ジェーン・フォンダ
   (1937.12.21)(ニュー ヨーク生まれ)-Jane Fonda-
プロフィール 独自の作品解釈 年譜

〜プロフィール〜

 激動の時代に立ち向かって生き抜いていたジェーン・フォンダは同世代や後輩に目標と されるだけでなく、大先輩からも一目置かれていた。
  その一人がアカデミー賞を最多受賞(4回)しているキャ サリン・ヘプバーンだ。
  ジェーンがキャ サリンにライバル視されていたことを語っているのを聞きながら、「なるほど」と 頷いたものだ。
  共演した『黄 昏』(1981)キャ サリンが4度目のアカデミー賞を受賞した時だ。
  祝おうと電話したという。
  その時、キャ サリン・ヘプバーンから開口一番に返ってきたのは、
“これで追いつけないわよ”
  だった。
  それまで2回受賞していたジェーン・フォンダもこの作品でノミネートされていて、ジェーンが受賞したら並ば れるところだったからだ。(2005年 ジョン・L・ティ シュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから  参考)
  確かに反戦運動によって“売国奴”“反逆者”としてブラックリストに載せられるようなことがなかったら、最 多受賞回数を競っていたことだろう。
 
  ジェーンの演技には1本、筋が通っているように思う。
  いや、怒りをストレートに炸裂させていると言ったほうがいいかもしれない。
  私生活でもがく日々が続いていたことへの反動だったのだろう。
 ジェー ンは、ずっと自分に自信が持てなかったという。
  母を死に追いやった父を受け入れることが出来ない心の葛藤と、親が自分に無関心で全く振り向いてくれないこ とで、
“私はダメな人間だ 完璧にならないと愛されない”と追い 込まれていった。(自伝を出す62才まで続いた)
  監督であった夫から受けた屈辱的な生活に“NO”と言えない己への失望感。
  反戦運動闘志として活動すると、思いに反して反逆者と扱われブラックリストに載せられる始末だ。

 名優ヘ ンリー・フォンダがジェーンの父であることは誰もが周知のことだ。
  その父の浮気を苦にして母フランセス・ブロッカウ(ヘンリーの2度目の妻)は自殺した。
  ジェーンが12才の時だ。
  母の死後わずかで新妻を迎えた父への反感からジェーンは屈折した青春時代を過ごしたという。
  父との和解は初めての共演でヘンリーの遺作となった『黄 昏』(1981)であった。
  父の最後の作品になるような気がしたジェーンは、この作品を成功させようと積極的に動いた。
 フォ ンダ父娘を彷彿させるストリーだったからだ。
  名優でありながらオスカーに縁のなかったヘ ンリー・フォンダが初めてアカデミー賞を受賞した。
  が、授賞式の時はヘ ンリー・フォンダの病状は思わしくなく、ジェーン・フォンダが代理で受け取り、その夜自宅の病 床へ届けた。
 ジェー ンは父に最後に会った病院で、
“愛してるわ パパ
苦しめてごめんなさい
精一杯 やってくれたわ
感謝してる”  と言い、父に尽くしてくれた奥さんは永遠に家族だと約束した。
 父は泣き出したという。
 それを見られたくないと分かってたから、部屋を出たと話したジェーンの瞳は涙で 潤んでいた。(2005年 ジョン・L・ティ シュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから  参考)

 ロジェ・ヴァディム監督との結婚生活ではプライドを傷つけられる。

 そして、ベトナム戦争時に反戦運動闘志として活動したことでは誤解を招く。
 彼女の行動には賛否両論があるだろうが、彼女の果たした役割は大きかった。
 とりわけ女性に行動する勇気を示してくれた。

 ジェーン・フォンダの出演した『ジュ リア』(1977)はそれを感じ させる作品だ。
  リリアン・ヘルマン原作のこの作品には二人の素晴らしい女優が競演している。
  一人は、ヴァ ネッサ・レッドグレーブでファシズムと闘う女性運動家のジュリアに扮している。
  彼女の眼の動きが非常にいい
  眼が語るというのは、こういう演技のことをいうのだと思う。
  もう一人がジェーンなのだ。
  名優中の名優ヘ ンリー・フォンダ七光を受けているのではなく、独自の世界を創りだして個性豊かないい 役者になっているのだ
  ジェーン出演作品の中でも、一番といっていい程の出来だと思う。
  ジェーンはジュリアを尊敬している幼なじみのリリアン役(ユダヤ人の作家)だ。
  自立する女の生き方とファシズムへの怒りを見事に演じ切っている
  ジュリア(ヴァネッサ)が成人して反ナチ運動をしているベ ルリンにリリアン(ジェーン)が会いに行く決意をする。
  それからの展開が面白い。
  きっと釘付けになると確信する。
  ジェーン同様、ヴァ ネッサもこの映画を地で行くような私生活だったから、生身のものを感じたのも当然かもしれな い。

 ジェーンの出演作の中で父ヘンリーが一番好んでいたのがエミー賞を受賞した『ザ・ ドールメーカー』だったという。
  ヘンリーが好む『怒 りの葡萄』(1940)の役柄に よく似ているからだとジェーンは感慨深そうに話していた。(2005 年 ジョン・L・ティシュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが 自らを語ったものから 参考)
 親 子の確執で話題となっていた二人だが、役者として目指していた方向は同じだったのだろう。
  アクターズ・スタジオ・インタビュー(2005年)の最後 の質問、
「天国があるとしたら 神様に何と言って迎えられたい?」
  に、
「両親がお待ちだ」と答え たのが胸を打った。
  素直な気持ちが伝わってきた。

ア カデミー賞に 主演が『ひ とりぼっちの青春』(1970)『コー ルガール』(1971)『ジュ リア』(1977)『帰郷』(1978)『チャイナ・シンドローム』(1979)『モーニングアフター』(1986)と、助演が『黄 昏』(1981)で7回ノミネートさ れ、『コールガール』(1971)『帰郷』(1978)ア カデミー主演女優賞を 受賞
英国アカデミー 賞に6回ノミネートされ、『ジュ リア』(1977)『チャ イナ・シンドローム』(1979)で受賞
『ザ・ドール メーカー』エミー賞受賞
ゴールデン・グ ローブ賞は10回ノミネート、4回受賞
“世界でもっとも好か れた女優”3回
LA批評家協会 賞3回
全米批評家協会 賞2回
※ピープルズ・チョイス・ア ワードの人気映画女優賞4回
※エンパイア誌の“歴代 映画スター・ベスト100”に選ばれる。

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〜独自の作品 解釈〜

1970
『ひ とりぼっちの青春』-They Shoot Horses Don't They?-
1977
『ジュ リア』-Julia-
1981
『黄 昏』-On Golden Pond-
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方 は、ご了承下さい。

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〜年譜〜
[1937][[1959]1960 のっぽ物語][1961 荒野を歩け][1962 チャップマン報告][1963 ニューヨークの休日][1964 輪舞 危険がいっぱい][1965 キャット・バルー][1966 万事快調 逃亡地帯 獲物の分け前]
[1967
 水曜ならいいわ 夕陽よ急げ 世にも怪奇な物 語 裸足で散歩 バーバレラ][1970 ひとりぼっちの青春]
[1971 コールガール][1972][1973][1974 人形の家][1976 おかしな泥棒 青い鳥][1977 ジュリア]
[1978
 帰郷 カ リフォルニア・スイート]
[1979 出逢い チャイナ・シンドローム][1980 9時から5時まで][1981 黄昏 華麗なる陰謀][1985 アグネス][1986 モーニングアフター][1989 私が愛したグリンゴ]
[1990
 アイリスへの手紙][1991][1999][2001][2002 くたばれ!ハリウッド デブラ・ウィンガーを探して][2004 マイ・シネマトグラファー]
[2005 ウェディング宣言][2007 幸せのルールはママが教えてくれた][写真]

