アルフレッド・ヒッチコック - Alfred Hitchcock -

アルフレッド・ヒッチコック 　　

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(1899.8.13-1980.4.29) (イギリス、ロンドン郊外生まれ)-Alfred Hitchcock-


プロフィール	独自の作品解釈	ヒッチコック劇場	ヒッチコック・アワー	カメオ出演シーン一覧	年譜

～プロフィール～

　“サスペンス映画の神様”“スリラーの巨匠”“映像の魔術師”“プロットの天才”そして、“映画界の帝王”と言われているヒッチコックの作品は面白い。
　殺人や犯罪にハラハラ、ドキドキするサスペンスのみならず、抱擁とキスシーンのラブロマンスも楽しめる。それが、美しい女優たちで。
　ヒッチコックが好んで使ったブロンド美人たちは、“妖艶にして清純、男を惹きつけながら決して所有できない女”であると言われた。
　それは、世の男性たちの理想的な女性のタイプでもある。
　映画ならではの遊びをカメラワークと洒落た台詞で楽しめるヒッチコック劇場に一歩踏み入れたら、もう逃れられない。

　ヒッチコックほど、私を楽しませてくれた監督はいない。カメオ出演が好きで、どこにいるのか捜させていた。
　分かり易いところに出演しているのに、見付けては喜んでいた。
　また、どこからか現れそうに思える。“これは、フィクションです”と言いながら。

～独自の作品解釈～


1940		『レベッカ』-Rebecca-☆
1943		『疑惑の影』-Shadow of a Doubt-☆
1946		『汚名』-Notorious-★
1947		『パラダイン夫人の恋』-The Paradine Case-☆
1948		『ロープ』-Rope-
1954		『ダイヤルMを廻せ！』-Dial M For Murder-★ 『裏窓』-Rear Window-★
1956		『知りすぎていた男』-The Man Who Knew Too Much-(米)(パラマウント/フィルワイト・プロ)☆
1955.10 \| 1961春		ヒッチコック劇場TV映画-Alfred Hitchcock Presents- [赤信号]-Incident in a Small Jail-☆ ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [悪徳の町]-The Crooked Road- ストーリーを載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [あとのまつり]-You Cant Trust a Man- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [いとしき誘拐]-A Crime for Mothers- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [男ならやってみろ！]-Ambition- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [会葬者]-There Was an Old Woman- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [賭]-Dip in the Pool- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [神よ許し給え]-The Horseplayer- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [求人難]-Servant Problem- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [兇器]-Lamb to the Slaughter- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [共犯者]-A Woman's Help- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [越してきた人]-Mr.Blanchard's Secret- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [酒蔵]-Back for Christmas- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [毒蛇]-Poison- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [泣きどころ]-Self Defense- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [ノックアウト]-The Throwback-☆ ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [65才の花婿]-The Pearl Necklace- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [悪い花]-The Gloating Place- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [事故死構成法]-Mother,May I Go Out To Swim?- ストーリーを載せていますので、TV 映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
1957		『間違えられた男』-The Wrong Man-☆
1958		『めまい』-Vertigo-☆
1960		『サイコ』-Psycho-☆
1962		ヒッチコック・アワーTV映画-The Alfred Hitchcock Hour- [ひき逃げを見た]-I Saw the Whole Thing!- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
1963		『鳥』-The Birds-☆
1980年代		新・ヒッチコック劇場TV映画-Alfred Hitchcock Presents- [悪妻の値段]-World's Oldest Motive- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [悪魔の診断書]-The Mole- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [悪戯なシナリオ]-Tragedy Tonight- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [鏡の中の死者]-If the Shoe Fits- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [暗闇のささやき]-Night Caller- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [絞殺魔の館]-An Unlocked Window- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [高層の死刑台]-Man on The Edge- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [小指切断ゲーム]-Man From the South-☆ ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [午後４時の地下室]-Four O'Clock-☆ ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [最終脱獄計画]-Final Escape- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [錯乱の白昼夢]-Revenge- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人特許申請]-The Final Twist- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺意の放課後]-The Gloating Place- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人学入門]-The Initiation- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人幻覚]-Wake Me Up When I'm Dead- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人二重奏]-Conversation Over a Corpse- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人ハネムーン]-Deadly Honeymoon- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [殺人ヒッチハイク]-Incident in a Small Jail- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [死体解剖室の叫び]-Breakdown- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [処刑道路]-Road Hog- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [処刑飛行]-The Right Kind of Medicine- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [死霊の復活]-The Canary Sedan- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [ジゴロの浴室]-Gigolo- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [ただ一度の殺意]-The Impatient Patient- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [脱獄囚狂宴]-Prisoners- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [誕生日の劇物]-Happy Birthday- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [父親暗殺計画]-A Very Happy Ending- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [毒のある関係]-Anniversary Gift- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [白昼の恐怖通信]-When this Man Dies- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [バーン！もう死んだ]-Bang! You’re Dead- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [日に焼けたロープ]-Enough Rope for Two- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [美食の代償]-The Specialty of the House- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [ビン詰めの魔物]-The Jar- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [富豪の殺意]-Deathmate- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [真夜中の迷路]-Night Fever- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [妄想の回路]-Beast in View- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [連続殺人鬼クリーパー]-The Creeper- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。 [惑星人テレビジャック]-The Human Interest Story- ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。

～年譜～
[1899][1922][1923][1925　快楽の園][1926　山鷲　下宿人][1927　下り坂　ふしだらな女　リング][1928　農夫の妻　シャンペン][1929　マンクスマン　恐喝][1930　エルストリー・コーリング　ジュノーと孔雀　殺人！]
[1931　いかさま勝負][1932　リッチ・アンド・ストレンジ　第十七番][1933　ウィーンからのワルツ][1934　暗殺者の家][1935　三十九夜][1936　間謀最後の日　サボタージュ][1937　第3逃亡者][1938　バルカン超特急]
[1939　巌窟の野獣][1940　レベッカ　海外特派員][1941　スミス夫妻　断崖][1942　逃走迷路][1943　疑惑の影　救命艇][1945　白い恐怖][1946 　汚名][1947　パラダイン夫人の恋][1948　ロープ][1949　山羊座のもとに]
[1950　舞台恐怖症][1951　見知らぬ乗客][1952　私は告白する][1954　ダイヤルMを廻せ！　裏窓][1955　泥棒成金　ヒッチコック劇場(生と死の間　復讐　ペラム氏の事件)(TV映画)][1956　ハリーの災難　知りすぎていた男　
ヒッチコック劇場(TV映画)(酒蔵　会葬者　雨の土曜日　越して来た人 )][1957　間違えられた男　ヒッチコック劇場(もうあと一マイル　完全なる犯罪)(TV映画)　Suspicion(Four O'Clock)(TV映画)][1958　めまい　
ヒッチコック劇場(TV映画)(兇器　賭　毒蛇 )][1959　北北西に進路を取れ　ヒッチコック劇場(亡霊の見える椅子　殺人経験者　アルプスの悲恋)(TV 映画)][1960　サイコ　Ford Star Time(INCIDENT AT A CORNER)(TV映画)　
ヒッチコック劇場(女性専科第一課)(TV映画)][1961　ヒッチコック劇場(神よ許し給え　バーン！もう死んだ)(TV映画)][1962　ヒッチコック・サスペンス(ひき逃げを見た) (TV映画)][1963　鳥][1964　マーニー]
[1966 　引き裂かれたカーテン][1967][1969　トパーズ][1971　フレンジー][1976　ファミリー・プロット][1980　新・ヒッチコック劇場(TV映画)][1992　評論家が選んだ映画史上最良の作品ベストテン]
[1999　映画人が選ぶ日本・外国映画オールタイム・ベストテン][2000　日本・外国映画20世紀の映画スター、映画監督オールタイム・ベストテン] [2009　映画人が選ぶ日本・外国映画オールタイム・ベストテン]
[ヒッチコックのトレードマーク][写真]

1899

…8月13日、イギリス、ロンドン郊外生まれ。
父は養鶏業。
ロンドン大学で美術を専攻、デザイナーとして映画字幕の仕事をしたのをきっかけに映画界入り。

<イギリス時代>

1922

『第十三番』-Number Thirteen-(白黒)
-監督・プロデューサー:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:W＆F
-撮影:ローゼンタール
-出演:クレア・グリート/アーネスト・ティシガー
-独立製作。23才で監督兼プロデューサー補になり、初監督作品であったが未完成に終わる。

『第十三番』

1923

…ヒッチコック映画を世に送り出したマイケル・バルコンが独立プロにいた。
イズリントン撮影所でバルコン＝サヴィル＝フリードマン共同製作、グレアム・カッツ監督の『女対女』が撮られることになった。ヒッチコックは助監督に雇われ、脚本や美術も担当し、その完璧な仕事ぶりは周囲を驚かせたそうだ。この時、映画界では4年先輩で有能な編集家であり、脚本家であるアルマ・ルイーズ・レヴィルが編集として雇われていた。ヒッチコックは次の作品『淑女の転落』のロケ地探しの帰りに、アルマにプロポーズしたそうだ。船酔いに苦しんでいたアルマはゲップまじりの返事をしたという。結婚はヒッチコックが彼女より優位の立場になる監督になってからだったそうだ。(冨田弥生著『ヒッチコック劇場　サー・アルフレッド・ヒッチコック』参考)
※ヒッチコックより1日遅く生まれた金髪のアルマ・レヴィル夫人は結婚以来、ヒッチ映画の題材を選び、台本を書き続け、娘パトリシアを育てた。パトリシアは両親の死後ヒッチコック財団の理事として父の作品を管理しているという。

1925

『快楽の園』-The Pleasure Garden-(英独)(サイレント)(白黒)(メロドラマ)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:マイケル・バルコン(ゲインズボロ)/エリック・ポマー(エメルカ -G・B・A)
-原作:オリヴァー・サンディスの同名小説
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:バロン・ヴェンティミリア
-出演:ヴァージニア・ヴァリ(パッツィ・ブランド)/カルメリータ・ゲラフティ(ジル・チェイン)/マイルズ・マンダー(レヴェット)/ジョン・スチュアート(ヒュー・フィールディング)/ニタ・ナルディ(現地人の娘)
-ドイツで撮影された初監督作品。

『快楽の園』カルメリータ・ゲラフティら

…ヒッチコックは『淑女の転落』の後、監督のグレアム・カッツの気にいられず、助監督を辞めさせられてしまう。そのヒッチコックにプロデューサーのマイケル・バルマンが「どうだ、監督として一本撮ってみる気はないか」と言われて撮ったのが『快楽の園』だったという。その時の心境をフランソワ・トリュフォーのインタビューにヒッチコックは「シナリオを書いて＜美術監督＞の仕事をやって、それで十分満足していて、監督になるなんて夢にも思っていなかった」と言っている。マイケル・バルマンが台本書きのためにエリオット・スタナードというライターを付けてくれ、後に妻となるアルマが助監督に付くことになったそうだ。(1984.11.15[1981.12.25] トリュフォー「ヒッチコック映画術」山田宏一/蓮実重彦訳　晶文社参考)

1926

『山鷲』-The Mountain Eagle-(英・独)(サイレント)(白黒)(メロドラマ)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゲインズボロ＝エメルカ
-プロデューサー:マイケル・バルコン
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:バロン・ヴェンティミリア
-出演:ベルンハルト・ゲッケ(ペティグルー)/ニタ・ナルディ(ベアトリス)/マルカム・キーン(神の恐れ)/ ジョン・ハミルトン(エドワード)
-アメリカでは『神への恐れ』(Fear o' God)とタイトルを変えて公開された。

『山鷲』ニタ・ナルディら

『下宿人』-The Lodger-(英)(サイレント)(白黒)(サスペンス)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:マイケル・バルコン(ゲインズボロ)
-原作:ベロック・ローンズ夫人の同名小説
-脚本:アルフレッド・ヒッチコック/エリオット・スタナード
-撮影:バロン・ヴェンティミリア
-出演:イヴォー・ノヴェロ(下宿人)/ジューン(デイジー・バウンティング)/ マリー・オールト(デイジーの母/バウンティング夫人)/アーサー・チェスニー(デイジーの父/バウンティング氏)/マルカム・キーン(刑事/デイジーの婚約者/ジョー・ベッツ)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/編集室にて机に向かう。逮捕時の群集)

『下宿人』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/編集室にて机に向かう)

『下宿人』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/逮捕時の群集)

-同名小説の映画化。イギリスで起こった歴史的な事件“切り裂きジャック”を下敷きにしている。いわゆるヒッチコック映画のはしりといわれている。初のサスペンス。

『下宿人』

1927

『下り坂』-Downhill[米]When Boys Leave-(英)(サイレント)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:マイケル・バルコン(ゲインズボロ)
-原作:デヴィッド・レストレンジ(イヴォー・ノヴェロとコンスタンス・コリアーのペンネーム)の同名戯曲
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:クロード・マクダネル
-出演:イヴォー・ノヴェロ(ロディ・バーウィック)/ベン・ウェブスター(ドースン博士)/ ロビン・アーヴィン(ティム・ウェイクリー)/シビル・ローダ(シビル・ウェイクリー)/ リリアン・プレイスウェイト(バーウィック夫人)/アネット・ベンソン

『下り坂』アネット・ベンソン、ロビン・アーヴィン、イヴォー・ノヴェロ

『ふしだらな女』-Easy Virtue-(英)(サイレント)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:マイケル・バルコン(ゲインズボロ)
-原作:ノエル・カワードの同名戯曲
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:クロード・マクダネル
-出演:イザベル・ジーンズ(ロウリタ・フィルトン)/フランクリン・ダイオール(ロウリタの夫)/エリック・ブランズビー・ウィリアムズ(クロード・ロブスン)/イアン・ハンター(プレインティフの弁護人)/ロビン・アーヴィン(ジョン・ホイットテイカー)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/杖を持った男)

『ふしだらな女』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ /杖を持った男)

『ふしだらな女』イザベル・ジーンズ

『リング』-The Ring-(英)(サイレント)(白黒)
-監督・脚本:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-脚色:アルマ・レヴィル
-撮影:ジャック・コックス
-出演:カール・ブリッソン(“ワン・ラウンド・ジャック”と呼ばれるボクサー/ジャック・サンダース)/リリアン・ハル・デイヴィス(ネリー)/フォレスター・ハーヴェイ(ハリー)
-単独の初脚本作。タイトルはボクシングのリングと指輪のリングをかけたもの。

『リング』ゴードン・ハーカー、カール・ブリッソン、ハリー・テリー

1928

『農夫の妻』-The Farmer's Wife-(英)(白黒)
-監督・脚本:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:イーデン・フィルポッツの同名戯曲
-撮影:ジャック・コックス
-出演:リリアン・ハル・デイヴィス(若いメイド/アラミンタ・デンチ)/ ジェームストン・トマス(サミュエル・スイートランド)/モード・ギル(ティルザ・タパー)/ ゴードン・ハーカー(チェードルス・アッシュ)

『農夫の妻』リリアン・ハル・デイヴィス、ジェームストン・トマス

『シャンペン』-Champagne-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:ジャック・コックス
-出演:ベティ・バルフォア(ベティ)/ゴードン・ハーカー(父)/フェルディナンド・フォン・アルテン(乗客)/ジャン・ブラダン(青年)

