素晴らしき哉、人生!
  
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(1946)(米)(アメリカ映画ベスト100 勇気と感動ベスト1位)(私 の好きな映画・名作と思う映画3位)-It's a Wonderful Life-
Part2

ジョージ とメアリー

棒切れを持ち メアリーの家の前をうろついているジョージ。


『素晴らしき 哉、 人生!』ジェームズ・スチュワート

ジョー ジ に気がついたメアリーが2階の窓から、


『素晴らしき 哉、 人生!』ジェーム ズ・スチュワート、ドナ・リード

「何して る の?」と声を掛ける
2階のメ アリーの方を向き、
「メア リー 通 りすが りさ
と棒切れを振りながら言うジョージ。
「すぐ分かっ たわ  決心ついた?
と にこやかに言うメアリー。
「何だって?
言 うジョージ。
「決心よ」
と 言うメアリー。
「何の?
聞 くジョージ。
「うちに来る  お母様から 電 話をもらったの
と答えるメアリー。
「母さんが知る わけ ない
言 うジョージ。
「そう?」
と言うメアリー。
そうとも  散歩の途中に 通りか かったんだから
言 うジョージ。
2階の窓 から 姿を消すメアリー。
メアリーの姿を目で追うジョージ。
「それだ けさ」
言 い、メアリーの家 の前 をうろつくジョージ。
嬉しそうに階段を下り なが ら、2階の部屋にいる母親に、
「1階と言うメアリー。
「分 かったわ」言 う母親。
階下の鏡 でヘアーを整 え、思い立った" ジョージ 月を捕まえる"
と 書かれた絵を取り出し、居間に飾るメアリー。


『素晴らしき 哉、 人生!』

そして、思い出の「♪バッファローギャル」のレコードをかけ、ドアを開け、
「ねえ  入ら ない の?」ジョージに声を掛 ける メアリー。
「じゃあ少しだけ
言 い、柵を開けようとするジョージ。
空かないを蹴り開けメアリーのところに近づき、
ここへ来 るなんて 言ってな い言い、
嬉し そう に迎えるメアリーに、
「いつ戻った?」
言うジョージ。
「火曜よ」
と言うメアリー。
帽子を取りメアリーと向 き合い

その服は どこで」言 うジョージ。
「似合う?」
と嬉しそうに言うメアリー。


『素 晴らしき哉、人生!』
ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード

「まあね」言いながら、 部屋 に入るジョー ジ。
にこやかにジョー ジを見ているメアリー。
レコードを顔 を顰 めて見て、 メアリーに、
「サムのように ニュー ヨークに住むかと」
言 うジョージ。
一瞬、顔を顰め、
「休暇で過ごしたことは あるけどーと 言い、
「この町が恋しくて」ジョー ジを見つめるメアリー。
呆れたように、顔を顰め、
「ベッドフォード・フォールズ が?」言 うジョージ。
「そうよ」
と答え、
「家族がいるし 他にもいろいろねと 言い、
嬉しそうに、
「座らない?」居間の方に誘うメアリー。
「少しだ けなら 本当に ここへ来る気 は なかった んだ
言 いながら付いていくョージ。
振り向いて、
「帰りたい?」と言うメアリー。
「それは失礼だ
言 うジョージ。
「じゃ 座って」
とにこやかに言うメアリー。
飾られた絵に視線が行き、
これは」言 うジョージ。
”待ってまし た”
とばかり に嬉しそうにジョー ジを見て反応を待つメアリー。


『素晴らしき 哉、 人生!』
ドナ・リード、ジェームズ・スチュワート

「ジョーク?」と そっけなく言い、絵から 離れ深い溜息 をしながらソ ファーに座るジョー ジ。
ジョージの反応に がっかりして隣に座るメアリー。
「ここは 松葉の匂いがする」言 うジョージ。
「そう?」
と言うメアリー。
話に乗ってこないジョージを見ていたメアリー が、


『素晴らしき 哉、 人生!』ジェーム ズ・スチュワート、ド ナ・リード

「♪そし て踊 ろう」と人差し指を立て身を 乗り 出しながらジョージを見 て、 レコードに合わせ て歌い出す。
興 味なさそうにしてメアリーを見るジョージ。
「…」


『素 晴らしき哉、人生!』
ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード

「どうした?」言うジョー ジ。
がっかりして身を起こすメアリー。
「思い出したよ」
帽子を触りながら
言うジョージ。

残念そうにしているメアリー。

時計を見て立ち上がろうとしているジョージに、
「弟さんの結婚 おめでとうと 話題を持ち出すメアリー。
「ああ どうも
と俯いて答 えるジョージ。
「義妹が嫌い?
と言うメアリー。
「まさか すてきな女性だ」
言 うジョージ。
「それじゃあ  結 婚に 興味がないのね」
と言うメアリー。
「人 の結婚はいいよ ハリー サム 君とかね」
言 うジョージ。
2階の階段からメアリーに、
「メア リー お客様?聞 く母親。
「ジョージ・ベイ リー」
と答えるメアリー。
「一体  何の用なの?」
声 を荒げて言う母親。
声 のする方を見るジョージ。
母親に向かって、
「知 らない」と言い、
ジョージに、
「何の用?」と言うメア リー。


