ヘンリー・フォンダ
   (1905.5.16-1982.8.12) (アメリカ、ネブラスカ州生まれ)-Henry Fonda-
プ ロフィール 独自の作品解釈 年譜

〜プロフィール〜

 【フォンダ・ウォーク】と言われていた、数々の名作を残している名優 だ。
 『怒 りの葡萄』(1940)で皆に迷惑が かかることを心配して立ち去る決意をしたトム(ヘンリー・フォンダ)が、母(ジェーン・ダーウェル)に別れを 告げる語り口は、思い浮かべるだけで胸が熱くなる。

 ※アカデミー主演男優賞に『怒 りの葡萄』(1940)『十二 人の恐れる 男』(1957)でノミネートされ る。
 1980年度に名 誉賞を贈られる。
 『黄昏』(1981)でついに主 演男優賞を受賞したが、ヘンリー・フォンダの病状は思わしくなく、娘のジェー ン・フォンダが代理で受け取り、その夜自宅の病床へ届けた。 その5ヶ月後にヘンリー・フォンダは 亡くなる。

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〜独自の作品 解釈〜

1940
『怒 りの葡萄』-The Grapes of Wrath-(米)
1981
『黄 昏』-On Golden Pond-
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方 は、ご了承下さい。

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〜年譜〜
[1905][1937 暗黒街の弾痕][1939 若き日のリンカン モホークの太鼓][1940 怒りの葡萄][1942 ミッドウェイ海戦(ミッドウェイの戦い)(ド キュメンタリー) 運命の饗宴][1943 牛泥棒][1946 荒野の決闘]
[1947 逃亡者][1948 アパッチ砦 我が道は楽し][1956 戦争と平和][1955 ミスタア・ロバーツ][1957 間違えられた男 十二人の恐れる男]
[1959 ワーロック][1962 西部開拓史][1965 テキサスの五人の仲間][1966 バルジ大作戦][1968 ウエスタン][1981 黄昏][1982][写真]

1905

5月16日、アメリカ、ネブラスカ州生まれ。

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1937

『暗黒街の弾痕』-You Only Live Once-(米)
-監督:フリッツ・ラング
-製作総指揮:ウォルター・ ウェンジャー
-脚本:ジーン・タウン/C・グレアム・ベイカー

-撮影:レオン・シャムロイ
-編集:ダニエル・マンデル

-音楽:アルフレッド・ニューマン
-美術:アレクサンダー・トルボフ
-衣裳:ヘレン・テイラー
-出演:シルヴィア・シドニー(ジョー ン・グレアム)/ヘンリー・フォンダ(エディ・テイラー)/バートン・マクレーン(
スティーヴン・ホイットニー)/ジーン・ディクソン(ボニー・グレアム)/ウィリアム・ガーガン(ドーラン神父)/ウォーレン・ハイマー(囚人マグシイ)


『暗黒街の弾 痕』シルヴィア・シドニー、ヘンリー・フォンダ

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1939

『若き日のリンカーン』-Young Mr. Lincoln-(101分)(米、TCF)(白黒)
-監督:ジョ ン・フォード
-製作総指揮:ダリル・F・ザ ナック
-脚本:ラマー・トロッティ
-撮影:バート・グレノン
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン
-出演:ヘ ンリー・フォンダ(青年/エイヴ・リンカーン)/アリス・ブラディ(クレイ未亡人)/D・ミーク(フェルダー検事)/ポーリン・ムーア(若死にしたエイヴの恋人/アン)/リチャード・クロムウェル(クレイ未亡人の息子/マット)/E・クウィーラン(アダム)/マージョリー・ウィーヴァー/ウォード・ボンド(ワード・ボンドの表記も)/ジャック・ペニック/エディー・コリンズ