『シャンペン』フェルディナンド・フォン・アルテン

1929

『マンクスマン』-The Manxman-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:サー・ホール・ケインの同名小説
-脚本:エリオット・スタナード
-撮影:ジャック・コックス
-出演:カール・ブリッソン(ピート)/マルカム・キーン(フィリップ)/アニー・オンドラ(ケイト)/ランドル・アイアトン(ケイトの父)

『マンクスマン』アニー・オンドラ、マルカム・キーン

『恐喝(ゆすり)』-Blackmail-(英)(白黒)
-監督・構成:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:チャールズ・ベネットの同名戯曲
-脚本:アルフレッド・ヒッチコック/ベン・W・レヴィ
-撮影:ジャック・コックス
-音楽:キャンベル＆コネリー
-出演:アニー・オンドラ(アリス・ホワイト)/セーラ・オールグッド(ホワイト夫人)/ジョン・ロングデン(, 刑事/フランク・ウェバー)/チャールズ・ペイトン(ホワイト氏)/ドナルド・カルスロップ(トレイシー)/ シリル・リチャード(画家)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/本を読んでいる男)

『恐喝(ゆすり)』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/本を読んでいる男)

-ヒッチコック初のトーキー。

『恐喝』アニー・オンドラら

1930

『エルストリー・コーリング』-Elstree Calling-(英)(白黒)
-ゴードン・ハーカーが出演したミュージカル・レヴューで数シーンを監督したそうだ。(1995.11.9ロバート・A・ハリス&マイケル・S・ラスキー著「シネマ・スター・ライブラリー『サスペンスの魔術師　アルフレッド・ヒッチコック』」日笠千晶訳シンコー･ミュージック参考)

『ジュノーと孔雀』-Juno and the Paycock-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:ショーン・オケイシーの同名戯曲
-脚本:アルフレッド・ヒッチコック/アルマ・レヴィル
-撮影:ジャック・コックス
-出演:セーラ・オールグッド(ジュノー)/エドワード・チャップマン(ボイル船長)/ シドニー・モーガン(ジョクサー)/マリー・オニール(マディガン夫人)

『ジュノーと孔雀』セーラ・オールグッドら

『殺人！』-Murder!-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:クレメンス・デーンとヘレン・シンプソンの戯曲『サー・ジョン登場』 (Enter Sir John)
-脚本:アルマ・レヴィル
-脚色:アルフレッド・ヒッチコック/ウォルター・マイクロフト
-撮影:ジャック・コックス
-出演:ハーバート・マーシャル(ジョン・メニアー卿)/ノラ・ベアリング(ダイアナ・ベアリング)/フィリス・コンスタム(ダルシー・マーカム)/エドワード・チャップマン(テッド・マーカム)/マイルズ・マンダー(ゴードン・ドルース)/エスメ・パーシー(ハンデル・フェーン)/ドナルド・カルスロップ(イオン・スチュアート)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/殺人が起きた家を通りすぎる男)

『殺人！』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/殺人が起きた家を通りすぎる男)

『殺人！』

1931

『いかさま勝負』-The Skin Game-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ/ジョン・マックスウェル
-原作:ジョン・ゴールズワージーの同名戯曲
-脚本:アルフレッド・ヒッチコック/アルマ・レヴィル
-撮影:ジャック・コックス
-出演:エドマンド・グウェン(ホーンブロワー氏)/ジル・エズモンド(ジル)/ジョン・ロングデン(チャールズ)/C・V・フランス(ヒルクレスト氏)/ ヘレン・ヘイ(ヒルクレスト夫人)/フィリス・コンスタム(クローエ)/フランク・ロートン(ロルフ)

『いかさま勝負』エドマンド・グウェンら

1932

『リッチ・アンド・ストレンジ』(昔は『金あり怪事件あり』というタイトル)(「おかしな成金夫婦」)-Rich and Strange/(米)East of Shanghai-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原案:デイル・コリンズ
-脚本:アルマ・レヴィル/ヴァル・ヴァレンタイン
-撮影:ジャック・コックス
-出演:ヘンリー・ケンドール(フレディ・ヒル)/ジョーン・バリー(エミリー・ヒル)/ベティ・アマン(王女)/ パーシー・マーモント(ゴードン)/エルシー・ランドルフ(老嬢)
-思わぬ遺産が転がり込んだ平凡な若夫婦が、変化を求めて中国への旅に出かける。そこで…
※アルフレッド・ヒッチコックのカメオ出演なし。

『リッチ・アンド・ストレンジ』ヘンリー・ケンドール、ジョーン・バリー

『第十七番』-Number Seventeen-(英)(白黒)(メロドラマ)
-監督・脚本:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ
-プロデューサー:ジョン・マックスウェル
-原作:ジェファーソン・ファージョンの同名戯曲
-撮影:ジャック・コックス
-出演:レオン・M・ライオン(ベン)/アン・グレイ(娘)/ ジョン・スチュアート(刑事)

『第十七番』アン・カッスン、ジョン・スチュアート

1933

『ウィーンからのワルツ』-Waltzes from Vienna/(米)Strauss' Great Waltz-(英)(白黒)(メロドラマ)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゴーモン・ブリティッシュ
-原作:ガイ・ボルトンの同名戯曲
-脚本:アルマ・レヴィル/ガイ・ボルトン
-出演:ジェシー・マシューズ(ライヒ)/エズモンド・ナイト(小ヨハン・シュトラウス)/フランク・ヴォスパー(皇太子)/フェイ・コンプトン(伯爵夫人)/エドマンド・グウェン(大ヨハン・シュトラウス)/ロバート・ヘイル(エベツェザー)/ ハインドル・エドガー(レオポルド)/マーカス・バロン(ドレクスター)

『ウィーンからのワルツ』ジェシー・マシューズ

1934

『暗殺者の家』-The Man Who Knew Too Much-(英)(白黒)(サスペンス)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゴーモン・ブリティッシュ
-プロデューサー:マイケル・バルコン
-共同製作:イヴォール・モンタギュー
-原案:チャールズ・ベネット /D・B・ウィンダム・ルイス
-脚本:A・R・ローリンソン/ チャールズ・ベネット/D・B・ウィンダム・ルイス/エドウィン・グリーンウッド
-撮影:クルト・クーラン
-出演:レスリー・バンクス(ボブ・ローレンス)/エドナ・ベスト(ジル・ローレンス)/ピーター・ローレ(アボット)/フランク・ヴォスパー(ラモン・ルヴィーン)/ヒュー・ウェイクフィールド(クライヴ)/ ノヴァ・ピルビーム(ベティ・ローレンス)/ピエール・フレネー(ルイ・ベルナール)
-ヒッチ・スタイルの基本的作品。後『知りすぎていた男』(1956)としてリメークされる。

『暗殺者の家』フランク・ヴォスパー、エドナ・ベストら

1935

『三十九夜』-The 39 Steps-(英)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゴーモン・ブリティッシュ
-プロデューサー:マイケル・バルコン
-共同プロデューサー:イヴォール・モンタギュー
-原作:ジョン・バカンの小説『三十九階段』
-脚本:アルマ・レヴィル
-撮影:バーナード・ノウルズ
-出演:マデリン・キャロル(パメラ)/ロバート・ドーナット(リチャード・ハネイ)/ルッチー・マンハイム(スミス嬢/アナベラ)/ゴッドフレー・タール(ジョーダン教授)/ ペギー・アシュクロフト(クロフター夫人)/ジョン・ローリー(農夫クロフター)/ヘレン・ヘイ(ジョーダン夫人)/フランク・セリア(保安官)/ ウィリー・ワトスン(メモリー)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ミュージック・ホールを逃げ出したリチャードとアナベラがバスに乗ろうとしている傍でゴミを捨てる男)
-ヒッチ映画の要素が出揃ったと言われている作品。

『三十九夜』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ミュージック・ホールを逃げ出したリチャードとアナベラがバスに乗ろうとしている傍でゴミを捨てる男)

『三十九夜』マデリン・キャロル、ロバート・ドーナット

1936

『間謀最後の日』-The Secret Agent-(英)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゴーモン・ブリティッシュ
-プロデューサー:マイケル・バルコン/イヴォール・モンタギュー
-原案:サマセット・モームの短編小説『アシェンデン』(Ashenden)およびキャンベル・ディクソン脚色の同名戯曲
-脚本:チャールズ・ベネット
-撮影:バーナード・ノウルズ
-出演:マデリン・キャロル(エルサ・キャリントン)/ジョン・ギールグッド(英国諜報部員/リチャード・アシェンデン)/ピーター・ローレ(将軍)/ロバート・ヤング(ロバート・マーヴィン)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ジョン・ギールグッドがスイスに降り立った際、ほかの乗客に紛れて共に降船する男)
-スパイ映画。

『間謀最後の日』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ジョン・ギールグッドがスイスに降り立った際、ほかの乗客に紛れて共に降船する男)

『間謀最後の日』ジョン・ギールグッド、ピーター・ローレら

『間謀最後の日』ジョン・ギールグッドら

『サボタージュ』-Sabotage-(英)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:シェパード＝ゴーモン・ブリティッシュ
-プロデューサー:マイケル・バルコン/イヴォール・モンタギュー
-原作:ジョセフ・コンラッドの小説『密偵』(The Secret Agent)
-脚本:チャールズ・ベネット
-撮影:バーナード・ノウルズ
-出演:シルヴィア・シドニー(シルヴィア・ヴァーロック)/オスカー・ホモルカ(シルヴィアの夫/ヴァーロック)/デズモンド・テスター(シルヴィアの弟)/ジョン・ローダー(刑事/テッド)/ジョイス・バーブア(ルネ)/ マシュー・ボウルトン(タルボット警視)
-アメリカでは『女ひとり』(The Woman Alone)という題で公開された。

『サボタージュ』ジョン・ローダー、オスカー・ホモルカ

『サボタージュ』シルヴィア・シドニー、オスカー・ホモルカ

『サボタージュ』シルヴィア・シドニー

『サボタージュ』オスカー・ホモルカ

1937

『第3逃亡者』-Young and lnnocent-(英)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ゲインズボロ＝ゴーモン・ブリティッシュ
-プロデューサー:エドワード・ブラック
-原作:ジョセフィン・テイの『A Shilling for Candle』
-脚本:チャールズ・ベネット/ アルマ・レヴィル
-撮影:バーナード・ノウルズ
-出演:デリック・デ・マーニー(ロバート・ティスドル)/ノヴァ・ピルビーム(エリカ)/パーシー・マーモント(バーゴイン大佐)/エドワード・リグビー(ウィル爺さん)/メアリー・クレア(エリカの叔母)/ジョン・ロングデン(ケント)/ ジョージ・カーズン(ガイ)/ベージル・ラドフォード(エリカの叔父)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/裁判所の入り口で待ち構える報道カメラマン)
-アメリカでは『彼女は若かった』という題で公開された。

『第3逃亡者』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/裁判所の入り口で待ち構える報道カメラマン)

『第3 逃亡者』デリック・デ・マーニーら

1938

『バルカン超特急』-The Lady Vanishes-(英)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック(ニューヨーク批評家協会監督賞)
-製作:ゲインズボロ
-プロデューサー:エドワード・ブラック
-原作:エセル・リナ・ホワイトの小説『車輪は回る』(The Wheel Spins)
-脚本:シドニー・ギリアット/ フランク・ローンダー
-構成:アルマ・レヴィル
-撮影:ジャック・コックス
-出演:マーガレット・ロックウッド(アイリス・ヘンダーソン)/マイケル・レッドグレーヴ(ギルバート)/ポール・ルーカス(ハルツ博士)/デイム・メイ・ウィッティ(ミス・フロイ)/グージー・ウィザース(ブランチ)/ セシル・パーカー(トッドハンター氏)/リンデン・トラヴァース(トッドハンターの愛人)/メアリー・クレア(男爵夫人)/ノーントン・ウェイン(カルディコット)/ベージル・ラドフォード(チャーターズ)/ アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/黒いコート姿でタバコを吸う男)
-小道具の扱いが上手い作品。

『バルカン超特急』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/黒いコート姿でタバコを吸う男)

『バルカン超特急』マイケル・レッドグレーヴ、マーガレット・ロックウッド、ポール・ルーカス

『バルカン超特急』マイケル・レッドグレーヴ、マーガレット・ロックウッド、デイム・メイ・ウィッティ

1939

『巌窟の野獣』-Jamaica Inn-(英)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:メイフラワー
-プロデューサー:エーリッヒ・ポマー/チャールズ・ロートン
-原作:ダフネ・デュ・モーリアの小説『埋もれた青春』(Jamaica Inn)
-脚本:シドニー・ギリアット/ ジョーン・ハリソン
-構成:アルマ・レヴィル
-撮影:ハリー・ストラドリング /バーナード・ノウルズ
-出演:チャールズ・ロートン(ハンフリー・ペンガラン卿)/ホレス・ホッジ(チャドイック)/ ハイ・ペトリ(下男)/フレデリック・パイパー(仲介人)/レスリー・バンクス(ジョス・マリーン)/マリー・ネイ(ジョスの妻/ペイシェンス)/モーリン・オハラ(ペイシェンスの姪/メアリー)
-イギリス最後の作品。

『巌窟の野獣』チャールズ・ロートン、モーリン・オハラ

アルフレッド・ヒッチコックと妻アルマ　1939年

<アメリカ時代>

1940

『レベッカ』-Rebecca-(米)(白黒)(アカデミー作品賞)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:デヴィッド・O・セルズニック
-プロデューサー:デヴィッド・ O・セルズニック
-原作:ダフネ・デュ・モーリアの同名小説
-脚本:ロバート・E・シャーウッド/ジョーン・ハリソン
-撮影:ジョージ・バーンズ(アカデミー撮影賞)
-出演:ローレンス・オリヴィエ(マキシム・ド・ウィンター)/ジョーン・フォンテーン(ド・ウィンター夫人)/ジョージ・サンダース(ジャック・ファヴェル)/ジュディス・アンダーソン(ダンヴァース夫人)/ナイジェル・ブルース(ギルス・レイシー少佐)/C・オーブリー・スミス(ジュリアン大佐)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/公衆電話の横を通る男)
- ヒッチコックがプロデューサーのセルズニックにアメリカへ招かれて撮った最初の作品。朽ち果てた豪邸「マンダレー」から回顧するシーンなどのジョージ・バーンズのカメラワークがいい。サスペンス感を漂わせている。叔母の付き人として南仏の避暑地にやってきていた娘(ジョーン・フォンテーン)が、海岸の崖っぷちに立っているイギリスの大富豪マキシム・ド・ウィンター(ローレンス・オリヴィエ)が自殺しようとしていると思い声をあげる。そのことがきっかけで大富豪マキシム(ローレンス・オリヴィエ)に誘われるようになり、後妻として屋敷に入ることになる。上流社会を知らない若妻(ジョーン・フォンテーン)は怖ず怖ずと豪邸「マンダレー」へ。そこには…[全文へ]
※オリヴィエはヴィヴィアン・リーをヒロインに推したがかなわず。

『レベッカ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/公衆電話の横を通る男)