1937

12月21日、ニューヨーク生まれ。本名(Jane Seymour Fonda)
父 は名優ヘ ンリー・フォンダ、弟も俳優で監督、製作者のピーター・フォンダ。姪ブリジット・フォンダ(ピー ター・フォンダの娘)も女 優。
12才で母フランセス・ブロッカウ(ヘ ンリーの2度目の妻)と死別。(ヘンリーの浮気を苦にしての自殺)
躁 鬱病で施設に入っていた母が一日だけ特別に看護師と一緒にリムジンで帰宅したその日に入手したカミソリで自 殺したという。
ジェー ンは2階にいたがその日、意識的に母と一度も顔を合わさなかった。
子 供心には複雑であとで考えた。
「なぜ会わなかったんだろう 母を愛してなかったの?」
子 供ながらに、ずっと、そんなことを考えていたという。(2005 年 ジョン・L・ティシュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが 自らを語ったものから 参考)
母 の死後わずかで新妻を迎えた父への反感と、寮に入れられ疎外された悲しみなど、屈折した青春時代を過ごして いたそうだ。
ニューヨーク州トロイのエマ・ウィラード校をへて、名門校ヴァッサー女子大に入学。(画 家を志してパリで絵画と語学を学ぶ)
帰国後、父と共に夏芝居に参加、<喝采>をだしものにネブラスカ州オハ マを巡業。(1990.5.20[1987.7.1]高沢 瑛一『外国映画俳優全集・女優編』キネマ旬報社より)

1959

モデルとなり、「エスクワイア」「ヴォーグ」「レディス・ホーム・ジャーナル」などの 表紙を飾った。
アクターズ・スタジオで演技をみがき、ジョシュア・ローガンの舞台劇<There Was a Little Girl>に出演。(1990.5.20[1987.7.1] 高沢瑛一『外国映画俳優全集・女優編』キネマ旬報社より)
ア クターズ・スタジオで学んだ時の事を話していたのを載せる。
“リー・ ストラスバーグの娘スーザンと知り合って、リーのクラスを勧められ受けた。
そ こにはマ リリン・モンローもいたという。
“五 感の記憶”に挑戦することになって、“冷たいオレンジジュース”に決めて家で練習した。
「ある日 父が帰宅し
“一体 何のまねだ”と
五感の記憶の練習と言うと あきれて行ってしまった」と、 舌打ちし、天を仰ぐような仕草をしたヘンリーの表情をまねて話す。
「メソード演技が 大嫌いだったの
あんまり軽蔑するから 家を出たわ
でもクラスで披露して 人生が変わった
“本物の才能がある”と リーに言われたの
一気に有頂天よ 天下でも取った気分
自分が生まれた 理由が分かった
「リーのクラスで
“ソング&ダンス”を?」と 司会のジェームズ・リプトン。
「“中国行きの遅い船で”を 歌ったわ」
「どんなふうに?」
「“ソング&ダンス”は… ご存じでしょう?」
生 徒たちの方に体を向け、両手を広げて話す。
「舞台に立ち 1つの音だけで曲を歌うのよ」
頷 いて聞いている生徒。
「“ア〜〜〜〜〜〜イ ワ〜〜〜〜〜〜イ”」と 発声し、それに合わせて手を横に広げてゆく。
に こやかに聞いている生徒たちに、
「これをやると皆 震え出すの」と 話し、両手を振るわせる。
「自分をコントロール できなくなるのよ
この練習の狙いは 何かと言うと…」
両 手を前に出し、両サイドに広げてゆく仕草をして話す。
「感情や声は ハープの弦と同じ
“ア〜〜〜〜〜〜”
どんな感情が起ころうと 平静を保ち
1か所だけ緊張させて 残り全部の力を抜くこと
最高の練習よ」と 力説する。”(2005年 ジョン・L・ティシュマン劇場 で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから 参考)
 
60年度演劇批評家賞

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1960

『のっぽ物語』-Tall Story-(米)
-監督:ジョシュア・ローガン
-製作:ジョシュア・ローガン/ ベン・カディッシュ
-原作:ハワード・ネメロ
-原作戯曲:ハワード・リンゼイ /ラッセル・クラウズ
-脚本:ジュリアス・J・エプス タイン
-撮影:エルスワース・フレデ リックス
-美術:ジャック・ポプリン
-編集:フィリップ・W・アン ダーソン
-音楽:シリル・J・モックリッ ジ
-主題歌:(歌:ボビー・ダーリン/作詞:ドリー・ラングドン/作曲:アンドレ・プレバン、シェ リー・マン)
-出演:アンソニー・パーキンス(バスケットの名手/レイ・ブレント)/ジェーン・フォンダ(女子学生/ジューン・ライダ)/レイ・ウォルストン/マーク・コネリー/アン・ジャクソン
-映画デビュー。

この年の“明日のスター”ナンバー・ワンに選ばる。

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1961

『荒野を歩け』-Walk on The Wild Side-(米)
-監督:エドワード・ドミトリク
-製作:チャールズ・K・フェル ドマン
-原作:ネルソン・アルグレン
-脚本:ジョージ・ファント/エ ドマンド・モリス
-撮影:ジョー・マクドナルド
-音楽:エルマー・バーンスタイ ン/マック・デイヴィッド
-衣装(デザイン):チャールズ・ル・メア
-出演:ローレンス・ハーヴェイ(ドヴ)/キャプシーヌ/ジェーン・フォンダ/アン・バクスター(テレシナ)/バー バラ・スタンウィック

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1962

『チャップマン報告』-The Chapman Report-(米)
-監督:ジョー ジ・キューカー
-製作:リチャード・D・ザナッ ク
-原作:アーヴィング・ウォーレ ス
-脚本:ドン・M・マンキー ウィッツ/ワイト・クーパー
-撮影:ハロルド・リップステイ ン
-編集:ロバート・シンプソン
-音楽:レナード・ローゼンマン
-出演:エフレム・ジンバリス ト・ジュニア/シェリー・ウィンタース(セーラ)/ ジェーン・フォンダ(未亡人/キャスリン)/クレア・ブルーム(ナオミ)/グリニス・ジョンズ(テレサ)

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1963

『ニューヨークの休日』-Sunday in New York-(米)
-監督:ピーター・テュウクスベ リー
-製作:エヴェレット・フリーマ ン
-脚本:ノーマン・クラスナ
-撮影:レオ・トーヴァー
-音楽:ピーター・ネロ
-歌:メル・トーメ
-出演:クリフ・ロバートソン(アイリーンの兄のパイロット/アダム)/ジェーン・フォンダ(アイリーン)/ロッド・テイラー(スポーツ記者/マイク)/ロバート・カルプ/ジョー・モロー(アダムのガール・フレンド/モナ)

ハリウッドでのパターン化された役どころを嫌い、父の影響力から逃れるために、フラン スから『危険がいっぱい』への出演依頼をあったのを機会にアメリカを脱出。(1990.5.20[1987.7.1]高沢瑛一『外国映画俳優全集・女優編』キネ マ旬報社より)