『モホークの太鼓』-Drums Along the Mohawk-(103分)(米、TCF)(カラー/白黒)
-監督:ジョ ン・フォード
-製作:ダリル・F・ザナック
-アソシエイト・プロデュー サー:レイモンド・グリフィス
-原作:ウォルター・D・エドモ ンズ
-脚色:ラマー・トロッティ/ソ ニア・レヴィーン
-撮影:バート・グレノン/レ イ・レナハン
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン
-出演:クローデット・コルベー ル(ラナ)/ヘ ンリー・フォンダ(若い開拓者/ギル・マーティン)/エドナ・メイ・オリヴァー(マクリナー夫人)/ジョン・キャラダイン(英国派/コールドウェル)/ロジャー・インホフ(ハーキマー将軍)/エディ・コリンズ/ウォード・ボンド(ワー ド・ボンドの表記も)/ジャック・ペニック/メイ・マーシュ/ドリス・ボーデン

『地獄への道』-Jesse James-(米)
-監督:ヘンリー・キング
-製作:ダリル・F・ザナック
-脚本:ナナリー・ジョンソン
-撮影:ジョージ・バーンズ
-音楽:ルイス・シルヴァース
-出演:タ イロン・パワー(ジェシー・ ジェームズ)/ヘンリー・フォンダ(フランク・ジェームズ/ジェシーの兄)/ナンシー・ケ リー/ランドルフ・スコット/ヘンリー・ハル
-開拓時代の西部に実在した犯罪者ジェシー・ジェームズの半生を描いた作品。

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1940

『怒 りの葡萄』-The Grapes of Wrath-(129分)(米、TCF)(ニューヨーク批評家賞作品賞)(ブルーリボ ン外国映画賞)(白黒)
-監督:ジョ ン・フォード(ア カデミー監督賞)(ニューヨーク批評家賞監督賞)
-製作:ダリル・F・ザナック/ ナナリー・ジョンスン
-原作(小説):ジョン・スタインベック(ピューリッツァー賞)
-脚色:ナナリー・ジョンスン
-撮影:グレッグ・トーランド
-美術:リチャード・デイ/マー ク=リー・カーク
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン
-編集:ロバート・シンプスン
-出演:ヘンリー・フォンダ(小作人の息子/トム・ジョード)/ジェーン・ダーウェル(トムの母)(ア カデミー助演女優賞)/ジョン・キャラダイン(元説教師/ケイシー)/ドリス・ボードン(トムの妹/ロザシャーン)/ラッセル・シンプソン(トムの父)/ウォード・ボンド(ワード・ボンドの表記 も)(警官)/ チャーリー・グレーブウイン(トムの祖父)/O・Z・ホワイトヘッド(トムの兄/アル)/ジョン・クオーレン(マレイ)/ エディ・クウィーラン(ロザシャーンの夫/コニー)/ゼフィ・ティルバリ(トムの祖母)/フランク・サリー(ノア・ジョード)ダ リル・ヒックマン(ウインフィールド・ジョード)/シャー リー・ミルズ(ルーシー・ジョード)/ジャック・ペニック(キャンプ手伝い)/フランク・ダイアン((トムの伯父/ジョン・ジョード)
ア カデミー監督賞受賞
-アメリカ農民の実態を描いてベストセラーになったジョン・スタインベックの原作をジョ ン・フォード監督が映画化している。
資 本主義の歪みと凶作のなかで逞しく生きる農民の姿がヘ ンリー・フォンダ(トム)、ジェーン・ダー ウェル(母親)らの名優によってリアルに描かれた。
情 を演出することに定評があるフォードの手腕が発揮された感動の名作だ。

皆に迷惑がかかることを心配して立ち去る決意をしたトム(ヘ ンリー・フォンダ)が、母に別れを告げる語り口は、思い浮かべる だけで胸が熱くなる。[本 文へ]


『怒りの葡萄』ヘンリー・フォンダら


『怒りの葡萄』ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ラッセル・シンプソン


『怒りの葡萄』ジェーン・ダーウェル、ヘンリー・フォンダ、ラッセル・シンプソン


『怒りの葡萄』フランク・ダイアン、ラッセル・シンプソン、ヘンリー・フォンダ

『地 獄への逆襲』-The Return of Frank James-(米)
-監督:フリッツ・ラング
-製作:ダリル・F・ザナック
-脚本:サム・ヘルマン
-音楽:デビッド・バトルフ
-出演:ヘンリー・フォンダ(フラン ク・ジェームズ/ジェシーの兄)/ジーン・ティアニー(エレノア・ストーン)/ジャッキー・クーパー(クレム)/ジョン・キャラダイン(ボブ・フォード)
-開拓時代の西部に実在した犯罪者ジェシー・ジェームズの半生を描いた『地獄への道』の続編 で、フォード兄弟に殺されたジェシーの兄フランクによる復讐劇。
フリッツ・ラング監督初の西部劇。ジーン・ティアニーのデビュー作。