『レベッカ』談笑　アルフレッド・ヒッチコック、ジョーン・フォンテーン、ローレンス・オリヴィエ

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン、ローレンス・オリヴィエら

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン、ジュディス・アンダーソン

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン、ローレンス・オリヴィエ

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン、ローレンス・オリヴィエ、C・オーブリー・スミス

『レベッカ』ジョーン・フォンテーン、ローレンス・オリヴィエら

『海外特派員』-Foreign Correspondent-(米)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ウォルター・ウェンジャー/ユナイテッド・アーチスツ
-脚本:チャールズ・ベネット/ ジョーン・ハリソン
-撮影:ルドルフ・マテ
-出演:ジョエル・マックリー(記者/ジョニー・ジョーンズ)/ラレイン・デイ(キャロル・フィッシャー)/ハーバート・マーシャル(キャロルの父/スティーブン・フィッシャー)/ジョージ・サンダース(記者/ハーバート・フォリオット)/アルバート・バッサーマン(ヴァン・メア)/ロバート・ベンチリー(ステビンス)/エドュアルド・チアネリ(クルーク)/エドマンド・グウェン(ローリー)/ハリー・ダヴェンポート(パワーズ氏)/ アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテルを出たジョニーとすれ違う新聞を読みながら歩く男)
- ジョエル・マックリーが戦時下の暗闇の中でロンドンからアメリカに向けて呼びかけるシーンが感動的だ。「灯りを消さないように」と。
※主役を蹴ったゲーリー・クーパーが後悔したという。(冨田弥生著『ヒッチコック劇場　サー・アルフレッド・ヒッチコック』参考)

『海外特派員』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテルを出たジョニーとすれ違う新聞を読みながら歩く男)

『海外特派員』

1941

『スミス夫妻』-Mr.And Mrs.Smith-(米)(白黒)(コメディ)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:R.K.O.
-プロデューサー:ハリー・E・エディントン
-原案・脚本:ノーマン・クラスナ
-撮影:ハリー・ストラドリング
-出演:キャロル・ロンバード(アン・スミス)/ロバート・モンゴメリー(デヴィッド・スミス)/ジーン・レイモンド(ジェフ・カスター)/ ジャック・カースン(チャック・ベンソン)/フィリップ・メリヴェール(カスター夫人)/ウィリアム・トレーシー(サミー)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/アパートのまえでロバート・モンゴメリーとすれ違う男)
- ハリウッドの要求に従って生み出された作品。ヒッチコックで唯一のソフィスティケイテッド･コメディである。

『スミス夫妻』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/アパートのまえでロバート・モンゴメリーとすれ違う男)

『スミス夫妻』ロバート・モンゴメリー、キャロル・ロンバード

『断崖』-Suspicion-(米)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:R.K.O.
-原作:フランシス・アイルズ(アンソニー・バークレー)の小説『犯行以前』 (Before the Fact)
-脚本:サムソン・ラファエルソン/ジョーン・ハリソン/アルマ・レヴィル
-撮影:ハリー・ストラドリング
-出演:ケーリー・グラント(ジョン・アイガース/“ジョニー”)/ジョーン・フォンテーン(リナ・マッキンロー)(アカデミー主演女優賞)/サー・セドリック・ハードウィック(マッキンロー将軍)/ナイジェル・ブルース(ビーキー)/デイム・メイ・ウィッティ(マッキンロー夫人)/イザベル・ジーンズ(ニューシャム夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/町のポストに手紙を投函しようとしている男)

『断崖』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/町のポストに手紙を投函しようとしている男)

『断崖』ケーリー・グラント

『断崖』ジョーン・フォンティン

『断崖』ジョーン・フォンティン、ケーリー・グラント

『断崖』ジョーン・フォンテーン、ケーリー・グラントetc

『断崖』ジョーン・フォンテーン、ナイジェル・ブルース、ケーリー・グラント

『断崖』ケーリー・グラント

『断崖』ジョーン・フォンティン、ケーリー・グラント

『断崖』ケーリー・グラント、ジョーン・フォンティン

1942

『逃走迷路』-Saboteur-(米)(白黒)☆
-監督・原案:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ユニヴァーサル
-プロデューサー:フランク・ロイド、ジャック・H・スカーボール
-脚本:ピーター・ヴィアテル/ ジョーン・ハリソン/ドロシー・パーカー
-撮影:ジョゼフ・ヴァレンタイン
-出演:ロバート・カミングス(バリー・ケイン)/プリシラ・レイン(パトリシア・マーティン/パット)/オットー・クルーガー(チャールズ・トビン)/アラン・バクスター(フリーマン氏)/ アルマ・クルーガー(ヴァン・サットン夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ケインがフリーマンと車から降りたニューヨークのドラッグ・ストアの前で帽子を被って立っている男)

『逃走迷路』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ケインがフリーマンと車から降りたニューヨークのドラッグ・ストアの前で帽子を被って立っている男)

『逃走迷路』ロバート・カミングス、プリシラ・レイン

1943

『疑惑の影』-Shadow of a Doubt-(米)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ユニヴァーサル
-プロデューサー:ジャック・ H・スカーボール
-原案:ゴードン・マクダネル
-脚本:ソートン・ワイルダー/ アルマ・レヴィル/サリー・ベンソン
-撮影:ジョゼフ・ヴァレンタイン
-挿入曲:♪喜歌劇「メリー・ウィドー」から～ワルツ《唇は黙して》～(レハール作曲)
-出演:ジョゼフ・コットン(叔父/チャーリー・オークリー)/テレサ・ライト(チャーリー・ニュートン)/マクドナルド・ケリー(ジャック・グレアム)/パトリシア・コリンジ(エマ・ニュートン)/ ヘンリー・トラヴァース(ジョゼフ・ニュートン)/ヒューム・クローニン(ハービー・ホーキンス)/ウォーレス・フォード(フレッド・サンダース)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/サンタローザ行きの列車の中でカード遊びをしている男)
-大好きな叔父が殺人鬼だと知った娘の心理的葛藤がスリリングに描かれた傑作。
アメリカの小都市で家族と共に平凡に暮らす長女チャーリー(テレサ・ライト)が、ふらりとやってきた叔父チャーリー(ジョゼフ・コットン)が殺人鬼ではと疑いを持ち始めるところから、サスペンスのヒッチコックの世界へグイグイと引き込んで行く。
ヒッチコックの代表作である。

『疑惑の影』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/サンタローザ行きの列車の中でカード遊びをしている男)

『疑惑の影』テレサ・ライト、ジョゼフ・コットン

『疑惑の影』ジョゼフ・コットン、テレサ・ライト

『救命艇』-Lifeboat-(米)(白黒)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:20世紀フォックス
-プロデューサー:ケネス・マックゴワン
-原案:ジョン・スタインベック
-脚本:ジョー・スワーリング
-撮影:グレン・マックウィリアムズ
-出演:タルラ・バンクヘッド(コーニー/コンスタンス・ポーター)/ウィリアム・ベンディックス(ガス・スミス)/ウォルター・スレザック(潜水艦長/ウィリー)/メアリー・アンダーソン(アリス・マッケンジー)/ジョン・ホディアック(ジョン・コヴァク)/ヘンリー・ヒル(チャールズ・D・リトンハウス)/ヘザー・エンゼル(ヒギンズ夫人)/ヒューム・クローニン(スタンリー・ギャレット)/カナダ・リー(ジョージ・スペンサー、ジョー)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ガス・スミスが読む新聞に掲載されているダイエット広告写真の男)

『救命艇』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ガス・スミスが読む新聞に掲載されているダイエット広告写真の男)

『救命艇』ヒューム・クローニン、ヘンリー・ヒル、タルラ・バンクヘッドジョン・ホディアック、メアリー・アンダーソン、カナダ・リー

1945

『白い恐怖』-Spellbound-(米)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:セルズニック・インターナショナル
-プロデューサー:デヴィッド・ O・セルズニック
-原作:フランシス・ビーディング(ヒラリー・セイント・ジョージ・ソーンダースとジョン・パーマー)の『The House of Dr.Edwardes』
-脚本:ベン・ヘクト
-撮影:ジョージ・バーンズ
-音楽:ミクロス・ローザ(アカデミー音楽賞)
-出演:イングリッド・バーグマン(コンスタンス・ピータースン博士)/グレゴリー・ペック(ジョン・バランタイン)/ジーン・アッカー(看護婦長)/ロンダ・フレミング(メアリー・カーマイケル)/ドナルド・カーティス(ハリー)/ ジョン・エマリー(フルロット博士)/レオ・G・キャロル(マチソン博士)/ノーマン・ロイド(ガームズ)/ アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/エンパイア・ステート・ホテルのエレベーターから煙草を吸いながらヴァイオリンのケースを持って降りてくる男)
-イングリッドの素敵な白衣姿が楽しめる。若かりしペックも。
※悪夢のシーンのバックに流れていた音楽の楽器はテルミン(エーテルフォン)、美術はサルヴァドール・ダリ。(島田荘司/ 井上夢人/服部真澄/中条省平/山口雅也『生誕100年　映像の魔術師　ヒチコック』朝日新聞社より　参考)

『白い恐怖』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/エンパイア・ステート・ホテルのエレベーターから煙草を吸いながらヴァイオリンのケースを持って降りてくる男)

『白い恐怖』グレゴリー・ペック、イングリッド・バーグマン

『白い恐怖』イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック

『白い恐怖』イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック

1946

『汚名』-Notorious-(米)(白黒)★
-監督・原案:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/R.K.O.
-共同プロデューサー:バーバラ・キオン
-脚本:ベン・ヘクト
-撮影:テッド・テツラフ /A.S.G
-編集:スローン・ウォース
-音楽:ロイ・ウェッブ
-音楽監督:C・バカライニコフ
-出演:イングリッド・バーグマン(アリシア・ヒューバーマン)/ケーリー・グラント(FBI捜査官/デヴリン)/クロード・レインズ(アレクサンダー・セバスチャン)/ルイス・カルハーン(部長/ポール・プレスコット)/レオポルディン・コンスタンティン(セバスチャン夫人)/ラインホルト・シュンツェル(アンダーソン博士)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/パーティで執事の前でシャンパンを飲む男)
-ケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンの魅力満載の作品だ。ヒッチコックは、当時キスシーンの長さに制約があったことを皮肉って、短いキスを何回もケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンにやらせて長いシーンにしている。ケーリーとイングリッドは仲がよかったそうだから、二人も楽しんでいるように見えて可笑しい。楽しめる作品だ。クロード・レインズの演技も必見だ。[全文へ]

『汚名』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/パーティで執事の前でシャンパンを飲む男)

『汚名』ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』イングリッド・バーグマン

『汚名』ケーリー・グラント

『汚名』イングリッド・バーグマン

『汚名』クロード・レインズ、ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』イングリッド・バーグマン、ケーリー・グラント、クロード・レインズ

『汚名』イングリッド・バーグマン

『汚名』ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン

『汚名』談笑　ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン、アルフレッド・ヒッチコック

1947

『パラダイン夫人の恋』-The Paradine Case-(米)(白黒)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:セルズニック・インターナショナル
-プロデューサー:デヴィッド・ O・セルズニック
-原作:ロバート・ヒチェンスの同名小説
-脚本:デヴィッド・O・セルズニック
-構成:アルマ・レヴィル
-撮影:リー・ガームズ
-出演:グレゴリー・ペック(アントニー・キーン)/アン・トッド(ゲイ・キーン)/チャールズ・ロートン(ホーフィールド判事)/エセル・バリモア(レディー・ソフィー・ホーフィールド)/チャールズ・コバーン(顧問弁護士/サー・サイモン・フラカー)/ルイ・ジュールダン(アンドレ・ラトゥール)/アリダ・ヴァリ(マダレナ、アン・パラダイン)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/駅で帽子を被り煙草を吸いながらチェロのケースを運ぶ男)
-ビリー・ワイルダーの『情婦』みたいな法廷劇で面白い作品だ。グレゴリー・ペックがのめり込んで行く弁護士を演じ、アリダ・ヴァリが凛としたパラダイン夫人を実に魅力的に演じている。彼女の魅力が際立った作品だ。[全文へ]

『パラダイン夫人の恋』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/駅で帽子を被り煙草を吸いながらチェロのケースを運ぶ男)

『パラダイン夫人の恋』アン・トッド、グレゴリー・ペックら

『パラダイン夫人の恋』アン・トッド、グレゴリー・ペック

『パラダイン夫人の恋』グレゴリー・ペック、アリダ・ヴァリ

1948

『ロープ』-Rope-(米)(カラー)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:トランスアトランティック・ピクチャーズ/ワーナー・ブラザーズ
-プロデューサー:シドニー・バーンスタイン/アルフレッド・ヒッチコック
-原作:パトリック・ハミルトンの戯曲『Rope's End』
-脚本:アーサー・ロレンツ
-構成:ヒューム・クローニン
-撮影:ジョゼフ・ヴァレンタイン/ウィリアム・V・スコール
-出演:ジェームズ・スチュアート(ルパート・カデル)/ジョン・ドール(ショウ・ブランドン)/ジョーン・チャンドラー(ジャネット・ウォーカー)/サー・セドリック・ハードウィック(デヴィッドの父親/ケントリー氏)/コンスタンス・コリアー(アトウォーター夫人)/イディス・エヴァンソン(ウィルソン夫人)/ダグラス・ディック(ケネス・ローレンス)/ディック・ホーガン(デヴィッド・ケントリー)/ ファーリー・グレンジャー(フィリップ)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングでアパートの前を女性と一緒に道を横切る男、アパートの窓から見えるネオンサインに彼のトレードマークが)
-ヒッチコックが視聴者の反応を楽しんでいる作品だと思う。
チェストに死体を隠していることを先に知らされている視聴者は、役者の動きに注視する。ヒッチコックは、“シメシメ”といったところではなかっただろうか。また、会話の遊びも随所にみられる作品だ。初のカラー作品。[『ロープ』へ]
※映画の最初と最後に添えられたタイトルバックのための別カットを除いて、すべてひと続きの連続した映像で、最後のタイトルが現れるまで、カメラが別のカットに切り替わることは一度もないのでワンカット撮影と言われていたそうだ。だが、カメラの中にセットしたフィルムは10分程度しか連続撮影できなかったため、正確には「ワンカット」ではないという。リールとリールの境目を人物の背中に接近させ、一瞬画面を背中全体で塗りつぶし、カメラをそのまま背中をなめるようにして移動させているのでスムーズに出来上がっているのだという。(島田荘司/井上夢人/服部真澄/中条省平/山口雅也『生誕100年　映像の魔術師　ヒチコック』朝日新聞社より　転載)

『ロープ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングでアパートの前を女性と一緒に道を横切る男)

『ロープ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/アパートの窓から見えるネオンサインに彼のトレードマークが)

