NEWSトーク(冬季オリンピック) 私 が日々感じていることを書き綴っています 北京オリンピック <2022 年 北京オリンピック-2022Beijing Olympics-> 更新 2022/2 /20 16:19 北京オリンピック◆〜レジェンドから、次の世代へ〜 前回の平昌を含む五輪3大会で金メダルを獲得した、雪上のレジェンド、ショーン・ホワイト(35)(アメリカ) が、この大会での現役引退を表明していて、4位でラストランを終えていた。その、ショーン・ホワイトが逆転で金メダルを決めたハーフパイプの平野歩夢選手に走り寄り、両手で抱き締 め、さらに頭をなでて祝福した。 ビッグエアでは果敢に大技に挑戦し着地直後にバランスを崩して、成功はしなかった岩淵麗楽選手を、海外のラ イバルたちが次々と岩渕のもとに駆け寄り賞賛の輪になっていた。 大技に勇気を出して挑戦した仲間を称えている光景に国境を越えて分ちあう力がスポーツにはあることを感じ た。 カーリングでは失敗した選手を皆でカバーしていたのも心地よかった。 準決勝で勝利後のスキップ藤沢五月選手が総てを物語っていた。 「散々泣いたおかげで疲れて、良い意味で力抜けて楽に試合に臨めた。」と。 その、ロコ・ソラーレは最終選考からオリンピックに出場を果たし、決勝に進んでいた。 スイスに敗れ準決勝に進めないと思い、大泣きした後に、対象国にスエーデンが勝ち、まさかの朗報に驚き泣 き笑いしていた。 その姿に私も一緒に大笑いし祝福した。 銀メダルおめでとう! 連覇のかかったスピードスケートの小平奈緒選手(35)が失 速した姿を韓国の解説者席で見ていたイ・サン ファ(32)が泣 いていた。 かって連覇を達成し自国(ピョンチャンオ リンピック)で開催された大会で3連覇を期待されていたス ピードスケート界の女王だ。 その大会で勝った小平選手が重圧に押しつぶされ敗れ泣いていたイ・サンファを「あなたをリスペクトしてい るよ」と優しく抱擁してくれていたライバルにだ。 日韓がギクシャクしていた中での美しい光景だった。 今回、レース後に小平選手が俯いている姿を見て、自分を重ね合わせていたのだろう。 小平奈緒選 手 そして、スピードスケート女子団体パシュート。 「世界一美しい隊列」で挑んだ決勝。 カナダに追い上げられ、最終周の最終コーナーで隊列が乱れ敗れた。 泣き崩れる高木菜那選手を優しく出迎え寄り添う妹の高木美帆選手、慰める佐藤綾乃選手と抱き寄せる控えの 押切美沙紀選手。 4年間この日のために一生懸命にやっってきたことを知る仲間が思いを一緒にしていた。 「世界一美しい隊列」はここでも見られた。 その高木美帆選手は1000mで金を掴み取った。 オールラウンダーを貫き通した精神と努力は銀3個、金1個のメダルを獲得した。 ノルディックスキー複合団体で日本が銅メダルを獲得したのも忘れ難い。 レジェンドから、次の世代へ受け継がれる姿。 重荷を背負っている選手を労わる姿。 高みを目指しながらも、痛みを分かち合う。 そのような、場面を目にすることが出来るから、心から声援を送れる。 スポーツマンシップよ、「♪どこまでも」という思いを込めて、次の大会を心待ちにしている。 最後にカミラ・ワリエワ(15)のド ウピング疑惑について、カ タリナ・ヴィット(56)(ドイ ツ)など がSNSに載せた記事(YAHOO!JAPAN ニュース2/11(金) 11:03配信)に 興味を持った。 「カミラ・ワリエワは、15歳の未成年で、難易度の高い演技と優雅さで全世界を魅了した天才少女。大人に 依存する彼女には何の罪もない。今回の問題は、彼女の若く有望なキャリアにとって劇的な転換点であり、彼女 のそばには、彼女を支え、守り、 励ます十分な人々がいることを心から願っている」その上で「この場合、彼女はコーチや医療チームの言うことに従ったのだろう。何が正しいか、何が間違って い るかは、彼らが知っているのだ。カミラは無限の勤勉さと勇気で4回転ジャンプを習得したのであって、どんなドーピングも、これを着氷させる助けにはならな らず、芸術性を高めるのにも役に立たない。もしこれが 本当なら非人道的なことで責任ある大人は、このスポーツから永久に追放されるべきだ」と主張した。 また、長野五輪女子シングル金メダリストのタラ・リピンスキー(39)(アメリ カ)は、 「カミラにとってどれほどつら かったか想像できません。彼女が問題に対処しているのに、周囲の大人たちが良い決定を下さず、導けなかった こと、彼女の力になることができなかったことに怒りを覚える。彼女はまだ15歳で、フェアではありません」 と載せたそ うだ。 今季、全勝で迎えた五輪でどのような勝ち方をするのかと誰もが疑わなかったワリエワがフリーでジャンプの ミスが相次ぎ4位に沈んだ。 フリーの演技直後、右手で払う仕草をした。 それは小さな抗議であったと思う。その後、悔しさが込み上げてきて顔を覆い泣いた。 こんな思いを15歳の少女にさせていいのだろうか。 「オリンピックにスポーツマンシップを」は選手だけではない、特に15歳の場合、関係者には大いに願う。 あのような光景は見たくない。 勝ち負けではない、美しい世界があることを忘れないで欲しい。 NEWS
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