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1964

『危険がいっぱい』-The Love Cage-(仏)
-監督:監督:ルネ・クレマ ン 
-製作:ジャック・バー ル 
-原作:デイ・キーン(小説「喜びの家」) 
-脚色:ルネ・クレマン/パスカ ル・ジャルダン/チャールズ・ウィリアムズ 
-撮影:アンリ・ドカ エ 
-音楽:ラロ・シフリ ン 
-出演:ア ラン・ドロン(マーク)/ ジェーン・フォンダ(バーバラのいとこ/メリンダ)/ローラ・アルブライト(アメリカ未亡人/バーバラ)/オリヴィエ・デスパ/カール・ステューダー

『輪舞』-La Ronde-(仏/伊)(艶笑譚)
-監督:ロジェ・ヴァディム
-製作:ロベール・アキム/レイ モン・アキム
-原作戯曲:アルトゥール・シュ ニッツラー
-脚色:ジャン・アヌイ
-撮影:アンリ・ドカエ
-音楽:ミシェル・マーニュ
-出演:マリー・デュボア(娼婦)/クロード・ジロー(兵士)/アンナ・カリーナ(小間使い)/ジャン・クロード・ブリアリ(娼婦の主家の息子)/ジェーン・フォンダ(若い人妻)/モーリス・ロネ(その夫)/ カトリーヌ・スパーク(街角で拾われた娘)/ベルナール・ノエル/フランシーヌ・ベルジェ(高名な女優)
-男と女の情事の様々な様子をみせる作品。

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1965

ア ラン・ドロンの紹介で出会った映画監督ロジェ・ヴァディムの『輪舞』に出演した 後、ヴァディムと8月に結婚。(1973年に離婚)(1990.5.20[1987.7.1] 高沢瑛一『外国映画俳優全集・女優編』キネマ旬報社より)
女 優づくりの名手といわれるヴァディムにより、美しい蝶に脱皮しセックスシンボルとなってゆく。


ロジェ・ヴァディム、ジェーン・フォンダ

ロジェ・ヴァディム監督との結婚生活では彼の性的嗜好にプライドを傷つけられる。

『キャット・バルー』-Cat Ballou-(米)
-監督:エリオット・シルヴァー スタイン 
-製作:ハロルド・ヘクト
-原作:ロイ・チャンスラー
-脚本:ウォルター・ニューマン /フランク・R・ピアソン
-撮影:ジャック・マータ
-音楽:フランク・デヴォール
-歌:マック・デイヴィッド/ ジェリー・リヴィングストン
-出演:ジェーン・フォンダ(バルー)/リー・マービン(殺し屋/ストロウン)(名高いガン・マン/シェリーン)2役/マイケル・カラン(クレイ)/ドゥエイン・ヒックマン


『キャット・バルー』ジェーン・フォンダ

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1966

『万事快調』-Tout Va Bien-(仏/伊)
-監督:ジャン・リュック・ゴ ダール/ジャン・ピエール・ゴラン
-脚本:ジャン・ピエール・ゴラ ン
-撮影:アルマン・マルコ
-美術:ジャック・デュギエ
-編集:ケヌー・ペルティエ
-録音:ベルナール・オルション
-出演:イヴ・モンタン/ジェー ン・フォンダ(特 派員/スーザン)/ヴィットリ オ・カプリオ(食 肉工場サリュミ社の社長)/エ リザベット・ショパン/カステル・カスティ

『逃亡地帯』-The Chase-(米)
-監督:アーサー・ペン
-製作:サム・スピーゲル
-原作:ホートン・フート
-脚色:リリアン・ヘルマン
-撮影:ジョセフ・ラシェル
-音楽:ジョン・バリー
-出演:マーロン・ブランド(カルダー)/ジェーン・フォンダ(アンナ)/ロ バート・レッドフォード(ババー・リーブス)/E・G・マーシャル(石油成金/バル・ロジャース)/アンジー・ディッキンソン/ジェームス・フォックス(ジェイク)

『獲物の分け前』-La Curee-(仏)
-監督製作:ロジェ・ヴァディム
-原作:エミール・ゾラ
-脚色:ロジェ・ヴァディム/ ジャン・コー
-撮影:クロード・ルノワール
-音楽:J・ブシェティー/ジャ ン・ピエール・ブルテール
-出演:ジェーン・フォンダ(ルネ)/ピーター・マッケナリー(マクシム)/ミシェル・ピッコリ(アレクサンドル)/ティナ・マルカン(アン)/ジャック・モノ


『獲物の分け前』ジェーン・フォンダ


『獲物の分け前』ジェーン・フォンダ、ミシェル・ピッコリ


『獲物の分け前』ピーター・マッケナリージェーン・フォンダ

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1967

『水曜ならいいわ』-Any Wednesday -(米)
-監督:ロバート・エリス・ミ ラー
-製作:ジュリアス・J・エプス タイン
-原作戯曲:マリエル・レズニッ ク
-脚本:ジュリアス・J・エプス タイン
-撮影:ハロルド・リップステイ ン
-音楽:ジョージ・ダニング
-出演:ジェーン・フォンダ(エレン・ゴードン)/ジェイソン・ロバーズ(ジョン・クリーブス)/ディーン・ジョーンズ(キャス)/ローズマリー・マーフィー(クリーブスの妻/ドロシー)/アン・プレンティス

『夕陽よ急げ』-Hurry Sundown-(米)
-監督製作:オットー・プレミンジャー
-原作:K・B・ギルデン
-脚本:トーマス・C・ライアン /ホートン・フート
-撮影:ミルトン・クラスナー/ ロイヤル・グリグス
-音楽:ヒューゴ・モンテネグロ
-出演:マイケル・ケイン(ジュリーの夫/ヘンリー)/ジョン・P・ロウ(ラッド・マクドウェル)/ジェーン・フォンダ(ジョリー・アン・ウォーレン)/ダイアン・キャロル(ビビアン)/ジョージ・ケネディ

『世にも怪奇な物語』-Histoires Extraordinaires-(仏)(3部作)(オムニバス)
-監督:[第1部:黒馬の哭く 館]ロジェ・ヴァディム/[第2部:影を殺した男]ルイ・マル/[第3部:悪魔の首飾り]フェ デリコ・フェリーニ
-原作:エドガー・アラン・ポー
-脚色:[第1部:黒馬の哭く 館]ロジェ・ヴァディム/パスカル・カズン/ダニエル・ブーランジェ/[第2部:影を殺した男]ルイ・マル/ダ ニエル・ブーランジェ /クレマン・ビドル・ウッド/[第3部:悪魔の首飾り]フェ デリコ・フェリーニ/ベルナルディーノ・ザッポーニ
-撮影:[第1部:黒馬の哭く 館]クロード・ルノワール/[第2部:影を殺した男]トニーノ・デリ・コリ/[第3部:悪魔の首飾り]ジュゼッ ペ・ロトゥンノ
-音楽:[第1部:黒馬の哭く 館]ジャン・プロドロミデス/[第2部:影を殺した男]ディエゴ・マッソン/[第3部:悪魔の首飾り]ニーノ・ ロータ
-出演:[第1部:黒馬の哭く 館]ジェーン・フォンダ(令嬢/フレデリック)/ピーター・フォンダ(ウィルヘルム)/カルラ・マルリエ/[第2部:影を殺した男]ア ラン・ドロン(ウィリアム・ウィルソン)/ブリジット・バルドー/[第3部:悪魔の首飾り]テレンス・スタンプ(トビー・ダミット)/サルヴォ・ランドーネ

『裸足で散歩』-Barefoot in the Park-(米)
-監督:ジーン・サックス
-製作:ハル・B・ウォリス
-原作脚本:ニール・サイモン
-撮影:ジョセフ・ラシェル
-音楽:ニール・ヘフティ
-出演:ロ バート・レッドフォード(弁護士/ポール)/ジェーン・フォンダ(コリー)/シャルル・ボワイエ(ベラスコ)/ミルドレッド・ナットウィック/ハーバート・エデルマン
-この作品でスター街道に乗る。