『ロープ』ファーリー・グレンジャー、ジェームズ・スチュアート

1949

『山羊座のもとに』-Under Capricorn-(英/米)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:トランスアトランティック・ピクチャーズ/ワーナー・ブラザーズ
-プロデューサー:シドニー・バーンスタイン/アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ヘレン・シンプソンの同名小説
-脚本:ジェームズ・ブライディ
-撮影:ジャック・カーディフ/ ポール・ビースン/イアン・クレイグ/デヴィッド・マックニーリー/ジャック・ヘイスト
-出演:イングリッド・バーグマン(レディ・ヘンリエッタ・フラスキー)/ジョゼフ・コットン(サム・フラスキー)/マイケル・ワイルディング(チャールズ・アデア)/マーガレット・レイトン(家政婦ミリー)/ジャック・ワトリング(フラスキーの秘書 /ウィンター)/セシル・パーカー(リチャード総督)/ デニス・オディア(コリガン検事総長)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ /総督のレセプションで話を聞いている男、総督官邸の外の階段にいる男3人の中の1人)
-イングリッド・バーグマンのためにつくった貴婦人と下僕の恋物語。(1984.11.15[1981.12.25] トリュフォー『ヒッチコック映画術』山田宏一/蓮実重彦訳　晶文社参考)

『山羊座のもとに』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/総督のレセプションで話を聞いている男)

『山羊座のもとに』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/総督官邸の外の階段にいる男3人の中の1人)

『山羊座のもとに』マーガレット・レイトン、イングリッド・バーグマン

1950

『舞台恐怖症』-Stage Fright-(英)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ
-原作:セルウィン・ジェプソン原作の2本の短編小説『Man Running』『Outrun the Constable』
-脚本:ウイットフィールド・クック
-構成:アルマ・レヴィル
-撮影:ウィルキー・クーパー
-出演:マレーネ・ディートリッヒ(シャーロット・インウッド)/ジェーン・ワイマン(イヴ・ギル)/マイケル・ワイルディング(ウィルフレッド・スミス警部)/リチャード・トッド(ジョナサン・クーパー)/アラステア・シム(コモドア・ギル)/ デイム・シビル・ソーンダイク(ギル夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/路上でメイドに扮しているイヴ・ギルが挨拶の言葉を練習しているのを振り返って見る男)

『舞台恐怖症』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/路上でメイドに扮しているイヴ・ギルが挨拶の言葉を練習しているのを振り返って見る男)

『舞台恐怖症』ジェーン・ワイマン、マレーネ・ディードリッヒ

1951

『見知らぬ乗客』-Strangers On A Train-(米)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ
-原作:パトリシア・ハイスミスの同名小説
-脚本:レイモンド・チャンドラー/チェンチ・オーモンド
-撮影:ロバート・バークス
-出演:ファーリー・グレンジャー(ガイ・ヘインズ)/ルース・ロマン(アン・モートン)/ロバート・ウォーカー(ブルーノ・アントニー)/レオ・G・キャロル(モートン上院議員)/ パトリシア・ヒッチコック(バーバラ・モートン)/ローラ・エリオット(ミリアム・ヘインズ)/マリオン・ローン(アントニー夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/コントラバスを抱えて列車に乗る男)
- 列車に乗り合わせた男が交換殺人を持ち出す、その話を受けた男の動揺と迫り来る恐怖が描かれたサスペンス。ライターなどの小道具が上手く使われている作品である。

『見知らぬ乗客』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/コントラバスを抱えて列車に乗る男)

『見知らぬ乗客』ファーリー・グレンジャー、ロバート・ウォーカー

1952

『私は告白する』-I Confess-(米)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ
-共同プロデューサー：バーバラ・キオン
-原作:ポール・アンテルムの戯曲『Nos Deux Consciences』
-脚本:ジョージ・タヴォリ/ ウィリアム・アーチボルド
-撮影:ロバート・バークス
-出演:モンゴメリー・クリフト(マイケル・ローガン神父)/アン・バクスター(ルース・グランフォール)/カール・マルデン(ラルー警視)/ブライアン・アハーン(ウィリー・ロバートソン)/O・E・ハッセ(オットー・ケラー)/ ドリー・ハース(オットーの妻/アルマ・ケラー)/ロジャー・ダン(ピエール・グランフォール)/シャルル・アンドレ(ミレー神父)/ジャドソン・プラット(警官マーフィー)/オヴィラ・ルガール(弁護士ヴィレット)/ ジル・ペルティエ(ブノワ神父)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングで階段の上の道を横切ってゆく男)
-人殺しの懺悔を受けた神父の苦悩が描かれる。
※カトリック信者が多いカナダのケベックが舞台。(冨田弥生著『ヒッチコック劇場　サー・アルフレッド・ヒッチコック』参考)

『私は告白する』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングで階段の上の道を横切ってゆく男)

『私は告白する』アン・バクスター/モンゴメリー・クリフト

1954

『ダイヤルMを廻せ！』-Dial M For Murder-(米)(カラー)★
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ
-原作:フレデリック・ノットの同名戯曲
-脚本:フレデリック・ノット
-撮影:ロバート・バークス
-出演:レイ・ミランド(トニー・ウェンディス)/グレース・ケリー(マーゴ/マーゴット・ウェンディス)/ロバート・カミングス(アメリカのテレビ作家/マーク・ハリデー)/ジョン・ウィリアムズ(ハバード警部)/アンソニー・ドーソン(スワン・レズゲイト)/レオ・ブリット(ナレーター)/ パトリック・アレン(ピアソン)/ジョージ・リー(ウィリアム)/ジョージ・オルダーソン(刑事)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/同窓会の写真の中の手前の方の男)
-鍵をめぐる謎解きにはオートロックでもなさそうなドアなのに違う鍵で、トニー(レイ・ミランド)がどうして閉められたのだろうと言う不可解なところもあるが、“そんなことはどうでもよい　娯楽として楽しめばいいんだ”とヒッチコックが言ってそうな気がする作品のひとつだ。首を絞められているマーゴ(グレース・ケリー)がデスクの鋏を手にするシーンは、カメラをデスクの表面ギリギリに据えて撮ったという。その結果、あの緊迫感を持たせたシーンになった訳だ。また、鋏を背中に突き刺されたスワン・レズゲイト(アンソニー・ドーソン)が倒れ込むシーンでは、わざわざ床を掘ってレンズの位置を床面まで引き下げて撮ったという。その結果、鋏が背中に更に深く食い込んでゆくリアルなシーンが撮れた訳だ。見事なものだ。このシーンを観るだけでも緊迫感を十分味わえるが、ヒッチコック、お気に入りのブロンド美人のグレース・ケリーの魅力も楽しめる。ラストシーンでハバード警部役のジョン・ウィリアムズが、事件を解決して得意げに口髭をピンと撥ね上げるのが、実にいい。[『ダイヤルMを廻せ！』へ]
※『ダイヤルM』(1998)としてマイケル・ダグラス、グウィネス・パルトロウ主演でリメイクされた。
※ブロードウェイのヒット舞台の映画化。
※もともと3D映画(赤と青の色つき眼鏡をかけて観る)として製作されたが、その後に平面版にニュープリントされたそうだ。
鋏のカットではカメラをデスクの表面ギリギリに据え、殺人者が倒れ込むカットではわざわざ床を掘ってレンズの位置を床面まで引き下げたという。(島田荘司/井上夢人/服部真澄/中条省平/山口雅也『生誕100年　映像の魔術師　ヒチコック』朝日新聞社より　転載)

『ダイヤルMを廻せ！』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/同窓会の写真の中の手前の方の男)

『ダイヤルMを廻せ！』ロバート・カミングス、グレース・ケリー

『ダイヤルMを廻せ！』グレース・ケリーら

『裏窓』-Rear Window-(米.パラマウント)(カラー)★
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント
-原作:コーネル・ウールリッチの同名の短編小説
-脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
-撮影:ロバート・バークス
-出演:ジェームズ・スチュワート(通称ジェフ/L・B・ジェフリーズ)/グレース・ケリー(リザ・フレモント)/ウェンデル・コーリー(トマト・J・ドイル刑事)/セルマ・リッター(看護婦ステラ)/レイモンド・バー(ラース・ソーウォルド)/ジュディス・イヴリン(ミス・ロンリーハート)/ロス・バグダサリアン(作曲家)/ジョージーヌ・ダーシー(グラマーな踊り子)/ジェスリン・ファクス(女流彫刻家)/ランド・ハーパー(新婚の夫)/アイリーン・ウィンストン(ソーウォルド夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/アパートの作曲家の家で時計を巻く男)
-負傷して片脚にギブスをはめて動けないでいる報道写真家ジェフ(ジェームズ・スチュワート)のアパートの一室と、彼が窓から眺める裏庭、アパート群という限られた画面を精妙な演出で引き込むヒッチコックの傑作である。ユーモアを交えながら裏窓をとおして人々の人生を覗かせていたかと思うと、そこにサスペンス・ドラマが飛び込んでくる。“映像の魔術師”ヒッチコックの世界なのだ。それに、お気に入りのブロンド美人のグレース・ケリーのファッションが楽しめるというおまけが付くのだから、もう堪らない。

『裏窓』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/アパートの作曲家の家で時計を巻く男)

『裏窓』ジェームズ・スチュアート、グレース・ケリー

1955

『泥棒成金』-To Catch A Thief-(米)(カラー)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント
-原作:デヴィッド・ドッジの同名小説
-脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
-撮影:ロバート・バークス(アカデミー撮影賞)
-出演:ケーリー・グラント(宝石泥棒“キャット”/ジョン・ロビー)/グレース・ケリー(アメリカ娘/フランシー・スティーヴンス)/シャルル・ヴァネル(チャールズ・ヴァネルの表記も)(ベルタニ)/ジェシー・ロイス・ランディス(スティーヴンス夫人)/ブリジット・オーベール(ダニエル・フッサール)/ルネ・ブランカール(ルピック警視)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/バスの最後部でキャットの隣に座っている男)
-リゾート地、南仏のカンヌとニースを舞台に繰り広げられる宝石泥棒との死闘。

『泥棒成金』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/バスの最後部でキャットの隣に座っている男)

『泥棒成金』グレース・ケリー

『泥棒成金』グレース・ケリー、ケーリー・グラント

『泥棒成金』ケーリー・グラント、グレース・ケリー

『泥棒成金』ケーリー・グラントetc

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961 春)(米)(CBS)(TV映画)
-グノーの♪操り人形の葬送行進曲(マリオネットの葬送行進曲)がバックに流れヒッチコックがデザインしたという似顔絵にヒッチコック自身のシルエットがおさまるオープニングに、今回はどのようにして楽しませてくれるのだろうかとワクワクする。熊倉一雄(一時、三島雅夫)の吹替えによるヒッチコックの口上も楽しみの一つだ。そして、エンディングでは、毎回、風刺の効いた洒落た演出、上手いオチに拍手を送り続けている。
1955年10月-1961年春まで30分物のテレビ映画シリーズ「Alfred Hitchcock Presents」としてスタートし、製作･監修と解説(ホスト役)をヒッチコックは引き受けた。その後(1961-62)1時間番組となり、タイトルも「Alfred Hitchcock Hour」と変わったという。
グノーの♪操り人形の葬送行進曲(マリオネットの葬送行進曲)をテーマ音楽にした「Alfred Hitchcock Presents」は鳴海四郎の日本語台本と監修で「ヒッチコック劇場」として1957年-1962年(1年半程、中断の期間あり)まで日本テレビ(その後は関西テレビ、TBSテレビで)で、「Alfred Hitchcock Hour」は「ヒッチコック・サスペンス」として1963年-64年にフジテレビで放送されたそうだ。(1984.11.15[1981.12.25] トリュフォー『ヒッチコック映画術』山田宏一/蓮実重彦訳晶文社参考)
「ヒッチコック劇場」は1955年10月から放映された人気テレビシリーズで7シーズン、全235本放送され、ヒッチコックは制作総指揮(製作担当のジョーン・ハリソンとともに、すべての原作、主題を選定した)とストーリーテラーと17本(18本を自身が監修した説では、他の1時間物のテレビ・シリーズ「Suspicion」の 1話と「Ford Star Time」の1話を加えた20本がテレビ作品であるとされている)(30分物を3日間で、1時間物を5日間で撮り上げたそうだ)演出している。(1984.11.15[1981.12.25]トリュフォー『ヒッチコック映画術』山田宏一/蓮実重彦訳晶文社参考)「ヒッチコック劇場へ」
※DVD ヒッチコック劇場　第一～四集より[神よ許し給え][兇器][越してきた人][会葬者][賭][毒蛇][酒蔵][[悪徳の町][事故死構成法]を私の独自の解釈で載せている。(2020.4.21-2023.2.1)

[65 才の花婿]-The Pearl Necklace-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:ドン・バイス
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ペギー・ルー・ショー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-余命１年だという老大富豪に結婚を申し込まれた若い秘書のシャーロット(25才)は婚約者(マーク)がいるのでと断る。そのことをマークに話、莫大な遺産よりあなたを選んだと喜ばせようとするが…[全文へ]

[65 才の花婿]アルフレッド・ヒッチコック

[いとしき誘拐]-A Crime for Mothers-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:アイダ・ルピーノ
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘンリー・スレザー
-出演:クレア・トレバー(アイリーンの実母)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-アイリーンを幼い頃に引き取って大切に育てている夫婦のもとへ、アイリーンの実母(クレア・トレバー)が尋ねてきて子供を盾に金を要求する。夫婦は断る。実母は…[全文へ]

[いとしき誘拐]アルフレッド・ヒッチコック

[あとのまつり]-You Cant Trust a Man-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:ポール・ヘンリード
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘレン・ニールセン
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-妻の罪をかぶって刑務所に入った夫が七年ぶりに出所してきた。夫が服役中に人気歌手となった妻は…[全文へ]

[あとのまつり]アルフレッド・ヒッチコック

[ノックアウト]-The Throwback-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)☆
-演出:ジョン・ブラーン
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘンリー・スレザー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-愛する女性に30歳以上も年上の恋人がいると知った青年が、初老の男の家を訪ね彼女と別れてくれるように話しに行く。ところが…[全文へ]

[ノックアウト]アルフレッド・ヒッチコック

[共犯者]-A Woman's Help-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:アーサー・ヒラー
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘンリー・スレザー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-病弱でわがまま放題の妻が世話をする夫をからかい続けている。それが唯一の楽しみのようになっている。[全文へ]

[共犯者]アルフレッド・ヒッチコック

[求人難]-Servant Problem-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:アラン・クロスランド・ジュニア
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘンリー・スレザー
-出演:ジョー・バン・フリート(妻)/ジョン・エマーリイ(作家)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-順風満帆の生活を送っている作家(ジョン・エマーリイ)が新作出版祝いパーティーの準備をしているところへ、昔別れたはずの妻(ジョー・バン・フリート)が突然現れ…[全文へ]

[求人難]アルフレッド・ヒッチコック

[男ならやってみろ！]-Ambition-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:ポール・ヘンリード
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:チャールズ・ボークマン
-脚本:ジョエル・マーコット
-出演:レスリー・ニールセン(検事/コックス)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-市長の座を期待されている有能な検事コックスは、検事になる前に友人だったギャング団のボス・マックの抜け目の無い行動で中々起訴できないでいた。友人だから手ぬるいのでは言われる始末だ。[全文へ]

