素晴らしき哉、人生!
 
 ジェームズ・スチュワート

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[(苛 立ち2] (八つ当たり1)]
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(1946)(米)(アメリカ映画ベスト100 勇気と感動ベスト1位)(私 の好きな映画・名作と思う映画3位)-It's a Wonderful Life-
Part7
八 つ当たり2

「何だと? やる気か こっちは いつだって相手に…言おうと して、
電話を切 られていることに気づ き、腹を立てながら受話器を戻ジョー ジ。
ジョージに、
”ハレル ヤ”は?」聞く息子ピー ト。
苛立ちを 抑えられないジョージは、
「スペルは辞書を引け トミーやめろ  ジョニー 同じ曲ばかり弾く な」と子供たちに当 り散らし、
「やめてくれ」声を 張り上げてしまう
 疲労困 憊のジョージは愛する家族に当り散ら す。
驚いて ジョージを見ている子供たちとメ アリー。
苛立つ感 情を抑えることが出来ずに頭を 抱え込むジョージ



『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート、ド ナ・リードら

目の前にあるクリスマスの飾りを蹴飛ば すジョージ


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート、ド ナ・リードら

驚いて ジョージを見る子供たちとメ アリー。

『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・ リード ら

クリスマ スの飾りを投げつ けたりして、 感情を爆発させるジョージ。



『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート

ジョージ を見ているメアリー とトミー。


『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・ リード ら


『素 晴らしき哉、人生!』ド ナ・リードら

感情を爆発させて しまったジョージが肩を落と し、メアリー と子供たちの方に向き返る


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート

ジョージを見ている子 供たちとメ アリー。

『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・リード ら
メアリーと子供たちを見 て、
『素 晴らしき哉、人生!』ジェー ムズ・スチュワート
「すまないジェニー ごめんよ どなるつ もりは…」謝り、
「練習を 続けて言うジョー ジ。
泣き出し そうにしてジョージ を見ているジェニー。
「ピートにも謝る 悪かった 何のスペ ルだ?」
言うジョー ジ。
「もうい いよ」
と言い、 唇を噛む息子ピー ト。
沈痛な空 気が流れてい る



『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート


『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・リード ら

静まり 返った空気に耐えられないで、
「どうしたジェ ニー 早く続けろ」と声を上 げ急き立てるジョー ジ。
パパ…」と言 いながら泣き出す娘ジェ ニー。


『素 晴らしき哉、人生!』

子供にあ たらないでと言い、


『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・リード ら

ジェニーとトミーを抱き寄せる
メア リー。
悲しそう に、
「メアリー」言うジョー ジ。

 いつも 自分に寄り添っていたメアリー から突き放された思いだったか ら


『素 晴らしき哉、人生!』ジェームズ・スチュワート

悲しそう に出て行く ジョージ。
ジョージに何が あったのかと、急いで叔父に電 話をするメア リー。
子供たち も心配して電話をし ているメアリーの傍に来 る。
パパに何 か?」
聞く息子ピー ト。
「そう よ」
と答えるメア リー。
「お 祈りする」
と言う ジェニー。



『素 晴らしき哉、人生!』ドナ・リード ら

優しく、
お願いねと言うメア リー。
ジェニー とピートが急いで準備する。
僕も?」
とメ アリーに聞く息子ト ミー。
「そうし て」
とトミー に言い、
「ビリー 叔父さん?」電話先の 叔父に話し掛け ているメア リー。

~屈辱~

ジョージ は、一番足を運びたく ないところに来て、
「困っています 力を貸してください
事故で会 計に不足が 検査官が 来ていて 今すぐ8000ドル 必要だ
ポッター言う
事情を 知っていながら白を切り、 ジョージを陥れるチャンスだと 思っているポッターは、
それで記 者から連絡が」脅す
「記者?」
と驚いて声を上げ るジョー ジ。
電話が あって 君と話したがっていた  地方検事 局の男も 君を捜していたな
言うポッ ター。
身を乗り 出して、
「助けてください 家 族が苦 しむことになる 高利でも払う し 会社もあなたに譲る言うジョー ジ。
帳簿に何 か 矛盾があるのでは?」
言うポッ ター
「違いま す 8000ドルを置き忘れた んです」と必死に言うジョー ジ。
追い詰められてい るジョージを見て、
8000 ドルを置き忘れた?」言い、不 敵な笑みを 浮かべるポッ ター。
「はい」辛そうに言うジョー ジ。


