…フ
ランソワ・トリュフォー/ジャン・ルイ・リシャール/シュザンヌ・シフマン
撮影…ピ
エール・ウィリアム・グレン
編集…マ
ルティーヌ・バラーク
音楽…ジョ
ルジュ・ドルリュー
出演…ジャ
クリーン・ビセット(ハリウッド女優/ジュリー・ベイカー)
………ジャ ン・ピエール・オーモン(男
優/アレクサンドル)
………ヴァ
レンティナ・コルテーゼ(女優/セヴァリーヌ)
………ジャ
ン・ピエール・レオー(男優/アルフォンス)
………ジャ
ン・シャンピオン(プロデューサー/ベルトラン)
………ダ
ニ(記録見習い助手/リリアーヌ)
………フ
ランソワ・トリュフォー(監督/フェラン)
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ト
リュフォーが映画への愛情を謳ってみせアカデミー外国語映画賞を受賞した『アメリカの夜』のジャ
クリーンは美しかった。
トリュフォーが描いていた知
性と優美、それに色気を兼ね備えたヒロインが誕生した。
トリュフォー著によると「映 画そのもの を描く映画で
あるからには、なんらかのかたちでそこに「映画の都」ハリウッドのイメージがほしいと思った。そのために、イギリス女優だがフランス語を流暢に話し、ハリ
ウッドのスターとして知られるジャ
クリーン・ビセットと 戦前にフランス映画の二枚目としてデュー
し、ハリウッドでその主なキャリアを築いたジャン・ピエー
ル・オーモンをキャスティングすることにしたのである」と記され、ジャ
クリーン・ビセットについては「いつか彼女といっしょに仕事
をしてみたいという思いがあった」といい、「スタンリー・ドーネン監督の
『いつも2人で』を見たときからです。『いつも2人で』の主役はオー
ドリー・ヘプバーンで、ジャ
クリーン・ビセットはまだほんの傍役でした。彼女の出る
シーンは冒頭の十分くらいでしたが、それでもじつに美しく印象的でした。彼女はアルバート・フィ
ニーとバスで同行する女学生グループの一人で、みんなと同じように水疱瘡にかかってし
まい、結局、最後に残ったオー
ドリー・ヘプバーンがアルバート・フィニーと2人で旅をつづけることにな
る。わたしはこう思ったものですーオー
ドリー・ヘプバーンが水疱瘡にかかり、ジャ
クリーン・ビセットがヒロイン になる版を見たいものだ、と」であった。(フランソワ・トリュフォー著
(1988.10.17)「アメリカの夜 ある映画の物 語2」山田宏一訳 草思社より)
※タイ
トルの「アメリカの夜」はフランスの映画界の用語で「昼にフィルターで撮って夜の場面にする」ことだという。
『映画に愛をこめて アメリカの夜』ジャン・ピエール・レオーモン、ジャク
リー ン・ビ セット、フランソワ・トリュフォー
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き
〜
クラシック映画に魅 せられて〜
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