素晴らしき哉、人生!
   
    ジェー ムズ・スチュワート、ドナ・リード
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[(8000 ドル2)[苛 立ち1)]Part6へ[苛 立ち2)(八 つ当たり1)]Part7 へ[
(八 つ当たり2)-()]Part8 へ[(自 殺)(ク ラレンス1)]Part9へ[(ク ラレンス2)(化想の世界1)]Part10へ[仮想の世 界2)
(仮想の世界3)]
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(1946)(米)(ア メリカ映画ベスト100 勇気と感動ベスト1位)(私 の好きな映画・名作と思う映画3位)-It's a Wonderful Life-
Part4
~ポッ ター~

ジョージ を会社に呼ぶポッ ター。
そこに あった葉巻を手にし、極端に低 い椅子に驚きながら座り、警戒 心を抱きな がら話を聞くジョージ。

 傲 慢なポッター像を椅子の高さで 見せているところが面白い。


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモアジェー ムズ・スチュワートら

ジョージ が目障りなポッターは、
「年は27~28歳で 結婚してい る 週給40ドルかな?と話を切 り出す
「45だ」言うジョージ。
「45ね  母親と自 分たちの 生活費を引いたら 10 ドルの貯蓄が やっとだろ
しかし子 供ができたら それも難しい」
言うポッ ター
「…」
聞いているジョージ。
「それでも これが 平凡な28歳の青年なら」言うポッ ター
「十分だ」言うジョージ。
「だが ジョージ・ベイリーは 平凡で なく 知性があ り 頭の切れる野心家だ
しかも住 宅貸付組合を 憎んでる 私同 様にな」
言うポッ ター
「…」
聞いているジョージ。
「幼い頃 から 広い世界に 出たかっ た若者にはー その能力もあっ た しかし  町を出る友人たち を 見送るしかなかった 人生を浪 費させる仕事に 縛られていた からだ」言うポッ ター
「…」
聞いているジョージ。
「私 の読みは 当たっているかな?」言うポッ ター
本題は?」言うジョージ。
「君を雇 いたいのだよ」言うポッ ター。
「雇う?」と驚いて言うジョージ。
「私の資 産の管理を 頼みたい 最初は  年俸2万ドルからでどうだ言うポッ ター

驚い て、 葉巻を落と慌てて払い灰を 落とすジョージ。


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワート
「年 俸2万ドル?」言うジョージ。
「大邸宅 に住み 妻には きれいな 服を買ってやれる
ニュー ヨークは もちろん ヨーロッパへの出張 も 
不 満かね
?」
言うポッ ター
「僕が?」言い、
周りを見渡し、
「人違いでは? 僕はジョージ・ベイリーです」と 指差して言うジョージ。
「そ うとも とうとう 船出の時が来たんだ」
言い
” ウィンク”し、


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワートら

「乗船の 機会を 逃すことはない」言うポッ ター。
思い掛けない 提案 に戸惑うジョージ。
にこやか にして反応を待ってい るポッター
 仕掛けた罠に掛かる の を。
考え込 み、
「た まげたな」言い、
頭に手を持っていき、
「住 宅貸付組合は?」
言うジョージ。
「君は成 功するのが 怖いのか? 3年契約で  年俸2万ドルを約束する
返事が欲 しい」
とテーブルを 指先 手突きながら言うポッ ター
「このチャンスに 飛びつくべきだろうがー 1日だけ  考える時間を下さい」言うジョージ。
「もちろ んだ 奥さんと相談するとい い」言うポッ ター
「そうします」言うジョージ。
「書類を 作っておくよ」言うポッ ター
「はい」と答える
ジョージ。


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワートら

「いい返 事を」言うポッ ター
 
” しめしめ”と 言う表情をするポッター。
手を 差し出し、
「どうぞよろしく」と握手するジョージ。

握手 した 自分の手を見て、顔を顰め、


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワート

慌てて手を服で拭うジョー ジ。


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワート

ジョージ の仕草に顔を顰めるポッター
「ちょっと待ってくれ」言うジョー ジ。



『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモアら
顔を顰め るポッター
  失敗したかと思っている表情だ。

「考 える時間も 相談も必要ない 申し 出は断る」声を荒げ るジョー ジ。
 自分自身に向かって吠 えている。
 ”何して んだ”と自分に 苛立つジョー ジ。

 誘惑に乗ってしまったこ とを 情けないと嘆いている。


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワートら

「世界は 自分を中心に 回ってると思っ てるのか」言い、
「大間違 いだ」
 ポッ ターに向かって吠えている


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワートら

「広 い宇宙では あんたなど ちっぽけ なクモだよと体を乗り出し声 を荒 げて言うジョージ
全ての事に苛立って部屋を出るジョー ジ。


~不 満~
 
自宅に 帰ったジョージ は”大邸宅に住み 妻には きれ いな 服を 買ってやれる
ニューヨークはもちろん ヨーロッパへの 出 張も”
と言われ たことや
”将来 やりたいこが 山ほどあ るん だ 僕は この 小さな町を 出て 世界を見て 回るぞ
飛行場や100階建ての  高層 ビルを造りー 長い橋を架ける”
と言ったことなど を頭の中で 駆け巡らせ ながら