『素晴らしき 哉、 人生!』ジェーム ズ・スチュワート、ド ナ・リード

メアリーを見て、
「僕? 
温まりに入っただけさ」言いテー ブルに帽子を放り出し 立 ち上がり帰ろうとすジョージ。
それを、見て、
「私に言い寄ってる の」と口に手を翳して言うメアリー。
振り向 き、手をズボンのポケット に入れるジョー ジ。
「今 すぐ 帰ってもらいなさい」
と 言い、
「今 夜 サムから 電話があ るのよと嬉しそうに言 う母親。
「ひどいな
 僕 に下心など…」言 うジョージ。
立ち上がって、
「じゃ 何しに?」と言うメアリー。
きになって、
「知るもんか 君が強引に招いた」言 うジョージ。
” リリリ
リ~ン”
電話が鳴る。
「帰って」
と苛立って言うメアリー。


『素晴らしき哉、 人生!』ジェー ムズ・スチュワート、ドナ・リード

「もともと 来る気はなかった」言うジョー ジ。
” リリリ
リ~ン”
電話が鳴 る。

「おやすみ」言 い、玄関の方に向かうジョージ。
” リリリ
リ~ン”
「おやすみ」
と怒って ジョージに言うメアリー。
「メア リー きっとサムよ」言う 母親。
リ リリ
リ~ン”

「出るわ」
と言うメア リー。
” リリリ
リ~ン”

「早くしなさい」
言う 母親。
レコードを取り出し、割り捨る
メアリー。
” リリリ
リ~ン”

額に手をやり伏せ、悲しむ
メアリー。
 自分の思いを素直に受け取ってくれない悲しさと、素直になれ ない でいるジョージにじれったいおもいで。


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード

”リリリリ~ン”
「メアリー 何してるの
言 う母親
促され、受話器を取り、
「はい」と不機嫌に言うメアリー。
玄関ドアが ノックされ開く音がしてメアリー。
ジョージ が 入って来て、受話器を手にしている
メアリー に向かって、
「帽子を忘れた」言い、居間に向かう


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

表情を変え受話器の向こうのサム に、
「あら  サム  元気にしてる?と甘ったるい声で言いながら、ジョージがいているかを確認しているメリー。
 女心が見事に表れている。
メアリーを見るジョージ
 気になってい るの だ。
受話器の向こうから、
「君の声が聞けて うれしいよ
言う サム(フランク・アルバートソン)

メアリーの方を見ているジョージ。
「あなたって 本当に優しいのね
と言うメアリー。
帽子を手にしてメアリーを見ているジョージ


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

ジョージを止めよう と、
「ジョー ジ・ ベイリーが きているのと話題を振り向け るメ アリー。
「あの 野暮な?」と言うサム
「そ う 野暮なジョージよ」
出口に向 かうジョージを見ながら言うメ アリー。
「彼を出して」と 言うサム
待ってね」
と言い、
「ジョージと外に向かって言うメ アリー。


『素晴らしき哉、 人生!』ドナ・ リー ドら

階段で話を聞 いていた母親が降りてきて、
「呼ぶことないのよ
言 う
「でも サムが」
と 母親に向かって言い、
「ジョー…」と 再び呼ぼうとするメアリー。
その目の前にジョー ジが来る。


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワートら

「サムが 話し たいって」と言い、受話器を ジョージに渡すメアリー。
それを見ていた母親が怒って、階段を上がっていく
母親を見ているメ アリーとジョージ。
受話器に向 かって、
「やあ サム
言 うジョージ。
ニュー ヨークのオフィスで毛皮を羽 織った女性の手を握りながら、
「よう 久しぶり」と 言うサム
キスをする女性の手を握りながら、


『素晴らしき 哉、 人生!』フラ ンク・アルバートソンら

「大した旧友だ 俺の恋人を 盗む とは」と言い、キス を返サ ム
「そんな ことしてないよ メアリー に代わる言 うジョージ。
涙を流しながら聞いているメアリー

メア リー に受話器を渡そうとするジョージ。
「待 てよ 君たちに話があるんだ」と 言うサム
ジョー ジに、
「ママが聞いてる」と言うメアリー。
2階の受話器を戻しな がら、
「まさか」言 い、受話器を置く母親。
ジョージに、
「近づいて聞いて」と体を寄せるメアリー。
受話器に耳を寄せるジョー ジ。