『素 晴らしき哉、人生!』ライオネル・バリモア、ジェー ムズ・スチュワート ら

警察に は?」
言うポッ ター
「公にしたくない 明日ハリーが戻る」
言うジョー ジ。
なるほど な 本当は何 をした 会社の金で投機で も?
言うポッ ター
「まさか」
言うジョー ジ。
「じゃあ 女か? バイオ レットに 金をやったそうだな
言うポッ ター
驚いて仰け反るジョー ジ。
「どっ ちでもいいがね サムに借 金すればいいだろう
言うポッ ター
今は欧州に」言うジョー ジ。
他の友人 は?」
言うポッ ター
「こんな額を都合できるのは あなただけだ」
言うジョー ジ。
急に持ち 上げられてもな 担保 は何だ 株券を持ってるか?
言うポッ ター。
を横に振 り、
「いいえ」言うジョー ジ。
債や不動 産は?
言うポッ ター
「1万5000ドルの 生命保険があります」
言い、保 険証書を見せて言うジョー ジ。
い戻し額 は?
言うポッ ター。
「500ドル」
言うジョー ジ。
「500 ドル? それで 8000ドル貸せと? いいか かって君 は町を出て 世界を征服すると 豪語し 私が心 貧しき老人だと ほざきおった  では今の君の姿は どうだ 惨めにはいつく ばり 私に助けを求めてる 担保を取 ろうにもー あるのは  払い戻し金  500ドルの生命保険 だけ 死んだ方 が価値が出る」
言うポッ ター
手に持っ ている証書を見るジョー ジ。
「君の愛 する貧乏人たちに 借金を頼ん だらどうだ? 追い払れ るのが おちだ な
私がどう するか言おう 州の検査 官がいるうちに 住宅貸付組 合の株主として 君の逮捕を要 求する」
言い、
受話器
を 取りなが ら、
「会 社からの横領 不 正会計 背任行為でな電話を掛 けるポッター。
あの極端 に低 い椅子に座り続けていたジョージ は、蔑まされ、脅され、払い出 され るようにしてポッターの家を出ようとする。
そのジョー ジを叩きのめすかのように、
「どこへ行く? 小さな町に 隠れる場所などないぞい、
ビルか? ポッターだ」電話先に 話掛けている。



疲れ 果て て車を停 めていると ころに 戻るジョー ジ。
ドアが開 かないボロ車に苛立ちながら、 開いているフロントドアガラス のところから入るジョー ジ。

酒場で憔悴しているジョー ジ が、上着の内ポケットに入れている保険証書を手にしては、良からぬ考えに首を振り、証書を戻している。
そし て、
「神よ」神に救い を乞うジョー ジ。



『素 晴らしき哉、人生!』ジェー ムズ・スチュワート

「神よ お わす父よ 信心深くはありませ んが 私の声をお聞きください
私はどう すれば… 万策 が尽きました 道をお示しくだ さい
と涙を浮 かべて指示を乞うジョー ジ。



『素 晴らしき哉、人生!』ジェー ムズ・スチュワート

ジョージ の様子を見ていたバー テンダーのニック(シェ ルドン・レナード)が心配して声を掛け る。
マルティーニ(ビ ル・エドマンズ)も 心配して寄って来て、
「深酒だね った方が いい
ベイリー さん クリスマスイ ブだ
と言う。
カウンターで酒を飲ん でいたウェルチ 先生の夫がベイリーの名前を耳 にして、
ベイ リー? どいつだ」ク に聞く。
こちらで す」
と ジョージを示して答えるニック。
カウン ターから立ち上がるとジョー ジの顔に強烈な パンチを食らわせるウェルチ の夫。
客たちの悲鳴 と共に床に倒れ込むジョー ジ。



『素 晴らしき哉、人生!』ジェー ムズ・スチュワート ら

「女 房 にずいぶん言ったな 自分の子 供がばかなのを 人のせいにし やがって」
と 怒りを爆発させて言 うウェルチの夫。
ジョー ジに 駆け寄っていたニックとマルティーニが、
「帰っ てく れ」と ウェルチ夫を店から締め出す。
「大 丈夫 か?」
と心配し ながらジョージの両脇を二人で抱えて起こしてや る。
唇から血 を流しな がら、
「祈った結果がこれか」言い、妬 けになるジョー ジ。

 ツキに見 放され続けたジョージは、神 までパンチを浴びせるのかとの 思いから。



『素 晴らしき哉、人生!』シェ ルド ン・ レ ナードジェームズ・ス チュ ワートビ ル・エドマンズ
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