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1942

『ミッドウェイ海戦』-The Battle of Midway-(「ミッドウェイの戦い」)(16ミリ、短篇記録)(合衆国海軍、TCF)(ドキュメンタリー)(アカデミー短編ドキュメンタリー賞)
-監督製作:ジョ ン・フォード
-脚本:ダドリー・ニコルズ/ ジェームズ・ケヴィン・マッギネス/ジョ ン・フォード
-撮影:ジョ ン・フォード/ジャック・マッケンジー
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン
-ナレーション:ヘンリー・フォ ンダ/ジェーン・ダーウェル/ドナルド・クリスプ
※このフィルムは、のちに長篇記 録「太平洋戦争」(1960)、「海ゆかば」(1974)や劇映画「ミッドウェイ」(1976)に 流用されたという。

『運命の饗宴』-Tales of Manhattan-(米、20世紀フォックス)
-監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
-製作:ボリス・モロス/サム・スピーゲル
-脚本:ベン・ヘクト/モルナール・フェレンツ/ドナルド・オグデン・スチュアート/サミュエル・ホッフェンスタイ ン/アラン・キャンベル/ラマー・トロッティ
-撮影:ジョセフ・ウォーカー
-編集:ロバート・ビショフ
-美術:リチャード・デイ/ボリス・レヴィン
-衣裳:ドリー・ツリー/バーナード・ニューマン/グウェン・ウェイクリング/アイリーン

-音楽監督:エドワード・ポール
-音楽:ソル・カプラン
-出演:シャルル・ボワイエ(
ポール・オーマン)/リタ・ヘイワース(エセ ル・ハロウェイ)/トー マス・ミッチェル(ジョン/エセルの夫)/ジン ジャー・ロジャース(ダイアン)/ ヘンリー・フォンダ(ジョー ジ)/チャー ルズ・ロートン(チャールズ・スミス)/ エルザ・ランチェスター(エルザ/チャールズの妻)/エ ドワード・G・ロビ ンソン(エイヴリー・ラリー・ブラウ ン)/ ジョージ・サンダース(ウィリ アムズ)/ポー ル・ロブスン(ルーク)/ エセル・ウォーターズ(エスター)/ シーザー・ロメロ(ハリー・ウィルソン)/ロー ランド・ヤング(エド ガー)

1943

『牛泥棒』-The Ox-Bow Incident-(1943)(米)
-監督:ウィリアム・A・ ウェルマン
-原作:ウォルター・ヴァン・ティルバーグ・クラ―
-脚本:ラマー・トロッティ

-音楽:シリル・J・モックリッジ

-出演:ヘンリー・フォンダ(ギル・カーター)/ダナ・アンド リュース(ドナルド・マーティン)/ メアリー・ベス・ヒューズ(ロー ズ・メイペン)/アンソニー・クイン(フアン・マルティネス)/ウィ リアム・イース(ジェ ラルド・テト リー)/ハリー・モーガン(アート・クロフト)/ジェー ン・ダーウェル(マー・ グライアー)/ フランク・コンロイ(テ トリー少佐)/ハリー・ダ ヴェンポート(アー サー・デイヴィス)/フラ ンシス・フォード(アルヴァ・ハードウィック)
-冤罪で処刑さ れたマーティンが、遺書 を妻あてに書いていた。
処刑後に無罪だと知った自警団の男達はショックのあまり、酒場で皆茫然として いた。
彼らの前でカーターがデイヴィスが預かったマーティンの手紙を読み上げた。それには自分を処刑する者達への非難 の言葉はなく、人間の良心の尊さが記されていた。

