或る夜の出来事
  
   クラーク・ゲーブルとクローデット・コルベール

 

記号[☆:スタッフ・キャスト : 始めに] web拍手 by FC2
(1934)(ア カデミー賞作品賞)(キ ネマ旬報ベストテン5位)(アメ リカ 映画ベスト100で35位)(アメ リカ 映画ベスト100 10周年版で46位)-It Happened One Night-
監督…フラ ンク・キャプラ(ア カデミー監督賞)
製作…ハリ・コーン/フラ ンク・キャプラ
原作…サミュエル・ホプキンス『夜行バ ス』
脚色…ロバート・リスキン(ア カデミー脚色賞)
撮影…ジョゼフ・ウォーカー
音楽…ルイス・シルヴァース
出演…ク ラーク・ゲーブル(新聞記者/ピーター・ウォーン)(ア カデミー主演男優賞)
………ク ローデット・コルベール(大金持ちの一人娘/エリー)(ア カデミー主演女優賞)
………ウォルター・コノリー
………ロスコー・カーンズ
………アラン・ヘイル
………ウォード・ボンド

Top

 『ロー マの休日』(1953)を思わせる『或る夜の出来事』(1934)がいい。内容が面白い し、テンポがいい。
 クラーク・ゲーブルクローデット・コルベー ルの掛け合いが見事だ。
  それに、バスの中で乗客たちと楽しそうに合唱するク ラーク・ゲーブル(ピーター・ウォーン新 聞記者役)がチャーミングである。
  “ヒッチハイクの心得”と言って、親指を立て1番目、2番目、3番目とク ローデット・コルベールにポーズして見せるシーンや、部屋の真ん中にロープを張って毛布を 掛け “ジェリコの壁”といって仕切りをしているシーンなど可笑しく、可愛らしい。
  コルベールがスカートの裾をめくって車を止めるシーンなどはロードムービーの定番となった。
  見所満載のこの作品はア カデミー賞主要5部門を独占した。
  納得だ。
  ロマンチック・コメディの古典的傑作で沢山の監督たちの手本となった作品でもある。

※ディック・パウエル監督、 ジャック・レモン 、ジューン・アリソン主演『夜の乗合自動車』(1956)は、 この作品のリメイク。


 
『或 る夜の出来事』クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール

 
『或る夜の出来事』クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール


『或 る夜の出来事』クローデット・コルベール、クラー ク・ゲーブル


『或る夜の出来事』クローデッ ト・コルベール、クラーク・ ゲーブル


『或る夜の出来事』クラーク・ ゲーブル、クローデット・コルベール

『或る夜の出来事』アカデミー監督賞を受賞 してフ ランク・キャプラの名声は不動のものとなる。名脚本家ロバート・リスキンと組み、社会風刺とヒュー マニズムの香り高い数々の作品を撮り、アメリカ映画に一時代を築いた。(1989.5.30 飯倉通子『外国映画監督・スタッフ全集』 キネマ旬報社 参考)

Top

1997

ア メリカ映画ベスト100で35位

Top

2007

ア メリカ映画ベスト100 10周年版で46位

Top
前 へ-フランク・キャプラ-次 へ
前 へ-クロー デット・コルベール-次 へ
前 へ-クラーク・ゲーブル-次 へ
参 考文献
ク ローデット・コルベール
ク ラーク・ゲーブル
フ ランク・キャプラ
洋 画
サ イトマップ
映 画ありき2
 映画ありき
〜 クラシック映画に魅 せられて〜

inserted by FC2 system