オードリー・ヘプバーン 監督…ビ リー・ワイルダー 製作…ビ リー・ワイルダー 原作…サミュエル・テイラー 脚本…ビ リー・ワイルダー/サミュエル・テイラー/アーネスト・レーマン(ゴー ルデン・グローブ脚本賞) 撮影…チャールズ・ラング・Jr 音楽…フレデリック・ホランダー 挿入曲…♪バラ色の人生 衣装デザイン…イデス・ヘッド/ユ ベール・ド・ジヴァンシー(数点のデザイン) 出演…オー ドリー・ヘプバーン(サブリナ) ………ハ ンフリー・ボガート(ライナス) ………ウィ リアム・ホールデン(デビッド) ………ジョン・ウィリアムズ オー
ドリーのサブリナは、可愛い。 ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、次男のデビッド(ウ
イリアム・ホールデン)に憧れていた。
こう書くと、悲惨な展開なようであるが、そこは、『お
熱いのがお好き』のビ
リー・ワイルダー監督だ。 ポコポコと噴出す排気ガスといい、 このサブリナを助けるのが長男ライナス(ハ
ンフリー・ボガート)だが、ボガードの
仕草まで可笑しい。 先に進め
よう。 帰っ
て来たサブリナは見違えるほど洗練され、美しいレディとなっている。 素敵な女
性だと思ってプレイボーイぶりを発揮してデビッド(ウ
イリアム・ホールデン)がアタックしてくる。 婚約者が
いるのに婚約者をそっちのけにしてサブリナに熱をあげているデビッドに、ラ イナス(ハンフリー・ボガート)がお灸をすえ
る。 だが、サ
ブリナは付き合ううちに、誠実なライナスに次第に惹かれて行く。 車内
で♪バラ色の人生を歌うサブリナの表情が惹かれてゆく女心を出していていい。 展開の面白さと、役者たちのキャラクターに引き込まれるお洒落なラブストー
リー だ。 ※衣装デザインは『ロー
マの休日』で 5度目のア
カデミー衣装デザイン賞を受賞したイデス・ヘッドが起用されたが、ビ
リー・ワイルダーの“パリ帰り の娘ならパリ・メイドの服を着る”と いうツルの一声で数点のデザイン(パ
リから帰ってきたサブリナがプードルを連れて駅に降り立つスーツ・スタイルと、パーティの場面の空から舞い
降りた孔雀のようなストラップレスのイブニング
と、ハンフリー・ボガートとデートするシーンで着た、ラインストーンを散りばめたハットとボートネックのカ
クテル・ドレス)をユベール・ド・ジヴァンシーに任された。 〜写真〜
Top |