[男ならやってみろ！]アルフレッド・ヒッチコック

[赤信号]-Incident in a Small Jail-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)☆
-演出:ノーマン・ロイド
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ヘンリー・スレザー
-出演:ジョン・フィードラー(セールスマン)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-横断歩道を赤信号で渡ろうとした中年のセールスマンが保安官に捕まる。セールスマンは、これくらいのこと見逃してくれと保安官に金を渡して帳消しにしてもらおうとする。その行為に憤慨した保安官は反省させようとして留置場へ入れる。そこへ…[全文へ]

[赤信号]アルフレッド・ヒッチコック

[泣きどころ]-Self Defense-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:ジョン・T・ケリー
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ポール・ヘンリード
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-偶然立ち寄った店で強盗犯に拳銃を突きつけられたクラークは、金を奪って車で逃げる強盗を追い店主から受け取った銃で異常なほど撃つ。その傷がもとで…[全文へ]

[泣きどころ]アルフレッド・ヒッチコック

[悪い花]-The Gloating Place-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)
-演出:アラン・クロスランド・ジュニア
-制作総指揮:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:ロバート・ブロック
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-学校で注目を浴びたいと思ったスーザンが男に襲われたと嘘をつく。新聞に大きく取り上げられ…[全文へ]
※新・ヒッチコック劇場で[殺意の放課後]としてリメイク。

[悪い花]アルフレッド・ヒッチコック

[生と死の間]-Breakdown-(撮影期間 1955.9.7-10)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1958.7.16日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作・脚本:フランシス・クックレル/ルイス・ポロック
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ジョゼフ・コットン
-生きているのに身動きできないので死体扱いされる恐怖。

[復讐]-Revenge-(撮影期間 1955.9.15-17)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:サミュエル・ブラス
-脚本:フランシス・クックレル /A・I・ベゼリデス
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ラルフ・ミーカー/ヴェラ・マイルズ
-妻が襲われたという男を夫が追いつめるが…

[ペラム氏の事件]-The Case of Mr.Pelham-(撮影期間1955.10.7・8・10)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:アントニー・アームストロングの同名の短編小説
-脚本:フランシス・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:トム・イーウェル/レイモンド・ベイリー/カービー・スミス/ケイ・スチュアート/ジョン・コンプトン/ノーマン・ウィリス
-自分がもう一人いる。これは幻覚？事実？

ヒッチコックがデザインしたという似顔絵

1956

『ハリーの災難』-The Trouble With Harry-(米)(カラー)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント
-原作:ジョン・トレヴァー・ストーリーの同名小説
-脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
-撮影:ロバート・バークス
-音楽:バーナード・ハーマン
-出演:エドマンド・グウェン(アルバート・ウィルズ船長)/ジョン・フォーサイス(画家サム・マーロー)/シャーリー・マクレーン(ハリーの妻ジェニファー)/ミルドレッド・ナトウィック(ミス・グレイヴリー)/ジェリー・マザーズ(ハリーの息子トニー)/ミルドレッド・ダノック(ウィッグス夫人)/ロイヤル・ダノ(カルヴィン・ウィッグス)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/リムジンの横を通るトレンチ・コートの男)
-心臓麻痺で死んだ男を殺したと思い込み、4人の男女が死体を埋めたり、掘り起こしたりという騒動が描かれたコメディー。
ヴァーモントの森などの美しい景色や、温かい愛すべき人たちの営みも見所。
※タイトル･バックに漫画家のスタインバーグの線描画が使われている。

『ハリーの災難』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/リムジンの横を通るトレンチ・コートの男)

『ハリーの災難』シャーリー・マクレーンetc

『ハリーの災難』シャーリー・マクレーン、ジョン・フォーサイス

『知りすぎていた男』-The Man Who Know Too Much-(米)(カラー)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント/フィルワイト・プロ
-共同プロデューサー:ハーバート・コールマン
-原作:チャールズ・ベネットと D・B・ウィンドハム・ルイスのストーリー
-脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ/アンガス・マックフェイル
-撮影:ロバート・バークス
-挿入曲:♪ケ･セラ･セラ
-出演:ジェームズ・スチュワート(ベン・マッケンナ医師)/ドリス・デイ(彼の妻ジョー)/ダニエル・ジェラン(ルイ・ベルナール)/ブレンダ・デ・バンジー(ドレイトン夫人)/バーナード・マイルズ(ドレイトン氏)/ラルフ・トルーマン(ブキャナン警視)/モーンス・ヴィート(大使)/アラン・モーブレイ(ヴァル・パーネル)/ ヒラリー・ブルック(ヤン・ペターション)/クリストファー・オルスン(ハンク・マッケンナ少年)/レギー・ナルダー(暗殺者)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ベンとジョーの傍で曲芸を観ている後ろ姿の男)
-“巻き込まれ”スリラーで、ドリス・デイが歌う♪ケ･セラ･セラが効果的に使われている。
クライマックスのコンサートで演奏され作品のキーになる♪ストーム・クラウド・カンタータ(バーナード・ハーマン指揮、ロンドン交響楽団演奏)はこの映画のために作曲されたそうだ。(1991.6.6 「ブラウン管の映画館　和田誠」ダイヤモンド社　参考)
『暗殺者の家』(1934) のリメイク。

『知りすぎていた男』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ベンとジョーの傍で曲芸を観ている後ろ姿の男)

『知りすぎていた男』バーナード・マイルズ、ブレンダ・デ・バンジー、ダニエル・ジェラン、ジェームズ・スチュアート

『知りすぎていた男』ジェームズ・スチュアート、ドリス・デイ

『知りすぎていた男』ドリス・デイ、ジェームズ・スチュワート

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)

[酒蔵]-Back for Christmas-(撮影期間1956.1.13-14・16)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1958日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ジョン・コリアの短編小説『クリスマスに帰る』
-脚本:フランシス・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ジョン・ウィリアムズ/ イザベル・エルサム/A・E・グールド=ポーター
-妻を殺害して第二の人生を目指した夫の悲しい結末。[全文へ]

[酒蔵]アルフレッド・ヒッチコック

[会葬者]-There Was an Old Woman-(1956.3.18)(米)(CBS)(TV映画)
※ストーリーの結末を載せていますので、TV映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
-監督:ロバート・スティーブンソン(Robert Stevenson)
-制作:アルフレッド・ヒッチコック/ジョーン・ハリソン(Joan Harrison)
-原作:ジェリー・ハカディ(Jerry Hackady)/ハロルド・ハカディ(Harold Hackady)
-脚本:マリアン・クックレル(Marian Cockrell)
-出演:エステル・ウィンウッド(ミス・モニカ・ロートン/葬儀屋)Estelle Winwood/チャールズ・ブロンソン(フランク・ブラムウェル)Charles Bronson/ ノーマン・クレーン(アン/ブラムウェル)Norma Crane/ダブス・グリア(テッド/郵便屋)Dabbs Greer/エマーソン・トレーシー(アーサー)Emerson Treacy
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-たかり屋フランクが一人暮らしの老女モニカが大金を持っていることを耳にする。それを奪おうと妻アンを連れて老女の屋敷を訪れるが…[全文へ]

[会葬者]アルフレッド・ヒッチコック

[雨の土曜日]-Wet Saturday-(撮影期間1956.8.22-24)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959 日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ジョン・コリアの同名の短編小説
-脚本:マリアン・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:サー・セドリック・ハードウィック/ジョン・ウィリアムズ/ティナ・パーダム/ハリー・バーデイ
-娘の殺人を隠蔽するために父親が他人に罪を擦り付ける。

[越して来た人]-Mr.Blanchard's Secret-(撮影期間1956.10.18-19・22)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1961日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:エミリー・ネフ
-脚本:サーレット・ラドレイ
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:メグ・マンディ/メアリー・スコット/ロバート・ホートン/デイトン・ラミス
-推理好きの主婦は隣に越してきた夫婦の行動が気になって仕方がない。夫人が殺害されたのではと…[全文へ]

[越して来た人]アルフレッド・ヒッチコック

1957

『間違えられた男』-The Wrong Man-(米)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ
-共同プロデューサー:ハーバート・コールマン
-原作:マックスウェル・アンダーソン構成のノンフィクション『The True Story of Christopher Emmanuel Balestrero』
-脚本:マックスウェル・アンダーソン/アンガス・マックフェイル
-撮影:ロバート・バークス
-出演:ヘンリー・フォンダ(通称マニイ/クリストファー・エマニュエル・バレステロ)/ヴェラ・マイルズ(マニイの妻ローズ)/アンソニー・クエイル(弁護士オコナー)/ハロルド・J・ストーン(バワーズ主任刑事)/チャールズ・クーパー(マシューズ刑事)/ ジョン・ヘルダブラント(トマシニ)/リチャード・ロビンズ(真犯人/ダニエル)/アルフレッド・ヒッチコック(冒頭のナレーション)
-ヒッチコックの作品は、どれも面白い。恐怖も楽しめて。だが、一つ怖くて堪らなかったのがある。それが、この作品だ。
実話であることを知って観たことも影響しているが、兎に角、怖い。こういう体験はしたくないし、させてはいけないと思う作品だ。ヘンリー・フォンダのリアルな演技が、切々と訴えかけてきて忘れられない。[『間違えられた男』へ]

『間違えられた男』アルフレッド・ヒッチコック(冒頭のナレーション)

『間違えられた男』ヘンリー・フォンダら

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)

[もうあと一マイル]-One More Mile to Go-(撮影期間1957.1.9-11)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:F・J・スミス
-脚本:ジェームズ・P・キャヴァナー
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:デヴィッド・ウェイン/ スティーヴ・ブロディ/ルイーズ・ララビー
-殺した妻の死体を運ぶ途中に警官に呼び止められたサムは…

[完全なる犯罪]-The Perfect Crime-(撮影期間1957.7.17-19)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ベン・レイ・レッドマン
-脚本:スターリング・シリファント
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ヴィンセント・プライス /ジェームズ・グレゴリー
-自分が電気イス送りにした男が無実だと聞かされた警部は…

「Suspicion」NBCのシリーズ

[Four O'Clock]-Four O'Clock-(撮影期間1957.7.29-8.2)(米)(NBS)(白黒)(TV映画)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:コーネル・ウールリッチの短編小説『午後三時』
-脚本:フランシス・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:E・G・マーシャル/ナンシー・ケリー/リチャード・ロング
-「新・ヒッチコック劇場」(米・NBS)(TV映画)[午後４時の地下室]のオリジナル。
※ NBCのシリーズ「Suspicion」の1話(52分)

1958

『めまい』-Vertigo-(米)(カラー)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント
-共同プロデューサー:ハーバート・コールマン
-原作:ピエール・ボワロー＆トマ・ナルスジャックの小説『死者の中から』(D'entre Ies morts)
-脚本:アレック・コペル/サミュエル・テイラー
-撮影:ロバート・バークス
-出演:ジェームズ・スチュワート(ジョン・スコッティ・ファーガソン)/キム・ノヴァク(マデリン・エルスター/ジュディ・バートン)/バーバラ・ベル・ゲデス(ミッジ)/ ヘンリー・ジョーンズ(検死官)/トム・ヘルモア(ギャヴィン・エルスター)/レイモンド・ベイリー(医師)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/造船所の前を通るスーツの男)
-女の色香を発散したキム・ノヴァクが官能的だ。歩み寄ってくる時の眼にはゾクゾクした。また、ヒッチコック監督がジェームズ・スチュワートの実直そうな面を上手く引出して観客を画面に引き込む演出には畏れ入った。[『めまい』へ]

『めまい』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/造船所の前を通るスーツの男)

『めまい』キム・ノヴァク

『めまい』ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク

『めまい』ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)

[兇器]-Lame to the Slaughter-(撮影期間1958.2.18-19)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作・脚本:ロアルド・ダールの短編小説『おとなしい兇器』
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:バーバラ・ベルゲデス/ アラン・レイン/ハロルド・J・ストーン
-愛する夫が帰宅した。抱きついてキスをする妻に、夫は別れ話を持ち出す。衝撃を受けたおとなしい妻がとった行動は…[全文へ]

[兇器]アルフレッド・ヒッチコック

[賭]-Dip in the Pool-(撮影期間1958.4.15-16)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1959日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ロアルド・ダールの短編小説『海の中へ』
-脚本:フランシス・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:キーナン・ウィン/ルイーズ・プラット/フィリップ・バーネフ/フェイ・レイ/ドゥリーン・ラング/アルフレッド・ヒッチコック(特別出演)
-成り上がり者のボネヴィルは、妻とヨーロッパ旅行するが、観光はそっちのけで趣味の賭け事ばかり考えている。[全文へ]

[賭]アルフレッド・ヒッチコック

[毒蛇]-Poison-(米)(CBS)(白黒) (TV映画)(1961日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ロアルド・ダールの短編小説『毒』
-脚本:キャシー・ロビンスン
-出演:ジェームズ・ドナルド/ ウェンデル・コーリー/アーノルド・モス/ウィーヴァー・レヴィ
-農場主が目覚めると、毒蛇が体の上に這い上がってきていた。[全文へ]

[毒蛇]アルフレッド・ヒッチコック

[悪徳の町]-The Crooked Road-(1958.10.26)(米)(CBS)(TV映画)
-監督:ポール・ヘンリード
-制作:ジョーン・ハリソン/ノーマン・ロイド
-原作:アレックス・ゲイビー
-脚本:ウイリアム・フェイ
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:リチャード・カイリー(ハリー・ S・アダムス)/ウォルター・マッソー(警官/ピート・チャンドラー巡査)/パトリシア・ブレスリン(アダムス夫人)/ リチャード・アードマン(チャーリー・ブラウン修理屋)/チャールズ・ワッツ(判事)/ピーター・ダン(ブリーカー巡査)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-Production:アルフレッド・ヒッチコック
-警官からハイウェイでスピード違反と因縁をつけられた夫妻は…[全文へ]

[悪徳の町]アルフレッド・ヒッチコック

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1959

『北北西に進路を取れ』-North By Northwest-(米)(カラー)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/MGM
-共同プロデューサー：ハーバート・コールマン
-脚本:アーネスト・レーマン
-撮影:ロバート・バークス
-音楽:バーナード・ハーマン
-出演:ケーリー・グラント(ロジャー・ソーンヒル)/エヴァ・マリー・セイント(イヴ・ケンドール)/ジェームズ・メイスン(フィリップ・ヴァンダム)/ジェシー・ロイス・ランディス(クララ・ソーンヒル)/レオ・G・キャロル(教授)/ フィリップ・オバー(レスター・タウンゼント)/ジョセフィーン・ハッチンソン(家政婦/タウンゼント夫人)/マーティン・ランドー(レナード)/アダム・ウィリアムズ(ヴァンリアン)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ /バスに乗り遅れる男)
-犯人に間違えられて陰謀に巻き込まれる男のサスペンス。
※大統領たちの顔を彫ったラシュモア山が登場する。
※ヒロインは当初、オードリー・ヘプバーンに打診していたそうだ。(冨田弥生著『ヒッチコック劇場　サー・アルフレッド・ヒッチコック』参考)

『北北西に進路を取れ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/バスに乗り遅れる男)

『北北西に進路を取れ』ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント

『北北西に進路を取れ』ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)