『素 晴らしき哉、人生!』

部屋に飾られ ているあの絵を見ている。
”君の望 みは? 月が欲し い? じゃあ  投げ縄で 月を捕え る”

肩を落と し、俯いているジョー ジ。



『素 晴らしき哉、人生!』ジェー ムズ・スチュワート

♪バファロー娘 出ておいでよ
と歌う声がする。
振り向くジョー ジ。
ベッドに 横になっていたメ アリーが、
♪今夜 出ておいで そして踊 ろう

と歌う。

メア リー の傍に来てキスをして、
「メアリー・ハッチ なぜ僕なんかと 結婚した?」と 聞ジョージ。
「ずっと独身は嫌だも の」と答えるメア リー。
「相 手は いくらでもいたはずだ」俯いて言 うジョー ジ。
「だけど あなたに似た 赤ちゃ んが 欲しいのよ」と腕を掴みながら言うメア リー。
 ”気づいて頂 戴”と いうサインだ。
「新婚旅行にも 行けなかったし…」俯きなが ら言 い、
「今 何て?」
とメ アリーを見聞き返すジョージ。
「赤ちゃん」と言うメアリー。



『素 晴らしき哉、人生!』
ジェー ムズ・スチュワートドナ・リード
驚くジョージ。
「おめでた?」言うジョージ。
「コウノトリを捕まえたわね」と言 うメアリー。
「おなかに 男の子か女の子がいる の?」言うジョージ。

頷くメア リー。


『素 晴らしき哉、人生!』
ジェー ムズ・スチュワート

” 結局 ジョージが町を出るこ とはなかった”
”なんと”
” メアリーは男の子を産んだ 次 に女の子を 彼女は古い屋 敷を ”家庭”へと変えていき  ジョー ジは毎日 遅くまで働い た”
階段の手 すりのコブが外れるのに苛立つ ジョージ。


『素 晴らしき哉、人生!』
ジェー ムズ・スチュワート

” ポッターのせいだ”
”徴兵事 務所



『素 晴らしき哉、人生!』

” 戦争が始まり ショージとメア リーの母は 赤十字に参加 4 児の母メアリーも 慰問協会の 活動を
サムは飛 行機の キャノピーで大儲け 
ポッ ターは徴兵委員長に


『素 晴らしき哉、人生!』ライオネ ル・バ リモア

” 合格 合格 合格”
  ポッターらしい。全て合格にし て戦場に送 る。金儲けの為。
” 叔父のビリーは  戦債を売り  バー トは名誉の負傷で 銀星章を授 かった アーニーは フランス で戦い
マー ティーは レマゲン鉄橋で奮闘  
ハ リーの活躍は めざましかった  海 軍航空 隊で 敵機 15機を撃墜
兵士を乗 せた輸送船への 体当たりを防 いだ”

”ジョージは?”

”彼はー 
耳の障害 で兵役は免除 だが町で戦って いた”
” やめないか 今は戦時下だぞ”
” 空襲の監視”
 ふ てくされているジョージ。やり がいのない役割に。


『素 晴らしき哉、人生!』
ジェー ムズ・スチュワート

”新聞 鉄くず ゴムを 集めて回った ヨー ロッパ戦勝記念日に 皆と共に祈り 対日戦勝記念日に 再び皆と共 に祈った”
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ク リスマスイブ
 
”ジョセフ 今 日の 出来事を”
”はい”
”クリスマスの前日 地上時間の午前10時”


新聞の束を脇に挟み、
アーニー  見てくれ」と記事を アーニーに見せるジョージ。
”ハ リー・ベイリー 大統領が 名誉勲章を授与”
「また雪 か」
と惚けてるアー ニー
何だよ 大見出しを読め
と記事を 指差すジョージ。
「か らかっただけさ」と笑いながら言うアーニー
ガウワー が駆け 寄って一緒に新聞を見る
「ハ リー中だ」
と 言い、
ガウワーさん 見てくだ さいと 嬉しそうに記事を指摘して言うジョー ジ。
1部ずつ 持っていって」言うジョー ジ。

8000 ドル-1

祝賀会に向け て”おかえ りハリー・ベイリー”の横断幕を飾 りつ けている作 業員に向 かって、
「名前のスペルを 間違えるな」
と言い、 手を振る叔父。
作業員も 陽気 に手を振っている。
陽気に銀 行に向かう叔父