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1946

『荒野の決闘』-My Darling Clementine-(97分)(米、TCF)(白黒)
-監督:ジョ ン・フォード
-製作:サミュエル・G・エン ジェル
-原作:スチュアート・N・レイ ク/サム・ヘルマン
-脚本:サミュエル・G・エン ジェル/ウィンストン・ミラー
-撮影:ジョー・マクドナルド
-音楽監督:アルフレッド・ ニューマン
-音楽:シリル・モックリッジ
-編集:エドワード・B・パウエ ル
-主題歌:♪いとし のクレメンタイン(アメリカ民謡)
-出演:ヘンリー・フォンダ(カウボーイ/ワイアット・アープ)/リンダ・ダーネル(ドクの愛人/チワワ)/ヴィクター・マチュア(賭博師/ドク・ホリディ)/キャシー・ダウンズ(娘/クレメンタイン)/ウォルター・ブレナン(老クラントン)/ティム・ホルト(ヴァージル・アープ)/ウォード・ボンド(ワード・ボンドの表記 も)(モーガン・アープ)/アラン・モウブレイ/ジョン・アイアランド(クラントンの息子/ビリー)/ジャック・ペニック/メイ・マーシュ/ドン・ガーナー(ジェイムズ・アープ)/J・ファレル・マクドナルド(バーテンダー/マック)/G・ウィザース/ロイ・ロバーツ/J・ダーウェル/フランシス・フォード
-フォー ド映画の集大成といわれる作品である。
“OK 牧場の決闘”(1881年10月26日に実際に行われた“OKコラ ルの決闘”)として西部劇の定番となっている仇討ち話。
小 津安二郎監督の感想を記す。
「フォンダが柱にあしを突っぱって椅子の上にノケぞって、ウフン といっている。あのヘンリー・フォンダとジョン・フォードの気合は実際うらやましいと思うな」


『荒野の決闘』ヘンリー・フォンダ、キャシー・ダウンズ


『荒野の決闘』ヘンリー・フォンダ


『荒野の決闘』ヘンリー・フォンダ、キャシー・ダウンズ


『荒 野の決闘』ヴィ クター・マチュア、ヘンリー・フォンダ

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1947

『逃亡者』-The Fugitive-(104分)(米、RKO)(白黒)
-監督:ジョ ン・フォード
-製作:ジョン・フォード/メリ アン・C・クーパー
-原作:グラハム・グリーン
-脚本:ダドリー・ニコルズ
-撮影:ガブリエル・フィゲロア
-音楽:リチャード・ヘイゲマン
-編集:ジャック・マレイ
-出演:ヘンリー・フォンダ(司祭)/ドロレス・デル・リオ(カトリック信者/マリア)/ペドロ・アルメンダリス(軍警副官)/J・キャロル・ナイシュ(密告者/メティソ)/レオ・カリーロ/ウォード・ボンド(ワー ド・ボンドの表記も)(お尋ね者/グリンゴ)/ジャック・ペニック/ロバート・アームストロング/J・クォーレン

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1948

『アパッチ砦』-Fort Apache-(127分)(米、RKO)(白黒)
-監督:ジョ ン・フォード
-製作:ジョン・フォード/メリ アン・C・クーパー
-原作:ジェームズ・ワーナー・ ベラ
-脚色:フランク・S・ニュー ジェント
-撮影:アーチー・スタウト
-美術:ジェームズ・バセヴィ
-音楽:リチャード・ヘイグマン
-編集:ジャック・マレイ
-衣装(デザイン):マイケル・メイヤース/ロバート・カリカート
-出演:ジョン・ウェイン(ヨーク大尉)/ヘンリー・フォンダ(サースデイ中佐)/シャーリー・テンプル(サースデイ中佐の娘/フィラデルフィア)/G・オブライエン(コリングウッド大尉)/ジョン・エイガー(マイクル・オローク中尉)/アイリーン・リッチ(オルーク軍曹夫人)/ウォード・ボンド(ワード・ボンドの表記 も)(マイクルの父/曹長)/ジョン・ミゲル(アパッチ族の酋長/コチーズ)/ハンク・ワーデン(新米兵士)/ペドロ・アルメンダリス/ジャック・ペニック/メイ・マーシュ/クリフ・ラ イアンズ/V・マクラグレン/A・リー
-この作品と『黄色いリボン』『リオ・グランデの砦』は 騎兵隊三部作といわれている。
アパッチ族との争いや、騎兵隊内での対立がフォード一家といわれる名優たちによって繰り広げられる傑作。
俳優に対する演出 が秀逸であるので、性格描写が自然に入り込んでくるフォード作品を楽しめる。