『裸足で散歩』ジェーン・フォンダ


『裸足で散歩』ジェーン・フォンダ

『バーバレラ』-Barbarella-(伊/仏)(エロ チックSF映画)
-監督:ロジェ・ヴァディム
-製作:ディノ・デ・ラウレン ティス
-原作:ジャン・クロード・フォ レスト(SFエロティック劇画『バーバレラ』の映画 化)
-脚本:クロード・ブリュレ/ロ ジェ・ヴァディム/クレマン・ウッド/テリー・サザーン
-撮影:クロード・ルノワール
-音楽:ミシェル・マーニュ
-出演:ジェーン・フォンダ(女宇宙士/バーバレラ)/ジョン・フィリップ・ロー(天使/パイガー)/ミロ・オシー/ウーゴ・トニャッティ(マーク・ハンド)/A・バレンバーグ(黒い女王)/D・ヘミングス(ディルダノ)
-セックス・マシンで拷問された宇宙士バーバレラ(ジェーン・フォンダ)が醜怪な宇宙 生物を光線銃を放ち、白く美しい脚で蹴散らすというエロチックSF映画で 大ブレークする。
世 の男性たちを釘付けにした作品だ。


『バーバレラ』ジェーン・フォンダ

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1968

9月、女児ヴァネッサを出産。

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1970

『ひ とりぼっちの青春』-They Shoot Horses Don't They?-(米)(キ ネマ旬報第10位)
-監督:シドニー・ポラッ ク 
-製作:アーウィン・ ウィンクラー/ロバート・チャートフ
-原作:ホレース・ マッコイ
-脚色:ジェームズ・ ポー/ロバート・E・トンプソン
-撮影:フィリップ・ ラスロップ
-音楽:ジョニー・グリーン
-出演:ジェーン・フォンダ(グロリア)(アカデミー主演女優賞ノミネート)/マイケル・サラザン(ロバート)/スザンナ・ヨーク(アリス)/ギグ・ヤング(ロッキー)/レッド・バトンズ(船乗り)/ボニー・ベデリア(身重な女/ルビー)
-ジェーン・フォンダは、初 めての社会的な作品で、ジェーンの状況と重なる点が多く、色んな面で共感 を覚え、人生の転機になったという。
ロ ジェ・ヴァディムとの夫婦関係が危うくなっていているうえに妊娠していて、自分自身や世界の事など多くの事 を抱えていた時の撮影だったと、2005年のインタビューで語っていた。
肉 体的、精神的限界まで追いやってゆく、凄まじい内容が未だに脳裏に強烈に焼きついている。
疲 労困憊し、落胆したグロリア(ジェーン)がドン底に沈んで いく姿は、虚しく、やり場のない憤りを感じたものだ。
社 会に対しての怒りをストレートに画面に映し出すジェーンの演技に圧倒された作品である。


『ひとりぼっちの青春』マイケル・サラザン、ジェーン・フォンダ

ワシントンDCの反戦運動を機に反戦運動をする。
ヴァディムと別居。
娘 を連れて帰米。

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1971

『コールガール』-Klute-(米)
-監督:アラン・J・パクラ
-製作:アラン・J・パクラ他
-脚本:アンディ・ルイス/デー ブ・ルイス
-撮影:ゴードン・ウィリス
-音楽:マイケル・スモール
-美術:ジョージ・ジェンキンス
-編集:カール・ラーナー
-出演:ジェーン・フォンダ(コールガール/ブリー・ダニエルス)(ア カデミー主演女優賞)/ドナルド・サザーランド(ジョン・クルート)/チャールズ・チオッフィ(工場の重役/ケーブル)/ロイ・シャイダー(フランク・リグラン)/ドロシー・トリスタン(アーリン・ページ)

2005年のアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが語ったのを載 せる。
「アラン・パクラから 脚本が届いて即決したわ
私はニューヨークへ来て
娼婦たちと1週間 過ごした
その世界に
どっぷり つかったの
でも その強烈な1週間の後
アランに“この役は無理だ”と契約解消を願い出たわ
私は娼婦やポン引きたちと 酒場に行ったの」
力 を込め、
「でも私を二度見たポン引きは
皆無 ウインクさえ無いの
一気に自信を失った
全部 見抜かれてたの
上流階級の恵まれた女が 振りをしてるだけだと
あのブリーという役が持つ 何かが私には欠けてたのよ
でも アランはやれと
感謝してるわ」と 天を仰ぐ。
「その時 思い出したの
ヴァディムが連れてきた 娼婦たちをね
それが鍵になった」
好演できたのは 私の中に
眠る人格を引き出したから
人は皆 多くの人格を持って生まれ
自分で1つ選ぶか
親に促されて1つを選び
あとは退化させてしまうわ
でも俳優は違う
すべての人格が生きていて
誘い出されるのを待ってる
自伝の執筆中 C・ギリガンの「も うひとつの声」を読んだ
そこに こんな件があったわ
女性は しょっちゅう感情を押し殺していて
そのたびに声帯を 狭めるから
声は どんどん高くなり
本当の自分が隠れてしまう
それを読んで涙があふれたわ
まさに私だった
そして独りになり 年代順に
出演作を全部 見てみたの」
高 まる感情を抑えようと胸に手をやる。
「高かった声が突然
『コールガール』で下がってた」と、 手を上から下に下ろす仕草をする。
それと同時に涙が頬を伝って流れ落ちた。
「魂の所へ降りていたのよ」
感 情を込め話す。
「ずっと昔に捨てた本当の自分に戻り始めていたの」
流 れ落ちる涙を手で拭いながら話を続ける。
「それは映画にも現れてた
驚いたわ」
言 葉を噛み締めながら話す頬は涙で濡れていた。”


『コールガール』ジェーン・フォンダ


『コー ルガール』ド ナルド・サザーランド、ジェーン・フォンダ

ベトナム戦争復員軍人による反戦活動VVAWの公聴会を支援し、資金集めに全米各地で 集会などを行う。
FTA(ファッ ク・ジ・アーミー)慰問劇 団を率いて世界中を回る。
反 体制運動闘志として話題になる。

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1972

4月10日、第 44回アカデミー賞授賞式(ロサンジェル ス・ミュー ジックセンター)


ジーン・ハックマン、ジェーン・フォンダ

この頃のスナップ写真。


ジェーン・フォンダ

ベトナム戦争に対する反戦運動に傾倒していたジェーン・フォンダは反体制、反戦、ウイ ミンズ・リブの闘志として反逆者のレッテルを貼られていたという。
 

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1973

1月16日、映画監督ロジェ・ヴァディムと正式に離婚。
5日後、社会・政治活動家のトム・ヘイドン(反戦の闘志でSDSの元 リーダー)と 再婚。(1989年に離婚)