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

サムに、
「話していいわ」と言うメ アリー。
「でっかい儲け話がある」と言うサム
ジョージを見るメア リー。

「ジョージ 言ってたろ 大 豆か らプ ラスチックを 作る話を 何かで読んだと 大豆だったよな?」
と言うサム
ジョージを見る
メアリー。
「そう 大豆だ」と答えるジョージ。
「親 父が その工場を造る」と 言うサム
ジョージを見るメアリー。
「なぜロチェスターに?」
言 うジョージ。
「他 に  いい場所が?」と 言うサム
「例えば  この町はどうだ?」
言 うジョージ。
ジョージ を見るメアリー。
「閉 鎖された機械工場がある 安く買え るしー 元従業員 を労働力に使える」
言うジョージ。
「親 父に話してみる」と 言うサム
ジョー ジを見るメア リー。
メアリーを見るジョージ。
「名 案だな さて本題に入ろう メアリーも よく聞いて 金はあるか?」と 言うサム
「金か? 少しなら」
言 うジョージ。
「有り金をはた いて  うちの株を買え」と 言うサム
ジョージを見るメ ア リー。

「ジョージの仕事もある 住宅 貸付 組合とは 縁を切れよ
と笑い、
「画期的な事業だし 重役にする」と 言うサム
ジョージを見るメアリー。
メアリーを見るジョー ジ。

「メ アリー」言 うサム


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

「聞いて る わ」と言うメ アリー。
「彼に言ってくれ 一生に一 度の 機会だと」
と言うサム


『素晴らしき 哉、 人生!』
ドナ・リード、ジェームズ・スチュワート

ジョージに、
「一 生に 一度 の機会だって」と言うメアリー。


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

メアリー を強く抱き寄せ、
「聞くんだ プラスチックも重役も 知るか 結婚にだって興味はない」揺 すぶりながら言う
ジョージ。


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

泣きなが ら、ジョージを見るメ アリー。
 ジョー ジの 悔しさ が分かるから。


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワート

「僕には夢がある でも君 を…
メ アリーを抱き締めるジョージ。



『素晴らし き 哉、人生!』
ドナ・リード、ジェームズ・スチュワート

「メアリー」
強く抱き締めキスをす るジョージ。
「ジョージ ジョージ ジョー ジ
泣き なが らジョージ の名前を連 呼するメアリー
愛撫する 二人を階段で見ていた母親が部 屋に引き上げる、
 強 く惹かれている二人に割って 入ることができないが 分かったから。

 
『素晴らしき哉、人生!』
ドナ・リー ド、ジェームズ・スチュワート

二人は結ばれる。


『素晴らしき 哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェーム ズ・ス チュワート


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・ス チュワート


『素晴らしき哉、 人生!』ド ナ・リード、ジェームズ・スチュワートら
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~車中 の二人~

友達アー ニー(フ ランク・フェイレン)のタ クシーに乗って新婚旅行に向かう ジョージとメアリー。


『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・ リー ド、ジェームズ・スチュワート、フランク・フェイレン

「すっ かり 二人だけの世界だな」と、にこやかに言うアーニー
「誰かが 運転してるぞ」と惚 けて言うジョー ジ。
シャンパン取り出し、
「バー トからのお祝いだ ”幸せ に”ってと言い、ジョージに渡 す アーニー。
受け取りながら、
「すごい   シャンパンだと、 は しゃぐジョー ジ。
喜ぶ
メアリー。
そ れで 新婚旅行はどこへ?」と言うアーニー
「どこへ?  見ろ  この金を言 い、アーニーに札束を見せ、
「数 えてメアリーに渡すジョー ジ。
札束 を見て、
「マ フィアの女房ね」と言 い、喜びながらアーニーに見せるメアリー。


『素 晴らしき哉、人生!』
ドナ・リード、 ジェーム ズ・ス チュ ワート、フ ランク・フェイレン

「2週間 仕事を 忘れ  ニュー ヨークとバミューダへ 一流ホテ ルに泊まり 豪華な食事を楽し む
最高の音 楽に美人の妻
言 い、メアリーとキスをするジョー ジ。
「い いね それから?」と楽しそうに調子付け る アーニー。
「それから?」言うジョー ジ。
「成り行 き任 せ」と、 はしゃぐメアリー。
「よ し それでいこう」とは しゃ ぎながら、 メ アリーを抱き締めるジョー ジ。

アーニーが車を停 め る。


『素 晴らしき哉、人生!』ド ナ・リード、
ジェームズ・スチュ ワー ト、フ ランク・フェイレン

「銀 行の様子が変だぞ 牛の群れ が 走ってるみたいだ
と言うアーニー。
車のリヤガラ スか ら、銀行へ走って向かっている人々を見るジョージとメアリー


『素晴らしき哉、 人 生!』
ジェーム ズ・ス チュワー ト、ドナ・リー ド


『素晴らしき哉、 人 生!』

不安な面持ちで ジョージを見るメアリー。


『素晴らしき哉、 人 生!』ジェー ムズ・スチュワート、ドナ・リード

「アーニー 貯金を引き出せ」
言 いながら、銀行へ向かう町の
車から降りようとする ジョージ。

「降りないで」と言うメアリー。
車 から降り、銀 行へ向かう人々を見るジョー ジ。



『素晴らしき哉、 人 生!』ジェー ムズ・ス チュワート、フラン ク・フェイレン、ドナ・リード

「行きましょう」と言うメアリーに、
「すぐ戻る」言い、会社へ走ってい くジョージ。
不安な 面持ちでジョージを見ているメアリー。


『素 晴らしき哉、人生!』ド ナ・リード

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