グロリア
※ス
トーリーの結末を載せていますので、映画をご覧 になっていない方は、ご了承下さい。
☆ →
記号[☆:スタッフ・キャスト →: 始めに]
(1980)(米)(ヴェ
ネツィア国際映画祭金獅子賞)-Gloria-
監督…ジョン・カサヴェテス
脚本…ジョン・カサヴェテス
出演…ジーナ・ローランズ(グロリア・スウェンソン)
………バック・ヘンリー(ジャック・ドーン)
………ジュリー・カーメン(ジェリ・
ドーン)
……… ジョン・アダムズ(フィル・ドーン)
……… バジリオ・フランチナ(タンジーニ)
………ジョン・フィネガン(フランク)
………ローレンス・ティアニー(ブロー
ドウェイのバーテンダー)
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ギャ
ン グが迫っている友人から子供を託された子供嫌いのグロリアの逃避行。
グロリア役のジーナ・ローランズのタフさが際立った作品に圧倒された。
夫であるジョン・カサヴェテスが監督・脚本しただけにグロリアを思いの丈に演出していた。
特に好きなシーンは、カフェでマスターに6才のフィルがこっちに来ているかを確かめてもらうところだ。
母性愛が目覚めているのを知られたくない、威厳を保ちたいと思っているグロリアの心情がよく表れていた。
ラストシーンは『シェー
ン』の死亡説のように、解釈を観客に委ねている。
あの状況では2人の死亡説が有力と思うが、心情的にはハッピーエンドであってほしいと願いたい。
『グロリア』ジーナ・ローランズ
『グ
ロリア』ジョン・アダムズ、ジーナ・ローランズ
『グ
ロリア』ジーナ・ローランズ
ジョン・カサヴェテスは『子連れ狼』にヒントを得たそうだ。
そこで、テレビドラマ『子連れ狼』(萬屋錦之介版/中村錦之介の方が馴染み
がいい人も多いのでは)の主題
歌”♪しとしと ぴっちゃん しとぴっちゃん しとぴっちゃん”を思い浮かべた。
柳生一族に妻の命と職を奪われた拝一刀が3才の息子(大五郎)を手作
りの乳母車に乗せ、 寡黙な刺客となり復讐の旅にでる物語だ。
※『レオ
ン』の原型といわれている。
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