トム・ヘイドン、ジェーン・フォンダ


娘ヴァネッサ、ジェーン・フォンダ

この頃の活動を載せた記事を記す。
“七 月の二週間をヴェトナム、ハノイに過した彼女が主としてラジオ・ハノイを通じて訴えた北爆の無残さは故国に 対してはもちろん戦う将兵たちに異常な衝撃を与えずにはおかなかった。そして「ワシントンではあなたを“売国奴”“反逆者”とよんでいる が……」との記者団 の問いに対して「売国奴はニクソ ンだ。私は米国人であることが恥ずかしい!」とキッパリ言ってのけたジェーンは、むしろ神々しいまでの気迫だった、と 伝えられた。”(1973-3『スクリーン』近代映画社 「1972年度ゴシップ界何が起こったか」 妹尾篤司記事より抜粋)
2005年のアクターズ・スタジオ・インタビューで、この時のことも語っている。
「なぜ ハノイへ?」と 司会のジェームズ・リプトン。
「その話?」
嫌 そうな顔をしてジェームズ・リプトンを見る。
生 徒たちが笑う。
「そうです」
笑 う生徒たち。
「ニクソン政権が 必死で否定したー
堤防への爆撃の 証拠を撮るためよ
でも 大きな過ちを
ベトナム兵が歌を歌ってくれたから 私もお礼に歌ったの
和やかな雰囲気の中 誰かに導かれて高射砲に座ったわ
自分が何をしてるかも考えず 私は笑ってた」
肩 で大きく息をして続ける。
「記者たちが 写真を撮ってたわ
私は 歩き出して初めて気づいた
“どうしよう
これでは まるでー
私が米軍機を 打ち落としてるみたい”と
大きな過ちを犯したわ
米兵を助けようと 頑張ってたのに
彼らの敵と思われるような事をしてしまったの
反戦運動も彼らのためよ
胸が張り裂けそうだった
死ぬまで後悔し続けるわ」
苦 しい胸のうちを語る言葉に、背負い続けているものの大きさを感じさせた。”


ジェーン・フォンダ

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1974

『人形の家』-A Doll's House-(英)
-監督製作:ジョセフ・ロージー
-原作:ヘンリック・イブセン
-脚本:デイヴィッド・マーサー
-撮影:ゲリー・フィッシャー
-音楽:ミシェル・ルグラン
-出演:ジェーン・フォンダ(ノラ)/デイヴィッド・ワーナー(弁護士/トルバルド)/トレヴァー・ハワード(医師/ランク)/デルフィーヌ・セイリグ(クリスチーネ)/エドワード・フォックス(クログスタッド)
-戦後初、映画化された世界演劇史に香り高くそびえる巨匠イプセン不朽の文芸名作。


『人形の家』ジェーン・フォンダら


『人形の家』ジェーン・フォンダ

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1976

『おかしな泥棒 ディック&ジェーン-Fun with Dick and Jane-(米)(ロマンチック・コメディ)
-監督:テッド・コッチェフ
-製作:ピーター・バート/マッ クス・パレヴスキー
-脚本:デイヴィッド・ガイラー /ジェリー・ベルソン/モーデカル・リッチラー
-撮影:フレッド・コーネカンプ
-音楽:アーネスト・ゴールド
-歌:ザ・ムービーズ
-出演:ジョージ・シーガル(ディック)/ジェーン・フォンダ(ディックの妻/ジェーン)/エド・マクマホン(航空宇宙会社の副社長/チャーリー)/ディック・ゴーティエ/アラン・ミラー/シーン・フライ(ディックの息子/ビリー)/ハンク・ガルシア(ラオール)

『青い鳥』-The Blue Bird-(米/ソ連)
-監督:ジョー ジ・キューカー
-製作:ポール・マスランスキー /アレクサンドル・アルシャンスキー
-製作総指揮:エドワード・ルイ ス
-原作:モーリス・メーテルリン ク
-脚本:アレクセイ・カプレル/ ヒュー・ホワイトモア
-撮影:ヨナス・グリツィウス/ フレデリック・A・ヤング
-美術:ワレリー・ユルケビッチ
-作曲:アンドレイ・ペトロフ/ アーウィン・コスタル
-作詞:トニー・ハリソン
-衣装(デザイン):マリナ・アジジャン/エディス・ヘッド
-出演:トッド・ルッキンランド(チルチル)/パッツィ・ケンシット(ミチル)/エ リザベス・テーラー(チルチルとミチルの母)(光の精)/ジェーン・フォンダ(夜の王女)/シスリー・タイソン(猫のチレット)/エ ヴァ・ガードナー
-チルチルとミチルの兄妹が幸福の青い鳥を求めて不思議な冒険の旅を続ける小説の映画 化。
ア メリカとソ連の初の合作映画。

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1977

『ジュ リア』-Julia-(米)(キ ネマ旬報第2位)
-監督:フレッド・ジンネマン
-製作:リチャード・ロス
-製作総指揮:ジュリアン・デ ロード
-原作:リリアン・ヘルマン(1973発表 回想録『ペンティメント』(Pentimento)の7篇の中の 『ジュリア』)
-脚色:アルヴィン・サージェン ト
-撮影:ダグラス・スローカム
-美術:ジーン・キャラハン/ ウィリー・ホルト/カーメン・ディラン
-編集:ウォルター・マーチ
-音楽:ジルジュ・ドルリュー
-出演:ジェーン・フォンダ(劇作家/リリアン・ヘルマン)(アカデミー主演女優賞ノミネート)/ヴァ ネッサ・レッドグレイヴ(医学専攻、ファシズムと戦う女闘士/ジュリア)(ア カデミー賞助演女優賞)/ジェーソン・ロバーズ(推理小説家/ダシール・ハメット)(ア カデミー賞助演男優賞)/マクシミリアン・シェル(ヨハン)/ハル・ホルブルック/ローズマリー・マーフィー/メリル・ストリープ
ア カデミー賞の脚本(脚色)助 演男優助演女優の3部門を受賞
-リリアン・ヘルマン原作のこの作品には二人の素晴らしい女優が競演してい る。 
一 人は、ヴァ ネッサ・レッドグレイヴでファシズムと闘う女性運動家のジュリアに扮している。彼女の眼の動き が非常にいい。眼が語るというのは、こういう演技のことをいうのだと思う。
も う一人はジェーン・フォンダでこれまたいい。父親のヘ ンリー・フォンダは、名優中の名優だったが、その七光を受けているのではなく、独自の世界を創 りだしている個性豊かないい役者だ。[全 文へ]
※リリアン・ヘルマンは1905.6.20ニューオリンズ生まれ、現代アメリカ演劇界最高最古参の劇作家で出世 作『子供たちの時間』(Children's Hour 34年、ウィリアム・ワイラー監督で36年『こ の三人』、62年『噂 の二人』の邦題で2回映画化)をはじめ、『小狐たち』(Little Foxes 39年、ワイラー監督で41年『偽 りの花園』の邦題で映画化)、『ラインの警視』(Watch on the Rhine 41年、ハーマン・シュムリン監督で43年映画化)、あるいは『逃 亡地帯』(66年、アーサー・ペン監督)の脚色を している。50年代はじめの“赤狩り”の時期にはブラック・リストに載せられたが、非米活動委員会でも証言を拒 否して毅然と立ち向かい、崩れなかったそうだ。

ヴェトナム反戦運動の女闘士だっ たジェーン・フォンダはリリアン役に惚れ込んでいて、リチャード・ロスが映画化権を獲得したのを知ると出演した いと意向をもらしたそうだ。ジェーン・フォンダは『逃亡地帯』にも出演していた。
ジュリア役のヴァ ネッサ・レッドグレイヴもイギリスで労働革命党を擁する政治活動家であった。この作品でア カデミー賞助演女優賞を受賞したレッドグレイヴは授賞式でPLO支持の発言をしたために混乱があっ た。(1982.12.25『キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ  アメリカ映画 200』キネマ旬報社 林冬子記事 参考)


