カロル・バッティスティ 監督…ヴィッ トリオ・デ・シーカ 脚本…チェザーレ・ザヴァッティーニ 撮影…G・R・アルド 音楽…アレッサンドロ・チコニーニ 出演…カロル・バッティスティ(ウンベルト・ドメニコ・フェルラーリ) ………マリア・ピア・カジリオ(マリア) ………リナ・ジェンナーリ(女管理人) 僅かの恩給で細々と暮らしなが
らも 尊厳を持ち続けている老退職官史に突きつけられる厳しい社会を描いたこの作品は、デ・
シーカの父親に捧げた映画である。 尊厳を持ち僅かの 恩給で愛犬の フライクと細々と 暮らしている老退職官史ウンベルト。 彼は下宿している建物の17才のお人よしの女中マリアの相談相手として日々を送って
いた。 そんなときにウンベ
ルトは高熱を
出して慈善病院にはいることになった。 老退職官史ウンベルトと愛犬の結びつきが細やかに演出されている。 ※チェザーレ・ザヴァッ
ティーニがデ・
シーカの父親をモデルとして書いたものと言われている。
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