会社に金融検査官 カーターが来ている。

銀行で”12 月24日”振りみ用紙に 記入し札束を確認している叔 父。
指に物忘 れ防止のヒモが結ばれている。


『素 晴らしき哉、人生!』トー マス・ミッチェル

”8000 ドル”と記入している 叔父。
そこにポッターが入って来る。
振り返っ てポッターを見る叔父。


『素 晴らしき哉、人生!』ライオネル・バリモア、トー マ ス・ミッチェルら

「ポッターさん 今日のニュースは?」と言いながら陽気 にポッターに近寄り、
ポッター の膝の上の新聞を取り上げ、
「なんと ハリーが名誉勲章を」
と読み上 げる叔父。
そして、
「気に食わんでしょうが さすがベ イリー家の男だ」と自慢す る叔父
「ジョー ジはどう思うかね言うポッ ター
「そりゃ 嫉妬はするでしょうが 出 征すれば 勲章2つは取れる男 だ
と言う叔 父
耳が悪い言うポッ ター
「彼が町に残ってくれてよかった ドイ ツや日本だけが敵ではない
と言う叔 父
叔父から 荒っぽく取り返ポッター



『素 晴らしき哉、人生!』ライオネル・バリモア、トー マ ス・ミッチェルら

怒って去 るポッター
鼻を明か して意気揚々と用紙を持って窓 口にいく叔父.
振り込む 時になって、先 程まで持っていたお金がない。
慌てる叔 父。



『素 晴らしき哉、人生!』トー マス・ミッチェルら

ベイリー め」言いなが ら、新聞広げるポッ ター


『素 晴らしき哉、人生!』ラ イオネル・バリモア

札束が出てき て驚き、
ドアに連 れていけ 早くしろ言うポッ ター



『素 晴らしき哉、人生!』トー マス・ミッチェルら

お金を探している叔父



『素 晴らしき哉、人生!』ライオネル・バリ モア

ドアを少 し開け、叔父の様子を見ているポッ ター


『素 晴らしき哉、人生!』ライオネル・バリモアら

状況を把 握し、対応を考 えているポッ ター


『素 晴らしき哉、人生!』トー マス・ミッチェルら

振り込む べきお金を無くし、慌てて会社 に戻っている叔 父

叔 父 がお金をなく したことを知らないジョージ は金融検査官 カーターに、
「すぐに 帳簿を出しますよ」言ってい る
そこに、暗い表情のバ イオレットが来る。

「バ イ オレット
と声掛け るジョー ジ。


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・ス チュワート、グ ロリア・グレアム

「話 があるの言うバイ オレット
いいとも 中に入って」言い、
帰って来た叔父目 にして、
「叔 父さん ハリーから電話だ言うジョー ジ。
長距離電 話だから急いで」言う女従 業員
叔 父に向 かって、
ハリーだと言 い、受話器を渡す従業 員ユースタス。
モタモタしている 叔父 に、
甥っ子よ 分かるでしょ?言う女従 業員
「やあハリー こっちは順調だよ
と言い、
受話器をユースタ スに戻し、
「思い出せ 8000ドルは ど こにあるんだ」独り言を言 い、部屋を探す叔父
驚いて叔 父を見るユースタスと女従業 員。

「こ れを言い、バ イオレットに推薦状を 渡すジョージ。
「推 薦状 ありがとう言うバイ オレット
「他の町で出 直す なら 推薦状がないとね言い、ポ ケットからお金を取り出し、バ イオレットにお金を渡そうとす るジョー ジ。
「やめ て言うバイ オレット
「先立つものが要る言い渡すジョー ジ。
「で も…言うバイ オレット
毛皮や帽子を質に入れる?」言うジョー ジ。
微笑むバイオ レット

ニューヨークへの旅 費 食費に家賃も要る 貸してお くよ うちの商売さ いい職が きっと見つかる言うジョー ジ。
ジョージを見つめて、
「あなたって最高言い、 ジョージに抱きつき頬にキスを するバイオレット


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・ス チュワートグ ロリア・グレアム

部屋を出 ながら、
「頑張って」言うジョー ジ。
ええ そ うね」言うバイ オレット
「連絡をくれ言うジョージ
女従業員 と従業員ユー スタスが二人を見て驚く。


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・ス チュワートグ ロリア・グレアム

ジョージ の頬に付いた口紅を拭いているバイオ レット
照れ くさそうに、
メリークリスマス」言うジョー ジ。
メリーク リスマス」言い帰る バイオレット。
  ちょっといい気になっ ているジョージ。

二人を見 ていた金融検査官カーターが、 呆れたような表情で、
「ベ イリーさん呼ぶ
”ハイハイ分かりましたよ”言う風 に、
「すぐに行き ます言い、
従業員に、
叔父さんは?」
言うジョージ
中にいる わ言う女従 業員
ド アを開けるジョー ジ。


『素晴らしき哉、人生!』トー マス・ミッチェルジェーム ズ・ス チュワート
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