『ジュリア』ジェーン・フォンダ、バネッサ・レッドグレーブ


『ジュリア』

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1978

『帰郷』-Coming Home-(米)
-監督:ハル・アシュビー
-製作:ジェローム・ヘルマン
-原作:ブルース・ギルバート/ ナンシー・ダウド
-脚本:ウォルド・ソルト/ロ バート・C・ジョーンズ
-撮影:ハスケル・ウェクスラー
-美術:ミカエル・ハラー
-編集:ドン・ジンマーマン
-録音:ジェフ・ウェクスラー
-出演:ジェーン・フォンダ(ボブの妻/サリー)(ア カデミー主演女優賞)/ジョン・ヴォイト(ルーク)/ブルース・ダーン(海兵隊大尉/ボブ)/ロバート・キャラダイン(バイの弟/ビル)/ペネロープ・ミルフォード(バイ)/ロバート・ギンティ(モブリー軍曹)


『帰郷』ジョン・ヴォイト、ジェーン・フォンダ


『帰郷』ジェーン・フォンダ

『カリフォルニア・ス イート』-California Suite-(米)
-監督:ハーバート・ロス
-製作:レイ・スターク
-脚本:ニール・サイモン
-撮影:デイヴィッド・M・ウォ ルシュ
-音楽:クロード・ボラン
-美術:アルバート・ブレナー
-編集:マイケル・A・スティー ヴンソン
-出演:アラン・アルダ(脚本家/ビル)/マイケル・ケイン(ダイアナの夫の古美術商/シドニー)/ビル・コスビー(ウィリス博士)/ジェーン・フォンダ(ハンナ)/ウォルター・マッソー(マービン)/マギー・スミス(英国の人気女優/ダイアナ・バリー)/リチャード・プライヤー(ショーンシイ博士)/エレン・メイ(ミリー)

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1979

『出逢い』-The Electric Horseman-(米)
-監督:シドニー・ポラッ ク 
-製作:レイ・スターク
-原作:シェリー・バートン
-脚本:ロバート・ガーランド/ ポール・ギア/ロバート・ガーランド
-撮影:オーウェン・ロイズマン
-音楽:デーヴ・グルーシン
-出演:ロ バート・レッドフォード(サニー・スチール)/ジェーン・フォンダ(女性記者/ハリー・マーチン)/ヴァレリー・ペリン(シャーロッタ)/ウィリー・ネルソン(ウェンデル)/ジョン・サクソン(アムコ産業の会長/ハント)

『チャイナ・シンドロー ム』-The China Syndrome-(米)(キ ネマ旬報第9位)
-監督:ジェームズ・ブリッジス
-製作:マイケル・ダグラス
-製作総指揮:ブルース・ギル バート
-脚本:マイク・グレイ/T・ S・クック/ジェームズ・ブリッジス
-撮影:ジェームズ・クレイブ
-音楽:スティーブン・ビショッ プ
-編集:デイヴィッド・ローリン ズ
-出演:ジェーン・フォンダ(人気女性キャスター/キンバリー)(アカデミー主演女優賞ノミネート)/ジャック・レモン(技師/ジャック)/マイケル・ダグラス(カメラマン/リチャード)/スコット・ブラディ/ジェームズ・ハンプトン(広報担当/ギブソン)/ダニエル・バルデス(録音係/ヘクター)/ピーター・ドーナット(プロデューサー/ジヤコビッチ)/ドナルド・ホットン(ローウェル博士)
-原子力発電所で取材中に起きた原子炉事故を追求する記者と、世論に真相を訴えようとす る技師の姿を描くサスペンス・アクション映画。
名 優ジャック・レモンとジェーン・フォンダの熱演により緊迫感が増した。


『チャイナ・シンドローム』ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス

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1980

『9時から5時まで』-9 to 5-(Nine to Five)(米)(コメディ)
-監督:コリン・ヒギンズ
-製作:ブルース・ギルバート
-原案:パトリシア・レズニック
-脚本:コリン・ヒギンズ/パト リシア・レズニック
-撮影:レイナルド・ヴィラロボ ス
-美術:ディーン・エドワード・ ミズナー
-編集:ペンブローク・J・ヘリ ング
-音楽:チャールズ・フォックス
-出演:ジェーン・フォンダ(ジュディ)/リリー・トムリン(大ベテランのOL/バイオレット)/ドリー・パートン(フランクの秘書/ドラリー)/ダブニー・コールマン(副社長/フランク・ハート・ジュニア)/スターリング・ヘイドン/エリザベス・ウィルソン(社員/ロズ)
-ロサンゼルスの大企業で働く3人のOL(ジェーン・フォンダ、リリー・ トムリン、ドリー・パートン)が扱き使うセクハラ上司(ダブ ニー・コールマン)に復讐を企むという諷刺喜劇。
ジェー ン・フォンダのプロダクションが製作し、カントリー歌手ドリー・パートンの映画デビュー作。

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1981

『黄 昏』-On Golden Pond-(米)(キ ネマ旬報第4位)
-監督:マーク・ライデル
-製作:ブルース・ギルバート
-製作総指揮:マーティン・ス ターガー
-原作脚色:アーネスト・トンプスン(ア カデミー脚色賞)
-撮影:ビリー・ウィリアムズ
-編集:ロバート・L・ウォルフ
-音楽:デイヴ・グルーシン
-衣装(デザイン):ドロシー・ジーキンズ
-出演:ヘ ンリー・フォンダ(元大学教授/ノーマン)(ア カデミー主演男優賞)/キャ サリン・ヘプバーン(ノーマンの妻/エセル)(ア カデミー主演女優賞)/ジェーン・フォンダ(1人娘/チェルシー)(アカデミー助演女優賞ノミネート)/ダグ・マッケオン(ビルの息子/ビリー)/ダブニー・コールマン(歯医者/ビル)
-迫り来る死に触れる年老いた夫、それを避ける妻。
それぞれが健忘と死を恐れている。
死神をみて初めて向き合うことに気付く妻、分かって貰えて落ち着きを取り戻す夫。
2羽のアビが連れ添って泳いでいる。

巣立った子の成長を喜んでいるみたいにゆったりと。
それは老夫婦の姿だった。[全 文へ]
『招 かれざる客』ス ペンサー・トレイシーキャ サリン・ヘプバーンのように、ヘ ンリー・フォンダキャ サリン・ヘプバーンの名演が楽しめる。

