ヒッ チコック劇場
-Alfred Hitchcock Presents-
赤信号
-Incident in a Small Jail-
        
     アルフレッド・ヒッチコック

※ストーリーを載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さ い。

  

記号[☆:スタッフ・キャスト : 始めに :終わりに] web拍手 by FC2
(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)-Incident in a Small Jail-
演出…ノーマン・ロイド
制作総指揮…ア ルフレッド・ヒッチコック
制作…レビュー・スタジオ(米)
脚本…ヘンリー・スレザー
出演…ジョン・フィードラー(セールスマン)
ストーリーテラー…ア ルフレッド・ヒッチコック
声…熊倉一雄(ア ルフレッド・ヒッチコック)
翻訳…山田小枝子

横断歩道を赤信号で渡ろうとした中年のセールスマ ン(ジョン・フィードラー)が保安官に捕まる。
セー ルスマンは、これくらいのこと見逃してくれと保安官に金を渡して帳消しにしてもらおうとする。
そ の行為に憤慨した保安官は反省させようとして留置場へ入れる。

そこへ町始まって以来の凶悪事件(若 い女性がナイフでめった刺しで殺 害される)を起こしたと いう容疑で作業服を着た青年が収容されてくる。


『赤信号』ジョン・フィードラー

凶悪事件に興奮した町の住民たちがその容疑者をリンチにしようと押し寄せてくるとい うので、青年は隙を見て牢からを出て、隣に留置されているセールスマンに作業服を着せ逃げる。

押し寄せた住民はセールスマンを凶悪犯だと思いリンチする。
セー ルスマンは駆けつけた保安官になんとか助け出される。
保 安官はセールスマンに捕まえたことを侘び、好待遇を持ち出し釈放する。

だが、釈放されたセールスマンの車には血まみれのナイフが…

そして、通りかかった若い女性に人のよさそうな表情で声掛ける「乗らないかい」
助 手席に座った若い女性を見るセールスマンの目は獲物を捕らえている。


『赤信号』ジョン・フィードラーら

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 軽犯罪で留置場へ入れられた気の毒なセールス マンと思わせていたセールスマンが、実は凶悪事件の犯人だったというオチに思わず上手いと声を上げたく なった。

 巻き込まれて留置されていたのは、あの青年の方で、セールスマンは危険な選択であっ ても巻き込まれた気の弱い市民を演じ、次の犯罪がしやすくしていたのだ。
  無実の青年が凶悪事件の犯人だと思われているのをいいことにして。
  怖い話だ。

 ちょっとした交通違反で巻き込まれたセールスマンを「こんなことで巻き 込まれて」と最初は視聴者に思わせていて、オチはもっと怖い「実はこ の男こそ凶悪犯だったのだ」と演出している。
  怖〜い。

 ジョン・フィードラーは小柄でハゲ、どこから見ても冴えない男って感じを上手 く演じている。この容姿、表情に騙されてしまう。
  面白がって演出されたのが見えるようで可笑しい。

更新2007.5.26
 ※新・ ヒッチコック劇場『殺 人ヒッチハイク』としてリメイクされた。

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ヒッ チコック劇場
新・ ヒッチコック劇場
ア ルフレッド・ヒッチコック
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