ハーバート・マーシャル、ジーン・ティアニー、タイロン・パワー、アン・バクスター 監督…エドマンド・ グールディング 製作…ダリル・F・ザ ナック 原作…サマセット・ モーム 脚本…ラマー・トロッ ティ 撮影…アーサー・C・ ミラー 音楽…アルフレッド・ ニューマン 挿入曲…♪マムゼル 出演…タ イロン・パワー ………ハーバート・ マーシャル ………クリフ トン・ウェッブ ………ジーン・ティア ニー ………アン・バクス ター(ア カデミー助演女優賞) ………ジョン・ペイン ………ルシル・ワトソ ン 【救 済への道は剃刀の刃を渡るが如く険しい】の『剃刀の刃』だが、 1946年版とリメイク版1984年がある。
どちらの作品も、自己啓発に励むという所は、旨く描かれていない。映像
では、どうしても嘘っぽくなるのだろう。
死の床にあるウェッブがパーティの招待状に返事を口述させる。「遺憾ながら、み恵み深き天主との先約により、出席をご辞退申し
上げます」と。 ウェッブは、『タイタニックの最期』(1953)でも気取った紳士を好演していたし、『愛の泉』(1954)でも、これぞ紳士だった。 1946年版には『哀 愁』のルシル・ワトソンも出演している。『剃刀の刃』では、殆ど存 在感がなく、役柄で随分違って来ると思った。 1946年ではパリのカフェのシーンに流れる曲♪マムゼルがいい。 Top |