それにジェーン・フォンダの熱演も。

2005年のアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが 語った中に、確執があった父に「友 達になりたい」と言 う重要なシーンが撮られる日にどうしても涙が出てこなかったそうだ。
そ のとき語ったのを載せる。
「初めて脚本を読んだ時から 最後のリハーサルまで毎回
この場面になるたびに 涙があふれ出た
実生活では絶対 父に
言えないセリフだったから
本番の朝なんて 声にならなかった」
「そこで まず父を撮ったの
私は父に心から感じて 演じてほしかった
最後の映画になると 分かってたの
父はアドリブが大嫌いで
何もかも リハーサルどおりでないと許せない人だった
でも 最後のクローズアップ
“友達に…”の所で 私は本番で初めて
父に触れたの
父は動揺した
私には はっきり分かったわ
感情がこみ上げ 思わず横を向いたの
ジェー ンは流れ出た涙を拭い話を続けた。
「私には かけがえのない
経験だった」
「そして 私の番に
私の役にとっても重要だし 個人的にも意味深い場面よ」
身 を乗り出し声を潜め両手を広げて会場の生徒たちに話す。
なのに 肝心の本番で
涙が出なくなってしまった
1滴も出ないの
“リー・ストラスバーグは どこ?”
“五感の記憶は?”
ふだんなら 歌うと泣ける」
両 手で力を込め、
「曲も全く効果がない」
声 を落とし、
「慌てたわ」
横 を向き鼻を啜る。
本 題に入る表情になる。
「そして いよいよという時
なんとキャサリンが現れた」
流 れ落ちる涙を指で拭きながら、呆れた表情をして、
「出番もないのによ」と 手を前に差し出し話す。
生 徒たちから笑い声が起きる。
流 れ落ちる涙を指で拭くジェーン。
キャサリンの口 真似をして、
「彼女は“順調?”と」と 言う。
笑 いが起きる。
横 を向き、続きを話し出すための呼吸を整える。
「私は “涙が出ないの
でも父には言わないで”と」と 涙声になって話す。
「やがて準備が整い 私は皆がおぼれてくれたらと思ったわ」
流 れ落ちる涙を指で拭くジェーン。
「本番が迫り すごく怖かった」
そ の時の感情が蘇り、涙が溢れてくる。
そ れを拭いながら、
「私は監督に
“カメラが回る前にー”
“後ろを向いて 準備したい”と」と 手真似をしながら言う。
「何の考えもなく 後ろを向いた
背後にボート 正面は茂み
顔を上げると キャサリンが茂みの中に」
笑 いが起きる。
そ の生徒たちの方に体を向け、
「こんな感じ」と、両 手を前に出し拳を強く握り締める。
笑 いが起きる。
拳 を強く握り締め続ける。
そ れを見て、また笑いが起きる。
更 に、強く握り締め上下に動かし、
「彼女は母親として」
握 り締めている指を一つ開いて示し、
「“あなたならできる
頑張って ジェーン”と」と、 拳を強く握り締め上下に動かし感情を込める。
拳 を握り締めたまま、
「また 先輩として
私の心境を理解し
見守ってくれていた
そして 同じ女として
拳を震わせ 私が演じられるよう念じてくれていたの」と 涙を一杯浮かべて何度も上下に強く握り締めて話していた。
キャサリン・ヘプバーンへ の感謝が込められていた。”

また、このようなことも話していた。
こ の作品でキャ サリン・ヘプバーンが4度目のアカデミー賞を受賞したことを祝おうと電話したところ、キャ サリンから開口一番に返ってきたのが、
“これで追いつけないわよ”
だっ たという。
そ れまで2回受賞していたジェーン・フォンダもノミネートされていたからだ。
最 多受賞(4回)しているキャサリン・ヘップバーンがジェー ン・フォンダをライバル視していたということだ。
ジェー ン・フォンダが同世代や後輩に目標とされるだけでなく、大先輩からも一目置かれていたという話は納得させ る。

ジェーンの父ヘ ンリー・フォンダの浮気を苦にして母フランセス・ブロッカウ(ヘンリーの2度目 の妻)は自殺し たそうだ。
ジェー ンが12才の時だ。
母 の死後わずかで新妻を迎えた父への反感からジェーンは屈折した青春時代を過ごしたという。
父 との和解は初めての共演でヘンリーの遺作となったこの作品であった。
父 の最後の作品になるような気がしたジェーンは、この作品を成功させようと積極的に動いた。
フォ ンダ父娘を彷彿させるストリーだったからだ。
名 優でありながらオスカーに縁のなかったヘ ンリー・フォンダが初めてアカデミー賞を受賞した。が、授賞式の時はヘ ンリー・フォンダの病状は思わしくなく、ジェーン・フォンダが代理で受け取り、その夜自宅の病 床へ届けた。

ジェーンは父に最後に会った病院で、
“愛してるわ パパ
苦しめてごめんなさい
精一杯 やってくれたわ
感謝してる”と 言い、父に尽くしてくれた奥さんは永遠に家族だと約束した。
父 は泣き出したという。
そ れを見られたくないと分かってたから、部屋を出たと話したジェーンの瞳は涙で潤んでいた。(2005年 ジョン・L・ティシュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・イン タビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから 参考)

アカデミー賞を受賞した5ヶ月後にヘ ンリー・フォンダは亡くなる。

    
『黄昏』ジェーン・フォンダ、ヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘプバーン

『華麗なる陰謀』-Rollover-(米)
-監督:アラン・J・パクラ
-製作:ブルース・ギルバート
-アソシエイト・プロデュー サー:ウェンディ・ラザー
-原案:デイヴィッド・シェイ バー/ハワード・カーン/デイヴィッド・ウェイア
-脚本:デイヴィッド・シェイ バー
-撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
-美術:ジョージ・ジェンキンス
-編集:エヴァン・ロットマン
-音楽:マイケル・スモール
-出:ジェーン・フォンダ(石油化学会社社長の妻/リー)/クリス・クリストファーソン(銀行家/ハブ)/ヒューム・クローニン(第一銀行の頭取/マックスウェル)/ジョセフ・ソマー/ボブ・ガントン(仲介屋/サル)/メイカン・マッカルマン(銀行検査官/フュースター)

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1985

『アグネス』-Agnes of God-(米)
-監督:ノーマン・ジュイソン
-製作:パトリック・パーマー/ ノーマン・ジュイソン
-原作戯曲脚色:ジョン・パイエルマイヤー
-撮影:スヴェン・ニクヴィスト
-SFX:ロン・シーセン
-美術:ケン・アダム/キャロ ル・スピア
-編集:アントニー・ギブス
-音楽:ジョルジュ・ドルリュー
-出演:ジェーン・フォンダ(女性法定精神科医/マーサ・リヴィングス トン)/アン・バンクロフト(マリー・マドレーヌ修道院の院長/ルー ス)/メグ・ティリー(尼憎/アグネス)/アン・ピトニアク/ウィンストン・レカート

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1986

『モーニングアフター』-The Morning After-(米)(サスペンス・ミステリー)
-監督:シドニー・ルメット
-製作:ブルース・ギルバート
-製作総指揮:フェイ・シュグ
-脚本:ジェームズ・ヒックス
-撮影:アンジェイ・バートコ ウィアク
-美術:アルバート・ブレナー
-編集:ジョエル・グッドマン
-衣装(デザイン):アン・ロス
-音楽:ポール・チハラ
-出演:ジェーン・フォンダ(中堅女優/アレックス)(アカデミー主演女優賞ノミネート)/ジェフ・ブリッジス(ターナー)/ラウル・ジュリア(アレックスの夫/ジャッキー)/ダイアン・サリンジャー(大富豪の娘/イザベル)/リチャード・フォロンジー/ジェフリー・スコット(写真家/ボビー)

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1989

『私が愛したグリンゴ』-Old Gringo-(米)(ラブ・ロマンス)
-監督:ルイス・プエンソ
-製作総指揮:デイヴィッド・ ウィンスニエヴィテス
-原作:カルロス・フエントス
-脚本:ルイス・プエンソ/アイ ダ・ボルトニック
-撮影:フェリックス・モンティ
-編集:ウィリアム・A・アン ダーソン/グレン・ファー他
-音楽:リー・ホールドリッジ
-出演:ジェーン・フォンダ(ハリエット・ウィンズロー)/グ レゴリー・ペック(“オールド・グリンゴ"と呼ばれる老ジャーナリスト/アンブローズ・ビアース)/ジミー・スミッツ(革命軍参謀/アローヨ将軍)/パトリシオ・コントレラス/ジェニー・ガゴ/アン・ピトニアック(ハリエットの母親)