『我が道は楽し』
-監督:キング・ヴィダー
-出演:レスリー・フェントン/ バージェス・メレディス/ポーレット・ゴダード/フレッド・マクマレイ/ヒュー・ハーバート/ジェー ムズ・スチュワート/ヘン リー・フォンダ

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1955

『ミスタア・ロバーツ』-Mister Roberts-(123分)(米、ワーナー・ブラザース)(カラー)
-監督:ジョ ン・フォード/マーヴィン・ルロイ
-製作:リーランド・ヘイワード
-原作:トーマス・ヘッゲン
-原作戯曲:トーマス・ヘッゲン /ジョシュア・ローガン/リーランド・ヘイワード
-脚色:フランク・S・ニュー ジェント/ジョシュア・ローガン
-撮影:ウィントン・C・ホック
-作曲・指揮:フランツ・ワック スマン
-出演:ヘンリー・フォンダ( ロバーツ中尉)/ジェームズ・ キャグニー(艦 長)/ウィリアム・パウエル(軍医長/ドク)/ジャック・レモン(パルヴァー少尉)/ベッツィ・パーマー/ウォード・ボンド(ワー ド・ボンドの表記も)(ダウディ兵曹長)/ハリー・ケイリー・ジュニア(スティファノウスキイ)/ジャック・ペニック/ケン・カーティス(水兵/ドラン)/P・ウェイン

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1956

『戦争と平和』-War and Peace-(米/伊)
-監督:キング・ヴィ ダー 
-原作:トルストイ 
-出演:オー ドリー・ヘプバーン(ナターシャ)/ヘンリー・フォンダ(ピエール)/メル・ファーラー(アンドレイ)

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1957

『間違えられた男』-The Wrong Man-
-監督:ア ルフレッド・ヒッチコック
-製作:ア ルフレッド・ヒッチコック/ワーナー・ブラザーズ 
-共同プロデューサー:ハーバー ト・コールマン 
-原作:マックスウェル・アン ダーソン構成のノンフィクション『The True Story of Christopher Emmanuel Balestrero』
-脚本:マックスウェル・アン ダーソン/アンガス・マックフェイル 
-撮影:ロバート・バーク ス 
-出演:ヘンリー・フォンダ(通称“マニイ”/クリストファー・エマ ニュエル・バレステロ)/ヴェ ラ・マイルズ(マ ニイの妻/ローズ)/アンソ ニー・クエイル(弁護士/オコナー)/ハロルド・J・ストーン(バワーズ主任刑事)/チャールズ・クーパー(マシューズ刑事)/ジョン・ヘルダブラント(トマシニ)/リチャード・ロビンズ(真犯人/ダニエル)
-ヒッ チコックの作品は、どれも面白い。恐怖も楽しめて。 
だ が、一つ怖くて堪らなかったのがある。それが、この作品だ。 
実 話であることを知って観たことも影響しているが、兎に角、怖い。 
こ ういう体験はしたくないし、させてはいけないと思う作品だ。 
ヘ ンリー・フォンダのリアルな演技が、切々と訴えかけてきて忘れられない。


『間違えられた男』ヘンリー・フォンダら

『十二人の恐れる男』-12 Angry Men-(米)
-監督:シドニー・ルメット
-製作:レジナルド・ローズ/ヘ ンリー・フォンダ
-脚本:レジナルド・ローズ
-出演:ヘンリー・フォンダ(陪審員8番)/リー・J・コッブ(陪審員3番)/エド・ベグリー(陪審員10番)/マーティン・バルサム(陪審員1番)/E・G・マーシャル(陪審員4番)/ ジャック・クラグマン(陪審員5番)/ジョン・フィードラー(陪審員2番)/ジョージ・ヴォスコヴェック(陪審員11番)/ロバート・ウェッバー(陪審員12番)/エドワード・ビンズ(陪審員6番)/ジョセフ・スィーニー(陪審員9番)/ジャック・ウォーデン(陪審員7番)
-陪審制度が抱える問題をドキュメンタリータッチのカメラワークで惹きつける。
ヘ ンリー・フォンダの表情がよく、リー・J・コップの迫力も凄い。