[亡霊の見える椅子]-Banquo's Chair-(撮影期間1959.3.25-26)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1962.5.2日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ルパート・クロフト= クック
-脚本:フランシス・クックレル
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ジョン・ウィリアムズ/ ケネス・ヘイ/マックス・エイドリアン/レジナルド・ガーディナー
-殺人の容疑者に退職した刑事がトリックを仕掛けるが…

[殺人経験者]-Arthur-(撮影期間 1959.7.7-9)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1961.12日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:アーサー・ウィリアムズの短編小説『この手で人を殺してから』Being Murderer Myself
-脚本:ジェームズ・P・キャヴァナー
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ローレンス・ハーヴェイ /ヘイゼル・コート/ロバート・ダグラス/バリー・ハーヴェイ
-一度は婚約者を捨てた女が寄りを戻そうと帰ってくるが…

[アルプスの悲恋]-The Cristal Trench-(撮影期間1959.8.25-27)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1962.3.10日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:アルフレッド・エドワード・ウッドリー・メイスンの短編小説『水晶の棺』
-脚本:スターリング・シリファント
-撮影:ジョン・F・ウォーレン
-出演:ジェームズ・ドナルド/ パトリシア・オーエンス
-遭難者の妻は遺体が氷河から現れる40年後まで待つが…

1960

『サイコ』-Psycho-(米)☆
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/パラマウント
-原作:ロバート・ブロックの小説『気ちがい』
-脚本:ジョゼフ・ステファーノ
-撮影:ジョン・Ｌ・ラッセル
-音楽:バーナード・ハーマン
-出演:アンソニー・パーキンス(ノーマン・ベイツ)/ジャネット・リー(マリオン・クレイン)/ヴェラ・マイルズ(マリオンの妹/ライラ・クレイン)/ジョン・ギャヴィン(サム・ルーミス)/マーティン・バルサム(探偵ミルトン・アーボガスト)/ジョン・マッキンタイア(チャンバーズ保安官)/サイモン・オークランド(リッチモンド博士)/フランク・アルバートソン(百万長者)/ パトリシア・ヒッチコック(マリオン)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ /不動産屋の窓越しに見える所で帽子を被って立っている男)
-ジャネット・リーのシャワーシーンのカメラワークには衝撃を受けた。それに、音楽が流れるだけで怖い。サスペンスの面白さを十分味わえる作品だ。[『サイコ』へ]
※シャワーシーンのヴァイオリン・サウンドはバーナード・ハーマンに言わせると「白黒画面に呼応したB&W(ブラック・アンド・ホワイト)音楽」なのだそうだ。(島田荘司/井上夢人/服部真澄/中条省平/山口雅也『生誕100年　映像の魔術師　ヒチコック』朝日新聞社より　転載)

『サイコ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/不動産屋の窓越しに見える所で帽子を被って立っている男)

『サイコ』ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、アンソニー・パーキンス

『サイコ』ジャネット・リー

『サイコ』アンソニー・パーキンス

『サイコ』アンソニー・パーキンス

「Ford Star Time」NBCのシリーズ

[INCIDENT AT A CORNER]-Incident at a Corner-(撮影期間1960.2.8-12・15-17)(米)(NBS)(カラー)(TV映画)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作・脚本:シャーロット・アームストロング
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ヴェラ・マイルズ/ポール・ハートマン/ジョージ・ペパード
※ NBCのシリーズ「Ford Star Time」の1話(52分)

[事故死構成法]-Mother,May I Go Out To Swim?-(1960.4.10)(米 CBS)(TV映画)
※ストーリーを載せていますので、TV 映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
-監督:ハーシェル・ドハーティ
-製作:アルフレッド・ヒッチコック
-制作:ノーマン・ロイド/ジョーン・ハリソン
-原作: パトリック・クエンティン(Q.Patrick)(短編『母親っ子』)
-脚本: ジェームズ・P・カバナー
-撮影:ジョン・F・ウォーレン
-編集: エドワード・W・ウィリアムズ/デビッド・J・オコンネル
-美術: ジョン・J・ロイド/メイクアップ… ジャック・バロン/フローレンス・ブッシュ
-衣装:ヴィンセント・ディー
-音楽:ジョゼフ・E・ロメロ
-録音:ハワード・J・フォゲティ
-助監督: ジャック・ドラン
- 出演:ウィリアム・シャトナー(ジョン)(William Shatner)/ジェシー・ロイス・ランディス(クレア/ジョンの母親)(『泥棒成金』グレース・ケリーの母親役)(『北北西に進路をとれ』ケイリー・グラントの母親役)(Jessie Royce Landis)/ジア・スカラ(ロッティ/ジョンの恋人)(Gia Scala)/ロバート・カーソン(検死委員長)(Robert Carson)/ドナルド・エルソン(事務官)(Donald Elson)

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961 春)(米)(CBS)(TV映画)
-1960年9月から第6シーズン開始。(岸川靖著NHKBS2「ヒッチコック劇場」HP 参考)

ヒッチコックがデザインしたという似顔絵

[女性専科第一課　中年夫婦のために]-Mrs.Bixby and the Colonel's Coat-(撮影期間1960.8.17-19)(米)(CBS)(白黒)(TV映画)(1962.9.5日本テレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ロアルド・ダールの短編小説『ビクスビイ夫人と大佐のコート』
-脚本:ハルステッド・ウェルズ
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:オードリー・メドウズ/ レス・トリメイン/スティーヴン・チェイス/サリー・ヒューズ/バーニー・ハミルトン/リリアン・クラヴァー /ハリー・チェシャー
-不倫相手からの贈り物の高級コートを夫の前で着る方法とは?

1961

「ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(1955.10-1961春)(米)(CBS)(TV映画)

[神よ許し給え]-The Horseplayer-(撮影期間1961.1.4-6)(米)(NBS)(白黒)(TV映画)(1968.7.12TBSテレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作・脚本:ヘンリー・スレッサー
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:クロード・レインズ/エド・ガードナー
-金に執着のなかった神父が、神に仕える身に有るまじき罪を犯してしまう。それは…[本文へ]

[神よ許し給え]アルフレッド・ヒッチコック

[バーン！もう死んだ]-Bang! You’re Dead-(撮影期間1961.7.25-27)(米)(CBC)(白黒)(TV映画)(1968・1980.4TBSテレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:マージェリー・ヴォスパー
-脚本:ハロルド・スワンソン
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ビリー・マミー/ビフ・エリオット/ルーシー・プレンティス/スティーヴ・ダン
-子供が叔父さんの実弾入り拳銃を玩具と間違えて持ち出し…

1962

「The Alfred Hitchcock Hour」(1962-)(米)(NBC)(TV映画)
-「Alfred Hitchcock Presents」は1962年には放送時間が拡大されて1時間枠となり、タイトルも「The Alfred Hitchcock Hour」(ヒッチコック・アワー)に改名。30分版に1時間版も加えると、1965年6月25日の最終的な放送終了時には、全270本(350本の説も)が放送。(岸川靖著NHKBS2「ヒッチコック劇場」HP より)

「ヒッチコック・アワー」-The Alfred Hitchcock Hour-(TV映画)

[ひき逃げを見た]-I Saw the Whole Thing!-(撮影期間1962.7.23-27)(米)(NBC)(白黒)(TV映画)(1963.8.9フジテレビで放映)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ヘンリー・スレッサー
-脚本:ヘンリー・セシル/ヘンリー・スレッサー
-撮影:ジョン・L・ラッセル
-出演:ジョン・フォーサイス/ ケント・スミス/エヴァン・エヴァンズ/フィリップ・オバー/ジョン・フィードラー/クレア・グリスウォルド
-ひき逃げで告訴された推理作家が法廷で目撃証言を覆すが…
※「ヒッチコック・サスペンス」の1話(52分)。

[ひき逃げを見た！]アルフレッド・ヒッチコック

[狂神の炎]-Bonfire-

1963

『鳥』-The Birds-(米)(カラー)☆
-監督・プロデューサー:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:ユニヴァーサル
-原作:ダフネ・デュ・モーリアの同名の短編小説
-脚本:エヴァン・ハンター
-撮影:ロバート・バークス
-音響顧問:バーナード・ハーマン
-出演:ロッド・テイラー(ミッチ・ブレナー)/ティッピ・ヘドレン(メラニー・ダニエルズ)/ジェシカ・タンディ(ブレナー夫人)/スザンヌ・プレシェット(アニー・ヘイワーズ)/ヴェロニカ・カートライト(キャシー・ブレナー)/エセル・グリフィーズ(鳥類学者バンディ夫人)/チャールズ・マックグロウ(セバスチャン・ショールズ)/ルース・マクデヴィット(マクグルーダー夫人)/ アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ペットショップから2匹の犬を連れて出てくる男)
-この作品のカラスの集団を見るとカラスは勿論だが、その他の鳥も怖くなってくる。ヒッチコックが音を巧みに使っていて、静寂の不気味さがより印象的だ。

『鳥』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ペットショップから2匹の犬を連れて出てくる男)

『鳥』ティッピ・ヘドレン

『鳥』

1964

『マーニー』-Marnie-(米)(カラー)
-監督:アルフレッド・ヒッチコック
-製作:アルフレッド・ヒッチコック/ユニヴァーサル
-プロデューサー:アルバート・ウィットロック
-原作:ウィンストン・グレアムの同名小説
-脚本:ジェイ・プレッソン・アレン
-撮影:ロバート・バークス
-出演:ティッピ・ヘドレン(マーニー・エドガー)/ショーン・コネリー(マーク・ラトランド)/ダイアン・ベイカー(リル)/ マーティン・ゲイベル(シドニー・ストラット)/ルイーズ・レーサム(マーニーの母/バーニス・エドガー)/ボブ・スウィーニー(いとこのボブ)/アラン・ネーピア(ラトランド氏)/S・ジョン・ローナー(サム・ウォード)/マリエット・ハートレイ(スーザン・クラボン)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテルでマーニーが脇にバックを抱えボーイと通り過ぎた後に部屋から出てくる男)
-幼い頃に衝撃的な体験をした女が、赤色に異常に反応し狂乱する。記憶喪失している女の幼児期に何があったのか解明されるサスペンス。
※ヒッチコックは、グレース・ケリーがこの作品で復活することを狙っていたそうだ。(冨田弥生著「ヒッチコック劇場　サー・アルフレッド・ヒッチコック」参考)

『マーニー』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテルでマーニーが脇にバックを抱えボーイと通り過ぎた後に部屋から出てくる男)

『マーニー』ショーン・コネリー

1966

『引き裂かれたカーテン』-Torn Curtain-(米)(カラー)
-監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
-脚本:ブライアン・ムーア
-撮影:ジョン・Ｆ・ウォーレン
-音楽:ジョン・アディソン
-出演:ポール・ニューマン(マイケル・アームストロング教授)/ジュリー・アンドリュース(セーラ・シャーマン)/リラ・ケドロヴァ(クチンスカ伯爵夫人)/ハンショルク・フェルミー(ハインリッヒ・ゲアハルト)/タマラ・トゥマノーヴァ(バレリーナ)/ヴォルフガング・キーリング(ヘルマン・グロメク)/ギュンター・シュトラク(カール・マンフレート教授)/ルドウィグ・ドナス(グスタフ・リント教授)/ダヴィッド・オパトシュ(ヤコビ氏)/ ゲセラ・フィッシャー(コスカ博士)/モート・ミルズ(農夫)/キャロリン・コンウェル(農夫の妻)/アーサー・グールド＝ポーター(フレディ)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテル・ダングルテールのロビーで赤ちゃんを膝の上に乗せてソファーに座っている男)
-亡命と見せかけた男のサスペンス。

『引き裂かれたカーテン』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/ホテル・ダングルテールのロビーで赤ちゃんを膝の上に乗せてソファーに座っている男)

『引き裂かれたカーテン』ポール・ニューマン

1967

…アカデミーアーヴィング・タールバーグ記念賞(功労賞)受賞

1969

『トパーズ』-Topaz-(米)(カラー)
-監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:レオン・ユーリスの同名小説
-脚本:サミュエル・テイラー
-撮影:ジャック・ヒルドヤード
-音楽:モーリス・ジャール
-出演:フレデリック・スタフォード(アンドレ・デヴロー)/ダニー・ロバン(ニコル・デヴロー)/ジョン・ヴァーノン(リコ・パラ)/カリン・ドール(ファンタ・デ・コルドヴァ)/ミシェル・ピッコリ(ジャック・グランヴィル)/フィリップ・ノワレ(アンリ・ジャレ)/ クロード・ジャド(ミシェール・ピカール)/ミシェル・シュボール(フランソワ・ピカール)/ピア＝アクセル・アロセニウス(ボリス・クセノフ)/ロスコー・リー・ブラウン(フィリップ・デュボワ)/ジョン・フォーサイス(マイケル・ノードストーム)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/空港で車椅子に乗っている男)
-各国のスパイがキューバのミサイル危機に暗躍するサスペンス。

『トパーズ』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/空港で車椅子に乗っている男)

『トパーズ』ダニー・ロバン、クロード・ジャド、ミシェル・シュボール、フレデリック・スタフォード

1971

『フレンジー』-Frenzy-(米)(カラー)
-監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
-共同プロデューサー:ウィリアム・ヒル
-原作:アーサー・ラ・バーンの小説『フレンジー』(Goodbye Piccadilly, Farewell Leicester Square)
-脚本:アンソニー・シェイファー
-撮影:ギル・テイラー
-音楽:ロン・グッドウィン
-出演:ジョン・フィンチ(リチャード・ブレイニー)/アレック・マッコーウェン(オックスフォード警視)/バリー・フォスター(ボブ・ラスク)/ バーバラ・リー＝ハント(ブレンダ・ブレイニー)/アンナ・マッセイ(バブス・ミリガン)/ヴィヴィアン・マーチャント(オックスフォード夫人)/ビリー・ホワイトロー(ヘティ・ポーター)/バーナード・クリビンス(フェリックス・フォーサイス)/クライヴ・スウィフト(ジョニー・ポーター)/マイケル・ベイツ(スピアマン巡査部長)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングの演説を聞く群集の中で拍手をしない黒い帽子を被った男)
-テムズ川にネクタイで絞め殺された全裸の女性の死体が浮かぶなど、ネクタイで絞殺する連続殺人事件。

『フレンジー』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/オープニングの演説を聞く群集の中で拍手をしない黒い帽子を被った男)

『フレンジー』ジョン・フィンチ

…ゴールデングローブ賞セシル・Ｂ・デミル賞(功労賞)受賞。

1976

『ファミリー・プロット』-Family Plot-(米)(カラー)
-監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
-原作:ヴィクター・キャニング
-脚本:アーネスト・リーマン
-撮影:レナード・Ｊ・サウス
-音楽:ジョン・ウィリアムス
-出演:カレン・ブラック(フラン)/ブルース・ダーン(ラムリー)/バーバラ・ハリス(ブランチ)/ ウィリアム・ディヴェイン(アダムソン)/キャスリーン・ネズビット(ジュリア・レインバード)/エド・ローター(マロニー)/キャスリン・ヘルモンド(マロニー夫人)/アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/戸籍課で指をさしながら話すシルエットの男)
-人探しのカップルと誘拐犯のカップルが奇妙に交錯していくサスペンス。

『ファミリー・プロット』アルフレッド・ヒッチコック(カメオ/戸籍課で指をさしながら話すシルエットの男)