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1990

『アイリスへの手紙』-Stanley & Iris-(米)(ラブ・ストーリー)
-監督:マーティン・リット
-製作:アーレン・セラーズ/ア レックス・ウイニッキー
-製作総指揮:パトリック・パー マー
-原作:パット・バーカー
-脚本:ハリエット・フランク・ ジュニア/アーヴィング・ラヴェッチ
-撮影:ドナルド・M・マッカル パイン
-美術:アリシア・キーマン他
-編集:シド・レヴィン
-音楽:ジョン・ウィリアムス
-出演:ジェーン・フォンダ(アイリス・キング)/ロバート・デ・ニーロ(工場のコック/スタンリー・コックス)/スウォージー・カーツ(アイリスの妹/シャロン)/マーサ・プリンプトン(アイリスの娘/ケリー)/ハーリー・クロス(アイリスの息子/リチャード)/ジェイミー・シェリダン(アイリスの夫/ジョー)/フィオドル・シャリアピン(スタンリーの父/レオニデス)
-工場で働く女(ジェーン・フォンダ)と 有能ではあるが文盲の男(ロバー ト・デ・ニーロ)の心の交 流と愛を描く作品で2大スターが初共演した。

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1991

CNNの創設者でケーブルテレビチャンネル・映画制作会社オーナーのテッド・ターナー と3度目の結婚。(2001年に離婚)

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1999

体に取り付いているものを取り除くには、胸につかえているものを吐き出してしまわなけ れば前に進めないと思い自伝を出す。
「私は体を抜け出し
もう一人 別の人格を作った
ぽっかりと穴が開いたわ」と ジェーン。
「穴が」と 司会のジェームズ・リプトン。
「ちょうど この辺り
“気”が集まってる所にね」
お 腹の中心を両手で囲むようにする。
「でも もう1人の人格になるのは独りでいる時だけよ」(2005年 ジョン・L・ティシュマン劇 場で録画されたアクターズ・スタジオ・インタビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから 参考)

ロジェ・ヴァディム監督との結婚生活について質問される。
「自伝には彼の性的嗜好も」と 司会のジェームズ・リプトン。
「当時の私は
とても若くて
自信がなかったの
彼は ほかの女性を
ベッドに連れてきたわ
でも嫌だと言えなかったの
私が至らなかったせいだと思ったし
捨てられたくなかった
彼がいるから
自分自身を確認できたの
本当は書くつもり
なかったわ」
動 揺して落ち着きがなくなる。
「私を嫌う人は大勢いるし
批判の種はまきたくない
でも昔の私を書かなければ
今の私を書く意味はないと
昔の私は口をつぐみ 心を閉ざし
体を裏切っていた
男に捨てられたら 何の価値もなくなると思ってたの
この私がね」
涙 が溢れ出しそうなのを堪えようとおどけて言うが、頬を涙が伝った。”(2005年 ジョン・L・ティシュマン劇場で録画されたアクターズ・スタジオ・イン タビューでジェーン・フォンダが自らを語ったものから 参考)

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2001

テッド・ターナーと離婚。

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2002

『くたばれ!ハリウッ ド』-The Kid Stays in The Picture-(米)(ドキュメンタリー)
-監督:ブレット・モーゲン/ナ ネット・バーンスタイン
-製作:ブレット・モーゲン/ナ ネット・バーンスタイン/グレイドン・カーター
-アソシエイト・プロデュー サー:クリストファー・ジェイ・キーン
-原作:ロバート・エヴァンス
-脚色:ブレット・モーゲン
-撮影:ジョン・ベイリー
-音楽:ジェフ・ダンナ
-編集:ジュン・ディアス
-出演:ロバート・エヴァンス/ ジャック・ニコルソン/ダスティン・ホフマン/フランシス・フォード・コッポラ/ロマン・ポランスキー/アリ・ マッグロー/ウォー レン・ベイティ/ロ バート・レッドフォード/ポー ル・ニューマン/ウディ・アレン/ミア・ファロー/スティーヴ・マックイーン/クリント・イースト ウッド/リチャード・ギア/エ ヴァ・ガードナー/カトリーヌ・ドヌーヴ/ノーマ・シアラー/シャロン・テイト/フランク・シナト ラ/ライアン・オニール/ジャック・レモン/ウォルター・マッソー/カー ク・ダグラス/ローレンス・オリヴィエ/シルヴェスター・スタローン/ジョン・トラヴォルタ/ジェーン・フォン ダ/ラクウェル・ウェルチ/ピーター・ フォーク/バー ブラ・ストライサンド/ダリル・F・ザナック/ヘンリー・キッシンジャー/アーネスト・ヘミング ウェイ

『デブラ・ウィンガーを 探して』-Searching for Debra Winger-(米)(ドキュメンタリー)
-監督:ロザンナ・アークエット
-出演:パトリシア・アークエッ ト/エマニュエル・ベアール/カトリン・カートリッジ/ローラ・ダーン/ジェーン・フォンダ/テリー・ガー /ウーピー・ゴールド バーグ/メラニー・グリフィス/ダリル・ハンナ/サルマ・ハエック/ホリー・ハンター/ダイアン・レイン/ケ リー・リンチ/フランシス・マクドーマンド/ジュリアナ・マルグリーズ/キアラ・マストロヤンニ/サマンサ・マ シス/キャサリン・オハラ/ジュリア・オー モンド/グウィネス・パルトロー/マーサ・ プリンプトン/シャーロット・ランプリング/ヴァ ネッサ・レッドグレイヴ/テレサ・ラッセル/メグ・ライアン/アリー・シーディ/エイドリアン・ シェリー/ヒラリー・シェパード=ターナー/シャロン・ストーン/トレイシー・ウルマン/ジョベス・ウィリアム ズ/デ ブラ・ウィンガー/アルフレ・ウッダード/ロビン・ライト・ペン

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2004

『マイ・シネマトグラ ファー』-Tell Them Who You Are-(米)(ドキュメンタリー)
-監督:マーク・ウェクスラー
-音楽:ブレイク・リー
-出演:ビル・バトラー/ビ リー・クリスタル/マイケル・ダグラス/ジェーン・フォンダ/ミロシュ・フォアマン/ジョージ・ルーカス/ジュ リア・ロバーツ/ロン・ ハワード/シドニー・ポアティエ
-監督や俳優のインタビューを通して伝説のシネマトグラファー(ハスケ ル・ウェクスラー)の真実 を実子のマーク・ウェクスラーが明らかにするドキュ メンタリー。

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2005

『ウェディング宣言』-Monster-In-Law-(米) (コメディ)
-監督:ロバート・ルケティック
-出演:ジェーン・フォンダ(ヴィオラ・フィールズ)/ジェニファー・ロペス(チャーリー・カンティリーニ)/マイケル・ヴァルタン(ケヴィン・フィールズ)/ワンダ・サイクス(ルビー)/アダム・スコット(レミー)/モネット・メイザー(フィオナ)
-15年ぶりに女優復帰した作品。

アクターズ・スタジオ・インタビューで自らを語る。(ジョン・L・ティ シュマン劇場で録画)

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2007

『幸せのルールはママが 教えてくれた』-Georgia Rule-(米)(コメディ)
-監督:ゲイリー・マーシャル
-出演:ジェーン・フォンダ/リ ンジー・ローハン/フェリシティ・ハフマン

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〜写真〜


ジェー ン・フォンダ
 

ジェー ン・フォンダ

※記号[
:特に好きな作品 :面白い作 品]
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参 考文献
『ジュ リア』
『黄 昏』
エ ヴァ・ガードナー
エ リザベス・テーラー
キャ サリン・ヘプバーン
バー バラ・スタンウィック
バ ネッサ・レッドグレーブ
ア ラン・ドロン
グ レゴリー・ペック
ヘ ンリー・フォンダ
ロ バート・レッドフォード
ジョー ジ・キューカー
女 優
サ イトマップ
映 画ありき2

映画ありき

〜クラシック映画に魅せら れて〜
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