『十 二人の恐れる男』ヘンリー・フォンダら


『十二人の恐れる男』ヘンリー・フォンダら

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1959

『ワーロック』
-監督製作:エドワード・ドミトリク
-原作:オークレイ・ホー ル 
-脚本:ロバート・アラン・アー サー
-出演:リチャード・ウィドマー ク/ヘンリー・フォンダ/アンソニー・クイン

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1962

『西部開拓史』-How the West Was Won-(155分)(米、MGM)(カラー)
-監督:[第1話< 河>/第2話<大平原>/最終話<無法者>:ヘンリー・ハサウェイ][第3 話<南北戦争>:ジョ ン・フォード][第4話<鉄道>:ジョージ・マーシャル]つなぎの部分:リチャード・ ソープ
-製作:バーナード・スミス
-脚本:ジェームズ・R・ウェッ ブ(ア カデミー脚本賞)
-撮影:ウィリアム・H・ダニエ ルズ/ミルトン・クラスナー/チャールズ・ラング・Jr/ジョセフ・ラシェル
-美術:ジョージ・W・デイヴィ ス/エディソン・ハー/ヘンリー・グレースら
-音楽:アルフレッド・ニューマ ン
-編集:ハロルド・F・クレス(ア カデミー編集賞)
ア カデミー脚本編 集・音響賞受賞
-出演:キャロル・ベイカー(ゼブロンの長女/イーブ・プレスコット)/リー・J・コッブ(ラムゼー保安官)/ヘンリー・フォンダ(野牛狩りの男/ジェスロ・スチュアート)/キャロリン・ジョーンズ(ジュリー・ローリングス)/カール・マルデン(ニューイングランドの農民/ゼブロン・プ レスコット)/グ レゴリー・ペック(賭博師/クリーブ・バン・ベイレン)/ジョージ・ペパード(ライナスの長男/ゼブ・ローリングス)/ロバート・プレストン(ロジャー・モーガン)/デビー・レイノルズ(ゼブロンの次女/リリス“リリー”)/
ジェー ムズ・スチュワート(毛皮売りのライナス・ローリングス)/イーライ・ウォラック(ギャング/チャーリー・ガント)/ジョン・ウェイン(シャーマン将軍)/リチャード・ウィドマーク(建設所長/マイク・キング)/ブリジッド・バズレン(ドーラ・ホーキンス)/ウォルター・ブレナン(ジェブ・ホーキンス)/デイヴィッド・ブライアン/アンディ・ディヴァイン(パターソン伍長)/レイモンド・マッセイ(エイブラハム・リンカーン大統領)/アグネス・ムーアヘッド(ゼブロンの妻/レベッカ・プレスコット)/ヘンリー・モーガン(北軍総司令官/グラント)/セルマ・リッター(アガサ・クレッグ)/ミッキー・ショーネシー/ラス・タンブリン/クロード・エイキンス/W・バ ウチー/ハリー・ディーン・スタントン(ガントの手下)
- ナレーター:ス ペンサー・トレイシー
- 第1話(河)/第2話(大平原)/第3話(南北戦争)/第4話(鉄道)/最終話(無法者)

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1965

『テキサスの五人の仲 間』
-監督製作:フィルダー・クック
-脚本:シドニー・キャロル
-撮影:リー・ガームス
-音楽:デビッド・ラクシン
-出演:ヘンリー・フォンダ(メレディス)/ジョアン・ウッドワード(メアリー)/ジェイソン・ロバーズ(ヘンリー)/バージェス・メレディス(ドク)/チャールズ・ビックフォード(葬儀屋トロップ)/ケヴィン・マッカーシー(弁護士オットー)/ジョン・クォーレン(牛買いのジェス)/ポール・フォード(頭取バリンジャー)/ロバート・ミドルトン
-年に1度の大ポーカー大会に旅の途中の家族が立ち寄って…
ヘ ンリー・フォンダらの名演が楽しめ、ストーリーが面白い。