1980

…1月、長年の功績を称えられて、エリザベス2世からナイトの称号を授けられ、サー・アルフレッド・ジョウゼフ・ヒッチコックとなる。(岸川靖著NHKBS2「ヒッチコック劇場」の魅力」HP 参考)
…4月29日、腎不全で亡くなる。(享年80歳)

「新・ヒッチコック劇場」-Alfred Hitchcock Presents-(米・NBS)(TV映画)
-「ヒッチコック劇場」(1955.10-)のオリジナルのストーリーを忠実に再現し、1980年代にリメイクした作品。オープニングとエンディングのヒッチコック登場場面はカラライズ(着色)のうえ、再現されている。[新・ヒッチコック劇場へ]
(NHKBS2 「ヒッチコック劇場」HP 参考)

[錯乱の白昼夢]-Revenge-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:R・E・ヤング
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:サミュエル・ブラース
-脚本:デイビッド・ステン
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-家にこもりがちで夢に悩まされているリサが夫のすすめで友人と外出する。次第に開放的になり一人で町を歩き回るが、ちょっとしたことで恐怖心にさいまれ自宅に逃げ帰る。やっと逃げおせたと思ったその瞬間…[全文へ]

[錯乱の白昼夢]アルフレッド・ヒッチコック

[殺意の放課後]-The Gloating Place-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:クリストファー・リーチ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ロバート・ブロック
-脚本:デイビッド・ステン
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-テレビで学校のそばで暴漢に襲われ女子学生が殺害されたということをリポーターがドラマチックに話している。周囲になじめないでいる少女サマンサが番組に釘付けになっている。孤独感にさいなまれているサマンサはテレビで放送されていた現場に足を踏み入れる。幻覚に襲われたサマンサは逃げ惑う。暴漢に襲われたと嘘をつく。[全文へ]
ヒッチコック劇場[悪い花]のリメイク。

[殺意の放課後]アルフレッド・ヒッチコック

[真夜中の迷路]-Night Fever-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ジェフ・カニュー
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:クラーク・ハワード
-脚本:ジェフ・カニュー/スティーブン・クローニッシュ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-女性従業員を巧みに誘惑し隙を見てレジの金を盗むジェリー。止めさせようとした女性従業員を殴り飛ばし逃走しようとするジェリー。そこへ偶然に立ち寄った二人の警官と撃ち合いになり、一人の警官とジェリーが病院へ搬送される。警官は死亡しジェリーは命を取り留める。[全文へ]

[真夜中の迷路]アルフレッド・ヒッチコック

[午後４時の地下室]-Four O'Clock-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)☆
-演出:アンドリュー・ミリッシュ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:コーネル・ウールリッチ
-脚本:スティーブ・ベイヨー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-妻の浮気を疑って調べさせていた判事が、若い男と抱き合っている妻の写真を見て激しく嫉妬する。二人の次の密会時間をつきとめた。午後4時に自宅でと。[全文へ]

[午後４時の地下室]アルフレッド・ヒッチコック

[最終脱獄計画]-Final Escape-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:トーマス・カーター
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:トム・キャナン/ランドール・フッド
-脚本:チャールズ・グラント・クレイグ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-これまで男たちを操ってきて罪を逃れてきていたレナが夫殺しの罪で終身刑となる。刑を下されたレナは何としても刑務所から直ぐに出てくると豪語する。[全文へ]

[最終脱獄計画]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人幻覚]-Wake Me Up When I'm Dead-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:フランク・ピアソン
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ローレンス・トリート
-脚本:バック・ヘンリー/アービング・エルマン
-出演:バーバラ・ハーシー(ジェシー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-裕福な夫チャールズと暮らすジェシーが何やら嬉しそうに男に寄り添って話している。その夜のパーティー。夫と一緒に出席したジェシーが、霊魂の再生が出来ると言う夫の弟スチュアートから催眠術をかけられることになる。催眠術で他の時代の別の人物になったジェシーが突然泣き出し、傍にあったナイフで夫を刺し殺害する。[全文へ]

[殺人幻覚]アルフレッド・ヒッチコック

[暗闇のささやき]-Night Caller-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出・脚本:ジョン・バイラム
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ガブリエル・アプトン
-出演:リンダ・フィオレンティーノ(ベッツィー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-3ヶ月前に離婚した夫が探してくれたマンションで一人暮らしをしているベッツィー。そのベッツィーを送ってきたスティーブが今夜こそ自分のものにしようと言い寄ってくる。[全文へ]

[暗闇のささやき]アルフレッド・ヒッチコック

[日に焼けたロープ]-Enough Rope for Two-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出・脚本:デイビッド・チェイス
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:クラーク・ハワード
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-エリート大学生のスコットは今夢中になっている美女ゾーイをキャンプに誘う。だが、彼女は従兄妹という男レイも同行させてしまう。[全文へ]

[日に焼けたロープ]アルフレッド・ヒッチコック

[処刑道路]-Road Hog-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:マリオ・ディ・レオ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ハロルド・ダニエルズ
-脚本:チャールズ・グラント・クレイグ/スティーブン・クローニッシュ/スティーブ・ベイヨー
-出演:バート・ヤング(セールスマン/エド・フラタス)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-鉱脈を掘っていたメドウィック一家の末息子ジョーイが足場から落ち意識不明になる。急いで車の荷台にジョーイを乗せ2人の兄が介抱し、父親が運転して20分かかる町の病院まで車を飛ばすが…[全文へ]

[処刑道路]アルフレッド・ヒッチコック

[脱獄囚狂宴]-Prisoners-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:クリストファー・クロウ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:S・R・ロス
-脚本:ジョン・バイラム
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-脱獄囚ジャックが押し入ってくる。くっきりと付いた足跡に驚き手に持っていたガラスの器を落すジュリー。[全文へ]

[脱獄囚狂宴]アルフレッド・ヒッチコック

[ジゴロの浴室]-Gigolo-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:トーマス・カーター
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:アーサー・ウィリアムズ
-脚本:スティーブ・デ・ジャーナット
-出演:サンディ・デニス(シルビア)/ブラッド・デイビス(アーサー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-借金2500ドルの返済を迫られ追い詰められたアーサーが自分に気がある裕福なシルビアと結婚する。何の魅力も感じない嫌なタイプのシルビアとの生活がスタートする。[全文へ]

[ジゴロの浴室]アルフレッド・ヒッチコック

[誕生日の劇物]-Happy Birthday-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ランディ・ロバーツ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:フリスコ・ミラー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-新聞社に勤めるロバートが50 回目の誕生日を迎えた。シカゴに行っている妻から祝いの花束が職場に届けられる。[全文へ]

[誕生日の劇物]アルフレッド・ヒッチコック

[ビン詰めの魔物]-The Jar-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ティム・バートン
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:レイ・ブラッドベリー
-脚本:ラリー・ウィルソン/マイケル・マクダウェル
-出演:グリフィン・ダン/フィオナ・ルイス
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-ナチに追われて逃げ込んだ部屋で不思議な出来事に遭遇する女。女を追い込んで勝ち誇ったように笑いながら撃とうとした兵士が…[全文へ]

[ビン詰めの魔物]アルフレッド・ヒッチコック

[小指切断ゲーム]-Man From the South-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)☆
-演出:スティーブ・デ・ジャーナット
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ロアルド・ダール
-脚本:スティーブ・デ・ジャーナット/ウィリアム・フェイ
-出演:スティーヴン・バウアー(青年)/ジョン・ヒューストン(老人/カルロス)/メラニー・グリフィス(若い女)/キム・ノヴァク(女)/ ティッピ・ヘドレン(ウェートレス)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-ライターを点け若い女の煙草に持ってゆく青年。そして、自分の煙草にも。いい感じになっていたところに裕福そうな老人カルロスが…[全文へ]

[小指切断ゲーム]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人ヒッチハイク]-Incident in a Small Jail-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ジョエル・オリアンスキー
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ヘンリー・スレザー
-脚本:ジョエル・オリアンスキー
-出演:ネッド・ビーティ(セールスマン)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-山林で若い女性がナイフでめった刺しで殺害されている。それを凍りついたように見ていた男が慌てて逃げる。[全文へ]
ヒッチコック劇場[赤信号]のリメイク。

[殺人ヒッチハイク]アルフレッド・ヒッチコック

[絞殺魔の館]-An Unlocked Window-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:フレッド・ウォルトン
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:エセル・リナ・ホワイト
-脚本:フレッド・ウォルトン/ ジェームズ・ブリッジズ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-病院の仕事帰りの若い女看護師が車のエンジンを掛けようと鍵を回すと、行き成り大音響になり驚く。[全文へ]

[絞殺魔の館]アルフレッド・ヒッチコック

[死体解剖室の叫び]-Breakdown-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:リチャード・ピアース
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ルイ・ポーラック
-脚本:アルフォンセ・ルジェロ・ジュニア
-出演:ジョン・ハード(実業家)/アンディ・ガルシア(麻薬密造組織のボス)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-やり手の実業家が南米でコカインの精製にも手をつけた。実業家は麻薬密造のトラブルを処理しようとジェット機で南米に出向く。[全文へ]

[死体解剖室の叫び]アルフレッド・ヒッチコック

[惑星人テレビジャック]-The Human Interest Story-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ラリー・グロス
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:フレデリック・ブラウン
-脚本:カレン・ハリス
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-アメリカン・フットボールのテレビ中継中に突然、アルファ・ケンタウリ星のガルロと名乗る男ブライアン・ウィットマンが画面に登場し、「ケンタウリ星人が地球を征服しようとしている」と発言する。[全文へ]

[惑星人テレビジャック]アルフレッド・ヒッチコック

[処刑飛行]-The Right Kind of Medicine-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ジェロルド・フリードマン
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ヘンリー・スレザー
-脚本:マイケル・ブレイバーマン
-出演:ジャック・チボー(銀行強盗犯ジョー/ピュー・ジョセフ・レナート)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-行員を銃で脅し金を強奪しているジョーが映し出される。行員が非常ベルを押し警備に知らせる。[全文へ]

[処刑飛行]アルフレッド・ヒッチコック

[バーン！もう死んだ]-Bang! You’re Dead-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ランダ・ヘインズ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:マージェリー・ボスパー
-脚本:ハロルド・スワントン/ クリストファー・クロウ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-男の子たちが戦争ごっこをしている。それに加わりたくて仕方ない6才の少女アマンダが男の子たちのような容姿をして見ている。シリンダー(回転弾倉)が外れている玩具の銃を持ってリーダーの男の子ビリーに近づいて行く。[全文へ]

[バーン！もう死んだ]アルフレッド・ヒッチコック

[妄想の回路]-Beast in View-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:マイケル・トシユキ・ウノ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:マーガレット・ミラー
-脚本:ロバート・グラス
-出演:ジャネット・アイルバー(精神科医/マリオン・マグレガー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-精神科医マリオン(ジャネット・アイルバー)が窓辺に立ち雷雨で吹き荒れている外を眺めながら留守番電話を聞いている。“やあ　マリオン　久し振りだな　驚いたな　そうだ私は死んじゃいない…”[全文へ]

[妄想の回路]アルフレッド・ヒッチコック

[父親暗殺計画]-A Very Happy Ending-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:トム・リックマン
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-脚本:トム・リックマン
-出演:ロバート・ロジア(殺し屋)/リーフ・フェニックス(後のホアキン・フェニックス/リバー・フェニックスの弟、女優・歌手レイン・フェニックスの弟、女優サマー・フェニックスは妹)(ペイジー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-忙しくて父親らしい愛情を注いでいない父親に憎しみを抱いている少年ペイジー(リーフ・フェニックス)は、聴覚障害者で読唇でのみ人の話を推測することができた。そんなペイジーが父親が企画する誕生日パーティーへ向かう途中の空港で、物騒な会話をしている二人の男チャーリーとカレムに釘付けになった。[全文へ]

[父親暗殺計画]アルフレッド・ヒッチコック

[死霊の復活]-The Canary Sedan-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ジョーン・テュークスベリー
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:アン・ブリッジ
-脚本:ジョーン・テュークスベリー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-妻アンが夫ポール・ゴルビィーンの赴任地中国に来るという。部下から出迎えの手配を聞いた夫が机に飾っている写真を手で愛しく撫でながら「私はどうすればいい」と言っている。[全文へ]

[死霊の復活]アルフレッド・ヒッチコック

[連続殺人鬼クリーパー]-The Creeper-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:クリストファー・クロウ
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ジェームズ・カバナー/ ジョセフ・ラスコール
-脚本:スティーブン・ベイヨー /スティーブン・クローニッシュ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-後ろから足音が聞こえてくる。怖くなったジャッキーは小走りに逃げる。すると後を追う男が走って追い駆けてくる。走って逃げアパートのドアの鍵を慌てて開けようとするジャッキーの直ぐ後ろに男が…[全文へ]

[連続殺人鬼クリーパー]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人ハネムーン]-Deadly Honeymoon-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ドン・メッドフォード
-制作:レビュー・スタジオ(米)
-原作:ヘンリー・スレザー
-脚本:スティーブン・クローニッシュ
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-私立探偵エド・ウエルスと名乗る男がキャロルに近づいて来る。トーマスの元妻スーザン・モールスの家族の依頼で調査していると言う。興味がないと言うキャロルに、聞きたいことがあると詰め寄る。興味がないと避けようとするキャロルに、「ご主人が疑われていることは　ご存知でしょ」「なあに？」「殺人です」驚いてウエルスを見るキャロル。[全文へ]

[殺人ハネムーン]アルフレッド・ヒッチコック

[悪魔の診断書]-The Mole-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:リチャード・ブガイスキ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-脚本:リック・バーガー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-15年前、殺人罪で起訴された凶悪犯リットンが精神疾患でハートマン州立病院に生涯監禁となっていた。だが、15年目に院長が治ったと判断し退院させた。驚いた看護師ジェニファー・ロビンソンはリットンを診続けていたDr.ストダードに電話で知らせる。[全文へ]

[悪魔の診断書]アルフレッド・ヒッチコック

[富豪の殺意]-Deathmate-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アラン・キング
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ジェームズ・コージー
-脚本:マレーネ・マシューズ
-出演:サマンサ・エッガー(リサ)/ウェイン・ベスト(マーク)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-軽くテニスを楽しんだリサがシャワーを浴びていると後ろから突然マークが口を塞ぐ。驚いたリサが振り向き「マーク」と嬉しそうに言う。キスをするマーク。「誰か来るわよ」「そのスリルが堪らない」[全文へ]

[富豪の殺意]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人二重奏]-Conversation Over a Corpse-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ロバート・イスコブ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ノーマン・ダニエルズ
-脚本:マリオン・コックレル/ ノーマン・ダニエルズ
-出演:バーバラ・バブコック(妹/シッシー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-金に困って長年住んだ家をブレナー氏に売ったものの、親戚のジェイク伯父から遺産が入ったので家を取り戻そうとするジョアナとシッシー(バーバラ・バブコック)。だが、ブレナーは応じてくれない。そこでジョアナは彼を毒殺することを考える。怖がるシッシーに彼の紅茶に毒を盛るように言う。[全文へ]