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1966

『バルジ大作戦』
-Battle of the Bulge-

-監督:ケン・アナキン
-出演:ヘンリー・フォンダ(カイリー中佐)/ロバート・ショウ(ヘス ラー大佐)/ ロバート・ライアン(グレイ少将)/ ダナ・アンドリュース(プリ チャード大佐)/チャールズ・ブロンソ ン(ウォ レンスキー少佐)/ ヴェルナー・ペータース(コー ラー将軍)/ジェームズ・マッカーサー(ウェー バー中尉)/ カール=オットー・アルベルティ(ディー ペル少佐)/ピア・アンジェリ(ル イーズ)/ ジョージ・モンゴメリー(デュ ケスン軍曹)/テリー・サバラス(ガ フィー軍曹)/ タイ・ハーディン(シュー マッハ少佐)/ハンス・クリスチャ ン・ ブレヒ(コン ラート伍長)/バーバラ・ウェール(高級娼婦エレ ナ)
-第 二次世界大戦末期の1944年12月にドイツ軍がアメリカ軍に対して戦 車での戦いで大攻勢をしかけた バルジの戦いを描いた作品。
本物の戦車の迫力と、名優の競演が楽しめる。


『バルジ大作 戦』ロバート・ライアンetc

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1968

『ウエスタン』
-監督:セルジオ・レオーネ
-製作:フルヴィオ・モルセラ
-原案:セルジオ・レオーネ/ダ リオ・アルジェント/ベルナルド・ベルトルッチ
-脚本:セルジオ・レオーネ/セ ルジオ・ドナティ
-音楽:エンニオ・モリコーネ
-出演:ヘンリー・フォンダ(フランク)/クラウディア・カルディナーレ(ジル)/ジェイソン・ロバーズ(シャイアン)/チャールズ・ブロンソン(ハモニカ)

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1981

ア カデミー名誉賞

『黄 昏』-On Golden Pond-
-監督:マーク・ライデル
-製作:ブルース・ギルバート
-製作総指揮:マーティン・ス ターガー
-原作脚色:アーネスト・トンプスン(ア カデミー脚色賞)
-撮影:ビリー・ウィリアムズ
-音楽:デイヴ・グルーシン
-出演:ヘンリー・フォンダ(ノーマン)(ア カデミー主演男優賞)/キャ サリン・ヘプバーン(エセル)(ア カデミー主演女優賞)/ジェー ン・フォンダ(チェルシー)
-迫り来る死に触れる年老いた夫、それを避ける妻。
そ れぞれが健忘と死を恐れている。
死 神をみて初めて向き合うことに気付く妻、分かって貰えて落ち着きを取り戻す夫。
2 羽のアビが連れ添って泳いでいる。
巣 立った子の成長を喜んでいるみたいにゆったりと。
そ れは老夫婦の姿だった。[全 文へ]

『招 かれざる客』ス ペンサー・トレイシーキャ サリン・ヘプバーンのように、ヘンリー・フォンダとキャ サリン・ヘプバーンの名演が楽しめる。
そ れにジェー ン・フォンダの熱演も。

ヘンリー・フォンダの遺作でア カデミー主演男優賞を初めて受賞したが、授賞式の時はフォンダの病状は思わしくな く、ジェー ンが代理で受け取り、その夜自宅の病床へ届けた。
そ の5ヶ月後にフォンダは亡くなる。

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1982

8月12日、永眠。

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〜写真〜


ヘ ンリー・フォンダ


ヘンリー・フォンダ


ヘンリー・フォンダ


ヘンリー・フォンダ

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※ 記号[:特に好きな作品 :面白い作 品]
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参 考文献
『怒 りの葡萄』
『黄 昏』
オー ドリー・ヘプバーン
キャ サリン・ヘプバーン
グ レゴリー・ペック
ジェー ムズ・スチュワート
ア ルフレッド・ヒッチコック
男 優
サ イトマップ
映 画ありき2

映画ありき

〜クラシック映画に魅せら れて〜
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