[殺人二重奏]アルフレッド・ヒッチコック

[毒のある関係]-Anniversary Gift-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:リチャード・ブガイスキ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ジョン・コリア
-脚本:ロブ・ヘデン
-出演:パメラ・スー・マーティン(妻/メリンダ)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-仕事漬けの夫マークに構ってもらえないでつまらない妻メリンダ。それにマークは薄気味の悪い爬虫類や毒蜘蛛などのペットを飼っている。忙しいマークに頼まれてペットに餌をやるメリンダ。水槽でじぃーと目だけを出していた鰐に…[全文へ]

[毒のある関係]アルフレッド・ヒッチコック

[悪戯なシナリオ]-Tragedy Tonight-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ストゥーラ・ガンナーソン
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-脚本:ジョナサン・グラスナー
-出演:キャサリン・メアリー・スチュワート(姉 /レイチェル)/イザベル・メジア(妹/ケリー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-レイチェルが帰宅すると同居している妹ケリーが暴漢されている。「やめて～　ああ～　あっ　あっ　お願い～　ああ～」
驚いたレイチェルが近くにあった置物で見知らぬ男を殴り腕を締め上げケリーを助ける。だが…[全文へ]

[悪戯なシナリオ]アルフレッド・ヒッチコック

[高層の死刑台]-Man on The Edge-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ロバート・イスコブ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ドナルド・ホーニング
-脚本:ジェームズ・ノーマン・ビーバー・ジュニア
-出演:マーク・ハミル(ダニー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-高層ホテルの窓の外に出ている客ダニーに気が付いたボーイが、飛び降り自殺だと思い急いで支配人へ連絡する。連絡を受けた支配人が外に出てホテルの上階の窓の外に立っているダニーを見て驚く。「警察へ電話を」とボーイに指示し、「なんてゆうことを～」と言いながら見上げる。[全文へ]

[高層の死刑台]アルフレッド・ヒッチコック

[美食の代償]-The Specialty of the House-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アラン・キング
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:スタンリー・エリン
-脚本:ジョナサン・グラスナー
-出演:ジョン・サクソン(料理評論家/ガース・リッセンバー)/ジェニファー・デイル(女主人/ベッツイジョー・ベニントン)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-著名な料理評論家ガース(ジョン・サクソン)の出版記念パーティーがベルナードのレストランで開かれている。ガースがオードブルを口にしながら、「ベルナード」とレストランの経営者ベルナードを呼ぶ。「何でしょ」とベルナードが近づいて来て言う。「こいつは　何かね」と手に持ったオードブルを見せて…[全文へ]

[美食の代償]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人学入門]-The Initiation-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ロバート・イスコブ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ロブ・ヘデン
-脚本:ジェームズ・ノーマン・ビーバー・ジュニア/ロブ・ヘデン
-出演:マリオン・ロス(寮母/マギー)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-寮母のマギーが寮に帰って来ると、音楽がガンガン鳴り響き室内は散らかったままになっている。酔い潰れている寮生や、女学生と抱き合ったまま寝ている寮生に、飲み物に浸かった女性の下着を見て、「ふ～うん」呆れてしまうマギー。通りかかった寮生バックスに…[全文へ]

[殺人学入門]アルフレッド・ヒッチコック

[ただ一度の殺意]-The Impatient Patient-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アラン・キング
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-脚本:ジョン・アントロバス
-出演:E・G・マーシャル(チャーリー・ピット)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-病室のベッドの下で鼠のジャッコが貰ったパンを食べている。そのベッドで老人チャーリー・ピットが休んでいる。インターンを従えて回診している主治医の女医がチャーリーのことを、「可能性がある限り　医師は最後まで希望を捨ててはいけません　ところがこの部屋には　その例外とも言える希望を持てない患者が一人います　名前はチャーリー・ピットと言って　末期癌の患者でもう手遅れです…」[全文へ]

[ただ一度の殺意]アルフレッド・ヒッチコック

[白昼の恐怖通信]-When this Man Dies-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:ジム・パーディ
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ローレンス・ブロック
-脚本:ジェレミー・ホール
-出演:エイドリアン・ズメッド(エディ)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-自宅でボクシング中継を興奮して見ているエディ。呆れている妻モリーン。賭けていた選手が負け悔しがるエディ。エディはギャンブル好きで借金で首が回らなくなっていた。だがモリーンには詳しいことは知らせていなかった。そのエディのもとに、“この男が死ねば千ドルは君のもの　ジョセフ・H・ニーマン”と書かれた謎の手紙が届く。[全文へ]

[白昼の恐怖通信]アルフレッド・ヒッチコック

[鏡の中の死者]-If the Shoe Fits-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アラン・キング
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-脚本:ジョナサン・グラスナー
-出演:テッド・シャッケルフォード(兄/ ギャレット)(弟/ジェイソン)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-「もしエバリーさんと出会わなかったら　今頃は刑務所の中か何処かで　のたれ死をしてたでしょ」亡くなった社長を惜しみ涙を流す副社長ギャレット(テッド・シャッケルフォード)。渋い顔をして聞いているビクター。[全文へ]

[鏡の中の死者]アルフレッド・ヒッチコック

[悪妻の値段]-World's Oldest Motive-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アラン・キング
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ラリー・M・ハリス
-脚本:リチャード・チャップマン
-出演:ドワイト・シュルツ(デビッド)
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-デビッドが帰って来る。空になった酒瓶に付けっ放しになっている電気にテレビ。“またか”と苛立ちスイッチを切るデビッド。すると…[全文へ]

[悪妻の値段]アルフレッド・ヒッチコック

[殺人特許申請]-The Final Twist-(1980年代)(米)(NBC)(TV映画)
-演出:アトム・エゴヤン
-制作:タウンゼント・フィルム・プロダクションズ(米)
-原作:ウィリアム・バンキア
-脚本:ジム・ビーバー
-ストーリーテラー:アルフレッド・ヒッチコック
-SFXを駆使した炎上シーンを見て「素晴らしい！」と絶賛するハーバー。映写機のスイッチを切るデニス。「立体映画には　眼鏡が必要だと思っていたが」と言うハーバー。「いや　いりません　デニスのシステムは画期的なもので　二つの映像を…」身を乗り出して説明しようとする編集のマイク・ジョンソン。[全文へ]

[殺人特許申請]アルフレッド・ヒッチコック

ヒッチコックがデザインしたという似顔絵

1992

**[評論家が選んだ映画史上最良の作品ベストテン]**英国映画研究所発行のサイト・アンド・サウンド誌
/	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位
作品	①市民ケーン	②ゲームの規則	③東京物語	④めまい	⑤捜索者	⑥アタランタ号 ⑥裁かるるジャンヌ ⑥大地のうた ⑥戦艦ポチョムキン	⑦ -	⑧ -	⑨ -	⑩2001年宇宙の旅

※1992.11.16　英国映画研究所発行のサイト・アンド・サウンド誌は、評論家が選んだ映画史上最良の作品ベストテンを発表。

1999 [映画人が選ぶ日本・外国映画オールタイム・ベストテン]キネマ旬報創刊 80周年記念特別企画


/	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位
日本	①七人の侍(黒澤明)	②浮雲(成瀬巳喜男)	③飢餓海峡(内田吐夢) ③東京物語(小津安二郎)	④ -	⑤幕末太陽傳(川島雄三) ⑤羅生門(黒澤明)	⑥ -	⑦赤い殺意(今村昌平)	⑧仁義なき戦い（シリーズ） (深作欣二) ⑧二十四の瞳(木下恵介)	⑨ -	⑩雨月物語(溝口健二)
外国	①第三の男(キャロル・リード)	②2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック)	③ローマの休日(ウィリアム・ワイラー)	④アラビアのロレンス(デヴィッド・リーン)	⑤風と共に去りぬ(ヴィクター・フレミング)	⑥市民ケーン(オーソン・ウェルズ)	⑦駅馬車(ジョン・フォード) ⑦禁じられた遊び(ルネ・クレマン) ⑦ゴッドファーザー(3部作)(フランシス・フォード・コッポラ) ⑦道(フェデリコ・フェリーニ)	⑧ -	⑨ -	⑩ -

※[映画人が選ぶオールタイム・ベストテン]（日本編）（外国編）キネマ旬報創刊 80周年記念特別企画は、従来の映画評論家を中心にしたアンケートとは異なり、監督、プロデューサー、脚本家、撮影監督など、実際に日本映画の製作に携わる映画人(140人、144人)に、それぞれのベスト作品10本を順不同で選んでもらう選考方法。(1999年10月下旬号、10月上旬号においてアンケート結果を発表)

2000

[日本・外国映画 20世紀の映画スター、映画監督オールタイム・ベストテン]特別企画

/ 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

監督
日本 ①黒澤明 ②小津安二郎 ③溝口健二 ④木下恵介 ⑤成瀬巳喜男 ⑥山田洋次 ⑦市川崑
⑦内田吐夢
⑦大島渚
⑦深作欣二 ⑧ - ⑨ - ⑩ -

男優
日本 ①三船敏郎 ②石原裕次郎 ③森雅之 ④高倉健 ⑤笠智衆 ⑥市川雷蔵 ⑦勝新太郎
⑦阪東妻三郎 ⑧ - ⑨渥美清
⑨中村錦之助(萬屋錦之介）
⑨森繁久彌
⑩ -

女優
日本 ①原節子 ②吉永小百合 ③京マチ子 ④高峰秀子 ⑤田中絹代 ⑥山田五十鈴 ⑦夏目雅子 ⑧岸恵子
⑧若尾文子 ⑨ - ⑩岩下志麻
⑩藤純子(富司純子)

監督 外国 ①アルフレッド・ヒッチコック ②フェデリコ・フェリーニ ③ジョン・フォード ④ジャン＝リュック・ゴダール
④スチィーヴン・スピルバーグ
④チャールズ・チャップリン
④ビリー・ワイルダー ⑤ - ⑥ - ⑦ - ⑧ルキノ・ヴィスコンティ ⑨スタンリー・キューブリック ⑩ルイス・ブニュエル

男優
外国 ①ゲーリー・クーパー ②チャールズ・チャップリン
②ジョン・ウェイン ③ - ④マーロン・ブランド
④アラン・ドロン
④ジャン・ギャバン ⑤ - ⑥ - ⑦ハンフリー・ボガート
⑦スティーブ・マックイーン ⑧ - ⑨ショーン・コネリー
⑨ポール・ニューマン ⑩ -

女優外国 ①オードリー・ヘプバーン ②マリリン・モンロー ③イングリッド・バーグマン ④ヴィヴィアン・リー ⑤マレーネ・ディートリヒ ⑥グレース・ケリー ⑦フランソワーズ・アルヌール
⑦ベティ・デイビス
⑦ジョディ・フォスター
⑦グレタ・ガルボ
⑦アンナ・カリーナ
⑦ジャンヌ・モロー
⑦ロミー・シュナイダー
⑦エリザベス・テーラー ⑧ - ⑨ - ⑩ -

※[20世紀の映画スター]（日本編）特別企画、[20世紀の映画スター]（外国編）特別企画は、評論家・作家・ジャーナリストなど74 人の選考委員に20世紀を代表する男優、女優のそれぞれ3名ずつを選んでもらう選考方法。(2000年5月下旬号、6月上旬号においてアンケート結果を発表)
※[20世紀の映画監督]（日本編）特別企画、[20世紀の映画監督](外国編)特別企画は、評論家・作家・ジャーナリストなど 104人、107人の選考委員に20世紀を代表する監督5名を選んでもらう選考方法。(2000年11月下旬号、11月上旬号においてアンケート結果を発表)

2009

**[映画人が選ぶ日本・外国映画オールタイム・ベストテン]**キネマ旬報創刊90周年記念特別企画
/	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位
日本	①東京物語(小津安二郎)	②七人の侍(黒澤明)	③浮雲(成瀬巳喜男)	④幕末太陽傳(川島雄三)	⑤仁義なき戦い（シリーズ） (深作欣二)	⑥二十四の瞳(木下恵介)	⑦羅生門(黒澤明) ⑦丹下左膳餘話・百万両の壷 (山中貞雄) ⑦太陽を盗んだ男(長谷川和彦)	⑧ -	⑨ -	⑩家族ゲーム(森田芳光) ⑩野良犬(黒澤明) ⑩台風クラブ(相米慎二)
外国	①ゴッドファーザー(フランシス・フォード・コッポラ)	②タクシー・ドライバー(マーチン・スコセッシ) ②ウエスト・サイド物語(ロバート・ワイズ)	③ -	④第三の男(キャロル・リード)	⑤勝手にしやがれ(ジャン・リュック・ゴダール) ⑤ワイルドバンチ(サム・ペキンパー)	③ -	⑦2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック)	⑧ローマの休日(ウィリアム・ワイラー) ⑧ブレードランナー(リドリー・スコット)	③ -	⑩駅馬車(ジョン・フォード) ⑩天井棧敷の人々(マルセル・カルネ) ⑩道(フェデリコ・フェリーニ) ⑩めまい(アルフレッド・ヒッチコック) ⑩アラビアのロレンス(デヴィッド・リーン) ⑩暗殺の森(ベルナルド・ベルトルッチ) ⑩地獄の黙示録(フランシス・フォード・コッポラ) ⑩エル・スール(ビクトル・エリセ) ⑩グラン・トリノ(クリント・イーストウッド)

※2009.11
[映画人が選ぶオールタイム・ベストテン]（日本編）（外国編）キネマ旬報創刊90周年記念特別企画は、日本編は114人、外国編は121人の映画評論家や作家、文化人の投票を集計した。

～写真～

アルフレッド・ヒッチコック

※ 記号[★：特に好きな作品　☆：面白い作品　

：注目]

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参考文献
『レベッカ』
『疑惑の影』
『汚名』
『パラダイン夫人の恋』
『ロープ』
『ダイヤルMを廻せ！』
『裏窓』
『知りすぎていた男』
[赤信号][あとのまつり][いとしき誘拐][男ならやってみろ！][求人難][共犯者][泣きどころ][ノックアウト][65 才の花婿][悪い花][神よ許し給え][兇器][越してきた人][会葬者][賭][毒蛇][酒蔵][事故死構成法]
『間違えられた男』
『めまい』
『サイコ』
[ひき逃げを見た]
『鳥』
[悪魔の診断書][悪戯なシナリオ][鏡の中の死者][暗闇のささやき][絞殺魔の館][高層の死刑台][小指切断ゲーム][午後時の地下室][最終脱獄計画][錯乱の白昼夢][殺人特許申請][殺意の放課後][殺人学入門][殺人幻覚][殺人二重奏]
[殺人ハネムーン][殺人ヒッチハイク][死体解剖室の叫び][処刑道路][処刑飛行][死霊の復活][ジゴロの浴室][ただ一度の殺意][脱獄囚狂宴][父親暗殺計画][毒のある関係][白昼の恐怖通信][バーン！もう死んだ][日に焼けたロープ]
[美食の代償][富豪の殺意][真夜中の迷路][妄想の回路][連続殺人鬼クリーパー][惑星人テレビジャック]
イングリッド・バーグマン
グレース・ケリー
ジョーン・フォンテイン
テレサ・ライト
グレゴリー・ペック
ケーリー・グラント
ジェームズ・スチュワート
ヘンリー・フォンダ
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